02月01日(土) うんこちゃん
 うんこちゃん出た。

 ソファの端に寝転んでいたいっちゃんがずこっと下に落ちた。お〜い、大丈夫か〜?

 腰と後脚がへこへこなので、くりくりと二人掛りでしばらくマッサージ。いっちゃんは何の抵抗もせず、されるがままで全然動かない。こんな王様じゃなかったんだけどなあ。ついでに手と足の爪も切った。病気になる前は自分で爪を噛んで引っ張って、古い層を剥がしてきれいに手入れしていたが、だるいせいか全然やらなくなった。爪が肥大して分厚くなってしまっていて、切ると少しぱらっと剥がれる。私が少しずつ剥がしてみたが、いっちゃんが自分でやるみたいにきれいにできない。

 今日は昨日ほど食べない。ちょっと食欲が落ちると心配になってしまう。もうちょっとドンと構えていたほうがいいんだろうけど。

 1回目の注射のとき、私が肩凝りであまりに気持ち悪かったので、くりくりに頼んだ。大変な事を発見してしまった。くりくりは針を裏で刺していた。刺したとき、いっちゃんが痛そうな声を上げたので「ん?」と思ったら、針穴のあるほうを下にして刺していた。それじゃ痛いよ・・。

02月02日(日)  だるそう 
 昨日も今日もだるそう。食事量も落ちている。おとといは元気そうだったのに。体調は毎日変わる。

02月03日(月)  うんこちゃん  眼振
 睡眠中のご飯、昨日よりは食べてあった。

 うんこちゃんも出た。所要時間10分。家来孝行の王様だ。

 ごみ袋フェチはやる気なさそうに、お義理にちょっと舐めました。

 お尻がトイレから出たままの状態で(脚は4本とも中に入ってるけど、お尻が外にはみ出している)用を足すから、2晩続けてソファにおしっこがかかってた。一応ペットシーツをソファに掛けて置いたけど、掛け方が半端でおとといとその前の晩はソファが濡れてしまってた。夕べはばっちり敷いておいたので大丈夫だったが、今日おしっこまみれのソファカバーを取り替えた。その間、いっちゃんには人間用のこたつに入ってていただいたが、特に問題もなさそうに寝ていた。

 この前、癲癇の発作を起こしてから、眼が揺れるようになった。もしかしてもっと前からかもしれないけど、それ以前は気が付かなかった。眼を開けてぼーっとしている時、眼球が時計の振り子のように左右に揺れる。今日も口をくちゃくちゃさせながら眼が揺れていた。気持ち悪いわけでもなさそうだし、なぜ口くちゃくちゃまでつくんだ?まだちょっと早かったけど、ご飯をあげたら、元気に食べた。すぐ終わっちゃったけど。

 眼が見えないので目つきがうつろなのはしかたないとして、眼振は気になる。でも、先生に言うかどうか迷う。当然報告するべきなんだけど、言っても、検査して結局原因はよく分からない、っていうことになりそう。

 もうできるだけ検査はしたくない。少しでも長生きして欲しいけど、こんなに年取って痩せてしまったいっちゃんに、検査検査でストレスや負担をかけたくない。もしまだ若い猫でちゃんと治療すれば治るならやるけど、今いっちゃんに怖い思いをさせて、いろいろ検査でいじくりまわす必要があるのかと思ってしまう。長生きしてもらいたくて検査や治療をして、それがいっちゃんは大嫌いで・・。ベストと思える中間点を探すしかない。

 02月04日(火)  うんこちゃん 
 夕方から、3時間半くらいお留守番。帰ってきたらトイレにおしっこがしてあった。いっちゃんは無事ソファの上に戻っていたが、というより囲ってあるので戻るしかないのだが、こたつの中には入れなかったみたいで前庭に寝ていた。暑かったのか?とも思ったが、帰れなかったようだ。これだから電気代が月に2万円になっても、エアコンを切って出掛けられない。しくしく。でもいっちゃんが寒い思いをするよりはまし。お金で解決できることだから。

 昨日うんこちゃん出したが、どうもで切ってない気がしてお腹を触ったら、案の定けっこうな量があった。昼間30分マッサージしたが出なくて、夜に再挑戦。見事に出ました。所要時間40分。

 今日も眼球の揺れはあったが、昨日より少ない気がする。

02月05日(水)  また血尿 
 睡眠中のご飯、ちょっとしか食べていない。朝ご飯も7gしか食べない。今日は調子が悪そうだ。

 後脚がここ2〜3日いよいよ立たなくなってきたので、夜、いっちゃんの脚をマッサージしていた。主に足先で、お腹には触っていない。しばらくしたら、いっちゃんがトイレに行った。付いて行ってじっと見てたら、おしっこが赤い。えっと思ってよく見たら、いつもと同じ薄い色で特に変わりはないように見えた。大量のおしっこが終わって砂のおしっこ玉を見たら、全体に色がついているのではなくて、ほんの一部が赤かった。茶色じゃなくて赤。血を水で薄めたみたいなきれいな赤。ああ、また血尿だ。がっくり・・しててもしょうがないので、もらっておいた止血剤を飲ませた。

 薬を飲むときは抵抗するが、あとはぐたっと寝ているばっかり。調子悪そうな原因はこれか。昨日はけっこうご飯も食べて元気そうだったのになあ。

 薬を飲ませた後のご飯、12gだけ食べた。食べ始めは勢いがいいが、すぐ”もういらない”される。

02月06日(木)  うんこちゃん 
 昨日に引き続き、今日もあんまり食べてくれない。食いつきはいいんだけど、すぐ終了。

 血尿は、夕べ1回出てからはもう出ていない。見た目では。念のため止血剤は引き続き飲ませておく。

 夕方うんこちゃん。

 止血剤のため内服薬のカプセルが朝晩2個ずつになったので、サプリはお休み。3回目の寝る直前だけ、健康食品のカプセルを1個、ビタミンB、C+シャンピニオン+万田ペットのやつを1個飲ませることにする。

02月07日(金)  通院 2.9kg 37.9℃ 
 今日は私は撮影でいなかった。夜8時には帰宅。私がいない間はあんまり食べていなかったが、帰ってきてすぐのご飯を33g食べてくれた。その後もちょこちょこと食べてくれて、1日のトータル的にはそんなに悪くない量。

 お腹に少しうんこちゃんがあるのを発見。しかし私が眠すぎて出してやれず。ごめん、明日ね。

 夕方くりくりが、いっちゃんを病院へ連れて行ってくれた。先生へのお手紙に、眼振のことや後脚がぐにゃぐにゃな事を書いておいた。くりくりも病院でいろいろ説明してくれたみたいだ。脚については先生からのはっきりした説明はなかったらしい。眼振は、高血圧が原因で脳が圧迫されて、神経症状として眼振が出るのだと思います、とのこと。やっぱり高血圧が問題なので、前使っていたのとは別の心臓の薬を使ってみますかと言われたが、くりくりは「家で相談してきます」と言って保留にしてきたそうだ。
 明日、私が病院へ行って詳しく聞いてこよう。

 とうとう体重が2.9kgになっていた。体温は上がって37.9度。いきなりあがると、熱があるんじゃないかと心配になってしまう。猫としてはそれでも低いくらいなんだけど。ご飯もここ3日ほどは食欲が落ちているが、それでもそこそこは食べていた。なんでいきなり150gも減っちゃったの?

02月08日(土)  血尿 尿検査 うんこちゃん ケー いびきのような呼吸
 朝、薄明るくなってきたころ、いっちゃんの“けっけっ”で飛び起きた。ソファの上で吐きそうになってるいっちゃんをトイレに降ろす。2回“げーっ”とやったが、何も出なかった。胃が空っぽらしい。

 吐いた後、お水を飲まそうと思ってお膳の前に立たせたら、お水ではなくてその隣にあった焼きかつおをがつがつがつっと食べてシェルターに帰っていった。量はそんなに多くなかったけど、吐いた直後だよ・・。大丈夫?そのまま眠ったので、大丈夫そうだ。

 睡眠中のご飯、あんまり食べていない。起きてからのご飯も食べなくて、夜10時、やっと30gという記録が出た。喜んでいたのに、夜中の12時過ぎにはまた血尿。今日のは砂のおしっこ玉全体が薄茶色になっていた。その後の2:30amのも血尿。さっきよりは薄い茶色。

 夕方4時ぴったり、私だけいっちゃんの取れたておしっこを持って病院へ。潜血反応はまだ出ていた。止血剤は、今家にあるものを全部飲ませて(木曜日の朝の分まで)、終わったらもう飲まなくていいとのこと。いっちゃんはもしかしたら、常にこの程度、少しは出血している状態なのかもしれないので、もしそうなら止血剤を飲んでもあんまり変わりはないかもしれなから、なのだそうだ。

 後脚がいよいよぐにゃぐにゃなのは、単に筋肉の衰えなのか、神経系の作用なのかを聞いた。おそらく両方でしょう、との返事。
 昨日くりくりが聞いてきた心臓の薬(血圧を下げる薬)について詳しく聞いた。前の薬は代謝が腎臓と肝臓だったけど、今度の薬は肝臓のみなので、腎臓への影響はないけど、肝臓への負担は大きいかもしれないらしい。いっちゃんは肝臓が悪くなっているので、迷った。どこかが悪いから薬を飲ませて、次に副作用で別のところが悪くなるという矛盾はもういやだと思っていたのだが、サプリに頼るにしても飲ませなきゃいけない量が多すぎて、ストレスになりそうできっちり規定量を飲ませられない。

 眼が揺れるというのは脳に影響が出るほど高血圧が悪くなっているということらしいし、そんな状態なら頭痛もしているだろう。それを静観していられるほどやっぱり私は強くない。どうしてもじたばたしてしまう。結局、新しい薬を試してみることにした。神様、お願いです。ひどい副作用などありませんように。肝臓への影響もありませんように。・・あるだろうなあ。どうするのがベストなのか分からない。

 いっちゃんは腎臓が悪くて、肝臓が悪くて、高血圧で、心臓に雑音もあって(前からだそうだ。知らなかった。)、目が見えなくて、神経症状も出てきてて、という状態。先生の話を聞いているうちに“よく生きているなあ”という感じがしてきて、そう言った。「そんなことないですよ、大丈夫ですよ」という返事を期待してたのに「まあ、そうですねえ」と同意されてしまった。でも、一生懸命ご飯を食べるいっちゃんを見ていると、とても死にそうな猫にはみえない。大丈夫だよ、まだまだ一緒にいような。

 夜、お水を飲んだ後こたつに戻ったいっちゃんの息がおかしかった。ずぴーずぴーと、いびきそっくりな大きい音で息をしていた。10分くらい続いて、頭の位置を変えたら治まった。いびき状態のときはいっちゃんから目が離せなくて、じっと見ていた。呼んでも返事をしないし、音が聞こえていないみたいだった。耳元で音を鳴らしたら反応したので、気のせいだったが、本当に心配した。よく高血圧の人が脳梗塞をおこすといびきをかいて昏睡状態になるらしいから、そんな心配までしてしまった。

 夜の薬を飲ませた後に眼振。こたつに戻って2〜3分程で消えた。いやなことがあると血圧が上がって眼振が起こるのか。

 いっちゃんのカリカリ、マックスキャットをネットで注文したら、ナチュラルチョイスが来た。切り替わってるのは知ってたので、わざわざマックスキャットが残ってるのを確認して注文したのに。

 夜、うんこちゃん。

朝  肝臓の薬、吐き気止め、止血剤
夜  上記+心臓の薬

02月09日(日)  おもらし
 とうとう睡眠中のご飯、全く食べてない。6時間半もあったのに。お水も少ししか減っていない。しかし空腹ゲロをすることもなく、けろっと寝ている。

 朝ご飯を温めた電子レンジの“チン”という音に反応して「おわん」と鳴いた。「食わせろ」と言ってるらしい。勢いよく食べ始めて、“しめしめ、いっぱい食え。でもそんなにお腹空いてるなら、なんで置いておいたなまりを食わないかな」などど思っているうちに、“もういらない”されてしまった。早いよ!14gしか食べていない。

 その後のご飯は1回で36g食べたのがあったけど、あとは低空飛行。まあ食べてくれるだけでもありがたい。

 朝起きるなりトイレをチェックしたが、目に見えるような血尿は出ていなかった。一安心。

 夜、お水を飲んだ後、ソファの上でそのまましゃーしゃーとおしっこした。一言も鳴かないで、いきなりした。あっと思ったらもう出ちゃったって感じだったのかな?

 し終わった後、タオルを取り替えるのに抱き上げたらなぜか「ぎゃおす」と怒ってた。偉そうだ。どこまでも王様だ。なんだかなあ、そんなのもかわいいなあ。白いタオルに染みたおしっこでも、まったく赤みは感じられなかった。血尿じゃない。良かった。それじゃなくても貧血だっていうのに、余計な出血なんかしてる余裕はございません。

 薬を飲ませるとやっぱり目が揺れる。いやなんだなあ。ストレスだね。

 夕方、いっちゃんのご飯の買い物。あきちゃって食べなくなった猫缶があり、食べるものが少なくなってきたので、いくつか新しいのを仕入れてきた。今までは“ここのメーカーは素材が悪いらしい”とか、“ちょっとしょっぱい”とかではなから食べさせるのを控えていたものなども、とにかく買ってみた。やたらとしょっぱいくなければ、いい。もうそんなことを言ってる場合ではなくなってきた。とにかく食べてくれるものを探さねば。

 今日買った中に当たりが1個あった。日清ペットフードのまぐろの達人。しょっぱくなかったし。しかし、みんな一般食だなあ。総合栄養食はなかなか食べてくれません。

02月10日(月)  うんこちゃん&ケー 
 昨夜も睡眠中のご飯、全然食べていない。朝ご飯も8gだけ。

 私は朝から仕事へ。夕方家に電話したら、相変わらずご飯食べてないらしい。一昨日の夜から飲ませ始めた心臓の薬と関係があるのか?もしそうなら、今夜飲ませないほうがいいのかな。夜9時に夜の薬を飲ませてと頼んでおいたので、もしやめるなら連絡しないと。病院へ電話。留守電だったが、先生はすぐ返事をくれた。薬の影響は考えにくいが、もしすごく元気がないとか、心配ならやめておいたほうがいいでしょうとのこと。昨日もあんまり食べなかったけど元気そうだった。今日はどうなんだろう。帰っていっちゃんの様子を見てから、薬を飲ませるかどうか決めよう。くりくりに電話してそう伝えた。朝、私が出て行った後、くりくりが起きるまでの間にすこし吐いたかもしれないと言っていた。くりくりが起きたとき、トイレに茶色のものがあったそうだ。ゲロかどうか確認せねば。

 9時40分、帰宅。ほんの少しは食べたようだ。ぎゃおすぎゃおすと元気はあるなあ。って言うか、普通に食べてたおとといまでよりも昨日や今日のが元気あるぞ。しかしご飯は食べない。いやいやばっかりだ。

 夜の10時過ぎ、雨の中をくりくりにお刺身を買ってきてもらった。まぐろの中落ち。匂いをかがせた途端うあんうあん言い出して、お刺身を鼻先に持っていくたびに「あう」と言いながら食べる。ぎゃああぁあぁっ!かわいいっ!!5〜6回、食べるたびに「あう」と言ってくれたが、そのうち言わなくなって、食べなくなった。なんだ、つまんないの。しかも8gしか食べない。全然食べないよりはいいけど。中トロはカロリーあるし。

 お腹を触ると、ろくに食べてないのにうんこちゃん。お刺身を食べてまだ1時間しか経ってなかったけど、最近はふんばりゲロすることもトンとなかったし、少ししか食べてないので大丈夫かと思いお腹マッサージ。10分後、王様シェルターの中でふんばりだして、極小1個出したところで力尽きてふんばるのをやめてしまった。その直後、あわててこたつから走り出て、吐き始めた。3回吐いた。さっきせっかく食べたお刺身がみんな出た。その前にほんの少し食べた猫缶も出たっぽい。すごく苦しそうな声をあげながら吐いていた。

 かわいそうなのと、間違ったタイミングでお腹マッサージしてしまった後悔とで、涙が出てきた。これ以上いっちゃんを苦しめたくない。その後は寝るまで1回も食べなかった。

 あんまりにも食べないので、フェロビタ復活。無理矢理口の中に押し込むのは薬だけにしたいのだが、こんなに食べないんじゃ仕方ない。夜、指先からひと舐め。

 今日は心臓の薬はやめておいた。

02月11日(火)  寝うんこちゃん&ケー 
 睡眠中のご飯、焼きかつおを少しだけ食べてあった。少しでも自分から食べてくれたのがうれしい。

 相変わらず舐める程度しかご飯は食べないが、夕方は自分からカリカリを2g食べたりして、少しはいいのかと期待した。お刺身もしゃべりながら少し食べてくれたし。

 昨日ケーで中断したうんこちゃんに再挑戦。マッサージを始めて20分で、寝うんこで極小2個。その後も寝たまま何回もふんばるが、かちかちで大きくなってしまったのがふたになっていて出ない。そのうち、またケーしてしまった。3回に分けて吐いた。お刺身が出た。いっちゃん、消化まで悪くなってる?吐いてしまったのでもうやめようとも思ったが、いつかは出さなきゃならないし、遅くなればなるほど大変になる。どうせもう吐いてしまって出るものもないし、このまま出してしまうことに。それからさらにふんばっては吐いてを2回して(胃液か、どろどろになったご飯かが出た)、それでも出ない。肛門のすぐそこにブツがあるのに出してやれない。でかくなってて引っ張るところもないので、つかめないのだ。3回目のケーの後、もうこれ以上苦しい思いをさせたくない一心で、オリーブオイルを塗った綿棒でくずしながら、かき出した。しかしお尻に綿棒を入れようとすると、やっぱり刺激されるからふんばる。ふんばってお尻の穴が開いたところで、肛門の中に綿棒を入れてくずすようにブツを突付いて棒の先に引っ掛けるようにしてかき出す、という作業を何回かくり返した。少しずつ小さいのが出てきた。とうとう、ある程度の大きさのままの塊を、3個続けて、引っ掛けて出すことに成功。もう少し残ってると思ったが、いっちゃんも疲れてるし、綿棒で肛門、直腸を傷つけるのが怖いので終了にした。綿棒作戦にしてからは吐かなかった。吐くものが胃に残ってなかったせいもあるだろうが。

 おもらし2回。1回目は夕方、こたつから出てきてぎゃおすぎゃおす言ってるのにお水でもトイレでもご飯でもないし・・と思っていたら中でもらしていた。2回目は、ソファの上でぎゃおすと言った途端、しゃーと始めてしまった。

 こたつの中でじっと寝てても眼をパッチリ開いていることが多い。あんまり眠っていないみたいだ。神経が興奮しているのかな?やっぱり高血圧の影響なんだろうか。心臓の薬を止めてしまったのは早計だったかな。心配。

 食べてないので、朝フェロビタ、夜8in1。

02月12日(水)  食べない 
 朝の5時、私もくりくりも眠っていた。突然、いっちゃんの「うあん」という声が聞こえて、一鳴きごとに大きくなり、たちまち鳴き声ではなくて叫び声になった。びっくりして私も、ベッドに寝ていたくりくりも起きた。こんな叫び声は初めてだ。切羽詰った、悲痛な声だった。私が電気をつけて、くりくりがいっちゃんを抱き上げて、腕の中で撫でながら話しかけたが、さっきのような大声ではないが、ずっと「うあーん、うあーん」と鳴き止まない。私がいっちゃんを受け取って抱いたら、すぐに鳴き止んだ。そうかそうか、やっぱり私じゃなきゃダメなんだな、とちょっと得意な気持ちになったが、良く考えたらいいことではない。くりくりのが好き、くらいのほうが介護がうまくいく。とにかく落ち着いたので、こたつに戻した。何の抵抗もせず、大人しく戻った。鳴き始める直前、"がたん!"という音が猫コタツからしたとくりくりは言っていたが、私は聞こえなかった。

 3時間後、私は撮影で出かけなきゃならなかった。くりくりがいてくれるから大丈夫なのは分かっているが、やっぱり心配。行きたくなかった。しかも、出かける直前にいちを見たら、手をぶんぶん振ってる。左側を下にして横向きに寝た姿勢で、上になった右手を、まるで水とかなにかいやなものが付いているので振り落とそうとしているみたいに、しきりに振っている。手を調べてみても、何も付いていなかった。なのに、振っては手を折り曲げ体の下にしまい、またすぐ振って、またしまい、をくり返していた。これも神経症状の一種だろうか?意識はしっかりしているし、元気もあるけど。ああ、仕事になんか行きたくない。ずっとそばにいたい。

 朝ご飯を全然食べなかったので、フェロビタ。

 夜の12時近くに帰宅。今日はさらに食べていなかった。何をやってもいやいやばかりだったらしい。前はお腹すくとケーしてたのに、こんなに胃が空っぽのままで気持ち悪くならないの?帰宅後、私があげた中トロや猫缶も食べなかった。仕方がないので、またフェロビタ。

 今までは何の問題もなくお水を飲めていたのに、それも難しくなってきたよう。王様ご膳の上に顔を持ってきて、うわんうわん鳴いてる。顔を動かしてお水を捜すが、うまくたどり着かない。今までだって見えてなかったけど、ちゃんとすぐにお水の器を見つけて自分で飲んでいたのに。器を持ち上げて口元まで持っていってやると、ぴちゃぴちゃと盛大な音を立てて飲む。

 もしかしたら頭を下げるのが辛いのかもしれないと思い、もうちょっと高くしてみた。今までもソファより5センチ程高くしてあったが、頭をほとんど下げなくても飲んだり食べたりできるくらいまで底上げした。これで少しは楽になって、いっぱい飲んで食べてくれ。頼むよ。

 食べなくなった3日前あたりから、なにやら元気になってきた感じ。前はぐてっと寝転がって、声も弱々しかったのに、食べなくなってからのが元気そう。声に張りがある。相変わらず寝てばっかりで、すべったり、よろけてソファから落ちたりとヨロヨロだが、動作もどこか元気そう。なぜだ。不思議だ。以前は禿げるんじゃないかと心配になるくらいグルーミングに余念がなかったのに、病気になってからはたまに手の先を舐めるくらいしかしなかった。それがなにやら、また身体をぺろぺろ舐めだした。毛並みもいい。毎日の注射のおかげもあるのだろうが。しかし身体は、ずいぶん平べったくなった。おせんべまではいかないけど、月餅って感じ。薄いよ〜、いっちゃんが薄いよ〜。抱っこすると軽いよ〜。悲しい・・。あさっての病院での、体重測定が怖い。

 猫缶ではやらないのに、なぜかまぐろを鼻先に持っていくと「おわ〜んおわ〜ん」と変な声で鳴く。食べても食べなくても。鳴きながら口をくちゃくちゃさせる。食べたいのかと思うと、必死に顔を背けて逃げようとする。これも不思議。私は、いっちゃんはまぐろは好きだから食べたいんだけど、匂いをかぐと気持ちが悪くなって食べられないので“食べたい、でも気持ち悪い”状態なのかもと思った。くりくりは、口の中に虫歯か何かあって、痛くて食べられないんじゃないかと言った。そうかなあ。お腹すいてるのに口が痛くて食べられないんなら、ご飯を見つめながら(見えないけど)涎だらだら垂らすとか、いらだって怒った声を出すとかするような気がするなあ。口をつけて、悲鳴をあげて食べるのをやめちゃうとかさ。取りあえず次ぎに病院へ行ったら診てもらおう。

02月13日(木)  やっぱり食べない  強制給餌
 今朝は焼きかつおが2g食べてあった。たったの2gでもうれしい。自分から食べた。食欲がほんの少しでも残っているから、まだ大丈夫。元気になれる。

 しかし朝ご飯は断固拒否。本当は私自身、いやでいやでしかたないのだが、強制給餌で3gほど猫缶を食べさせた。夏に一回やって吐かれてからやめていたんだけど、もうこうなったら仕方がない。このまま食べない状態を放っておけない。食べたくないのに無理矢理口に食べ物を入れられるのなんて、拷問だよなあ。ごめんごめんと謝りながら、泣きそうになって食べさせた。もちろんいっちゃんも泣きそうだったろう。泣いてたかも。いやがって頭を振るので、ご飯が飛んで眼球にぴとっとくっついた。うわっ。防腐剤無添加の1回使い切り目薬を注して流した。

  夜、帰宅後、いっちゃんの今日の様子を聞いた。相変わらず食べていなかった。私が夜あげたご飯も食べてくれなかった。昨日よりは少しだけましだけど。食べてないのに元気はある。まだ大丈夫。

02月14日(金)  通院 2.85kg 37.9℃ 
 今朝は少しご飯、食べてあった。CIAOのかつお節6gとカリカリ2g。自主的に食べてくれると、食欲が少しはある証拠なのでうれしい。

 朝の注射のときに、背中に赤い傷のようなものを発見。昨夜くりくりが、夜の注射を針を刺すのを失敗して刺しなおしたといっていたのでその傷かと思ったが、どう見ても不自然。範囲がけっこう大きいし、均一に赤い。擦り傷みたいに見える。こたつの天井で擦ったのかな。やっぱりいっちゃんには天井が少し低すぎるんだ。何とかせねば。

 病院。体重はまた減っていた。あまりにも食べないので、もっと減っているかと思っていたが50gだった。1回目の注射が遅かったのでリンゲル液が残っていた+おしっこもちょっと溜まってたかも。本当は2.8kgぐらい?

 背中の傷の薬(抗生物質)をもらって、口の中も診てもらった。先生が口を触った途端、いっちゃんがものすごい勢いで怒って、大声を出した。私もびっくりしたが、先生もびびってた。ちょっとあとずさってたもん。先生は、歯肉炎の赤みも前と変わらないし、特に口が痛いということはなさそうですと言っていたが、あんな一瞬で見えたのかな?私も口が痛いわけじゃなさそうだと思っていたので、そのまま流したが。

 食欲が落ちたのも、心臓の薬のせいではなさそうなので、続けてみることになった。妙に元気なのは甲状腺の異常かもしれない。年を取るとなりやすいらしい。通常、甲状腺に異常があると食欲が増すらしいが、いっちゃんは腎不全なのでそっちの症状はないのかもしれない。なんだよ〜、おしかったな。食欲が増す症状が出てくれたらいいのになあ。

 夜9時のご飯、27gも食べた。復活か?と喜んだが、次は1gしか食べなかった。しくしく。

 台所にいてふと眼を上げたら、いっちゃんが当然の顔をして、自信たっぷりにすたすたと台所のほうに歩いてきた。トイレは逆方向なんですけど・・。「トイレに連れてけ、ぎゃおす」とわめかずに自分で行こうとしたことはほめる。

 今日は昨日よりはだいぶ食べた。まだ以前のようにというわけにはいかないが。このまま少しずつでも、また食べるようになってくれることを祈る。

 食べるようになってきたら、それと同時にちょっとだるそうになってきた。眠ってる時間も増えたようだ。いいことなのか悪いことなのかよく分からない。でも、だるそうにしていても、よく眠ってくれて、ご飯をちゃんと食べてくれたほうが安心なかんじがする。だるいのはそれはそれで当然なんだし。最近の食べないで妙に元気のが不気味で怖い。

02月15日(土)  だいぶ食べるようになってきた
 私は仕事で昼間はいなかった。出かける前にあげた朝ご飯は7g。帰宅後あげたご飯も、なんとかそこそこは食べてくれた。この調子で回復してくれ。

02月16日(日)  うんこちゃん&ケー
 朝5時、寝ていた私の枕元でなにやら動くものの気配が。いっちゃんがトイレを使ってた。おしっこだと思って半分眠りながら終わるのを待っていたら、なんだか様子がちょっと変。あれっと思ったら、いっちゃんのお尻の下に茶色の物体が・・。特大のうんこちゃんでした。すごい、こんな大きいの自力で出した。しかもちゃんとトイレでふんばれた。ちょっと腰の位置が低くてお尻にうんこちゃんが付いちゃってるけど、偉いなあ、いっちゃん。出し終わった後に「けっけっ」と始まって2回、げーっとした。胃の中空っぽで何にもでなかった。寝る直前のご飯もいやいやして全然食べなかったしなあ。

 うんこちゃんはいつもみたいなかちかちじゃなくて、押すとへこむ程度の硬さ。正常な便っていう感じ。だから自力で1回で出せたのか。最近はコバルジンを食べてなかったし(昨日は3分の1袋食べたけど)、ビタミンC も取ってるから、少しはかちかちが改善されてるのかも。いつもこんな感じで出ればいいのに。うんこちゃんが付いちゃったお尻を洗って、いっちゃんも私もまた寝た。

 起きてから、置いておいたご飯をチェック。焼きかつおが4g減っていただけ。おまけに朝ご飯も食べない。12時半、2時、3時、4時とずっと食べなくて、6時になってやっと食べた。せっかく少しは食べるようになってきたと思っていたのに、また食べなくなっちゃったのか。食え!おととい病院で買ってきたチューブ入りの栄養サプリをちょいちょいと舐めさせた。いやがってた・・。 

02月17日(月) 久しぶりのフェチ
 寝ている間のご飯、またほとんど減っていない。焼きかつお2gにカリカリ2gだけ。
焼きかつおのいりこ味は嫌いなのか?いつもあんまり食べない。おまけに朝ご飯もろくに食べないじゃないか。

 昼間、打ち合わせのため外出。10:30amから4:30pmまで、いっちゃん、お留守番。いない間になまり18gとカリカリ2g食べてあった。一安心。その後はまあまあ順調に食べてくれた。

 私が夕方帰ってきて、王様シェルターにちゃんと入って寝ていたいっちゃんに声を掛けたが、なんだかすねてるみたいな態度で顔も上げない。さみしかったの?かわいいじゃないか。しかしお留守番がストレスになるかと思うと気が気ではない。どうしようもないけど。生活が成り立たなくなる。

 夜、暑かったのかこたつから出て前庭でごろんとしていたいっちゃんが、ぼすん、と音を立ててソファ(のクッション)から落っこちた。寝返りを打ったときに落ちちゃったらしい。私も驚いたが、いっちゃんもびっくりしてた。

 危ないから、床に何か引こう。バスマットみたいのが1枚敷いてあるだけでだいぶ違う。しかしトイレに行くときなどフローリングの床で滑りながら歩いていて危ないので、どうせなら大きいフロアマットのようなものを敷こうかともずっと思っていた。迷っていて結局何もできないでいる。ちょこちょこ機会があるごとに見てはいるんだけど、面積が大きくて部屋の雰囲気を左右するものだけに、なかなか決められない。素材とか、ぼこぼこのある織り方だとごみが溜まりそうだとか、いろいろ条件があるし。いっちゃんが骨でも折ったらえらいことなので、早急になんとかしよう。

 久しぶりにごみ袋フェチずぼずぼ。

02月18日(火)  アガリーペット 
 私は仕事で朝から夜までいなかった。その間、あんまりご飯、食べていなかった。

 帰ってきたら、注文しておいたboschとアガリーペット、アロマテープが届いていた。

02月19日(水)  うんこちゃん&ケー 声が出なくなった おしっこに茶色のひも状のもの
 今朝はカリカリ2g、焼きかつお26gも食べてあった。

 お腹の中はうんこちゃんだらけなのでマッサージ。なんにも出さないうちに、寝たままちょっと力んだらケーしてしまった。焼きかつおらしきものをいくらか吐いた。せいぜい5gくらいだとは思うけど、せっかく食べたのにもったいない。胃が空っぽになったので、出すしかない。ちょこっとマッサージ追加したら、くっつきあった中4個を寝うんこちゃんで出した。おめでとう。全所要時間約30分。

 いっちゃん、今朝から急に声が出なくなった。朝、お水飲んだ後の鳴き声が掠れた小さい声しか出なくて、えっと思ってるうちに全然声が出なくなった。口だけ開いてる。なんだなんだどうしたどうした。いっちゃん、ヘレン・ケラーじゃないんだから、そんなにいろいろなことになんなくていいよ。もう十分いろいろあるんだからさあ。あせったことはあせったが、緊急事態というわけでもなさそうなので、様子を見ることに。私も随分、度胸がすわったもんだ。ちょっと前ならパニック状態で、病院へすっ飛んでったところだけど。

 うんこちゃんで吐いたせいか、ご飯いやいやばかりで食べない。本当はやりたくないが、いちを横抱きにしてプチ強制給餌を試みた。顔を振ってよけられないように抱っこして、口の周りにどろどろにしたご飯をちょいと塗りつけた。それをいやいや舐め取るいっちゃん。そんなことを2回ほどくり返した後、やけくそになったのか、突然べろべろと私の手のひらからご飯を食べだした。作戦は成功した。私の勝ち。これを“抱っこ給餌作戦”と名付ける。

 夜、おしっこした後の砂に、茶色の細長い物体が。長さ7〜8mの糸状(ひも状?)のもの。楊枝で引っ掛けてティッシュに取った。なんだか血のように見える。魚をさばいたときに出てくる、血管じゃなくて、ちょっと粘り気のある血の糸のようなもの。なんでそんなものがおしっこと一緒に出てくるのー!!!ぎゃあっ!明日、病院が休診日じゃなかったら、とっておいて先生に見せに行くんだけどなあ。ああ、なんだか本当にいろいろあります。スリリングな毎日です。

 今夜からアガリーペットを飲ませ始めた。他の薬と同時に飲ませても、1日1回で飲ませても構わないとのことなので、夜1カプセルで。カプセルの空いたスペースにはビタミン剤を詰めた。

02月20日(木)  まあまあ穏やかな日  フェチ
 寝ていた間のご飯はあんまり食べてなかったけど、起きてから食べさせたご飯はまあまあ。

 夜、ごみ袋フェチ。最初は眠かったのかやる気なさそうに袋を枕に寝ていたが、突然気が付いたらしく、猛然とフェチりだした。

 夜、おしっこしたあとの砂に1滴分の茶色のしみを発見。

02月21日(金)  通院 2.75kg 37.2℃ うんこちゃん&血尿
 朝、起きるなりお腹マッサージ。今日はちゃんとトイレで出せた。中3個。吐かなかったし、良かった。

 いい天気なので、いっちゃんを抱っこしてベランダに出た。いっちゃんは、うれしそうでもいやそうでもなく、ただ私に抱かれてぐんにゃりしてた。

 久しぶりに玉座を窓際にセットして日向ぼっこを促してみた。最初は困ったような様子で玉座の上に立っていたが、そのうち脚を折って座った。あら、落ち着いたのねと思いきや、やっぱりなんか違うって感じでまた立ち上がり「あおんあおん」。王様シェルターに戻したら、自分でそそくさと中にもぐりこんだ。

 午後一で病院。体重がまた減って2.75kgになってしまった。このままじゃやばいよ、いっちゃん。食べなきゃ!!体温も37.2℃とまた低くなってた。しかし体調はそんなに悪くなさそうで、先週は診察台の上に立てなくて、ごろりと横になったままだったが、今日はちゃんと立っていた。歩き方も、滑りながらだけどすこし爪先立ちになってきてるし。足のひら全体を床にべたっとつけて歩いていたのに。

 診察が終わった後、薬を出してもらうのに待合室で30分近く待った。待ってる間、いっちゃんを入れたバッグを椅子に乗せて、ファスナーを少し開けて隙間から手を入れて、いっちゃんの頭をずっと撫でていた。薬ができて呼ばれたので、いっちゃんを椅子の上に乗せたまま私が受付のカウンターに行ったら、途端に「あお〜ん、あお〜ん」と鳴き出した。そばを離れたのが心細かったのか。やっぱり体調が悪いのかな。

 帰ってきてマンションの駐車場で自転車に鍵をかけていたら、いっちゃんが叫びだした。鳴いてるんじゃなくて叫び声だった。いつかの明け方に突然叫びだしたときみたい。バッグの中で脚かどこかがねじれたとか、とにかく何か起こったのかと思って、大急ぎでマンションの階段を駆け上がって部屋まで帰った。階段を上り始めた時点でもう叫んでいなかったけど、心配で心臓がどきどきした。部屋でバッグを開けたら、いっちゃんは何事もなく中できょとんとしてた。抱き上げてあちこち調べてみたが、なんともないようだ。

 夕方のおしっこ、また茶色で血尿。ご飯はそこそこ食べたのでそんなに心配はないのだろうが、やっぱりへこむなあ。そのあと夜10時のおしっこも茶色。次の11時40分のおしっこは、見た目は透明に戻ってて、あとはずっと大丈夫だった。

 夜のご飯、食い付きは良かったんだけどすぐ終了。いつものパターン。昼間のお刺身も、臭いをかがせるなり「食わせろ!ぎゃおす!!」とやる気満々だったのに、6g食べたらもうイヤイヤ。いっちゃんよー、もちっと食えや。痩せちゃってるんだからさあ。抱っこ給餌作戦して、さらにもう少し食べさせることに成功。かわいそうだから早めにやめにしたが。

 また止血剤が始まったので、ハーブミックスはしばらくお休み。
 夜、今日もらってきた内服薬&止血剤&ビタミン剤のカプセル詰め
 
朝:  内服薬(肝臓の薬+吐き気止め)、ハーブミックス
夕方:止血剤
夜:  内服薬(肝臓の薬+吐き気止め+心臓の薬)、アガリーペット
深夜:ビタミンミックス、ハーブミックス

02月22日(土)  アロマテープ&フロアマット&ケーー
 今日も食欲がぱっとしない。あんまり食べない。食べ始めはいいけどすぐ終わるという、いつものパターン。

 夜、アロマテープをつけた。ピンクのストライプのリボンがなかなか似合っててかわいい。ストレスをとるためのテープがストレスにならなきゃいいんだけど。アロマテープはいい匂いで、人間の私がなごめそう。

 今日はよく眠ってるし、だるそう。昨日の昼間までは元気っぽかったんだけど、夜、血尿を出したあたりから元気がなくなってきた感じ。お腹痛いのかな。かわいそうだよ。

 夜、いっちゃんを膝の上に抱っこして、しばらく一緒にこたつに入ってた。これは今までもよくやってたんだけど、今日は添い寝もしてみた。玉座にいっちゃんを寝かせて(枕付きで)、こたつに入れて、玉座の空いた場所に私も寝た。すごく痩せてしまったので、私が隣に寝るのに十分なスペースがあった。前はいっちゃんだけで玉座がいっぱいになってたのに。もうずっと一緒にベッドで寝てないので(もちろん布団でも一緒に寝てくれない)、いっちゃんと寝るのは久しぶりだった。うれしかった。かわいいかわいい、いっちゃんだ。20分くらい、じっと一緒に横になっててくれた。

 夕方、お水を飲んだ後、どすんとソファから落ちた。先週も寝返りを打って落ちていた。危ないのでとうとう今日、フロアマットを買ってきた。トイレに行くときも滑らないように。少しは歩かないと全然歩けなくなってしまいそうなので、昼間はなるべく歩いてトイレに行っていただきたい。

 夜中にケー。溶けたビタミン剤らしき黄色い液を吐いた。胃液にしてはやけにきれいな黄色だったので、ビタミンBだと思われる。関係ないとは思うが、さっきつけたアロマテープがストレスになってるのかと心配になった。リボンを取って、アロマテープをコタツの中に敷いているバスタオルに貼った。いっちゃんの背中がなんとなくいつも乗っかってそうな場所。一応、身体に接触しているわけだし、ほとんどの時間はこたつの中で寝ているので少しは効果があるような気がする。

02月23日(日) ケー うんこちゃん
 朝のトイレチェック。また茶色のレバーの欠片のような物が出ていた。ああ、心配だあ!いっちゃんの膀胱はどんなことになっているのだ。

 台所で注射を準備していたら、トイレの手前のフロアマットの上でおしっこしてた。間に合わなかったらしい。

 仕事の打ち合わせ中、くりくりからメールが来た。いっちゃんが吐いたらしい。別に珍しいことではないのに、自分でも驚くくらい落ち込んだ。出かける前に食べさせたご飯で、もういらないってしてるのに、もうちょっともうちょっととご飯を口元に押し付けて、無理矢理食べさせた。あれで気持ち悪くなったのかもしれない。私が気持ち悪いときに、もし誰かが「食べろ」と口の中にご飯を押し込んできたら、すごい苦痛だろう。そんなことをいろいろ考えてたら、泣きそうなくらい落ち込んだ。

 帰宅後、吐いてからぜんぜん食べてないと聞いた。落ち込んだが、どうせ胃の中が空っぽなんだったらとお腹マッサージ開始。でかくなってしまってて3回トイレでふんばったが出ない。最後にはまた、寝たままふんばっていただいて、綿棒でかき出した。極小1個に大1個。

 お腹マッサージをしていたときに、がばっと起き上がったのでトイレに行くのかと思ったら、なぜかいきなりカリカリを食べだした。ほんの2〜3粒だったけど。吐いてから全然食べなくて、ぐったり寝てて、ふんばる力があるのかと心配だったのに。しかし食べてしまうと出せないので、うんこちゃんを優先させてもらった。1時間ちょっとかかって終了。

 そのあとご飯を食べてくれたのでほっとした。覚悟してたけどふんばりゲロもなかった。胃の中が空っぽなのに必死にけーっとやってる姿は、本当に苦しそうで見ていて辛い。

 最後のほうで、私の膝の上に乗せたままお腹マッサージしてたら、おしっこをした。あわてていっちゃんの身体を持ち上げて、トイレの方向におしっこが飛ぶようにしたが、ちょっとびっくり。すごい勢いでびゅんびゅんおしっが飛んでった。排尿は元気だ。最後にお尻をお湯で洗って、王様シェルターに度したときにもまたおしっこを漏らした。製造されるの早いね。

 夜の薬を飲ませるのをちょっとためらった。昨夜も今朝も、薬を飲ませて2〜3時間経った頃に吐いている。今までもずっと飲んできた薬なのでたまたまだとは思うが気になる。最近、薬を飲ませるときの抵抗も激しくなってきてるし。いっちゃんが自分で、“これはいらない”と、吐き出しているのだろうか。アガリクスが合わないのかとも思う。いっちゃんに一番良いようにしてやりたいのに、それがなんだかわからない。たぶん先生にも、誰にも分からない。 

02月24日(月)  少しずつしか食べない フェチ
 睡眠中のご飯、全然食べていない。朝ご飯も6gしか食べてくれない。

 私は撮影で、深夜2時近くまで帰れなかった。いっちゃんはほんの少しずつしか食べなかったみたいだ。少しずつでも食べてくれればいい。その分、回数を増やす。くりくりも2時間半おきに食べさせてくれていた。ありがとう。

 夜、ごみ袋フェチも堪能したらしい。元気はわりとあったみたいだ。

02月25日(火)  左目が腫れて赤い ケー 
 朝起きていっちゃんを見て、びっくり。つぶった左目の周りが涙でぐっしょり濡れていて、おまけに腫れているみたい。そっと触ったら、いやそうに顔をそむけた。痛そう。右目を開いても左目はつぶったまま。開けられないみたい。

 しげしげと観察して、腫れていることを確認。以前、眼が腫れたとき処方してもらった目薬をさした。抗炎症点眼剤のティアローズ。目薬を注すために瞼をちょっとこじ開けた。中の眼球がどんなことになっているのか怖かったが、ちょっとこじ開けたくらいでは分からなかった。目薬を点して少ししたら、しょぼしょぼしつつも左目が開いた。ひえ〜っというような、ものすごいことにはなってなかったが、出血したらしい様子。眼球全体がうっすら赤くなって、濁っている。赤いフィルターをかけたみたい。目尻側よりも、目頭側のほうが色が濃い。右を下にして寝ていたからか。虹彩も細くなってる。部屋の中にいるのに、まるですごく眩しい所にいるみたい。なんともない右目は普通の太さだから、左右で瞳の広がり方が違ってしまっている。それにやっぱり痛そう。

 寝る前に置いておいたご飯はほとんど食べていない。朝ご飯はまあまあ食べてくれた。眼が痛いだろうに、一生懸命食べてくれる。かわいい、かわいそう。

 夕方4時に病院へ行って、抗生物質と、ステロイド系の点眼薬をもらってきた。腫れや眼底出血がひどい時には、ティアローズじゃなくてステロイド系のオドメールを点したほうがいいとのこと。

 ぐったりとひどくだるそうで、眠ってばかりいる。そのわりには、少しずつだけれど、ご飯は食べてくれる。十分な量ではないが、食べようとする意思が感じられる。いっちゃんはすごい。頑張ってる。

 夜、食べない分を補おうとチューブの栄養剤を舐めさせた。この前買った人間の赤ちゃん用のスポイトで口に突っ込んだ。思ったより出が良くて、一気にすこんと口に入ってしまい、いっちゃんも思わず丸呑みしてしまったみたい。こりゃいいや、先っちょもくにゃくにゃと軟らかくて怪我しないし、便利便利と喜んでいたけど、30分くらい経ったらげぼっとみんな吐いてしまった。量が多すぎたか・・。チューブの栄養剤の少し前に飲ませた内服薬まで出てしまったかと思い、吐いたものをしげしげとチェック。大丈夫そうなので、飲ませ直しはしなかった。

 くりくりが仕事で二子玉に行って、ねこたまで猫缶を買ってきてくれた。サイエンスダイエットと親心だった。いっちゃんはどっちも食べない。そんな気がしたと言いながら、心臓や腎臓に配慮と書いてあったので、食べてくれと思いながら買ったらしい。気持ちがうれしい。ありがとう。

02月26日(水)  眼の中が血でいっぱい 
 朝、左目の赤みがひどくなってて、まるで巨峰の粒のように眼球全体が黒に近い紫に見えた。眼のふちの腫れもひいていない。起きているときも左目はつぶったまま。そんな状態のいっちゃんを置いて仕事に行くのは辛かった。朝ご飯も全然食べなかったし。

 昼間、いっちゃんの様子を聞くため家に電話。全然ご飯を食べていないという。くりくりだけ病院へ行ってもらうことにした。いっちゃんの様子を話して、できることがあるかどうかを聞いてきてもらった。「病院に連れてきてもらっても、静脈点滴しかできることはない。チューブの栄養剤を舐めさせて様子を見てください」と言われたそうだ。なんだかちょっと見放された気がしてしまった。私の気のせい&被害妄想なのは分かっている。いっちゃんのことで私が必死になりすぎてて、ついそんなふうに先生の言葉を取ってしまうのだろう。

 食欲もほとんどなく、ぐったりと眠ってばかりの1日だった。

02月27日(木)  相変わらずよくない ケー 
 帰宅夜の8時。くりくりは夜7時に仕事に行ったので、約1時間、いっちゃんお留守番。何事もなくて良かった。

 目の状態も食欲も前日とおなじ。夜になって、眼のふちの腫れがひいてきて、開けられるようになってきた。涙の量も減ってきたよう。

 夜1回だけ、まとまった量のご飯(16g)をいやがらずに食べてくれたので、少しは気分が良くなったのかと思ったが、3時間後に、まぐろのお刺身の臭いをかぐなり吐いた。胃の中は空っぽだったようで、なにも出なかった。3時間前のご飯&2時間前の内服薬が出てしまうのではないかとひやひやした。せっかく食べたものを出さないで〜!!

 いつも3回続けてけーっとやって、最初の2回が空砲でも最後の1回で胃液や溶けたご飯を出すことが多いのに、この時は2回のけーっで終わった。よかった。ほんのちょっとのご飯でも貴重なエネルギー源なのだ。

02月28日(金)  痙攣発作、自宅で静脈点滴開始 通院 2.65kg 血液検査
 朝、布団の中でうとうとしていたら、 枕元でどすっという音がした。王様がトイレに落ちていた。また足を滑らせて落ちたのかなと、抱き上げようとした私の手から暴れて逃げて、今度はトイレの外の床に落ちた。痙攣発作だ。暴れ続けるいっちゃんを抱きしめて押さえて、思わず自分の指を噛ませた。あまりに痛いので、そばに敷いたままになってた掛け布団を取っていっちゃんの口に押し込んで噛ませた。長くても20秒くらいの発作だったと思うが、はっきりとした時間の感覚がなくてよく分からない。

11am  痙攣発作 およそ10〜20秒くらい。
発作が治まってからもしばらく抱いていたら、あくびした。大丈夫そうだ。そのうちもぞもぞ動き出したので、王様シェルターに戻した。じっと見ていると、たまに耳がぴくぴく動く。また発作が起きるのではないかと心配。11時30分、病院へ電話。発作の事を話して、すぐに連れて行ったほうがいいのか、治まってから時間が経ってないので、もう少し家でそっとしておいたほうがいいのか聞いた。今落ち着いているなら、すぐ連れてこなくても大丈夫ということなので、夕方病院へ行くことに。

 12:30pm 抗癲癇薬を0.5ccほど飲ませたところで、ぶくぶく大量の白い泡とよだれを出し始めたので、怖くなって残りの薬を飲ませるのは止めた。吐きそうな感じではなかったので、苦かったのか。

1pm 自分からお水を飲んで、置いてあるなまりを少し食べた。その後、何回かに分けて、お水を大量に飲んだ。

2pm 皮下輸液の注射と、点眼薬。

3:30〜4pm 猫缶を31g食べた。食後、朝の分の内服薬。前回もそうだったけど、発作の後ってけっこうな量のご飯を食べる。食欲中枢になんらかの影響があるのか?

 うとうとと眠っているようで、落ち着いているように見える。前回の発作のときのように、神経が過敏になってる様子はなさそう、頭がぴくんっと動くこともない。 

 ご飯を食べ終わったのが4時だったので、5時まで待って病院へ。体重は2.65kgになっていた。

 先生に今日の経過を報告。抗けいれん薬で泡をぶくぶく吹いたのは、まずかったからではないかとのこと。通常は苦い味を感じると泡を吹くそうだが、その薬はシロップになっているので甘いらしい。甘いものは嫌いですか?と聞かれたが、与えたことがないので分からない。

 発作の後にご飯をたくさん食べるのは、やはり発作が食欲中枢に何らかの影響を与えているのかも。食べたくて食べているというよりは、神経症状の一種のようなものらしい。

 背中が1箇所、ひどいかさぶたになっている。他のところも、針を刺すあたりは全体的にうっすらと赤くなっている。毎日注射しているので、背中が敏感になってきていると説明された。

 食欲もここ最近はないし、眼も真っ赤だし、いいことない。なんだかこのままでは危ないような気がすると言ったら、先生もうなずいていた。毎日家で皮下点滴しているので、もう後は静脈点滴しかない。自宅でお願いできるか聞いたら、快諾してくれた。早いほうがいいので、さっそく今夜、先生が家に来てくれることになった。点滴の機械も貸してくれるらしい。病院で点滴用のチューブを入れて、検査のために採血して帰ってきた。こんなわがままに付き合ってくれる先生に感謝。ありがとうございます。

 帰宅してからいっちゃんは全然食べない。ぐったり寝てるだけ。眼が少し開いて、瞬膜が見えてる。

 先生は夜の9時半頃に来た。「遅い時間にすみません」とおっしゃってたが、それはこちらが言うことです。こんな遅い時間に来ていただいてありがとうございます。

 機械をセットして、使い方を教えてもらって、40分くらいで先生は帰っていった。玄関まで送って部屋に戻ったら、その間10秒も経ってないというのに、いっちゃんの様子が微妙に変わっていた。

 今の今までぐったりしてほとんど動かずに寝ていただけだったいっちゃんが、落ち着かない様子になってる。頭の位置をしきりに変えたり手をあっちに置いたりこっちにしたりしている。また発作が、と思って怖かった。点滴の針がささってる時に暴れたら危ないよ〜。

 ご飯は相変わらず食べない。最近では寝返りも打たせてやらなきゃならないほどだったのに、何度も立ち上がっては自分で寝る向きを変える。大丈夫かな・・。夜中の1時、急にいっちゃんが落ち着いた。じっと眠っている。目薬を点しても起きない。眠くて眠くてしかたがないって感じ。こっちのほうがまだ安心。少なくても点滴している間は。

 先生が来たとき血液検査の結果を持って来てくれた。どんな惨憺たる数値になってるのかとびくびくしながら見たら、案外、そうでもなかった。リンがかなり高いが、あとは6月の入院時よりも低い。肝臓も前回の400いくつという数値から半分の200少しになっていた。少なくても、死にそうな数値ではない。ちょっと安心。

 おとといの夜中にネットで注文しておいたアルファウエーブマットがもう届いた。即日発送だ。製造元に問い合わせたところ、上にペットシーツやタオルを敷いてその上に寝かせても効果は変わらないとのこと。デパートでも取り扱いが決まったとか。電話に出てくれた男の人は猫が好きなのか、いっちゃんの年齢や種類などを尋ねて、かわいいでしょうと言っていた。営業か?でもうれしかった。痙攣発作を起こした後、さっそく王様シェルターの中に敷いた。効果があるといいな。

静脈点滴:流量10ml/h 10pm〜翌9am 総量110ml