便秘対策

 王様の便秘対策

水分&油分の補給
うんこちゃんが硬くなってしまうのを防ぐため、なるべく水分や油分を補給します。
水分は、お水をなるべく飲んでもらう他に、慢性腎不全の治療として皮下輸液もしているので、そちらでも補っています。

油分は、軽い便秘だったらスプーン1杯くらいのオリーブオイルを飲ませると出ることがけっこう多いそうなので(獣医さん談)、ウェットのフードにオリーブオイルを垂らしてみました。
いっちゃんには拒否されてしまいましたが、気にしないで食べてくれる猫さんなら、毎日続ければ効果があるかもしれません。
(ただしカロリーが高いので、デブの猫さんには要注意。)

浣腸
病院に預けての処置は、ストレスを考えると避けたい。
できるだけ家で解決していきたいものです。

うちでやってみた浣腸の方法
赤ちゃん用の一番小さいサイズのいちじく浣腸を使います。
中の薬液は捨てて容器をよく洗い、代わりにぬるま湯にオリーブオイルを数滴たらしたものを入れます。
先っちょにもオリーブオイルを塗って、ぷすっとさします。

王様の怠け者の直腸は、お湯浣腸くらいではぴくとも動かなず、便意を起こさせることはできません。
しかし便意があってふんばってるのに、硬くてでかくて出せないというときには、多少の役に立ちます。
浣腸のお湯で、出口付近の便が多少溶け崩れて軟らかくなり、出し始めるとっかかりになります。

 お湯ではなくグリセリンなどの、腸にぜん動運動を起こさせる薬剤を使う場合は、必ず獣医さんに相談されてからにしてください。
グリセンリンの量や濃度などは、素人が判断できるものではありません。
まれにですが、グリセンリンに過敏な猫さんがいて、ショック症状を起こすことがあります。
過敏な体質でなくても、老猫や身体の弱ってる猫さんには負担になることがありますので、くれぐれも慎重に。

 浣腸のお湯にオリーブオイルをたらすのは、便のすべりをよくするためです。
オリーブオイルは動物病院でも使われるもので、アレルギーを起こる猫さんは稀ですが、ゼロではありません。
特に最初は、慎重に使ってください。
オリーブオイルでなくても、 油分だったら何でもいいのかもしれませんが、なるべく刺激のない、アレルギーを起こさないものにしてね。

 人間の赤ちゃんの用の浣腸ですが、こちらを使用されている獣医さんもいます。
佐藤製薬:こどもミニカSミニカS

いちじく浣腸のようにグリセンリンで腸の蠕動運動を起こさせるものではなく、クエン酸ナトリウムの水分解離作用でかたい便をやわらかくして、無理のない排便をうながすものだそうです。
佐藤製薬のサイト、製品ページによると、効き目は穏やかとのこと。

ばさらちゃん@TARUさんの場合
ばさらが生後約1年の頃、便秘で獣医さんのお世話になったことがあります。
使ったのは、人間の赤ちゃん用の浣腸(佐藤製薬のミニカS)で、それを当時の体重(3.5kg)にあわせて半分ほど使いました。
20分ほどで、立派なのを出してくれました。
余った半分をもらって帰ってきたとき撮った写真がありますので、それを貼っておきますね。

薬は体重に合わせてといいますが、生物学的に種類の違う生き物なので、単純に体重の比率で割れば大丈夫というものでも無いようです。
その辺りの匙加減は、やはりプロに任せるのが一番なので、緊急時に使用する時は、かかりつけの獣医さんに電話ででも確認した方が良いと思います。
ご参考までに。

その便秘猫はばさらだったのですが、たまたま乳製品が好きな猫だったので、その後しばらく牛乳を毎日飲ませ続けたせいか、二度と浣腸のお世話になることはありませんでした。
(今さら言う必要は無いとは思うのですが、念のために。
牛乳を飲むとたいていの猫さんは、お腹を壊してしまいます。
飲ませる時はよく量を調整して、十分注意して与えてくださいね。)

下剤
獣医さんから処方してもらいました。
お腹が痛くなることはなく、ただ便意を起こさせるだけの薬だそうです(ほんとか?ちょっと疑ってます)。それなりに効きます。
が、やはりお腹が痛いなどの不快な症状はないか、くせになって効かなくならないか、常用してしまうと良くない影響あるのでは・・・
などなど心配になってしまい、どうしようもないとき以外は使わないようにしています。

個々の下剤についての特徴など、詳細はこちら

サプリメント
いくつか試しました。・・・効きませんでした。
相変わらず王様は、ふんづまっては吐きました。
試したサプリについてはこちら

毛玉排出ジェル
うんこちゃんが出やすくなる(軟便になる)作用があるそうです。
いろいろな製品があります。
詳しくはこちら

お腹マッサージ
効きます。即効性です。
ただし、太っててお腹に脂肪がたっぷりついた猫さんだと、難しいようです。

その他、あの手この手の『うんこちゃん出ろ出ろ大作戦』
ぎゃおす王国内・体験談bbsに、みなさまから寄せていただいた情報があります。
どなたも猫さんに合った方法で、それぞれ工夫をされています。
便秘猫、うちのケース

 お腹マッサージの方法 〜 初級(あるいはお腹を触らせてくれない猫さんの場合)

 かもさんより〜
いきなりお腹を揉まれたら、猫ちゃん も驚くと思います。
しかも調子が悪い時は急所のお腹を触られるのも 結構な負担みたいです。
あと、慢性的な便秘の猫ちゃんは、お腹にガスがパンパンにたまっていることも多いので、まずはガス抜きから始めた方が楽なのかもしれません。
お腹パンパンに張ってませんか?

猫がリラックスしている時に、なでなでしますよね。
もし、いつもナデナデしてあげているのであれば、それをいつも通り やってあげてください。
それで、更に緊張を解くのと、お腹に神経が集中しないために、左手で顔や顎などをナデナデしてあげてください。

それから、あくまでもさりげな〜く、右手の親指でお腹をぐるぐる マッサージします。
猫ちゃんが嫌がらないようであれば、そのまま お腹なでなで。
嫌がったら、そこでお腹はやめて他のマッサージ。
この親指マッサージ(お腹を「の」の字に)だけでも、ガスは 抜けていきます。
やってみるとわかると思います。
パンパンだったお腹が、へこみます。
そんで初めてうんちょ様が触れるようになります。

獣医さんが、うんちょを「えいやっ」ってほぐすのは、本当にすごい力をいれてます。
私も、そうです。
でも、肝臓が悪い子は腹水が溜まっていたり、腸がむくんでいたり、強いマッサージは不向きなこともあるので、気をつけて下さいね。

参考になればと思って、マッサージ写真ぺったんしますね。
かもめちゃんのお腹マッサージ
これに左手が加わって、お腹マッサージ始める時にはもうトロトロに 溶けてます(笑)
右手の親指は、腸をマッサージしてます。他の指で背中をナデナデ。
猫の体制は、仰向けと思われている方もいらっしゃると思いますが、うちはうつぶせが多いです。
大体30分以上ナデナデ、時々お腹モミモミ、顔ナデナデ…やってます。

 蛇足ながら、管理人からもちょっとばかし
うんこちゃんご一行様は、下腹の左側に滞在しています。
なので、ぐるぐるのの字マッサージは、左側を上から下に撫でるようにします。
のの字マッサージ 

クリックで拡大します。

モデル・二代目ラクシュミー
マッサージは、最初から上手にはなかなかできません。
糞隗を捜そうとか張っているか確かめようとはせずに、ただ気持ちよくなるように撫で撫でだけでも充分だと思います。
気持ちいい・・・これ、大事です!
そして気持ちいいのは、猫さんだけじゃいけません。
お世話するほうも気持ちよくなくては。

暖かく静かな場所で、優しく猫さんの身体を撫で撫で。
コツは、 『お世話人がリラックスして、幸せな気持ちで』です。
しばらくやって猫さんが落ち着いているようだったら、そうっとお腹のほうも撫で撫で。
どうやって・・・などはあまり気にしないで、猫さんが気持ち良さそうだったら、それでオッケです。
でももし嫌がったり噛んだりしたら、すぐやめる。

どうもマッサージがうまくいかなかったら、身体にただ手を当てるだけでもいいんです。
お腹など、しんどそうな場所にそっと手を当ててるだけ。
そのとき自分の手のひらからエネルギーが出て、それが猫の身体を癒していくのを想像します。
心を落ち着けて集中して、でもリラックスしながらね〜。
これも猫さんの意思を尊重して、嫌そうだったらすぐやめようね。

と、こんないい加減な感じでやってても、何日か続けるうちになんとなく、猫さんの体調が分かるようになってきます。
お腹の感触がいつもとちょっと違うとか、触ったときの反応が違うとか。
焦るのが一番よくないので、のんびりやりましょう。

 お腹マッサージ 〜 中級 便秘のツボ

 雨さんより〜
お腹なでなでは、猫さんによっては断じて許さんっ、て場合もあると思いますが、 背中に便秘のツボがあります。
人差し指と中指で背骨をはさむようにして、首から尻尾までつーーーっと指を滑らせると、猫さんの背中が「うにょんっ」ってなるところありますよね。
そのあたりを背骨をつまむように、背骨の脇を押し込むようにすると、腸の動きを助けるそうです。
猫さんが姿勢よくお座りした時の背中の曲線の頂点とシッポの付け根のシッポ寄り1/3〜1/4くらいのところだと思うんですが、さわると反射的に猫さんの背中が波打つように動くところです。

即効性はないかもしれませんが、これだったら、ほんとに普通のなでなでついでにできるので、お試しくださいませ。

管理人より〜『にゃんこの指圧(著作:かまくら元気病院 院長・石野孝、発売:インターワーク出版』という本によりますと、猫さんの便秘のツボは3箇所あるそうです。
(画像参照・モデルはいっちゃんではなく、2代目ラクシュミー)

クリックで拡大します

1:大腸愈・・・第4腰椎と第5腰椎の間の両側にあるくぼみで、左右に1点ずつ。親指で指圧。
2:関元愈・・・第5腰椎と第6腰椎の間の両側にあるくぼみで、左右に1点ずつ。親指で指圧。
3:小腸愈・・・ 第6腰椎横の突起末端と腸助筋の相対するツボです。左右に1点ずつ。親指で指圧。

文章だけじゃ、素人にはさっぱりですね。
なので参考に画像を付けましたが、写真中の点は本の絵から推測した大体の位置ですので、微妙に間違っているかもしれません。
絵をそのまま載せるのは著作権の問題があってできないので(文章を勝手に転載した時点ですでに大問題なのですが・・・)、きっちり知りたい方は本を購入されたほうがいいかもです。
他にもいろいろな症状のときのツボがいっぱい載っていて 、人間の場合のツボもありで、お役に立ちそうです。
(在庫切れなどで手に入らない場合は、『猫 ツボ 指圧』などで検索すると、同様の書籍がいくつかヒットするようです)

 お腹マッサージ 〜 上級・うちの場合

 仕込み
王様、うすく血便するようになってしまいました。
腸の病気とかではなく、直腸近辺の粘膜が乾燥気味なので(歳のせい)、うんこちゃんで擦れて軽く擦り傷になり出血。
人間だと「」だそうです。
対策として、排便前に指で肛門内部にオイルをたっぷり塗りつけておきます。
マッサージしなくても、これが刺激になって便意が来ることもあります。

 便意を起こさせる

  1. 猫さんを左を下にして横に寝かせる
  2. 自分の手をしっぽ側から猫の脚の間に入れる
  3. 左足の付け根あたりをまさぐります。ころころだったり棒状だったり形はいろいろですが、ちょっと硬い塊が手に触れたら、それがうんこちゃんだ!
    おしっこが溜まっていたり、太った猫さんだと分かりづらいかも。
  4. 溜まっているはずなのに糞隗がない場合は、どこかに隠れてます。
    慣れてくると見つけ出せますが、そうじゃなかったらしばらく放っておいてまた捜すと、出てきてることも多い。
  5. 糞隗を確認したら、それを上から下に、そっと優しくゆっくり撫で下ろします。
    それを便意がくるまで何回もくり返す。
    いっちゃんの場合は早いと3分、遅いと2時間かかることもあります。
    でも1時間やって便意が来なかったら、またあとで、にしたほうがいいと思います。
  6. お腹マッサージしてて、猫が「にゃっ」といってトイレに急いだら、便意が来たのでマッサージ終了。
    たまに、おしっこだったというフェイントもありますが。



こんな感じでお腹マッサージ

上から下へと撫で下ろしますが、中心は中指。
手首の動きを軟らかく、華麗な舞いを舞うように。

(私はこれで腱鞘炎になりました)

 便意がきたら

   トイレでふんばる編  

   寝うんこでふんばる編

どうしても頭が出てこない場合は、猫さんにお願いして横に寝たままふんばってもらおう。真っ赤な直腸が丸見えで、自分が気を失いそうになるけど踏みとどまる。

  ・・・ しぼり出すときは ・・・
★ 糞隗がそれほど大きくなく、そのままで肛門を通過可能な場合

  ・・・ 綿棒でかき出すときは ・・・
★ 肛門よりも糞隗のほうが大きく、そのままでは通過不可能な場合。あるいは縦のものが横になってしまってて、通過不可能な場合

王様はこれで今のところ出せてます。でも、ふんばって吐くことは多いし、難産の時は何日かかけて少しずつ出すこともあります。
大事なのは『無理をしない』こと。マッサージ、しぼりだし、綿棒でかき出し、どれも力を入れる作業ではありません。必要なのは根気と優しさ。なかなか出なくて猫さんが疲れてきたら、すっぱりやめてまた明日、くらいのほうがいいと思います。


うんこちゃん出ろ出ろ大作戦・3種の神器


オリーブオイル、綿棒、ウエットティッシュ(赤ちゃんのおしり拭きも厚手・低刺激で使いやすい)

 最初、肛門内部にオイルを塗るときには、思い切り深爪して指をブラシでごしごし洗ってから素手でやっていました。しかし万が一にも王様に怪我をさせちゃならんから、何かで指をカバーしたほうがいい。

うちの獣医さんのお勧めは、薬局で売ってる『指サック』。
細、中、太と3種類ありますが、どれも私の指にはサイズが合わなくて使いにくかったです。
次に試したのが『コンドーム』。とっても薄くてよく伸びて、こちらのほうが微妙な指の感覚が損なわれずに使いやすい。人差し指か中指にはめて、ぴっと張って、余った部分は手の中に握っておきます。

うちでは使っていませんが、一番使いやすいのは手術用・医療用をはじめとする『極薄ゴム(ラテックス)手袋』かもしれません。
獣医さんに分けていただくか、市販品もあります。
楽天で『医療用手袋』『手術用手袋』で検索したら、たくさんヒットしました。
ケンコーコム内の『メディカル用手袋』、『介護用手袋』なども同様。
美容師さんがヘアカラーを施術するときなどに使うゴム手袋も応用できるとかと思います。
例えば『オカモトビューティグローブ』で検索すると、販売店がヒットします。


指サック
普通の薬局で買えます

楽天にあった医療用手袋

指サック、手術用手袋、いずれも事前にオイルをたっぷり塗っておきます。

 ごく稀に、ゴムアレルギーの猫さんがいるそうです。
その場合は何か他のもの、例えばサランラップを指に巻きつけるなど、各自で工夫してくださいね。

 特定の食品にアレルギーのある猫もいるので、心配だったらオリーブオイルではなく、潤滑ゼリーのほうがいいらしい(かかりつけの獣医さん談)。
その名の通り、潤滑を良くするぬるぬるしたゼリーで、薬局で買えるそうです。

 ウェットティッシュは皮膚に刺激がありそうなので、アルコール(エタノール)が入っているものは使いません。
それでも肛門周りはウェットティッシュでは拭かない。赤ちゃんのお尻ふきなら大丈夫かもですが、うちでは使っていないです。
お湯のタオルで、よほど汚れていれば無添加石鹸か少量のナチュラルシャンプーで、お尻だけ洗います。

 お腹マッサージ 〜 上級・詳細画像つき!

麦芽さんちのししどさんの場合 
麦芽さんの薀蓄雲泥ブログからパクりました。オリジナルは2005年10月21日の記事です。

ししどさんのお腹の状態・レントゲン図

ししどさんの御本尊様はもともとは小玉なので、そのまま、出口に一直線してくれればいいのですが、出口に近い御本尊は骨盤に囲まれて結合巨大化して、出口近くで蓋の役割を果たしちゃって。
行き場のない御本尊様は、どんどん密着、仲良くなって巨大化、水分を失ってカチカチになって、結果、頑固な便秘になっちゃうんじゃないかと…。

今では、自ら御本尊様を出そうという気配は、微塵もない訳でして(涙)
だからといって、出てくれないと、大変、困る訳で。
そんなこんなで、お腹を揉み揉みして、御本尊を出口の方まで持ってきて、摘み出すという『御本尊、揉み揉み』をするようになりました。

どんな感じで、やっているかというと…

まず御本尊様がどのくらい溜まってるのか、連なってるのかを、立ってる状態で確かめます。
ししどさんの御本尊は、小玉で固ーいのが仲良しになって結合、巨大化しているので、結合部分に力を入れると、ある程度は崩れてくれます。
出口付近にある御本尊様を上手く崩せると、後がかなりスムーズになるんですが、これが、なかなか(汗)


いやんな予感で、いっぱいいっぱいな、ししどさん。
すみませんが、横になってなって下さいな。


お腹の上から御本尊を摘んで、出口の方へ移動させます。
これは手の形が見えるように、ちょと上を摘んでます。


実際は、もっと奥の方(背骨寄り)に御本尊様があるので、手もこんな感じです。


ある程度、御本尊様が出口の方に寄ってきたら、出口を水で湿らせてマッサージ。
出口が緩むかもん…な効果を、狙ってます。
ぶどう油を使ってたこともあったんですが、出口を舐めた直後に踏ん張りケーをされて、大事をとって今は水っていうか、ぬるま湯にしてます。


ひたすら下に向かうように、マッサージ。あくまで優しく、ゆるゆると。
上手くいってると、出口がちょと膨らんできます。



ししどさんの場合、御本尊様は数珠つなぎなので、上の方にある御本尊様で下の御本尊様を押し出したり、
下の御本尊様を一度、出口から遠ざけて、また下ろしたり。
お腹の表面をさすってみたりと、出口の様子を見ながら、いろいろなパターンで、ソフトに優しく攻めます(笑)


出口がぷっくり膨らんできて、御本尊様が下りてきているのが、分かります。


なんとか、お顔が見えてきました。
が、ここで焦って摘み取ろうとすると、ししどさんが、御本尊様をちゅるんと体内に戻してしまうので、
もうちょっとお顔が良〜く見えるまで、手を休めずに頑張って、揉み揉みします。


ここまでくると、ししどさんも、さすがに早くすっきりしたいので、踏ん張って協力してくれます。
自力で出せれば一番いいのですが、仲良し御本尊様だとデカくて、出口に引っ掛かってしまっているので、
お手伝いして、出口の脇の、出来るだけ奥の方に指を置いて、御本尊様を摘み取ります。

やっと御本尊様と、御対面です(笑)
 クリックで拡大。ご本尊様のアップです。

この作業が5〜6回で、30gぐらい出ます。
時間はまちまちですが、一度目の御本尊が出てからは、一時間以内で終わるようにしてます。

米 この『御本尊、揉み揉み』は、先生には一応了解を取って、最低でも月一回は通院、診察してもらって、溜まり過ぎたときは摘便してもらってます。
うちも揉み揉みしてみようかなぁ…って場合は、必ず獣医師に相談、指示を受けて下さい。
自己判断だけで揉み揉みするのは、大変危険です。

また、これだけねちねち、お腹を揉ませてくれるようになるには、時間がかかると思います。
ししどさんは比較的大人しい猫さんですが、ここまでくるのに2〜3年はかかってます。
手に残ってる引っ掻き傷は、すべてこれのお陰です(笑)

管理人より〜麦芽さんのマッサージは、うちと同じ方法、手順と思います。詳細な画像をありがとう!
麦芽さんの『薀蓄雲泥ブログ』には、うんこちゃんマッサージの他、慢性腎不全の情報が盛りだくさんです。

 お腹マッサージ 〜 最上級 うんこちゃんマスター免許皆伝

 かもさんちのカモメちゃんの場合
うちは、なが〜くなっている便をほぐす所からはじめます。大きい塊をそのまま出そうとすると、お尻の穴がダメージをうけたり、詰まったりしちゃうので、

なるべく
@軟らかくして
Aほぐしてます.

ちなみに、スーパーC使ってました。
でも効かなくって、人間用のエスターCに変更。
これが、また苦くって飲ませるのが大変!!
あと、ファイバー系のサプリも使ってます。

 便のほぐし方

  1. お腹を触って大きな便の塊をさがす。
  2. 直腸あたりの便を、うんぎゃ!と掴んでほぐす。
    (膀胱に尿が溜まってたら、やりにくいので排尿後)ひたすら、ほぐしていく。

 獣医さんから教えてもらった方法

  1. 猫の頭側に(人が)座る
  2. 右手を広げ包み込むように猫のお腹に手をあてる
  3. 骨盤腔の中をさぐる(なるべく肛門に近い位置)
  4. 便の塊を発見したら、一旦肛門付近からお腹の方まで便を移動させる
  5. ほぐしやすい位置で、ほぐす

 ほぐれたら

  1. マッサージ(やり方はひぴさんと同じ)
  2. どうしても出ないようなら、便を直腸から肛門に向けぐっと押す(上手くいったら肛門が盛り上がる…きゃっ)
  3. 肛門が盛り上がったら、盛り上がっている肛門の根元を両脇から絞るようにして便を押し出す。(大きい塊でなければ、うまくだせる)
  4. それでもダメなら…人指し指を直腸にいれ、摘便。
    人指し指には、オイルを塗り塗り。
    終わったら微温湯でやさ〜しく拭いてます。

摘便の仕方は要獣医指導。

今では慣れたもので、お腹の中の便全てかきだせます。
もちろん、いっぺんにでなく、何回もお腹マッサージして便を直腸まで降ろします。 

基本は便を軟らかくしておく事。これが結構難しいです。

ちなみに私は、獣医さんが医療用の手袋(ラテックス製)のをくれました。
そのまま使うのはもったいないから、各指だけ切り取って、中指にはめて使ってます。
ホントは、猫→人への感染を防ぐため手袋してください!って言われたのさ。だから、これは、ホントはいかんみたい。

摘便の時は旦那と2人でやってまーす。
旦那がカモメの足を押さえて、私がほじります。
ほじり方は、左手で便を肛門付近まで降ろしながら、指でカキカキ。
大きい糞隗が邪魔している時は、指を穴にいれて直接ほぐす。
このやり方だと、お腹の中の便全てだせます。

でも猫の疲労が激しいから、あんまりやりたくないです。

 雨さんちのペケペケちゃんの場合
長編なので、ページを分けました。
下記をクリックしてください♪

詳細・画像付きうんこちゃん出ろ出ろマッサージのすべて!

★ 管理人より
 うんこちゃんほじほじは直腸をいじるということで、直腸は内臓です。
かもさんも書いておられますが、「チャレンジ!」と思った方は、まず獣医さんにやり方を教わってからにしてください。私も手取り足取りの講習はありませんでしたが、ひととおりの説明はしてもらいました。ずっとやっていくなかで、猫さんの体質によって少しずつのアレンジは大いにありだと思いますし、指が入る程度の深さで重大な事故は起こりにくいと言われましたが、慎重にやるべきことには違いありません。絶対に無理はしないでください。

 かもさんとうちの違いは、かもさんはまず、うんこちゃんの塊をほぐしてから出す。うちは塊のまま下に降ろして、崩しながらなんとか出す。その違いが『指でかき出す』と『綿棒で引っかけつつかき出す』になっているわけです。
かもさんのやり方のほうがいいのは、言うまでもありません。塊のまま降ろしてしまうと、なかなか出なくて切れ痔や脱肛の危険があります。
 
しかし王様のうんこちゃんは、サプリを飲ませても水分が少なくてかちかち。そのうえ私がへたなので、お腹の中でのうんこちゃんほぐしが難しく、仕方ないから出口付近でほぐしているわけです。
かもさんのうんこほぐしマッサージはかなり力を入れてやりますが、うちでは糞隗を下に降ろすのが目的なので、力は入れません。

もうひとつの違いは、かもめちゃんはふんばらないそうですが、王様はふんばる。この違いだけでも、摘便のやり方に細かい差が出てくるのだと思います

 猫さんの体質はそれぞれ。無理をせずに、ベストの『うんこちゃん出ろ出ろ大作戦」を見つけよう!私もまだ試行錯誤の最中です。

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