詳細・うんこちゃん出ろ出ろマッサージ!
マッサージで糞塊を崩しながら摘便する方法です。
猫さんによって最適のマッサージ法はそれぞれ違いますので、雨ちゃん&ペケペケちゃんの方法があなたの猫さんにとってのベストとは限りませんけれど、非常に参考になる内容だと思います。
(ケアと対策のページにもいくつかマッサージを載せてありますので、興味のある方は見てみてくださいね。)
以下の記事は全て、雨ちゃんのブログ『私家版・雨の内緒話』内の『うんこテク』カテゴリーからパクりました。
雨ちゃんのブログはパスワード制になっておりますので、オリジナル記事は『pekechoro』とパスワードを入力してお読みください。
記事中の画像は、クリックで拡大します。
猫の便秘で悩んでいらっしゃる飼い主のみなさま、
言うまでもないことだとは思いますが、
ここを読んで鵜呑みにしてすぐ実践なんてことは、
ゆめゆめなさらないでくださいませね。
もし何か便秘に隠れた疾患があったら、
自己流の便秘対策で大事に至らないとは限りません。
必ず獣医さんに相談してください。
私の場合、
糞塊を崩す時の力加減は、獣医のやり方を何度も見て参考にしました。
アシストと摘便は、獣医に指導してもらいました。
(口頭説明だけですが。)
そしてネットなどで、たくさんの方々の工夫、アイディア、コツ、アドバイスを拝見し、
何年もかけて、ペケペケと私にとってベストな方法を模索中です。
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ペケペケの便秘が発覚した2003年末から、
早5年近くの月日が流れたのね…。(感慨)
当初、ペケペケも太っていたし、マッサージは嫌がるし、
おなかの中の糞塊なんて、さっぱりわかりませんでした。
2005年10月の段階でもちっともわかっていません。
世界でもっとも当てにならない私の記憶によると、
おなかの中の糞塊を、「これか!!」と初めてしっかりと認識できたのは、
初自宅摘便の時だったような気がします。
初アシストは、megmegさんにご指導いただいて、
初摘便の翌日の2006年7月13日。
それからだんだん、おなかマッサージで糞塊が確認できるようになりました。
(なにもかもが順番が逆…。(-_-メ))
糞塊を崩す時と押し出す時は、私はほんとにものすごい力を入れてます。
猫の腹腔内のうんこと腎臓が似た感じだというのをどこかで読んだことあって、
「腎臓押しつぶしちゃったら…」とか、「膀胱破裂しちゃったら…」とか、
毎度恐ろしいことを考えます。(-_-;)
猫さん飼い主さんペアによって、うつぶせとか仰向けとか、ベストな体勢があると思います。
ペケペケは、おなかマッサージは仰向け、
糞塊崩しとアシストの時は立った状態、
摘便の時は横抱きです。
おなかマッサージとツボ押しは、ほぼ毎日。
「お腹をのの字を書くように、ゆるゆると撫でる。
毎日、30秒でも1分でも、暇を見つけてちょこちょこと撫でる。
猫さんがひどく嫌がったら、すぐにやめる。
たとえそれでうんこが出なくても、猫さんが気持ちよいならオッケと思います。
暖かく静かな場所で、優しく猫さんの身体を撫で撫で。
『お世話人がリラックスして幸せな気持ちで』がコツです。 」
糞塊崩しとアシストは、
ペケペケのふんばりラッシュが来たり、
上から見て、おなかが横にでっぱってきていたら、やります。
摘便は、めったにしません。
うんこがかちかちからからの硬結便になってしまっていそうな時、
おなかマッサージ、糞塊崩しなどをやっても便意が来なくて、
うんこが肛門までなかなか出てきてくれない時など、
潤滑剤としてグリセリンを塗布するつもりでやっています。
その時の食餌、薬、サプリなどによっても違いますが、
1ヶ月に1回あるかないかくらいだと思います。
糞塊崩しもアシストも摘便も、決して深追いはしません。
ネコの疲労がひどいからです。
どれも決して簡単ではないですし、
(少なくとも私にとっては。)
ネコの協力も不可欠です。
ペケペケは、おっとりおしとやか天下一のいいコちゃんなんですが、
ここまでやらせてくれるのに2〜3年かかっています。
それでも、アシスト終盤と摘便はかなり嫌がって、絶叫&抵抗します。
うんこテク -2. 糞塊崩し-
最初に前足の付け根あたりから、でっぱった感じのする横腹両側を
ピアノを弾くみたいな指で、
肛門方向にでっぱりを移動させるような感じで
むにゃむにゃむにゃんと押し流し(?)ます。
徐々に手を肛門方向に動かして、糞塊を確認します。
手の配置がわかるように、ペケペケを仰向けにしてみるとこんな感じ。
糞塊が背骨方向に寄っていると確認できないので、
両手で背骨から腹部に向かってやわらかく押してみます。
(腎臓がある近辺はあまり力を入れないようにしています。)
糞塊がおなかの方に下りてきた感じがしたら、
再度肋骨の終わりから。
途中でもにょもにょしたりもします。
ごついかたまりがあったら、ぐぅっと力を入れてもみほぐします。
おなかの中央付近の糞塊は、まだかちんこちんになっていない可能性が高いので、
集まってしまった小玉をほぐす感じ。
糞塊が大きかったら、
指で少し押しつぶすような感じで太い角を取ります。
(あくまで『感じ』です。)
うんこテク -3. アシスト-
自力、またはマッサージで肛門近くまで糞塊が下りて来ると、
肛門がふくらんできます。
肛門わきをやわらかくさわって、糞塊が来ているかどうか確認します。
確認できたら、肛門わきを押して糞塊を押さえ込み、
そのまま押し上げるようにして糞塊を外に出します。
(手前の指は、出てくるうんこを受け止めようとスタンバっている左手。
この時は、写真を撮るためかっこうだけ、と思ったらたまたまそこに糞塊があって、
ティッシュを用意してなかったのでつい素手で…。^^;)
糞塊が腹腔内に逃げてしまうようだったら、
左手親指で糞塊を肛門方向に押し上げつつ、右手でアシストします。
うんこテク -4. 摘便-
グリセリン、医療用手袋、ペットシーツなどを準備します。
ネコを横抱きにして、両前足の間から左手を入れて、
保定兼糞塊押し出しをします。
(実際にはやっていないのでかっこうだけ。
ほんとにやる時は、ひざの上にペットシーツ、その上にペケペケ。
私の右手には医療用手袋です。)
糞塊が肛門の出口まで来ていたら、アシストで十分です。
うんこがそこにあったら指入らないし。
手袋をした右手人差し指にグリセリンをまぶしつけ、
しっぽを持ち上げて肛門の位置を確認して、
背骨方向に向かって指を入れます。(第2関節くらいまで。)
ぐるりんっと肛門内部にグリセリンを塗りつけます。
同時に左手で糞塊をもみ崩しながら肛門方向に押し上げて、
糞塊に触れたら、
左手親指で押し出しつつ、右手人差し指にひっかけてひっぱり出すか、
右手人差し指を引き抜きながら、
(うんこの通り道のジャマならないように)
うんこ押し出し&アシストに移行します。
うんこがたくさん取れなくても、
出口付近に何度かグリセリンを塗布して、
うんこがすべり出やすくしておくと、
直後に自力でうんこしてくれることもあります。
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今まで、ペケペケの便秘対策として、
薬やサプリのことについては何度か記事にしてきましたが、
物理的な補助についてきちんと書いたことがなかったので、
現在やっていること、としてまとめてみました。
最後にもう一度、
うんこテク -1. 前置き-冒頭の注意書きを必ず読んでください。
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