5/21 火 便秘で半日入院 浣腸処置  2,9kg
うんこちゃんが3週間近く出ないので獣医さんに行った。お昼に預けて、夕方5時にお迎え。浣腸と爪きり。迎えに行ったら、大人しく先生に抱かれて出てきた。声も出ないくらいショックだったのか?

浣腸したので、腸の感染症を防ぐ抗生物質と何かの入った薬を3日分もらう。口にたらして飲ませる下剤ももらう。

家に帰ってきてからはすごい元気で、ごはんをばくばく食べる。お腹すっきりのおかげ?

5/25 土 食欲が落ちてきた
今日はご飯をあんまり食べていない。食欲不振。お水は飲むし、おしっこもちゃんとする。うんこちゃんはこの前、浣腸してから出ていない。後は普段通り元気。

5/26 日 また便秘
うんこちゃんがまだ出ない。病院でもらってきた下剤を2〜3滴口にたらす。スポイトの先が口の中なので、何滴入ったかはっきり分からない。だいたい6時間くらいで効いて来るそうだが、いつになっても何の変化もない。元気だが、ご飯はあんまり、というかほとんど食べない。ベランダで日向ぼっこ。

5/28 火 浣腸以来のうんこちゃん
浣腸から1週間。うんこちゃんはそれっきり出ていない。食欲がないのは気になるけど、今日また下剤を飲ませた。朝飲ませて、夜トイレに親指の第一間接から先くらいのうんこちゃんを3個発見。少しだるそうかな?

5/29 水 元気も食欲もない
朝起きていっちゃんのトイレを見たら、コールタールみたいなうんこちゃんが出てた。量は多くない。私の親指の爪より一回り大きいくらい。

相変わらず食欲なし。気になる。いちの好きな焼きかつおを買ってくる。お店に一個しか残ってなかった。半分出してあげたら、はぐはぐたべる。とてもうれしい。かりかりも、かつおぶしも、煮干も食べなかったのに。猫缶も、次々開けたが全然食べてくれないので、捨て続けていた。

今夜から、いっしょに寝てくれなくなった。いつも、冬はベッドで私といっしょに寝て、夏は押入れの靴下で寝ているので、サマータイムになったのかな。ちょっと違うか。1日中ソファの上でうとうとしてる。夜はベッドで寝て、朝起きるとソファか天気がよければベランダの玉座で日向ぼっこ。3時くらいになったら、ベッドの上の西の窓側で寝て、夜は私たちといっしょにソファ。というのがここしばらくいっちゃんの一日の行動パターンだったけど、今日はずっとソファの上。

5/30 木 食欲なし
昨日半分残しておいたカツオシリーズの残りを食べる。でも、それ以外は何も食べない。お水はよく飲む。

5/31 金 食欲なし
今日も何も食べない。朝、家を出るとき、撫でながら話しかけたんだけど、なんかだるそう。すごい心配になってくる。病院に行ったほうがいいと思う。今日早く帰れたら連れて行こうと思っていたが、帰れなかった。

夜9時、大急ぎで帰宅。いっちゃんは、朝と変わらない様子。ソファにじっと寝ている。今日、出先で焼きかつおを6袋見つけたので全部買った。1袋の半分をお皿に入れてソファのいちのところまで持っていく。3分の2くらいはぐはぐ食べた。いつもならいっぺんに1袋食べちゃうのに。早く元気になって。

6/1 土 入院 2,5kg 慢性腎不全発覚
私は朝から仕事。午前中に仕事先から病院に電話。いっちゃんのここ1週間の状態を説明する。連れて行ったほうがいいということなので、くりくりに午後4時になったらすぐいちを病院へ連れていってくれるように頼む。この前、ちょっとかわいかったから、と軽い気持ちで買った猫用バッグがさっそく役に立ってしまう。

午後6時くりくりに電話。いっちゃんは、慢性腎不全という病気というか状態らしい。くりくりの説明ではよく分からないので、直接病院に電話した。今すぐ静脈点滴したほうがいいがどうしますか、と聞かれた。その場合は3日間入院することになるそうだ。いっちゃんの血液を調べたら、いろいろな数値がかなり異常で、このままだと危険な状態になってしまうのだそうだ。どうしますかって、そりゃ、点滴してください!検査はまだ完全には終わってなくて、7時くらいになるそうだ。先生から「何時頃来れますか」と聞かれたが、私は行けそうにないので、くりくりに行ってもらう。

7時過ぎまた病院へ電話。病状などを軽く説明してくれたが、なぜかよく覚えていない。明日、面会に行けるそうだ。よろしくお願いします、と電話を切った。その後くりくりにも電話。ちょっとだけ泣いた。大泣きにならないうちに、急いで電話を切った。早く帰りたかったが、いちは今病院にいるわけだし、私が家に帰ってもしょうがない、できることは何もないと思い、なんとか仕事した。

夜11時帰宅。検査の結果の紙を見せてもらう。肝臓の数値もおかしいが、それは腎不全の2次的な影響らしい。背骨も一箇所、ちょっととがっているところがあるそうだ。胸部は問題なし。とにかく明日、会いに行く。

泣きながらネットでいろいろ検索。お風呂に入りながら号泣。くりくりも少し泣いてた。まだ分からないのにね。元気になるかもしれないし。でも慢性腎不全は、完治することはないらしい。悪化を防ぐのみ。

6/2 日 入院2日目
朝、病院でいっちゃんに会う。診察室で面会させてくれた。蛍光ピンクの包帯で点滴してる。連れて来られたとき、あわんあわん言っていたが、撫でてやったらすぐに鳴きやんだ。私のそばでお座りして、おとなしく撫でさせてくれる。たまに撫でている手をぺろぺろなめてくれる。先生がもう一度説明してくれる。とにかくまる3日間点滴して、数値を見て、それから治療法とかいろいろは決めていきましょう、ということ。もしかしたらこれから毎日病院通いになるかもしれない。こんな細い脚に毎日点滴してたら、すぐにぼろぼろになってしまいそう。液の漏れとかも気になる。点滴する脚は毎日変えてなるべく負担がかからないようにして、液漏れも一日3回くらいはチェックしているそうだ。背骨のとがっているところは、まだ痛いほどではないらしい。ここ1週間くらいずっとぐったりしていたけど、それも痛いはなくて、だるくて寝ていたとのこと。痛くなかったのが、せめてもの救い。痛いのは辛い。なるべく痛いとか辛いは、なしにしてやりたい。食欲はあるみたいだけど、2〜3口食べるのが精一杯らしい。後が続かないと言ってた。強制的に食べさせることも必要になってくるという。説明が終わった後、よかったらもう少しどうぞと言ってくれて、先生は出て行った。部屋にはいちと2人だけになった。
 
抱っこした。おとなしく抱かれている。少しだけ元気になったようにも見える。入院はいやだろうけど、点滴で少しでも身体が楽になって欲しいと私が思っているので、そう見えるのかも。しばらく抱っこして話しかけてて、きりがないのでもう行こうと思い、降ろそうとするとあわんあわん鳴かれるので、また抱っこする。しばらく話しかける。降ろそうとするとまた鳴かれる。それを何回か繰り返してからやっと先生を呼んだ。奥に連れて行かれるとき、やっぱりあわんあわん鳴いていた。

帰宅後しばらく何をする気も起きなくて、ただソファに座ってた。いつもならすぐ隣にいちがいて、ぐいぐい押してきたりするのに。なんとか立ち上がってまたネットで情報集め。腎不全の症状が出てから一月もしないで亡くなる子もいれば、2年くらい大丈夫な子もいるそうだ。狂ったように検索しているうちに、ちょっと錯乱。
 ここ2年くらいはずっとデジカメでばかり撮っていたけど、昔の写真が見たくなってアルバムを見た。昔はころころに太ってて、お尻も巨大だったなあ。いっちゃんと私でベッドに寝ている写真があった。いちは、ころんと私のすぐそばで。夏で、2人ともふとんをちゃんとかけていない。だらしない格好だ。かわいいよ。
赤ちゃんの頃の写真がない。その頃私はお金がなくて、カメラを持っていなかった。まだ写ルンですもなかったし。残念。

いちは病院にいて、明日ちゃんと帰ってくるって知ってても、やたらとさみしい。玄関を開けたときが辛い。いつも玄関を開けると、お迎えにきてたり、ベッドやソファの上からなーなー鳴いてたり。たまに熟睡中で何の反応もないと、真っ先に「いち」って声かけて確認したり。だから昨日も今日も、病院にいるから家にはいないって知ってるのに、つい玄関を開けるといちを探してしまう。家の中のどこを見ても、いちがいるような気がする。

6/3 月 退院 2,8kg
6時になるのをじりじりして待って、お迎えに行ったら、いっちゃん元気!血液検査の結果も良好。数値はまだちょっと正常の範囲には入ってなかったけど、驚くほどBUNもクレアチニンも下がってる。うれしくてにこにこしながら先生の話を聞いた。いっちゃんが入院してからというもの、いろいろ怖い想像をたくさんしてしまっていた後だったので、ほんとうにうれしくてほっとした。

帰ってくるなり部屋の点検、ご飯食べて猫草食べて、何やら一生懸命お話&グルーミング。

これからご飯は処方食のみ。この病院では3種類扱っていて、そのうちの一種類はぜんぜん食べなかったらしい。2つ目はk/dというもので、これのかりかりは食べないけど、缶詰めは食べたとのこと。3つ目は武田のkfwという缶詰。これはまだためしていないらしい。いっちゃんが食べたというk/dの缶詰とまだ試してないやつを買っていく。あとコバルジンという小さい真っ黒の砂粒みたいな薬を毎食ご飯に混ぜて食べさせる。有害な物質を腸で吸収して排出してくれる薬だそうだ。

家に帰ってきてからも、ちゃんと処方食を食べてくれる(k/d)。心配していたことだったので、食べてくれるのがうれしい。鳴き声にも元気が出ている。でもなぜか、今までの「あ〜ん」という赤ちゃん声から濁点付きの「あ“〜ん」になっている。病院で昨日の夕方あたりから元気になってきて、”いやなことはいや“とはっきり主張するようになったらしいので、いろいろ”いや”と主張しまくった(わめきまくった)せいか?毛並みもぼさぼさだったのがつやがでてるし、肉球のピンクも濃くなっている。今まで貧血だったのね・・。気付かなくてごめんね。
 
いっちゃんのいない2泊3日はとても長かった。いつまでも元気でいっしょにいて欲しい。でもこれからいっちゃんは定期的に病院通いをしなくちゃならない。一生。確実に。あたしゃー働くよ、お金は大丈夫だからね。だから元気でいるのだ、王様。

6/4 火  順調な感じ
今日はくりくりが家にいるので、いっちゃんの心配はないが、やっぱり早く家に帰りたい。なのに帰宅1:30am。いっちゃん元気。処方食も一日の規定量(0,8缶)食べたし、薬も飲んだ。うれしい。おしっこはたぶん2回してある。トイレの砂の濡れ具合から推測。このまま何事もなく永遠に、私が死ぬまでいっしょにいれたらいい。それができるなら、旅行なんてもう行けなくていい。

6/5 水 うんこちゃん
朝起きたら、りっぱな1本ぐそがいっちゃんのトイレにあった。私が眠っていた3時間足らずの間にしたらしい。すごい久しぶりにりっぱなうんこちゃんをみた。うれしい。

でもご飯はあんまり食べてない。夕べあげたのが朝ほとんど手つかずで残ってた。kfwは嫌いらしいのでk/dに変えてみたけどやっぱり食べない。私が冷蔵庫を開けるたびにギャーギャー言いながら付いてくるので、食欲はあるんだと思う。1種類の処方食だけじゃあきちゃうんだよね。当たり前だけど。

夏だし、あんまり長い間ご飯を置き放しにはできない。でもご飯にはコバルジンが入ってるから、残りを片付けちゃうと決まった量の薬が飲めない。困って先生に電話したら、砂粒コバルジンををペースト状にできるのがあるらしい。それならご飯に混ぜなくても薬を独立してあげられる。仕事が早く終わったら取りに行こうと思っていたが、間に合わなかった。まあ、明日は仕事が休みなのでなんとか薬を飲ませよう。
 
帰ったとき、やっぱりご飯はほとんど減っていなかった。全然食べないので心配になって、先生からはダメって言われているけど、かつおぶしを混ぜてやった。それでもたべない。夜中に私の指にご飯を乗せて無理やりいちの口に入れてみる。最初ほんの一口足らずは入ったが、その後はもうがんとして口を開けてくれない。くりくりが「抱いててやるから口に入れて」と言って抱っこしてくれたが、口に入れようとすると、そのいやがりかたは半端じゃなく、まるで小さい人間の赤ちゃんのようにくりくりの胸、というかお腹に顔をうずめて必死にご飯から逃げようとする。あまりのいやがりぶりにかわいそうになってしまい、断念。今日一日でご飯も薬も3分の1口に入ったかどうか。

考えてみれば、いやなものを無理やり口に突っ込まれるのなんて、拷問だ。今日の撮影のモデルさんは栄養士さんで、老人専門の病院で働いていたとのこと。きびしく食事制限をされている人ほど、隠れて食べちゃいけない物を食べるらしい。みんな隠れ食いはやっているとのこと。見つかって怒られると、「好きなものも食べられないでただ長生きしたってしょうがない」と怒り返してくる人と、「すみません。もうしません」と謝って、また何事もなかったかのように隠れ食いをする人と、大体2種類に分かれるらしい。どっちにしても食べるのね。でもそうだよなあ。あぁ、いっちゃんの意見を聞きたい。

おしっこ順調。

6/6 木 処方食食べない・・ので、焼きかつおあげちゃった
朝、やっぱりご飯減ってない。もう、処方食じゃなくてもいい。何か食べさせなくちゃ。急いでペットショップに行く。処方食の成分をメモしていって、なるべく似た様な成分の缶詰やかりかりを何種類か買ってくる。病院は今日は休診日なのでペーストにするやつは入手できない。帰って缶詰2つ開けてみたが食べない。処方食になる前食べていたモンプチのかりかりを目の前に差し出してみる。食べない。もう、最後の手段で、焼きかつお。食べた。よかった。処方食じゃないけど何も食べないよりはいい・・・と思う。

午後はベッドの上でごろごろと日向ぼっこ。暑くないのか?でも、このベッド日向ぼっこも久しぶりの光景。今はトイレとご飯以外はずっとソファ。たまに部屋うろうろはするけど。
 
夕方、一般食猫缶3分の2、処方食3分の1+焼きかつお少々という混ぜご飯をつくった。置いたときには食べてくれなかったが、買い物から帰ってきたらきれいになくなってた。もう少しで薬もみんな飲んだことになる。よかった。もう一度またいろいろ混ざったご飯を置く。すぐには食べないが、時間が経ってから少しずつゆっくりと食べてくれた。完食はできなかったが。

食品成分表を買ってきた。いっちゃんにあげられそうなものを研究する。夜、母から電話。(人の)腎臓にはマッシュルームがいい、と教えてくれた。ありがとう。試してみるよ。なんだってやる。いっちゃんがひどく嫌がらない限りは。

うんちなし。おしっこ順調。

相変わらずの夜鳴き。私がベッドに入ったときと、外が明るくなってきてから。特に朝方のはしつこくて、粘り強くいつまでも鳴いている。私かくりくりが起きていって撫でると鳴きやむけど、ベッドに戻ってくるとまた鳴き出す。ずっとその繰り返し。あんなに鳴いていたんじゃ体力を消耗してしまうのじゃないかと思い心配。いちもくりくりも私もみんな眠れない。

6/7  金  そばにいないと鳴く
朝、病院に行って、砂の薬コバルジンに混ぜるペーストを作るモノ(メディプラス)をもらってきた。帰ってさっそくペーストを作り、コバルジンを混ぜて口に入れてみる。それほどはいやがらない。

昼から仕事、終わって帰ってきたのが朝の4時過ぎ。いっちゃんの体調が悪くなって、早く帰りたくてしょうがないっていう状況になってから、なぜか撮影のたびに遅くなる。家に着いた時にはもう外は明るくて、いっちゃんはいい子でおとなしくソファでねんねしてた。

私がソファに座ってた間は、私にくっついていい子して寝てたのに、私がベッドに入ったとたん「あおーん、あおーん」が始まった。すぐに起きてソファのいちの隣に行く。鳴き止む。もうあきらめて、毛布を持ってきてソファで仮眠をとることにした。そばにいればいっちゃんは鳴かない。

今までずっと、いっちゃんを無理やり私の都合に合わせてきた。旅行に行くとき預けられたり、普段だって私の外出とかいちのご飯とか、すべて私の都合で、いちはただそれに従うしかなかった。不満を言っても、私にはほとんど伝わらなかった。だから今度は、少しはいっちゃんの都合に合わせて、私が生活しようと思う。それでも仕事には行かなくちゃならないし、いっちゃん語がよく分からないし、完全に満足させてやるのは不可能だけど、少しでもいいようにしてやりたい。

いつもそばにいたいけど、そうすると仕事に行けなくて、いちの病院代がない。仕事に行くと治療を受けさせることはできるけど、そばにいる時間が減る。むずかしいね〜。いっちゃんの望みは?

6/8 土 日帰り入院・静脈点滴 2,7kg
ほとんど眠れないまま8時20分に起きた。私が起きるといちは落ち着いて静かになる。

朝9時に静脈点滴のためいっちゃんを病院に連れて行く。いちは病院バッグに入るのをとても嫌がる。バッグを肩からさげて自転車で行ったんだけど、「おわぁーん、おわぁーん」とずっと鳴きっぱなし。元気なのはいいことだけど(入院の日、くりくりが連れて行ったときには、ぐったりしていて何の抵抗もしなかったそうだ)、いやなことを無理強いしていると思いすまなく思う。

夕方6時半にお迎え。診察室で針をはずされているとき、「フー!シャー!フギャー!」と、ものすごく怒っていた。あんなに怒っているいっちゃんの声を聞いたのは初めて。私は診察室の中に入れなかったので、ドアに張り付いてガラス窓越しに「いち〜、いっちゃ〜ん」と呼びかけていた。先生も大変だ。目の前のネコはフーフーだし、飼い主はドアにぴったり張り付いてるし。

帰ってきてからのいちは元気で、ご飯をばくばく食べる。病院で処方食を強制給餌されてきたので、これでもう家では金輪際処方食は食べてくれないだろう。もう処方食にこだわるのはやめた。なるべく蛋白質の少ない猫缶やかりかりを選んで、いちが好きなもの、食べてくれるものを食べさせていこうと思う。

夜鳴きの事を先生に聞いた。よく覚えてないけど、たぶん今年の3月くらいから、朝方や私がベッドにはいった後とかに鳴くようになった。前は私がベッドに行くとすぐについてきたのに、(私がいつまでも寝ないで夜更かしいていると、「もう寝よう」とベッドに誘われることもよくあった。)、あわんあわん鳴いてばかりでなかなかベッドに来ない。結局は来て私の枕元で寝るんだけど、朝方になるとまたベッドを出て部屋をうろうろしながら、あわんあわん鳴くようになった。

先生の話だと、身体がいつもと違う感じで不安で怖くなって鳴くんでしょう、ということ。ということは、もうけっこう前からいっちゃんは身体の不調を感じていたんだね。それを分からなくて「うるさい!」って怒ったりしてた。「山に連れてくぞ」って脅したりとか。ごめんね・・・。10日くらい前から、いっちゃんは私といっしょにベッドで寝てくれなくなった。毎年冬はいっしょにベッドで寝るけど、夏はなぜか押入れの靴下で一人で寝ていたので「あぁ、いっちゃん的にはもう夏なのね」としか思わなかったよ。確かに最近急に暑くなったが。いっちゃんが入院する2日くらい前に、あわんあわん鳴いてるいちを、くりくりが私の枕元連れてきたことがあった。いちはすぐベッドを降りてソファに戻ってしまった。だるくてしょうがなかったときに無理やりベッドに連れていってたんだ。ごめんね。いやだったんだろうな。

少しでもいちが安心して眠れるように、今夜から私はソファの足元に布団をひいて寝ることにした。そうしてみたら、いちは鳴かなかった。よかった。

6/9 日 元気そう
昨夜寝るときには鳴かなかったけど、朝方明るくなってきたらやっぱり“あお〜んあお〜ん”が始まった。起きて撫でてやると鳴きやむ。私が布団にはいるとまた鳴く。あきらめて完全に起きてカーテンを開けたら全然鳴かずにソファで寝てる。まあ、鳴く元気があるだけでもいいことなのかも。入院する3日くらい前は弱々しい声で“あ〜ん”とかいってるだけだったからね。 

昨日点滴から帰ってきてから今朝までにおしっこ4回。ご飯はよく食べる。先週入院して帰ってきてから、食欲も出たし、毛づやもよくなって、元気に見える。このままずっと元気ならいいなぁ。

6/10 月 うんこちゃん&ケー ナルシシズムの目覚め
今日もご飯はまあまあよく食べている。

私が仕事に行っている間に、うんこちゃんがでたらしい。初めトイレで力んでいて、出なくてケーしちゃって、ソファに戻ってきたときお尻からうんこちゃんが顔を出していたので、くりくりが引っ張りだしたそうだ。それでフタが取れたのか、今度は部屋の中をうろうろしたあげく、なぜか鏡のまん前で踏ん張りだして、自分の顔をじっと見つめながら立派なうんこちゃんを見事に出したそうです。普段は鏡に何の興味もないのになぜ・・?突然のナルシシズムの目覚め?

夜寝るときの“あわんあわん”は、私が床で寝るようになってからは全然なし。でも朝遅くまでは寝せてくれない。“あわん攻撃”が始まる。

6/11 火 退院後、初めてのカリカリ
今日は蒸し暑くて、お留守番しているいっちゃんが心配。窓は全開にしてあるけど、この蒸し暑さ。もうすでに毎日30度くらいの夏日。冷房かけっぱなしも身体に悪そうだし、この蒸し暑さもだるくて食欲なくなりそうだし。どっちのがいいのか。今日はくりくりも私も朝から仕事なので、缶詰ご飯は腐るのが心配なので、カリカリを入れておいた。

夜9時頃帰ってきたら、たっぷりめに入れておいたカリカリがほとんどなくなっている。入院以降、初めてかりかり食べた。入院するまで好きでよく食べていたモンプチかりかりも食べようとしなかったのに。うれしいなあ。だって、常に私かくりくりかが家にいられるわけじゃないから、特に夏はカリカリ食べてくれないと困るから。食欲あって本当にいっちゃんはいい子だ。

6/12 水 ケー
朝6時頃にケー。私は寝ていたけど、いちの“けっけっ”という声で飛び起きた。吐くのは尿毒症の症状だとネットで散々見ていたので、どきどきした。内容物は茶色の水状のもの。わりと量がある。消化したご飯?

その前後、いっちゃんの朝の恒例の“べ〜ん、べ〜ん”攻撃で、またもや寝不足のまま仕事へ。夜8時半頃帰宅。くりくりが昼間入れていってくれたかりかりご飯は結構食べた模様。このあと寝るまでに何度か、猫缶やらマグロ団子(マッシュルーム入り)などを食べる。よく食べる。食欲は健在。

今日は私がベッドで寝て、くりくりが床で寝ることにする。私がけっこう真剣に疲れていたのと、くりくりが明日の朝早いため(私はお休み)。くりくりがベッドに入ってもいちは無視なのに、私がベッドに行くと“べ〜ん、べ〜ん”が始まる。今日はなんと私が寝ていたら、いちがドスッとベッドに乗ってきた。すぐに降りていっちゃったけど。すごい疲れていて眠かったのに、うれしくて興奮して目が覚めてしまった。いちは全部で3回ベッドに乗ってきた。いつもすぐ降りちゃって、いっしょには寝てくれないんだけど。それでもうれしい。あぁ、なんてかわいい、いっちゃん!

6/13 木 朝と昼にケー 夕方からよく食べる うんこちゃん
明け方のべ〜んべ〜ん攻撃健在。攻撃はなぜか早朝に集中して行われ、日が高くなってくると大方おさまる。起きて、しばらくソファで一緒に寝てなだめる。ちょっと人間も疲れてきた。

朝7時とお昼にケーした。朝は大量のご飯、昼は透明の液が出た。元気そうだが心配なので先生に電話。今日は休診日なので留守電になっていたが、メッセージを入れておいたらすぐ電話をくれた。今日夕方まで様子を見て、大丈夫そうだったら明日病院に連れて行く、具合が悪そうだったらまた電話するということになった。本来なら病院はあさってでよかったんだけど、一日早くなってしまった。いっちゃんのストレスの事を考えると、なるべく病院に行く回数は減らしたい。でも吐かれたりすると私が神経質になってしまって、心配してしまう。具合の悪そうないちを見るのがイヤだから、早め早めに病院に連れて行ってしまう。これも飼い主側のわがまま、都合か。いっちゃんはできるだけ病院は行きたくないだろう。

昼間はだるそうにずっと寝ていて、ご飯も手のひらに乗せて口元まで持っていって、なんとか食べさせた。夕方から復活。自分からごはんを食べだして、置いてあったご飯はみんな食べた。薬入りのご飯も全部食べてくれた。真鯛のお刺身も2切れたべた。夜になってまた猫缶。お代わりまでした。なんだか食べっぱなしだなあ、いっちゃん。うれしいよ。食欲があれば大丈夫。

寝る前にトイレを点検したら、りっぱなうんこちゃんが2つ。もしかして昨日と今日のケーはこれが原因だったのか?それなら明日病院に行く必要はないんだけど。いろいろ迷ったけど、結局原因ははっきりとは分からないし、やはり明日くりくりに病院に連れて行ってもらうことにした。

今夜は私が布団で寝る。いちは大人しくソファで寝ている。

6/14 金 日帰り入院・静脈点滴  血液検査 2.75kg
明け方のみべんべん攻撃。

朝ごはんの猫缶をソファまで運ぶ。一気に食べてしまい、まだ食べたそうにしているのでお代わり。それは2口くらいしか食べなかったけど、すごい食欲。うれしいうれしい。

今日は私は撮影なので、くりくりに点滴に連れて行ってもらう。気になって家に何度か電話した。大丈夫そうだ。

11pm帰宅。真っ先にいちの様子を見にいく。変わりなさそう。先週私が点滴のお迎えに行ったときと同様、今日もいちは針を抜かれるとき、「シャー!フー!ピギャー!」とすごい威嚇&悲鳴だったらしい。おまけに先生の事を思いっきり引っかいたそうだ。やっぱり痛いんだよ!点滴!普段穏やかないっちゃんがそんなに怒るなんて!どうしよう。そんなに痛いのなんてイヤだよね。あんなに怒ってるいちは見たことないと、くりくりも言っていた。いっちゃんの人生最大のストレス&痛さだね、きっと。もし来週そんなに調子が悪くなさそうだったら、先生と相談してみないと分からないけど、皮下点滴にしてみようかと思う。あの痛みを毎週じゃかわいそうだ。ストレスで参ってしまいそうだし。

吐いたのを抜かせば食欲ありまくりで元気だったので、なんとなくもうよくなったような気がしていたが、やっぱりそんなことはなく、今日の血液検査の数値は退院時よりけっこう悪くなっていた。やっぱりいっちゃんは病気なんだね・・・。でも、大丈夫だよ。おいしいもの、まだたくさん食べられるよ。まだまだいっぱい撫でてあげるよ。っていうか、撫でさせてくださいませ、王様。

そのための第一歩として、ネットでシャンピニオンエキスを注文した。腎不全の症状の軽減って書いてあるんだもん。もう何だって注文しちゃうよ、いっちゃんが元気でおいしいもの食べて、毎日を穏やかに過ごせるのなら。

6/15 土 猫用アガリクス
べんべん攻撃なし。朝“お腹すいた”と起こされたけど。うれしいからいい。

打ち合わせで渋谷に行ったので、東急ハンズで猫用のアガリクスを買ってきた。昨夜ネットでまたもやいろいろ検索していたら、ちょっと専門的な獣医学のページみたいのがあって、腎不全の猫にアガリスクを投与したら5症例中5症例、つまり100パーセントの確率で血液中のクレアチニン度が低減した、という臨床結果が載っていた。そうなんだ、アガリスクなんだ、やっぱり。そういえば母が言ってたマッシュルームもアガリクスもシャンピニオンも、み〜んなきのこ。腎臓にはきのこ?

夜帰ってからさっそくアガリクスをいっちゃんに飲ませる。小さい錠剤だけど、万が一喉につかえると大変なので、それをさらに半分に割って喉に放り込む。これでもういっちゃんは元気だ!信じることが大切。

夜私が玄関の外の物置に用事があって出ていたとき、玄関のドアを開けっ放しにしていたら、いっちゃんがスススーと出てきた。そのままどんどん階段の方まで出て行く。病院に連れていかれたり、薬を飲まされたりしてぐれてしまい、家出したのかと思った。「いっちゃん、19歳になって家出?」と聞いたが、答えてくれないで、よたよた歩いていってしまう。空君ちの玄関の前あたりで立ち止まって、匂いをフンフンかいで、急に“あっ、忘れ物、忘れ物”といった風情でとことこ戻ってきた。いつも大体同じ所まで行って戻ってくる。階段まで行ったのを見たこともあるけど(降りたり上ったりはしなかった、階段を眺めていただけ)、たいていは空君ちの玄関の前あたりでユーターンして戻ってくる。そこには何かいっちゃん的に結界のようなものでもあるんだろうか?

夜も食欲旺盛でコバルジン入りご飯をちゃんとみんな食べる。いいこでおやすみなさい。

6/16 日 シャンペットプロ
べんべん攻撃なし。今朝起きたら、夕べ(たった5時間ほど前)入れておいた猫缶がきれいになくなっていた。いいこだ。

今日も私は撮影。くりくりにいっちゃんを頼んでおいたが、ご飯を間違ってあげていた。いっちゃんの大好きな焼きかつおを単品でたんまり食べさせていた・・。それはね、高タンパクだからコバルジンご飯用に、少しずつあげるものなのだよ。「ばくばく食ってたよ」って、あなた・・・。食べてくれるのはうれしいけど、かつおシリーズばくばく食わせたら、アガリクスだって意味ないじゃん、たぶん・・。いっちゃんの血液中に悪いものがどっと溜まる、なんていう恐ろしい想像をしてしまった。バイキン君のようなものが暴れている、血管内の絵までうかんだ。くりくりはいろいろ協力してくれてるのに、「なんでそれ、あげちゃうの?」と、つい責めるような口調になってしまった。

まあ、夕方用のコバルジンご飯もぺろっと食べたというし、朝私が置いていった猫缶は全部、かりかりはほんの少し残ってただけで後は全部食べてあったというし、食欲があることをよしとしよう。あんまり神経質にならないように。

家に帰れたのは朝方の3時。私が部屋に入っていったら、いちが興奮してぎゃおぎゃお言ってた。今日は夜、いちが「かあちゃんが帰ってこない、なんでだ」と、くりくりにうるさく訴えていたらしい。何語で会話していたんだ?外でタクシーが止まる度に起き上がっていたらしい。かわいいなあ。

おとといネットで注文したシャンピニオンがもう届いていた。もう夜中、というか朝方だったけど、さっそく1包開けて、ちょっとなめてみた。ものすご〜くまずかった。後味も得もいわれずしつこくて、やな感じ。なんちゅうか、本当にマッシュルームを凝縮した味なんだけど、いやらしく濃くってまずい。しかし、とにかくいっちゃんの猫缶ご飯に混ぜてみた。臭いもけっこうするんだけど、猫缶に混ぜちゃえば気にならない。案の定、いちは食べてくれた。がっ!3〜4口食べたら急に変な顔をして、食べるのをやめてしまった。しきりに口をくちゃくちゃさせている。ああ、やっぱりまずいのね。別な猫缶に混ぜてみる。結果は同じ。はじめ3〜4口はぐはぐ食べるんだけど、急に“んっ”って感じで変な顔をして食べるのをやめちゃう。これはダメっぽいですね。1包にけっこうな量が入っていて、(人間用の粉の風邪薬1包よりはるかに多い)しかもこれを一日2包み与えろと箱に書いてある。無理!ほんのちょっと、指の先につけてなめただけでもこんなにまずいのに、一日2包なんて無理だ。シャンペットを猫に飲ませている人がいたら、どうやっているのか知りたいと思い、ネットで検索。何も見つからなかった。就寝朝5時半。

6/17 月 うんこちゃん
夕べも夜鳴きなし。
9時半頃一回、ベランダの前で鳴いていたので網戸を開けてやったら鳴き止んだ。ベランダに出てったわけではないが。

床で寝てた私の枕元に、小さいうんこちゃんがひとつ。私の親指の爪の大きさほど。またちょっと便秘気味みたい。便秘していて力むと吐くので心配。

寝ていた間のご飯チェック。寝る前に3種類のご飯を置いておいた。2つはシャンピニオン入り猫缶。もう1つはかりかり。猫缶は一種類だけきれいになってて、カリカリともうひとつの猫缶は手付かず。カリカリはよく食べてたロイヤルカナンなのに。ここ最近のいちの食欲からしたら、少ない。また食欲が落ちてきたのかとはらはらする。

あたらしい猫缶にコバルジンを混ぜた朝ごはんは残さず食べてくれたけど、食べきってあったシャンピニオン猫缶も、コバルジン猫缶も量は少しだ。ああ、心配だ。

夕方病院に行って、静脈点滴を皮下点滴にしてみようかと思う、という話を先生にした。先生は、“あまりお勧めはしませんが”という感じだった。やはり皮下点滴は静脈点滴に比べて効果が薄いとのこと。しかし、お迎えに行って、針をはずすときのいっちゃんのあの怒りようはただごとではなく、できるならあまりやらせたくない。先生は、あんなに怒れるのも点滴で気分がよくなっているからだ、という。それはわかるんだけど。でもやっぱりストレスにはなっているでしょう、と先生も言ってた。予定では今度の点滴は金曜日なんだけど、病院は木曜日が休みなので金曜日まで待つのは、なんか不安。もし木曜日になんかあったら怖い。それで水曜日に皮下点滴を試してもらうことにした。水曜日に点滴しておけば木曜日に具合が悪くなる確立が低くなるんじゃないかと思ったのだが、先生は水曜日に皮下点滴しても木曜日に容態が急変しない、という約束はできないといってた。治すための治療ではなく、延命治療だから。そうなんだよね・・。でも安心料として、やっぱり点滴は水曜日にしてもらうことにする。もしそれが利かなかったら、金曜日にまた静脈点滴してもらうことにする。あれ?これっていっちゃんのストレスを減らすつもりが、全然減ってないことになる?まあ、皮下点滴で効果がでればいいことだ。あと、いっちゃんの“シャー!フー!”は痛いからってわけではないのだそうだ。なぜだかいっちゃんは、針を入れたり抜いたりするときにずっと手を持たれていると、だんだん怒ってきてしまうそうだ。点滴中は静かにしているらしい。痛そうな悲鳴に聞こえたんだけどなあ。

いっちゃんが食べられそうな猫ご飯をたくさん買ってきた。薬屋で1番小さいカプセルも買った。これにシャンピニオンを入れて飲んでもらう。
帰ってさっそくシャンピニオンをカプセル詰めした。14個、一週間分作ったが、それでも1包の半分くらいしか使っていない。ああ、一日2包なんて、夢のまた夢だわ。一日中いちの口にカプセルを押し込み続けるわけにも行かないし。

6/18 火 うんこちゃん
昨夜も夜鳴きはなし。コバルジンご飯をあげて、私は仕事へ。

夜9時帰宅。すぐにいっちゃんにコバルジンご飯を食べさせる。ソファまで運んで、手に乗せてやると、残さず食べてくれる。

夜中にサプリメントを飲ませる。サプリメントを飲ませた後はすぐに、一口二口でもいいからご飯を食べてもらうようにしている。飲んだふりして吐き出されるのを防止と、喉に引っかかるのを防止するため。私がやると食べてくれるんだけど、くりくりがやると食べない。くりくりはいっちゃんから差別されてるらしい。

お夜食に鯛のお刺身をゆでてやったら「うにゃん」とか言いつつ食べてた。かわいい。

そういえば今日の夜、ワールドカップの韓国・イタリア戦があったんだけど、試合が終わったとたん、いちとくりくりと2人して、同時に台所に立ってご飯を食べだした。「いち、試合なんか見てなかったじゃん」と私が言うと、くりくりが「聞いてたんだよ、寝てるふりして」と言っていた。ちなみに、今日の昼間トルコと日本の試合があって、日本は負けた。くりくりが「あ〜あ、負けちゃったよ」と言ったら、いちは「しょうがないね」と返事したそうだ。仕事を休んで全試合見ているくりくりといっしょに、いちも全試合見ているそうだ。・・・なんかずるくないか、それ?

夜10時ころ、りっぱなうんこちゃん。えらいぞ、いっちゃん!
きょうは食欲なかなかで大変けっこう。

6/19 水 通院・皮下点滴 2,85kg 強制給餌でケー
明け方、べんべん攻撃。8時半に私が起きたとたん、ご飯の前でいちがべんべん。もしかして明け方のべんべんもご飯の催促だったのか?ごめん。起きてやればよかった。あおんあおん鳴いてるいっちゃんに、はいはいと返事をしつつご飯の支度(チン)している間に、いちがケーした。透明の液と猫草。そうしたらさっぱり食欲がなくなってしまったようで、もう支度したご飯は食べてくれなかった。たった2〜3分の差だったのに。お腹が空きすぎて間違えて猫草食べて吐いちゃったの?ごめんね。

全然食べないまま病院へ。初めての皮下輸液。今朝の先生は、少しイライラしてあせってる感じだった。静脈点滴のときはいっちゃんを預けて帰ってきてしまうので、針をさすところは見たことなかったけど、今日は私がいっちゃんを押さえる、というか軽く両手を添えて身体を固定していたので、注射するところを見ていた。最初針をさしたときは液がうまく注射器から押し出されないようで、すぐに抜いて点検をしていた。そしてもう一度さしたら、今度はいちの身体に添えている私の手の上に入れている液が漏れて垂れてきた。先生に言うと「この子はヒフが薄いから」といいつつまた抜いて、3度目でやっとうまくいった。針を刺されるたびにいっちゃんは、ちょっとだけピクッとした。そんなに痛そうじゃなかったけど、ピクッの動きが私の手に伝わるので、気が気じゃなかった。一回で決めてくれよ〜。そんなに何回も刺したら、かわいそうじゃないか!しかし、輸液自体は2〜3分で終わって、すぐに帰ってこれた。

帰ってきてからはご飯も食べないし、水も飲まない。でも元気で動き回って、ベランダに行ったりしてた。お昼まで待ったけど、いっこうにご飯を食べないので、コバルジン入りを無理やり口にいれる。なんとか食べさせたが、胸が痛い。ごめんね、と何度も心で謝りながら、いちの口にご飯を押し込む。

夕方、置いてあった猫缶ご飯を半分くらい食べて、ベッドに4回行った。そのうちの一回は掃除機からの逃走。直接ジャンプしたり、階段を使ったり。最後の4回目には、しばらくベッドで日向ぼっこして過ごしていた。いちの食欲が戻ったみたいなので、特別に焼きかつおをあげてみる。えらい勢いで食べる。少量ずつしかお皿に載せなかったせいもあるが、3回お代わりした。4回目のお皿には、コバルジンご飯を少しかつおに混ぜた。それもちゃんと食べてくれた。

2回目の皮下輸液は一回で針が刺さる。先生も穏やかな感じだった。午前中もそうだったけど、輸液中のいっちゃんは、大人しくていい子にしている。えらいぞ、いっちゃん。

ところが病院から帰ってきたら、なんか元気がない。午前中のほうがまだ動き回っていた感じ。ひたすらソファの上でじっとしている。お水は飲むけど、ご飯は食べない。夜中の12時まで待ったけど、ご飯食べない。コバルジンご飯、まだ一回しか食べてないよ。あと半分残ってる。午前中と同じく、いっちゃんの口に無理やりご飯を入れた。何とかほとんど全部食べさせた。と思っていたら、3分後にソファでケッケッ、と始まって、全部吐いてしまった。それを見たとき、泣きたいほど後悔した。っていうか、泣いた。そうだよなあ。動物がずっとご飯食べないでじっとしてるって、具合悪いに決まってるよなあ。輸液したときいっしょに吐き気止めの注射もしたから、いちが気持ち悪かったなんて思ってなかった。でも、すごく気持ち悪かったんだろうな。そんな気分の悪いときに、無理やり口こじ開けられてご飯押し込まれるなんて、拷問だよね。ひどいことした。本当にごめん。もう、そんなことはしない。食べたくないときは、そっとしとく。ごめんね。気持ち悪いの、代わってやりたいよ。私なら気持ち悪くても、それを口に出して言えるもん。“今、気分悪いから食べられない”ってさ。いっちゃんは言えないし、言ったところで私たちに理解してもらえないし、苦しいの2倍だよね。それを無理やりいやなことされて、苦しさ更にその3乗だ。

なんて暗〜く反省していたら、2時間後の午前2時、起き上がってベランダに行った。戻ってきて水飲んで、カリカリのにおいかいで、ソファに戻った。もしやと思い、猫缶をチンしてソファまで運んでみる。・・・すごい勢いでたべました・・・。最後、お皿にちょっと残ったやつは食べにくいので、手のひらに載せて食べさせる。私の手までべろべろなめるほどの勢い。っていうことは、皮下点滴して7時間経つと急に元気になるのか?朝の点滴でも全く同じだった。10時にして、午後5時くらいから、急に食欲爆発してた。しかし、まだ完全には輸液は吸収されてないようで、わきの下通り越して、前脚がむくんだようにぷにぷにになってる。ういろうのような感じ。身体全体がぷにぷにになってたときは、ふくふくにふとってた頃のいっちゃんみたいで、ちょっとうれしかったけど。

ただいま午前2時半。まだ右の前脚が気持ち悪いようで、くりくりが触ったら怒った。さっきまでは、全身撫で回しても怒んなかったのに。まあ、食欲がでたので一安心。私の幸福は完全にいっちゃんの食欲に左右されている。

6/20 木 赤身のまぐろ
昨夜寝るときまで、いっちゃんがなんとなくむくんでいるようでちょっと心配したけど、大丈夫そうだ。
 
朝からよく食べてくれる。今日は夕飯にみんなでマグロを食べた。人間2人はねぎとろ・とろろ丼。いっちゃんは赤身のお刺身2切れ。いちはその後、夜中にも1切れたべた。人間が食べたねぎとろよりも、いっちゃんのお刺身のほうが高価。鼻に縦じわ入れて食べる。かわいい。お水は相変わらずよく飲む。いいことだけどちょっと悲しい。腎臓が悪い証拠なので。

体調を崩してからいっちゃんは、ソファで食事をすることが多くなった。少しでもたくさん食べてもらいたい一心で、私がソファまでご飯を運ぶから。いちはもともとそうだったんだけど、一辺にたくさんは食べない。少し食べてほっといて、また少し食べてほっといて、を繰り返す。だから、ご飯はいつも出しっぱなしだった。まとめて食べないので、片付けられないから。今は、このうえ食中毒なんて絶対に起こしちゃいけないので、出しっぱなしは避けている。少しずつチンして、ソファに持っていく。はぐはぐ食べて、まだ半分くらい残っているうちに、いちは毛づくろいなんて始めてしまう。1分ほどそのままにしておいて、いっちゃんの鼻先にご飯を持っていく。また食べる。まだ残ってるのに、今度はなぜかソファの上で半回転してあっち向いちゃう。ちょっと経ってから、またご飯をいちの鼻先へ。また食べる。これ繰り返して最後には全部食べきってくれることもあるし、ちょっと残ることもある。半分とか残っていたら、ご飯置き場に2〜3時間は置いておくけど、それ以上経ったら新しいのに取り替えてソファに持っていく。あとほんの一口分残ってて、でももう本当にいらな〜い、みたいなときは手のひらに載せてやると食べてくれることがほとんど。夜寝るときや私が外出するときは、かりかりを置いておく。それも、起きたり帰ってきた時には、たくさん残っていても捨てる。袋から出しておいたものは酸化が怖い。

いっちゃんは今までは本当に丈夫ないいこで、お腹こわしたこともない。風邪くらいはひいたことあったのかな?よく分からない程度に。

今日はケーもなかったし、いい一日でした。

6/21 金 日向ぼっこ
コバルジン入りの朝ごはん完食。しかし、その後はあんまり食欲なさそう。

夕方4時半くらいに、いちをベッドに連れて行く。西の窓からのお日様を浴びて、神々しく輝きながら、うとうと日向ぼっこ。暑すぎるかと思ったけど、もう夕方なので大丈夫そうだ。猫はすごく具合が悪いと寒いところに行きたがるというので、日向ぼっこしてるってことは、体調は悪くないんだろう。穏やかで平和な寝姿。いつまでもこのままならいいなあ、などとうっとりいっちゃんを眺めていたら、新聞の勧誘が来た。話し声で、いっちゃん起きちゃった。でも相変わらずベッドの上でのんびりグルーミング。猫は気分がいいとグルーミングするらしい。どれをとってもいっちゃんに変調は見られない。うれしい。今、ワールドカップのブラジル・イングランド戦がやっている。お向かいのアパートから歓声が聞こえる。私もちょっと見てみたい気になったが、せっかくいっちゃんがすやすや寝てるので、音を出さないことにする。

夕方から食欲旺盛。夜になったら爆発。やっぱり夜行性なのか?時間ごとに(大体2〜3時間おき)細かくご飯を食べさせているので、食欲の変化がよくわかる。昼は“しょうがないなあ、食っとくか”みたいな感じ。夕方は“食うよ”で夜は“食わせろ、ぎゃおす!”と一心不乱。今日もたくさん食べてくれてありがとう。

トイレ洗いをいままでよりマメにやることにした。尿道からばい菌が入ったら大変。

夜、ベランダを探検。

6/22 土 うんこちゃん
食欲、いつもどうり。昼間はあんまり食べない。夕方からよく食べる。夜は食欲爆発。食欲爆発しているときのご飯にk/dを混ぜてみる。よく食べてくれる猫缶とほぼ同量のk/d。猫缶だけ暖めて匂いを強くして、k/dは常温のまま、2つをしつこくまぜまぜしてみた。な〜んだ。何の疑いもなくぺろっと食べちゃったよ。

今日、ネットで注文してた“玄米食たま”が届いた。担当の人からの丁寧なお手紙入りだった。ありがとう。

今夜はビデオでハリー・ポッターを見た。始まる直前にご飯あげて、映画の終わる2時間半後にまたあげようと思っていた。いつも夜は2時間おきなので、ちょっと遅いかなと思ったけど、それくらいなら大丈夫だろうと思ってた。そしたら、映画がちょうど終わってエンドロールが始まったとたん、ご飯場の前で「めしくれー」と鳴かれた。終わったの分かるの?それまで待ってたの?寝ていたと思ったのに。不思議。どこまで分かってるんだろう?

 夜、立派なうんこちゃん&ベランダ探検。

6/23 日 左目から涙
もうずっと夜鳴きはなし。ということは、いちはよく寝ているんだろう。私もよく眠れる。

コバルジン朝ごはん完食。

くりくりが掃除機をかけている間、私といちはベッドで抱き合って待ってた。そうしてると、いっちゃんは掃除機も全然怖がらない。

前は、私がずっと机でパソコンをいじっていると、ソファから机に飛び乗り、いきなりディスプレイの後ろから現れて、よくびっくりさせられていた。何日か前、やっぱりディスプレイの後ろからいきなりいっちゃんがでてきて、なんだかうれしかった。その次の日くらいに、今度は掃除機をかけていたら、やっぱりソファから机の上に飛び乗って避難してた。前は当たり前の日常の光景だったのに、久しぶりに見た気がして、うれしいのと悲しいのと半分ずつ。

いっちゃんのお水用のお茶碗を買った。すごくお水を飲むので、どのくらい飲んだのかおおよその量を知りたいと思ったから。ずっとお茶碗を捜していたんだけど、なかなかいいのがなかった。大きさ、形、柄と3拍子揃ったのがない。内側に線とか何か目印になる模様があれば、そこまでお水を入れておいて、どのくらい飲んだかがわかるのに。明るい色で楽しいデザインのがいいな。今日買ったお茶碗は楽しいというよりは落ち着いたデザイン。色はなかなか上品。外側は猫のシルエットみたいのがちょこんとついてて、内側には肉球の足跡。その1番上の肉球までお水を入れることにする。

夕方のサプリメント、くりくりが飲ませてくれたがずいぶん抵抗されて、シャンピニオンのカプセル1つだめにしたそうだ。いっちゃんの“やだっ!”の技も日々向上。お互いの“飲め!”“やだっ!”テクニックを磨きあう毎日。

夜、ソファにいるいっちゃんが、目をうるうるさせてた。涙ぐんでるよ、なんで?目を閉じたときに、左目からほんの少しだけ涙がこぼれてた。本当に少しだけだけど、あんまり見ない光景なので(全くというわけじゃない)、ちょっとどきどき。

いっちゃんはいつもソファの同じ場所にいる。ここ10年近く“おれの場所”と主張し続けてきたソファの右端。そこにはショール(というかひざ掛け、というかチビ毛布)が敷いてある。抱き上げてソファの違うところに降ろすと、大慌てでいつもの場所に戻る。そのソファの端というロケーションが好きなのか、それともショールが気に入ってるのか。実験しよう。ショールをソファの真ん中にひいてみる。さて、いつもの場所に戻るのか、ショールの上に行くのか。結果は・・・あんまりいっちゃんが困っているようだったので、途中で止めました。いつもの場所とショールの上を行ったり来たりして困り切ってるいっちゃんは面白かったけどね。いちはショールを2枚持ってて、一枚は濃い青系、もう一枚はオレンジ系。いっちゃんはオレンジのほうがお気に入り。いつもの場所に青系を敷いておくとだまってそこに座ってるけど、ソファの真ん中あたりにオレンジを放り出しておいたら、その上にちょこんと座っていたことがある。

夜中、シャンピニオンのカプセル詰め。

6/24 月 夕方から食欲旺盛
今朝もいつもと変わらず。コバルジン朝ごはん完食。掃除機の間、ベッドの上でいい子してる。おびえた様子なし。

夕べ寝る前に、猫缶ご飯に玄米食を4割くらい混ぜて置いておいた。今朝、半分以上減ってた。いっしょに置いておいたカリカリも半分近く食べてあった。

夕方、私だけ病院へ行ってあさっての点滴について相談。この前皮下点滴した後、7時間もご飯食べないし一回吐いたので、体質的に合わないのかもと思ったから。でも、そんなことはないそうだ。皮下点滴が体質に合わないという子はいないということなので、あさっても皮下点滴にする。しかしあの元気のないいっちゃんをまた見なくてはならないのかと思うと心が重い。静脈点滴と皮下点滴とどっちがいちにとって負担が軽いのだろうか?先生が「あんまり神経質になっているようだったらもう少し間を空けてもいいかもしれませんね」と言ったとき、私は、私が神経質になっていると言われたと思った。家に帰ってから気が付いた。いっちゃんの事を言ってたんだよね。先週の点滴の後、吐いたと言ったから。でも、私の勘違いは結局正しかったと思う。神経質になっているのは、いっちゃんじゃなくて、私なんだろう。点滴の間を空けてまた尿毒症の症状が出るのが怖いので、予定通りあさってしてもらうつもり。

いっちゃんは3日ほど前から、南アルプスの天然水を飲んでる。日田天領水というのが良さそうなのだが、テレビで紹介されたとかで、新規の注文を受け付けていない。いろんなお店で、いろんな良さそうなお水を買ってみたけど、成分的には“南アルプス”が1番条件に合っていた。ナトリウム、マグネシウム、カルシウムが少なくて、カリウムが多い。

夕方、夜と食欲旺盛。いつもありがとう。

6/25 火 うんこちゃん
今日、ネットで日田天領水が買えるお店を見つけたので、さっそく注文。ついでに、パイウォーターを活性水素水に変えるというスティックとお水も注文。いっちゃんの身体にいい物なら、なんだって買ってやるぞ〜。ま、もっとも、今回頼んだのはお水だからそんなに高くない。人間も飲めるしね。私まで病気になったら、いっちゃんの病院代だって払えなくなるんだから。人も王様も元気じゃなくちゃね。

掃除機中、いっちゃん、ベッド待機。そのまま3時間ほどベッドでくつろぐ。今日も雨でお日様にはあたれなかったんだけどね。
食欲いつも通り。夕方、ころころ小石のうんこちゃん4個。また便秘ひどくならなきゃいいけど。

今日も暇さえあれば、ネットで“闘病記”(もちろん猫の)などを延々と見てしまう。もう止めよう止めようと思っているのになあ。なんかなぁ、何事にも身が入らないっていうか、頭の中が常に“いっちゃん”なのよ。

昼のサプリは楽勝。夜は抵抗が激しく、難航。でも飲ます。ごめんな、いち。

夕飯をつくっていたら、フライパンに火が入ってファイヤー!になってしまった。私がキャーキャー言ってたら、いっちゃんがシュワッと机に飛び乗って“なんだなんだ、どしたどした、だいじょぶだいじょぶ!?”と、心配してくれた。久々の機敏ないっちゃんだった。かなりうれしかった。しかし大丈夫そうだと判断したとたん、くるりと背を向けてソファに戻っていった。そういえばいっちゃんには別名で“冷たい旦那さん”というのもあった。ベッドでいっしょに寝てるんだけど、必ず私に背を向けて寝るから。

いっちゃんが病気になってから、私の体重は減り続けている。私の減った分の体重がいちにいってくれるんだったら全然かまわないんだけど、そうでもない。いっちゃんの体重、増えてることは増えてるんだけど、私の減った体重ほどじゃない(当たり前ですが)。体重もそうなんだけどさあ、寿命もあげられたらいいのにね。私の残っている寿命のぴったり半分をいちにあげたい。そうしたら、いっしょにあっちに行けるのになあ。猫じゃなくて妖怪になってしまいそうですが、おいていかれるよりはずっとずっといい。

6/26 水 通院・皮下輸液 3kg
朝早く起きて、病院に行く前にコバルジンご飯。連れて行く直前だと、道中気持ち悪くなってしまうといけないので。

今日は雨なので、歩いて病院へ。道々いっちゃんは鳴きっぱなし。ずっと「いっちゃん、いっちゃーん」と声をかけながら行く。待合室には誰もいなかったので、点滴の準備を待つ間、いちをバッグから出して、ひざに抱っこしてた。いちは鳴きやんではいたけれど、私の“わきの下”に顔を突っ込んで、“いや、嫌い、やめて”をアピール。

診察室ではまたまた“あお―ん、あお―ん”と鳴き出す。先週は全然鳴かなくて大人しかったんだけど。輸液中、いっちゃんにいろいろ話しかける。

体重また増えていて3kg。えらいぞ、いっちゃん。奇跡の猫だ!

点滴後、お金を払う間、いっちゃんはバッグに入ったままちょっと暴れる。といっても、もぞもぞごそごそしていただけだけど。危ないので、先週は椅子の上に置いておいたバッグを床に下ろしておく。先週は全然動かずに大人しかったのに。元気になった証拠?

ついでに、かかとのハゲのことも聞いた。夕べ発見したんだけど、いっちゃんの両かかとがはげて皮膚が見えてきてしまってる。もともと毛の薄いとこではあったんだけど、とうとうつるつるに近くなってる。これは思った通り、“床ずれハゲ”でした。

帰ってきたら興奮状態で、部屋の中をうろうろ。掃除機出したら、ひょいとベッドに飛び乗って平気な顔。ベッドにいれば怖くないのね。ちょっとした帰宅後の興奮も15分くらいで収まり、後はソファのいつもの場所。

11時過ぎ、ご飯をあげたら食べた。前回は点滴後、7時間だめだったのに。すごいよ、いっちゃん。さすがだ。

今日はカツオのお刺身を買ってきた。これでサプリメントを練りこんだ肉団子を作って、猫缶ご飯に混ぜて食べてもらおう作戦。毎日2回、無理やりいちの口をこじ開けて、サプリメントを飲ませるのを、できればやめにしたいんだよね。いちにとってはストレスだよ。

カツオは生は恐いので、茹でてすり身にして(小さいすり鉢も買ってきた)、アガリクスの錠剤3粒と、シャンピニオンの粉末を適量混ぜて練る。それをぐちゃぐちゃにならないように、猫缶ご飯に散らばせて出来上がり。かつお肉団子、自分で味見してみたらゲロまずだった。なので、おそるおそる出来上がった猫缶ご飯をあげてみると、くんかくんかと匂いをかいだあと、はぐはぐと食べだした!が、サプリ入り肉団子に舌が触るや否や食べるの止めてしまって、不愉快だ!って顔してる。やっぱりね・・・。まずいもんね、これ・・・。なんといってもあの気持ちの悪いシャンピニオンの後味。ごめん、悪かった。こんなまずいもん食わせようとしてごめんよぅと謝りつつ、新しいご飯を出す。食べた。

昼間、ちょっと仮眠しようかなあとベッドに行ったら、なんてこと、いちがにゃーにゃー言いながらベッドについてきた!今日は気温が17度くらいしかないらしい。寒いのよ。4月中旬の気温だって。いちのサマータイムは今日はお休みらしい。久しぶりにいっちゃんといっしょにベッドで寝る。いちも布団かけて寝る。ああ、幸せだなあ。幸せ幸せ幸せ幸せ幸せえええぇぇ!!!!ビバ!4月中旬!

あまりに幸せすぎて、もう、ベッドから出たくない。このまま夕方の点滴ぶっちぎっちゃおうかなあ。いちといつまでもこうしていたいなあと私は思っていたんだけど、いちはそうじゃなかったみたい。6時になったら、いっちゃん起床。ベッドからさっさと出て行く。まるで“さあ、病院の時間だよ”っていう感じ。病院嫌いなくせに。な〜んだ、つまんない、と私も起床。そして病院へ。

まだ雨は止んでいなかったけど、自転車より歩いていくほうが振動がありそうだったので(朝連れて行くとき思った)、土砂降りでもないし自転車で行った。今回はいっちゃんは全然鳴かない。待合室でも診察室でもおとなしい。今朝のはなんだったんだ?もっとも、待合室ではしっかり“わきの下”だったけど。そんな姿もかわいいよー。

朝の診察で先生にお話しするの忘れていたけど、いっちゃんはここ5日くらい、トイレの回数が多い気がする。前は1日2〜3回だったのが、今は6〜8回も行ってる気がする(今日から回数、記録しとこう)。先生が「尿は取れませんよねえ」と言った。私は強く、「取れると思います!」と即答。根拠は、ない。痛がってる様子がないのなら膀胱炎じゃないと思うけど、心配なら尿検査しますか?と聞かれたので、もちろん返事は「はい」。尿採集用の容器をもらって帰る。

夕方の点滴の後も食欲衰えず。今日は寒いので、ソファで寝ているいっちゃんにショールをかける。昨日は“いら〜ん”と拒否されたが、今日は大人しくかけて寝ている。やっぱり寒いんだね。肩までショールかけて寝ているいっちゃんは、そりゃもう愛らしい。頭を撫でたら甘ったれてきて、もっともっとと手に頭を押しつけてきた。気持ちよさそうにしている。お腹をなでられるのも大好き。若い時は、しっぽは触るな!って怒ってたけど、最近は無抵抗になった。かわいいなあ。大丈夫だよ、そばにいるよと、思いっきりの猫なで声で話しかける。甘えられるとすぐでれでれになるおバカな家来。

6/27 木 うんこちゃん
睡眠中のご飯があんまり減っていない。朝ごはんはそこそこ食べた。

今日もまた雨で寒い。いっちゃん、朝ごはんを食べた後は爆睡。すっぽり頭ごとショールかぶって、全然動かないで寝っぱなし。呼吸でショールがゆっくり上下しているのを時々確かめる。

夕べは寒かったのに、朝起きたらいっちゃんは、ソファの上で掛け布団ショールも思いっきり身体の下に敷いて寝ていた。やっぱりね・・。よそのお猫様は、自分で上手に毛布にもぐりこんで寝る子もいるらしい(ネットで読んだ)。いっちゃんはできないのか、やらなのか。やっぱり寒かったようで、朝ごはんの後ショールかけてやったら爆睡。

そろそろ次のご飯の用意をしておこうと、台所で“土佐のかつお”の袋を開けたら、爆睡し続けていたいっちゃん、いきなり起き上がり“食うぞ!”と宣言。実際、すげー勢いで食っておられましたです。で、食ったらまた布団かぶって寝る、と。

次に起き上がったら、うんこちゃんでした。トイレしているところを見ていたら、やっぱりすんなりとは出ないようで、けっこうがんばってた。でも前みたいにゲロッパしたり、出なくて困った挙句に部屋を徘徊したりということはなくて、ちゃんとトイレでできました。細いの2つと、中の小が1つと、中が1つ。よかったよかった、えらいぞいっちゃん!

夕飯にイサキのお刺身を、軽く温まる程度にチンしてあげたら、はぐはぐ食べた。

6/28 金 ケー でも元気で食べまくり
食欲いつもどうり。コバルジン朝ご飯完食。おかわりまでした。トイレ掃除のときのおしっこチェック。いつもより量が多かった。

仕事に行く前に、カリカリと猫缶ご飯ちょい大盛りめにしておく。出かける直前に、いちがトイレに行ったので、“チャ〜ンス”とばかりに追いかけていって、しっこしてるいっちゃんのまたの間にタッパをつっこむ。しかしどこからしっこが出ているのかよく分からなくて失敗。いっちゃんから抗議されただけで終わった。

掃除機からの避難でベッドに行き、そこで気持ちよさそうに落ち着いてうとうとしてたので、そのままにして出かける。

仕事を終わらせて、ハンズとロフトでいっちゃんのものいくつか買って(キッチンスケールとか、おさしみ煮る用の小さいフライパンとか、サプリメントとか)、走って帰ってきた。4:45pm。すごい、4時間15分で帰ってきたよ〜。でも疲れたよ〜。お店でも、レジに人が並んでいると、“早くしてよぉ、家で病気の子が待ってんだからぁ。”光線をレジ係りさんに飛ばす。ちょっと効果あったと思う。ハアハアしながらソファのいちの隣に座り、「大急ぎで仕事済ませてきたんだよ。ほら、4時間15分しか経ってない。えらいでしょ?ほめてほめて」と催促してみたが、あんまり喜ばれてるふうでもなかった。出かけるとき入れていったちょい大盛り猫缶ご飯はほとんど食べてあった。最後はご飯がお皿にくっついちゃって、うまく食べられないんだよね。カリカリも食べてあるふうだけど定かではない。そのために今日キッチンスケールを買ってきたのだ。これからはばっちりよ、と思っていたら、まちがえてアナログの秤を買ってしまっていた。なにしろカリカリという微妙な重さのものを計るので、デジタルじゃなきゃ使いづらいのに。そのまま箱に戻した。返品しよう。その後もう一回外出して、新しいデジタルの秤を買ってきた。

短時間にあれだけの猫缶食べてるんじゃ、お腹すいてないかもと思いつつ、サプリの後に一応ご飯あげてみた。・・・食った。サプリ飲ませるのに口開けさせたときには、“カッ”と、息の声で言われた。ここ最近ずっとそう。いやなのね。ごめんよ。分かってるんだけどあ。

その後8時半と10時にまたご飯食べて、11時にも食べた。そしたら、10分後くらいに、ソファのお気に入りショールの上に大量のご飯がケーしてあった。“えっ”ていうくらいの量だった。これって、多過ぎない?ケーする前、お水のみに行って、ベランダのぞいて、テーブルにいる私のところに来て「あわん」と言い、ソファに飛び乗った。そこまでは見ていた。その後一瞬、目を離して、またソファのいっちゃんを見たら大量のケーを発見してしまった。ほんの1〜2分の間にサクッと吐いたようだ。でも別にもう苦しそうでもなんでもなく、しらっとしてる。その後も部屋を歩き回ったり、ゴミ袋フェチしたり、元気そう。・・・ってことは、食いすぎか?あぁ、なんて王様だ。コバルジンご飯出ちゃってるよ。食べないと心配し、食べ過ぎても心配し。振り回してくれるなあ。でも完璧に“食べ過ぎ”という確信はないので、気をつけて見ていることにする。おかげ様で、私の胃も何だか変になってしまい、胃薬を飲んだ。このまえいっちゃんが吐いたときもやっぱり胃が痛くなって薬飲んだっけ。

1時間待って、12pmにご飯あげる。その前にちょっと欲しそうにしていたけど、吐いたばかりで食べたら胃の負担になりそうなので、12時まで待った。おもいっきり完食。元気元気。いよいよ食べすぎ説濃厚。机でpcをいじってると、いきなりディスプレイの後ろからズボッと現れて催促されたので、2amにまたご飯。欠食児童のような食べっぷり・・・。

3am、サプリを飲ませたので、喉にひっかるの防止のためまた少し食べさせる。なんだってこんなにがつがつ食べるようになったんだ?昨日の寝る前ご飯のあたりからだぞ。いっちゃんはずーっと、ご飯にあんまり執着のないこだったのに。こんなふうに、ノラさんみたいに食べたことなんて今までなかったぞ!一体全体何事だあ?しかも2時と3時のご飯は初めてあげたシニア缶だったが、買うときにお店の人から「これは猫ちゃんの評判、悪いみたいなんですよねえ」とクギをさされてたものだったのに。ばくばく食ってしまいやがりました。・・・いや、いいことなんですけどね、はい。うちの王様はグルメなんだと思っていたものでね、ちょっとびっくりしちゃっただけよ。

6/29 土 猫草食ってケー 尿検査

今朝は寝る前に用意しておいたご飯、ほとんど減っていない。夕べあれだけ食欲あったんだから大丈夫だとは思うけど、やっぱり心配してしまう。

朝、目覚ましが鳴る前にいっちゃんが私を起こそうとしばらく鳴いていた。眠くて起きてあげられなかった。ご飯が気に入らないので違うのが欲しかったんだろう。私が起きたときもニャアニャアいってたので、急いで朝ごはんの支度をしてる最中にベランダにスタスタと出ていって、猫草ガンガン食べだした。ああ、吐くんだろうなあ、朝ごはんちょっと遅らせなきゃなあと思っていたら,、案の定、草食べて5分後くらいにケー。大量の草と少し黄色っぽい液が出たので“胃液”と思ってドキドキしたが、よく見るとご飯がちょっと混じっていたので、それの消化されかけたやつだったかも。吐くのはよくないっていうけど、毛玉が溜まって腸が詰まるのもこわいし、どうしよう。先生は「猫草が刺激になって吐くようなら、あげないほうがいいかもしれませんね」て言ってたけど、猫草って吐くために食べるんでしょ?違うの?今朝のこのパターン、なんかいやな感じ。先々週の、初めて皮下点滴に連れて行ったときの朝と同じだ。やだなあ。15分後くらいにまたいちがベランダに出ようとしたので阻止。もう十分今日の分は吐いたろう?開けっぱなしだったベランダも閉める。

猫草の代わりにご飯をあげてみた。お腹空いてるのにご飯がなくて草を食べちゃったのかと思ったから。この前のことからいっても、その可能性ありそうだった。ご飯は食べたし食べても吐かない。でもいつもより少し食べっぷりがよくない。まあ、あんまり神経質になるのはやめましょうと自分にいいきかせる。

いちがトイレに行ったので付いていく。おしっこ採集成功。しかし今は12:07pm。病院の受付時間、7分過ぎてる。まだ先生、いるかもしれないと思って電話してみた。もう出てしまっているので、3時に持ってきてくれとのこと。

夕方から食欲は戻りはじめ、夜にはがうがう食べていた。これって、まあ、いつものパターンよね。

いち、はやく慢性腎不全完治してくれ(君なら奇跡を起こすことだってできるはず)。

6/30 日 うんこちゃん
今日は私は撮影だったので、くりくりがいちを見ててくれた。食欲順調だったそうだ。親指の第一関節から先くらいのうんこちゃん一個。

帰宅後、ナチュラルフードをいろいろネットで注文。ナチュラルバランス・ヤラー・ボッシュ・カッツフラッケンなど。