ぎゃおす王国記・ラクシュミーの王様への道

『王様の慢性腎不全日記』&『日記の山トップ』はこちらです 。

 

 2004年1月 

2004年01月01日(木) 元旦からハンスト 
0時になって新年になり、2004年最初のお風呂はらくと一緒。
らくは蓋の上に居座って、私がお湯からぴょこぴょこ足の先を出してやると大喜びでじゃれつくが、ツメは出さないんだよね。大人だなあ、らくさん。
今年も、これから何十年でも、いっしょにお正月を迎えてください。よろしくね。
だからカリカリも食いなさい。猫缶ばっかりじゃ歯に良くないって。

深夜に猫ベッドで寝ていたらくが、のっそりと起き上がった。声は出さなかったけど、しっぽが膨らんでタヌキになってた。怖い夢でも見たらしい。らくさん、もしかしてそれって初夢ですか?わはは、嫌な事はもう夢で済ませたから、あとはいいことばっかりだよ。

朝6時半頃に「ななちゃんの掲示板」を覗いてから寝て、午後2時に起き掲示板を開いたら、「ななちゃんが見つかった」とみっちゃんからの書き込み。ぎゃああああ、嬉しい!書き込み時間を見たら、あと30分起きていたら寝る前に知れたのにな。でもそうしたら、興奮して眠れなくなっちゃったかもしれない。
ああ、そんな細かいことはいいや。ななちゃんが帰ってきた、これだけが大事で嬉しい。

いい元旦だ。いい新年の幕開けだ。2004年は、きっといい年になる気がする。
いっちゃん、そこにいる?聞いてる?ありがとう!いっちゃんは、ずっと一緒だよね。

しかしらくは、元旦早々ハンストです。カリカリは一粒たりとも食べないで、猫缶を「びぎゃ〜おおお」と催促する。鶏を煮てやっても食べないで、ひたすら「ねこか〜ん」とわめき続ける。私が寝ている間は、カリカリ食べてあったのに。
だめだって!あんたは元気なんだから、なんでも食べるの!といいつつも、またもやらくに負けてしまった。
猫缶は一回じゃ食べきらないので、週に一回くらい開けた日に半分あげて、翌日に残りの半分をあげて・・・くらいのペースだった。ここ何日かはあまりカリカリを食べなくなったので毎日だけど、一回だけだった。今日は、2回も猫缶をあげてしまった・・・。だって、なんだか痩せてきたみたいだし。顔も三角っぽくなったし、お腹も中身が減って弛んだ気がするよ。
なんでいきなりカリカリを食わなくなったのだ。体調が悪い感じはしない。元気に暴れている。
猫のきまぐれか?調子が悪いのじゃなければいいけど。

らくのうんこちゃんは、毎日一回、しっかりしたブツが出る。それがここのところ、しっかりし過ぎてきた気がする・・・。硬すぎないか、これ?便秘はやめてくれ〜。それはイヤじゃ、いろいろこちらの都合ばかり言って悪いが、便秘はいかん、やめてくれ。

2004年01月02日(金) ナチュバラが好き 
元旦の深夜というか2日の早朝というかに、いっちゃんとらくが載っている猫カレンダーを壁にかけた。迷ったが、2部あるので1部は使うことにした。
もう一度1月から順に見ていき、いっちゃんはすごく男前できれいな顔だと、くりくりと意見が一致した。らくは「わはは、らく〜」と笑っておしまい。ま、らくはこれからだからね。今年はもっといい写真を送ろうね。

今日は私は母の家にいったので、らくはくりくりとお留守番。昼間はこたつで寝てばかりで、ご飯もあまり食べなかったらしい。
夜は猫缶とカリカリ。ドライはナチュラルバランスしか食べなくなったが、どうせすぐに飽きる。
ナチュラルバランスは、いっちゃんも好きだった。味も匂いも強くないのに、嗜好性は高いらしい。
何が猫を引きつける?疑り深くなってしまった猫メシ調達係りです。

母の家から帰ってくるとき、駅の階段に定期入れが落ちていた。捨てたのかとも思い通り過ぎかけたが、近づくと膨らんでて中に畳んだお札が入っているのが見えたので、駅の窓口に届けた。
そのときの会話。「落ちてました」「そうですか」以上。
・・・そんなんでいいのか?「あっち側の階段で拾いました」と聞かれてもいないのに更にしゃべったら、「階段ね」・・・以上。
ちゃんと落とし主に届くのかなあ。なんだか頼りないけど、そんなもんなのかな。

2004年01月03日(土) ドメインとこたつ、ご購入
HPのアドレスが『gyaos.com ぎゃおす・ドットコム』だったら、ちょっとかっこいいかなと思っていた。ドメインの検索をするたびに、『gyaos.comは使用可能です』となるので、それだけで満足していた。本気でドメインを取るつもりじゃなく、ほんの遊びでやってみてるだけだった。
それが今日、久しぶりに検索したら、使用不可となっていた。誰かが取ったのね。gyaosなんてドメイン、誰が欲しがるんだ?怪獣屋さんくらいしか思いつかないぞ。
本気じゃなかったくせに、もうないと分かったらムキになった。『gyaos.jp』は残ってるが、大映ファンの集いみたいだしなあ。あれこれ弄り回した挙句、勢いで『gyaos-kingdon.com』でドメインを取ってしまった・・・。サーバーもないのに、どうすんだ。

夕方になり、さて今日はどれにしようかなと山積みの猫缶ストックの前に立ったら、らくが慌てて走ってやってきた。らくはめずらしく押入れの引き出しの上で寝ていて、そこからは私が猫缶山の前に立ったのは見えない。まだ缶に触っていないから物音もたててないのに、なぜ「猫缶タイム」が分かったの?猫超能力だ。競馬の予想とか、してくれないかな。当てれば猫缶たらふく食い放題と分かれば、やれるんじゃないかと思うが、どうやって競馬新聞と猫缶の因果関係を理解させるかが問題だ。

うちのこたつは30年もので・・・と思っていたら、まだ25年しか経っていないとくりくりに訂正された。どちらにしろ古くて、中が赤い光でいっぱいになる。よくらくがもぐっているが、猫の目に良くないらしいし、電源ユニットがでかくて内部がせまく、スフィンクス座りをすると頭がぶつかる。コードの疲労も気になり、火事のニュースで「こたつ周辺から出火の跡」などと聞くと心配になる。安いのがあったら買おうと思いつつ放っておいたが、昨日母の家でみんなからいっせいに「そんな古いこたつは危ない!らくちゃんが焦げたら大変だから、新しいのを買いなさい!!」と怒られてきた。・・・おととしの夏は、やはり古いエアコンを「カビだらけで身体に良くない!いっちゃんのためなんだから、新しいエアコンくらい買いなさい!!」と母に怒られた。
そんなわけで、ネットショップでおととしの夏はエアコンを、今日はこたつのご購入ボタンをぽちっと押した。
母には逆らえない。『猫のため』という大儀(?)には、強制執行力がある。そのふたつが揃ったら、どんなボタンだって押すしかない。

らくは流水が大好きで、浴槽の栓を抜くとお湯が排水溝に吸い込まれるてなくなるまで、じっと眺め続ける。その猫の背中を、しゃがみこんでじっと眺め続ける男くりくり、40歳。・・・微笑ましいのか、もの悲しいのか分からん光景だ。

2004年01月04日(日) 擦りむけた 
お風呂場から、「かたん・・・かたん・・・」と音がする。らくがお風呂の蓋を開けようとして、手で持ち上げている音だった。床に立上がって手を伸ばしたり、蓋に乗っかってめくって開けようとするが、何度やっても失敗する。端を少し開けてやったら、一生懸命に覗き込んでいる。
うちのお風呂の蓋は2重になってて、普通の蓋の下に断熱材のシートを直接お湯に乗せてある。
らくは、少しだけ開いている蓋の隙間から断熱材の上に手を下ろすのだけど、シートが沈んでしまい手が濡れるので急いで引っ込める・・・を延々と繰り返している。
らくにとっては大事な任務らしいのだけど、その最中に玄関ブザーがビービー鳴って聖書の人が来たら、らくはびっくり仰天して大慌ててお風呂場から逃げ出した。

聖書の人にお引き取り願ったあと、らくを抱き上げたら顔に怪我をしていた。耳の下の毛が薄くなっているところが、擦り傷で赤くなっている。
泡を食って逃げたときに、どこかにぶつけたらしい。いっちゃんの抗生物質を綿棒で塗って、様子を見よう。明日は獣医さん、やってるのかな。行かなくてすむといいけど。

らくは夢中で遊んで、しょっちゅうどこかにぶつかっている。今までも怪我をしているのに、毛が密集している場所で分からなかったことがあるかも。
冬は部屋の乾燥防止のためにお風呂場のドアを開けっ放しにしているが、これからは出かけるときは閉めなくちゃ。
誰もいないときにらくが何かのはずみで蓋を開けてしまい、小さい隙間から浴槽に落ちたら怖い。

狭い家の中じゅうをフルに使って、らくは遊びを見つけ出す。いっちゃんは、狭い家の中のさらに狭い範囲内しか動かなかった。いっちゃんにとってお風呂場は縄張りの外で、私が入浴中はドアの前に座って呼ぶので、入り口を開けたまま入っていた。姿が見えないと心配するらしかった。
らくもドアの前で呼ぶから、やっぱり入り口は開けっ放しだけど、らくはどんどん中に入ってくる。
らくは、テレビをけっこう見ている。棚の上の特等席に陣取って、じっと画面を見ている。いっちゃんは、まったくテレビを見なかった。
窓の外を鳥が飛ぶと、らくは興奮して小さい声で「えっえっえっ」と鳴く。いっちゃんは無反応だった。目の前を虫が飛んでも、まったく無関心。赤ちゃんの頃からそうだった。

らくのほうが、猫として普通だと思う。いっちゃんは、どうしてあんなに何に対してもも興味がなかったのか。いっちゃんの関心の全ては、私に向けられていたような気がする。親から1ヶ月半で離したのは早すぎたに違いなく、そのせいかもしれない。そのころは何も知らなくて、ただ赤ちゃんいっちゃんを受け取ってしまった。いろいろ想いは尽きないが、いつかまた会えると信じよう。

写真:怪我をしても、元気に猫缶を食べるらく


2004年01月05日(月) 猫草とケーの謎 
起床。すぐさまらくを捕まえる!顔の怪我の点検!!
昨日は赤かった傷が薄いピンクになって、ちょっと見ただけでは分からないくらい。これなら獣医さんに行かなくても大丈夫よね。
ニコタマも傷が全然分からなくなって、ぽやぽやと短い毛が生えてきた。カビた豆にそっくりで笑えるが、冗談ではなく経過が順調でうれしい。

隣の神社で、氷川様のお札を焼いてもらった。毎年母が送ってくるので、前の年のはお正月にお隣で焼いてもらうのが習慣だけど、去年のお札はいつものと違う。
送ってくるからただ飾っておいたお札だけど、いっちゃんの体調が悪くなってからは毎日何回も、時には何十回も拝んだ。王様シェルターの上の壁に置いてあるので、何かというと無意識に顔を上げて祈っていた。ご本尊が出ますように、食べてくれますように、出血が止まりますように、もうケーはなしにしてください・・・。毎日いろいろ盛りだくさんでお願いした。
そのお札を焼くのは寂しくて迷ったが(それで5日になってしまった)、「ありがとうございました」とお礼を言って空に帰すのが礼儀だろう。
いっちゃんに繋がるものなら何でも取っておきたいのに、少しずつなくなってしまう。物じゃなくて心なのだろうけど、その心が弱いから、物に頼りたくなる。

隣の神社も、通るたびに(駅へ行く近道なので、しょっちゅう境内を横切る)礼拝した。
氷川様のお札も隣の神社も、私の都合で猫神様にされてしまい困っていたかもしれない。苦しいときだけの神頼みで、まったく勝手なことです。でもどちらの神様も、お願いを聞いてくれたと思う。いっちゃんを守ってくれてた気がする。
今まで特定の宗教を信心したことはなく、宗教心もない。宇宙を創造し命を作った、大きなエネルギーはあると思う。それが神様という名称に当てはまるのなら、存在を信じる。
どんな宗教でも宗派でも、祈る心に違いはないとも思う。普段は神様を粗末にしている私のお願いも、あんまりしつこいから聞いてくれたのかもしれない。

らくは、昼間は置いてあるカリカリをまったく食べずに、暗くなってから猫缶を食べて勢いが付いたままカリカリも食べて、ケー。浴槽の蓋の端に乗っかって、床にむかって滝ケーという大胆な手法。お風呂場で良かったけど・・・もしかして、掃除の手間を考えた上での計算か?だったらスゴいが、ありえない。
ケーは久しぶり。猫草を食べるようになってから初めてだね。

猫草は吐くために食べるのかと思っていたが、与えるようになったら逆に吐かなくなった。
いっちゃんも大好きだったけど、元気な頃は食べてもそんなにケーしてなかった。
謎が多いぞ、猫草。一般的には「猫は毛玉などで胸焼けすると、猫草を食べます。草に含まれるガラス質の繊維が胃を刺激して、吐いてすっきりします」のようなことをよく目にするが、それだけじゃないのでは?
エン麦(猫草の種)って不思議。種を撒くと数日で草が伸びてきて、育ちきったら草のまま茶色になって枯れる。じゃ、いつどうやって種をつけるの?秘密の呪文で花が咲いて受粉する?奥が深いぞ、猫草。

2004年01月06日(火) ケー&うんこちゃん問題 
早朝に布団に入り、うとうとしかけたとき、らくがご飯を食べるカリポリが聞こえてきた。幸せな音だなあ・・・うっとり。その10秒後に、けっけっけ〜が始まった。トラウマの恐怖音なので、反射的に飛び起きる。
カリカリが丸のまま大量に出た。食べるときに噛む音がするのに、ケーにはいつもそのままの形で出てくる。なんでやねん。
らくや、ケーの時間が朝の6時半だって構わないよ。たとえ私が寝たのが6時で、その30分後の一番気持ち良い寝入りばなに出ちゃったとしても、らくのせいじゃないもんね。好きでやってるんじゃないのだから、遠慮することないからね。
でもね、場所は選べると思うぞ。なんでわざわざ私の枕元に来てするの?飛沫が顔にかかったぞ〜っ!遠慮しろ〜!!
当のらくは、ケー・ハイで元気に暴れている。もう寝ようよ〜。

昨日の日記に「猫草はどうやって種をつけるのだ」と書いたら、ままるねこさんが掲示板で教えてくれた。
かなりたまげた。うちの草は、買ってきたのも種を蒔いたのも草のまま枯れてしまうが、上手に育てれば穂をつけるそうだ。もっとも種は中身がスカスカで次に蒔くことはできないらしいが、穂は燕麦の名の通りにツバメそっくりな形の実をつけるという。見たい!鉢植えにツバメの穂がなったら、とても可愛いだろうな。あ〜、見たいよ〜。
燕麦にも何種類かあるので、どの種を使ったら穂が付きやすいとかあるんだろうな。土はどうだろ。化学肥料がたっぷり添加された園芸用の土もあるようだけど、猫が食べるものだから、やたらなものは使えないよね。猫草研究家になろうかな。写真じゃなくて、実物の穂が見たいんだよ〜。

らくのうんこちゃん排泄シーンをなんとなく眺めていたら、らくが事後にブツを踏んづける現場を目撃。しかも運の悪いことに、今日は若干軟らかめだった。軟便というほどではなく、最近のころころに比べたらという程度だけど、踏んづけた足にくっ付くには充分な水分量。
もちろん即座に拉致&足をじゃあじゃあ洗ったが・・・。
私だっていつもいつも、らくの排便シーンを凝視しているわけじゃない。私が知らないだけで踏んでいることがけっこうあったりして・・・マジあるかも・・・きっとある〜!ぎゃああっ!
らくの足はいつもきれいで本猫も澄ましているが、どこにやってるの〜?舐めたのか、まさかまさか畳やカーペットで・・・。ぎゃああっ!とってもイヤだ。考えたくない。勘弁してくれ〜。
ううう・・・でも元気で長生きしてくれるのなら、許そう・・・。つか、丈夫でご長寿で損失補填してくれ。頼むよ。

2004年01月07日(水) 破壊活動絶好調
私もくりくりも布団に入ってから、いまだかつてないほどの激しさで破壊活動が展開された。
らくは絶好調で、うす暗い部屋の中をモモンガのように滑空している。キャットタワーもフル活用していただいて、たいへん嬉しいです。
まだ暗いうちの、早朝という時間もスバラシイ。うちにきた当初は、みんな寝てからも一人で暴れていたけど、もうずっと私が寝るとらくも寝るようになっていた。今朝の山猫元気パワーは、そんな人間側の都合なんかふっ飛ばす勢いがあったね。
よくやった、それでこそ山猫ラクシュミーだ!と褒めてやりたいが、そうはいかないんだって。元気なのは大歓迎、いくら暴れてもいいけど、下の部屋の人に迷惑になってないか気になる。

うちは一番上の階なので、下の部屋にどのくらい音が響くのか分からないのよ。隣の物音は全然聞こえないので、古い建物だけど壁はそれなりに厚いみたい。床というか天井はどうなのかなあ。
一戸建ては防犯やメンテナンスが大変そうなので(それ以前に買えないし借りれないが)、マンションが好きだけど、こういうときに困る。防音設備が完璧の集合住宅がいいな。それか、もし大金持ちだったら、このマンションごと売ってもらう。それがいい、そうしよう。いっちゃんの柱を私のものにできる。
らくのどっすんばったんをBGMに、「建物ごとくれ」と札束を大家さんにつきつける妄想をふくらませつつ眠った。

昼間、新しいこたつが到着。さっそくらくが点検して、中にもぐりこんだ。今どきのこたつはファンが付いているので、かすかに回転音がする。それが気に入らないのか、らくは「前のが良かった」という顔をして、中で寝そべっている。

2004年01月08日(木) ケー 
夕方またケー。深夜(翌早朝)に破壊活動。


2004年01月09日(金) ケー 
早朝にお風呂場でケー。ずっとしていなかったのに、いきなりケーの回数が増えたなあ。元気はあり余ってて、暴れている。初秋の頃にも、ケーが続いたことがあったな。するときは続くし、しないとぱったりしなくなる。

写真:らくの顔って、スゴいと思う・・・

2004年01月10日(土) 電磁波 
私がPCを使う机の前にソファがあって、その上にらくのベッドがある。もしやらくは、モニターから出る電磁波を浴びながら寝ているのかと急に気になってきて、がこがこと机の向きを変えたら、ものすご〜く使いにくくなった。明らかに失敗だけど、、配線やら何やらで4時間もかけて動かしたあとなので、やり直す気力なんか残ってない。もうこれでいいや。
ところでらくさんや、電磁波を避けるのに机の向きを変えたのに、机(キーボード)の上で寝てたらなんもならないと思わないかい?訳の分からないウインドウを出すのも、やめてくれ〜。

いっちゃんといつか会えるなら、いっちゃんは今どこにいるんだと、くりくりを問い詰めた。「いちごさんは、徳の高いところにいるんだよ」と、くりくり。でも、私が徳の高い場所に行けるはずがない。じゃ、会えないじゃん!と再び問い詰めたら、「絶対いちごさんが迎えにくるから大丈夫!」と自信満々に答えるくりくり。それなら良かった。安心して寝れる。

2004年01月12日(月) アイコちゃんの奇跡
深夜に帰宅。今日はくりくりも遅かったので、らくは久しぶりに長時間の留守番。私の帰宅後、ストーカーになって離れない。

掲示板に、HIROさんがアイコちゃんの乳腺腫瘍の病理検査結果を書き込んでくれていた。結果は、良性だった。
猫さんの乳腺腫瘍は、良性である確率はたったの10%なのだそうだ。
しかもアイコちゃんのは短期間に広がり個数も多かったので、ほぼ悪性だろうと言われていたけど、良性だった。しかも、残っていた片方の乳腺腫瘍が消えていた!
良性でも悪性に変わる場合があり、様子を見ながら取ったほうが良いらしいのだけど、これでもう再手術の必要もなくなった。
血液検査もレントゲンも異常なし。腎不全の兆候もなし。

書き込みの文章全体から、HIROさんの喜びが伝わってくる。私も読みながらあんまり嬉しくて、昨日今日と帰りが夜中だったので疲れていたけど、思わず手を叩きながら踊ってしまった。らくが付き合って、一緒にダンスしてくれた。いいヤツだ。
アイコちゃん、本当にすごい。アイコちゃんとHIROさんは、去年の夏からずっと頑張ってきた。腫瘍の摘出後の傷跡がなかなか塞がらなかったりで心配したけれど、こんなに素晴らしい結果が待っていた。アイコちゃんは、奇跡の猫さんだ。
アイコちゃんの弟で、去年の9月に旅立った茶々ちゃんも獣医さんの予想を覆し続け頑張った、奇跡の猫さんだった。ミラクル姉弟だね。
そして茶々ちゃんが空から見守り、HIROさんと家族が地上でお世話をし、すごい連携プレーも確立されている。アイコちゃんは、うんとうんと長生きするよ。
本当に良かった、嬉しい。

2004年01月13日(火) 続・電磁波 
PCモニターからの電磁波を心配して机を動かしたけれど、あまりにも使いにくい。さらに移動してみたけれど、もともとのスペースがわずかなので選択肢はそんなになく、事態はどんどん悪くなるばかり。あ〜、分かりましたっ!戻すよ!
電磁波避けのエプロンが売っているので、生地だけのもあるかもしれない。そういうのを捜してきて、モニターの後ろにかけることにする。先日の移動で4時間、今日は6時間。そして何も変わっていない・・・。誰か、時間を返してくれ〜。

2004年01月14日(水) 今日遊べることは今日のうちに 
日付が変わって、15日の3:30am帰宅。らくの猫缶ご飯を温めて、仕事道具を片付け座ろうとしたら、ご飯を爆食一気食いしたらくが浴槽の蓋の上に陣取って、メシの次はフロだとわめいている。ちょっとゆっくりさせてくれ〜。
お風呂に入るのはいいが、『足ぴょこ』をして遊んでやらなくてはならん。蓋を半分に折って浴槽に乗せたまま私がお湯に浸かり、頭とは反対側の蓋の隙間から足先をぴょこぴょこ出してやるだけの遊びで、普段はなんてことない。だけど今日は、ちょっと疲れてるので・・・明日にしてもらえませんか?
しかしらくは、やる気満々でポジションについている。猫の期待を裏切るのも、大人気ないし気が重い。はいはいはい、、遊びましょうね。もうやけくそで、ばっちゃんばっちゃんお湯を飛び散らせながら足を出してやったら、らくは大喜び。飛沫がかかっても平気だし、しっぽはほとんど蓋からはみ出ててお湯に浸かっているけど気にしない・・・気づいてない。
楽しんでいただけて、よかったです。

写真:らくや、なにもそんな顔で私の手を噛まなくても・・・

去勢手術後、思い切りツメを出しつつの噛み猫に戻ったらくさん。大人の気配りは止めたらしい。子供帰りですか?あ、まだ子供でしたね。

2004年01月15日(木) ただの空腹 
ワクチンの検索中に寄り道し、わんこの闘病日記を読んでしまった。その子はたくさん病気を持っていて苦しいことが多かったろうけど、それでも幸せな犬生だと思った。家族から愛されて、大事に大事に最後まで世話をされて旅立った。
いっちゃんは幸せだったろうか・・・と、また毎度お馴染みのしようもない考えが浮かんでしまい、ぐすぐす泣いていたら、こたつで寝ていたらくが起きてきて、私の足元に座ってじっとしている。
いっちゃんも、私が泣くと必ずぴったりくっ付いていてくれた。らくも、そんなことをしてくれるようになったんかい?しなくてもいいけど、らくはそのままで充分可愛いくて大切だけど、やっぱり嬉しい。
そうかそうか、まだちょっと早いけどらくは可愛いから、特別に猫缶ご飯をやろうではないか。
そして電光石火で食べ終わったら、とっととタワーに登って遊ぶらく。なんだ、腹減ってただけか。メシの催促で起きてきただけかい。

日記に、ツバメの形をした燕麦の種が見たいよ〜と書いたら、かよさんが『種屋さんの本物の種』を送ってくれた。普通に市販されているのはちょっと古いそうで、その種で穂まで付けるのは難しい。ままるねこさんは、本当に育てるのが上手だと教えていただいた。私は上手じゃないけど、新鮮ないい種なら穂を付ける確率も高いそうで、ツバメが見れるかもしれない。とても楽しみ。
もうひとつ、重要なことを教えてもらった。市販の種の中には赤っぽい色をしているものがあり、それは薬を使っているからなので猫草に使うのは良くないそうだ。種の専門家でなければ知らないことで、とてもありがたい情報です(かよさんは種屋さんではないけれど、ごく近い方に専門家がいらっしゃる)。
かよさん、どうもありがとう。大事に育てます。

写真:種が入っていた袋をかつぐ、らく。山猫印の宅配便。

2004年01月16日(金) いっちゃんの抜け毛 
私はお財布をよく無くすので、何年も前からチェーンをつけて、ジーンズやバッグに繋ぐようにした。それからは無くしたことがない。
くりくりにもチェーンを勧めたけれど、「俺は財布はなくさない」といって付けなかったのに、去年の7月(らくが来る前です)に自分から付けた。
くりくりのお財布に、いっちゃんの毛が2本挟まっているのを発見したからだった。見つけたとき「いちごさんがここにいる!」と言って、くりくりは大喜びだった。お財布の縫い目に、うまいこと入り込んでいて抜けない様になっている。このお財布は絶対に無くせないから・・・と、いそいそとチェーンをつけて、出かけるときは必ずジーンズに繋いでいる。
なんだか不思議。くりくりにとっていっちゃんは、最初は「付き合った女の子(私のことだ!)にくっ付いてきた猫」、それだけだった。今では、くりくりの尊師。なんだか、すごい。

らくは、よく食べてよく遊び、毎日一回健康なうんこちゃんをして、天下泰平にぐーすか爆睡している。当たり前の日常がこんなに幸せなのも、いっちゃんの教えがあったから。永遠の王様で、お師匠さん。

2004年01月17日(土) 猫生で初の雪 
今日は寒くて、雪もちらちら。積もらなかったけど、初めての雪を窓越しに見つめる、らく。
寒い日は、猫ベッドにショールをかける。頭からすっぽりかぶっていると、まるでいっちゃんが寝ているみたい。でも、いっちゃんじゃない。らくだよね。大事で可愛い、ラクシュミー。

2004年01月18日(日) 人用ベッド 
いつもは寝ない人用ベッドでばかり、寝ているらく。昼間は日向ぼっこして、日が落ちても夜になっても、寝るときは人用ベッド。いっちゃんが「人ベッドは暖かいよ」って教えたのか?ならもう一声お願いします。「人といっしょに布団に入ると、ぬくぬくだよ」って教えておいて。らくと一緒に寝たいんだよ〜。

久しぶりにお刺身。らくも、まぐろと真鯛とホタテを食べた。

 

2004年01月19日(月) 奥目疑惑 
夜中にらくの顔を、しみじみ見る。らくは虹彩が小さめで、昼間はびっくり顔でおかしなご面相になる。だけど、虹彩が大きくなってる夜もなんか変だ・・・。何が変なのか分からないので、抱っこしていろんな角度から眺め回した。
ついに分かった。らくは、奥目だった。ペルシャほどではないけど、目がちょっと引っ込んでいる。だから横顔もけったいなのか。
そうかそうかそうだったのかと大興奮して、人様の掲示板(サエコポンちだけど)に、世紀の大発見を書き込んで寝た。
夜になってまたサエコポンちにお邪魔したら、そんなに奥目には見えないとレスをいただいていた。そうかな?私の気のせいか?またらくを捕まえて、しみじみと見た。目の脇が出っ張ってるけど・・・とそこを手で押さえたら、うちに来た頃の顔に戻った。
どうやらほっぺに肉がついて、目が若干埋もれたらしい。顎は三角のままなのにな〜。目の脇ばかりどんどん幅広になってきて、楕円形と三角形を混ぜたような輪郭だ。私の好きな丸顔とは少々ズレがあるけど、元気で充分可愛いから、いいや。

うんこちゃん後にチェックをしたら、お尻から猫草が一本生えていた・・・。元気で充分可愛いから、いいや。抜けばすむもんね。

写真:今日の任務は、浴槽の保温シートめくり。特訓の成果が出ています。

 

2004年01月20日(火) ケモノ
らくが夢中で遊んでいると、ケモノの臭いがすると、くりくりが言った。
そりゃ、らくはケモノだけど・・・。なんだかな。

 

2004年01月21日(水) パフォーマンスは派手に 
8:30pm帰宅。ストーカーらくは私が動く先々でゴロンクニャンと転がって、いつもながらの派手なパフォーマンス。らくは、やることがいちいち大げさで面白い。
こたつ布団をめくると、中には仰向けで伸びてるらく・・・面白い。
机に座っていて、気がつくと横で仰向け大また開きのまま、こちらをじ〜っと見ているらく・・・面白い。

私とくりくりが猫カレンダーを見ていると、何度も足の間をすり抜けたり、前を横切ったりする。特に用事はないらしく、ただうろうろしている。猫カレンダーを見ていると、いつも同じことをやる。私達の気を引きたいようだ・・・面白い。

風呂蓋の上に寝そべって、私の入浴を見張るのは、らくの職務のひとつらしい。いつもは髪や身体を洗い始めると出て行ってしまうのに、今日は蓋の上から動かない。悠々とエラそうに寝そべったまま、飛沫を浴びているらく見ていたら、ナイアガラの滝の観光客を思い出した。

くりくりがお風呂場に置きっぱなしにしているT字カミソリを、らくがくわえて部屋に持ってきた。危ない!と、くりくりは私から叱られて、「お風呂場にカミソリは禁止」命令が発動された。

体重が、5.05kgに。骨格の大きさは変わっていないのに、体重だけジワジワと増えている。お腹は、厚い脂肪がつまめてしまう。体格がでかくなるのはいいが、腹肉はもうつけなくていいぞ。

2004年01月22日(木) 表情が・・・ 
らくの顔は、いちいちエラそうです。

2004年01月23日(金) ひやひや 
いっちゃんは腎不全になるまでずっと、夏は窓を開けただけ、冬は暖房なしでお留守番だった。
らくは、冷暖房完備。甘やかしすぎて我がまま猫になるのは構わないけれど、過保護で身体が弱くなるのは絶対にいか〜ん。
まだ子供だから室温にも気を使うけど、1歳をすぎたら少しは自然の状態でも大丈夫なのかな。
でも、らくは暑がりで寒がりだし、いっちゃんとは元々の身体の丈夫さや体力が違うのかもしれないし・・・。ああ、悩む。

うちは夏は窓を開けておけば風が通るし、冬でも太陽が出ていれば昼間はかなり暖かい。
いっちゃんには『暑い』という感覚が欠如していたようで、夏でも陽のあたる場所で昼寝をしていた。触ると身体も頭もアチアチになっていて、脳みそは茹るし身体はミイラになってしまいそうなので、抱っこして涼しいところに連れてきても、自分から日向に戻ってしまう。そんな感じだったので夏の留守番は大丈夫だったろうと思うけれど、冬の暖房なしは辛かったかもしれない。
天気の悪い日や陽が落ちてからは、一人で寒さに耐えて丸くなっていたのだろうか。私やくりくりが帰ってくるのを、暗くて寒い部屋でひたすら待っていたのだろうか・・・。
せめて10歳を過ぎてからは、何か暖を取るものを用意してやれば良かったと思う。クッションサイズのホットカーペットは買ったけど、いっちゃんは使わなかった。安物であまり暖かくならないので、かえって安全でちょうどいいと私は思ったけれど、いっちゃんにとっては全然暖房になっていなかっただけかもしれない。かわいそうなことをした。もっともっと、うんと大事にしてやれたのになあ。
いっちゃん、今は暖かい場所にいるんだろうね。そのうち私もそっちに行くから、のんびり待ってて。
その前に、らくの冷暖房をどうすっかな〜。ああ、悩む・・・。

らくさん、お昼にメシ食ってケーして、慌てて猫草を食べる。やっぱ胸焼けには猫草ですか?
それからは人用ベッドで、陽を浴びながらひたすら眠る。私が夕方外出して夜帰ってきたときにも、らくはまだベッドで寝ていて出迎えに来なかった。ケー以来、全然ご飯を食べていない・・・。
お〜い、らく、だいじょぶか〜?
鼻は濡れているし、表情はいつも通り。いいうんこちゃんだし、おしっこも出ている。貧血もなさそうで、熱はないし呼吸も安定しているけど・・・
猫缶を開けても舐めただけで終了。馬刺しも食べないで、こたつで寝てしまう。
お〜い、可愛い大事なラクシュミーちゃん、だいじょぶか〜(泣)?!
10pm過ぎによたよたと起きてきて、新しく開けた別の猫缶をばくばく食べてから、走り回って遊んだ・・・。あ〜、えがった〜。今日は眠い日だったのか。最初の猫缶は初めてあげたやつだけど、好きじゃなかっただけなのか。あ〜、びっくりしたっ!でも良かった〜!!
食べて遊んで、いつものらくに戻った。嬉しいよ〜。

写真:表情はいつも通りなんです。
2004年01月24日(土) 玉子ご飯 
深夜に帰宅して、らくに猫缶。いつもの時間にくりくりがあげてくれていたけれど、今日は贅沢にも2回目の猫缶タイム。

らくは、うちに来た当初はヨーグルトやらチーズやらを舐めたけれど、今ではみごとに猫またぎしてくれる。馬刺しも食べなくなった。たまになら魚のお刺身や茹でたタラ・エビを食べるけど、なんといってもキャットフードが大好き。

総合栄養食のキャットフードは、栄養が完全にバランスよく摂れる。猫の生態や好みをお金をかけて研究した成果で、キャットフードと水だけ与えていれば、猫は元気で健康で満足らしい。
・・・うそでしょ。
だって猫の栄養学って、ほんとはまだよく分かっていないんじゃないの?人のだって分かっていない。微量ミネラルやビタミンがどこでどう働くか、何と結びついて体内でどういった変化が起こるか、解明されていないことがいっぱいある。猫のも完全になんか分かっていないから、AAFCOの栄養基準だって毎年改定される。猫の年齢、環境によっても必要な栄養素は多少変わるだろう。そんなよく分からないものに対して、どうして「完全な」ものができんのよ。
それでは、「キャットフードの栄養素は、完全に近い」としてみる。計算の上では、そうかもしれんね。タンパク質が何パーセント、脂肪が・・・、ビタミンが・・・タウリンが・・・。食品分析して出た数字では、(ほぼ)理想の数字かもしれない。
しかし、同じタンパク質ばかりってどうなの。人は、鶏肉、豚肉、牛に魚に大豆に・・・と、いろいろなものからタンパク質を摂っている。野生の猫もそうでしょう。
食材の組み合わせは無限にあり、人なら調理法もさまざまで、それらによって栄養素や体内での働きに違いが出ると思われる。飼い猫は、与えられるフードが1種類なら、いつも同じタンパク源になる。
計算された数字の上では問題ないかもしれないけど、それって不自然ではないか?

キャットフード、特に総合栄養食は、栄養バランスを整えるためにいろいろなモノから作られている。原材料に鶏肉・ラム・玄米とか書いてあったって、それらの面影はまったくない。全ての材料をこねまわし混ぜ合わせドロドロにして、高温で加工する際に素材から失われてしまったビタミンやミネラルを添加し、猫の健康に良いサプリメントも加え、酸化防止剤を振りかけ、成型して乾燥する。
こういったひどく人工的に加工されたものが、合成保存料を使っていなくたって、着色料や香料を使っていなくたって、『自然食』っていえるのかなあ。そもそもそこからが疑問だ。
何からできているか見た目からは想像できない(嗅いでも食べても想像できないが)ほど加工されたもんでしょ。
やたらと加工された食べ物からは、何か大事なものが抜け落ちている気がしてしまう。タンパク質だのカロリーだのではなく、計測できないし数字にも表せないけれど、大切なもの。
猫も人も、食料はすべて『生き物』をいただいている。動物も植物も生き物で、新鮮で健康な肉や野菜からは、計算できる栄養素と一緒にその素材が持つ『生命力のエネルギー』のようなものを身体に取り込んでいるのではないか。
新鮮で健康な野菜や肉は美味しい。食べると元気が出る。鮮度が落ちるとまずくなるのは、水分量がどうとか組織の変化がこうとかもあるだろうが、食べ物から生命力が失われてしまうせいもあるのではないか。
キャットフードには、その大事なものがない・・・気がする。

なので、らくにも加工されていないもの(調理はするけど)を少し食べてもらいたいのだけど、キャットフード依存症的な頑固さで、ほとんど食べない。いっちゃんも食に関しては頑固で、そんなとこばっか似るけど、らくはいっちゃん以上にキャットフードラバーになってしまった。
恐るべし、フードメーカー。研究の成果で、確かに猫の好みをがっちりと掴んでいる。

で、今日仕事の合い間に読んだ本に『玉子は猫にとってもよい食品です』という一説があったので、そういや玉子をあげたことはなかったな・・・試してみようと、直情型の私は思ったのだった。
買ったばかりの、鶏にホルモンを投与していないと生産者が主張する玉子が冷蔵庫に入っている。農薬のついた餌を食べているかもしれないが、きりがないのでそこは目をつぶる。
器に玉子を割ってらくに差し出したら、しきりにくんくんするが口をつけない。
無塩バターがないので、少量のオリーブオイルでふわふわのスクランブルエッグにしてやった。またもやしきりに、くんくんするだけで口をつけない。
らくの見ている前で、何回か私が食べてみせた。それからもう一回らくに差し出したら、今度は器に顔を突っ込んで、はぐっといった。
・・・らくさんや、あんた、ほんとに食べるのヘタだね。猫缶も塊があると食べられないのでペースト状にしてやるし、カリカリもわざと床にこぼして食べていることがある。固形物が口に入らないらしい。顎が三角にとんがってて、食べやすそうなのにね。見た目じゃわからんね〜。

仕方がないので、猫缶に混ぜて玉子ご飯にしてやったら完食。
ああ、やっと最初の文につながった。玉子ご飯の話題でここまで引っぱるとは、書き始めたときには自分でも予想がつかなかった。

2004年01月25日(日) ケー 
夕方に猫缶一気食い→ケー(くりくり談)

2004年01月26日(月) 猫缶が商売の邪魔をする 
今日はくりくりの仕事は遅い時間からで、うまいこと私と入れ違いになり、らくの留守番は3時間ほど。それくらいだと、帰宅後もあまりストーカー猫にならない。それはそれで、ちょっと物足りない。

ここのところ続けて、猫缶で指を切っている。空き缶を洗っているときに、さくっとやってしまう。こんな危ない缶を作るメーカーか、懲りずにしょっちゅう指を切る消費者(私)か、バカはどっちだ。
たぶん、私ですね。学習能力が低いらしい。
指を怪我しちゃまずい商売なので、ほんとにまずいことになっている。
らくさん、だから本気で噛むのも止めてください・・・。爪もシャープにとんがってますね。切らない私が悪いんですよね。怖くて先っちょを2mmくらいしかカットできないから、数日であっという間にとんがるんですね。
軍手をして猫缶を洗って、らくと遊ぶかな。

 2004年01月27日(火) 猫として、本能的には賢い・・・かも 
らくの食べる量が減っている。体重は5.05kgで変わっていないし、むちむちしている。やたらと元気もある。
考えてみれば、毎日体重が50gずつ増えていた成長期と同じだけ食べ続けたら、デブ猫まっしぐら。そうすると、らくは本能的に食事量を自分で調節しているのかな。けっこう猫として賢いではないか。しかしキャットフード依存症は相変わらずで、他のものはほとんど食べない。
もしかしたら、それもちゃんと自分で調整しているのか?すぐに飽きて違うカリカリを要求するのは、そうやっていろいろなものを食べようとしているのか?
新鮮な野菜は・・・猫草はよく食べているね。お肉は・・・別に要らないの?キャットフードでオッケなの?
いっちゃんもよく分からなかったが、らくもよく分からない。何年一緒にいても、よく分からない。ま、自分自身のことだってよく分からないし。完全に理解しようとするほうが、無理なのかもね。

キャットタワーに飛び乗りよじ登り、フル活用するらくを見ながら、くりくりが一言。
「安かったよ、5万円。」
くりくり、あんたはいいヤツだ。

2004年01月28日(水) 甘エビの戦い 
お風呂場から「がたん!」という音が聞こえた5秒後、てててっと出てきたらくの下半身がびっしょりに濡れていた。落ちたんだね・・・。
みぎゃ〜あああっという焦った声も、もがく音も聞こえなかったぞ。無言で落ちて、自力で這い上がってきたらしい。
走って部屋まで逃げるかと思いきや、お風呂場の前に座り込んで濡れた身体を舐めている。そんなにショックじゃなかったみたい。
バスタオルに包んで抱っこして、ざっと拭いたらあとは自分で舐め倒し、すぐにふわふわに乾いた。そしてお風呂場に舞い戻っていった・・・。不屈の精神か、学習能力が低いのか。何物にもくじけない探究心は、見習うべきか?

今日はくりくりが遅くなるので、夕飯はらくと2人だけ。半分こするつもりで、甘エビ6尾入りのパックを買った。
ところがらくさん、いくらでもペロペロと食べて、あっという間に5尾がらくのお腹の中へ。そして最後の1尾になり、らくは当然それも自分のだと思い、ちゃぶ台の横でお座りして待っている。
私は・・・躊躇した。私だって、甘エビが食べたい。しかし、らくが・・・。
らく:「食うから。はよ」
私 :「あの、1尾くらい残してくれても・・・。あの、私も食べたいんですけど・・・」
らく:「・・・?。はよ」
お互いに、お互いの顔と甘エビをちらちらと見つつの、息づまるような沈黙が数秒間流れ、そして・・・らくがちゃぶ台から50cmほど離れてグルーミングを始めた。緊張に満ちていた部屋の空気が緩んだ・・・。
あああ〜、勝った!らくに勝った!最後の甘エビは私のもんだ〜!
しかしなんだか気まずくて、急いで食べたので楽しめなかった。おまけに、山猫から甘エビを恵んでもらったような気さえして、あと味がよろしくない。違うか?山猫から甘エビをブン取った気がして、あと味が悪いのか?

深夜のNHKで、らくが齧歯目と鳥とうさぎの番組を熱心に見ていた。そのうちテレビに飛び乗って、裏を覗き込んでいる。不思議な箱だね。裏には何にもないのにね。
丸い目をさらにまん丸にして、画面を見つめるらく。かわいくて、ちょっとだけ悲しい。らくが大空の下で狩りをすることは、たぶん一生ない。土を踏んで一直線に力いっぱい走る機会も、たぶんない・・・。

 2004年01月29日(木) 一緒に寝てくれ 
仕事から帰ってきて、こたつに寝そべってネコジャラシをしていたら、あまりに眠くていつの間にか意識がなくなった。らくが、私が手に持ったままのネコジャラシにじゃれているのは分かっていたが、どうしても起きて遊んでやれなかった。そのうちらくも、私の腕にもたれて寝たようだったので、「そうかそうか、一緒に寝ような・・・ZZZ」と幸せに2時間ほどうとうと。
起きたら、らくは猫ベッドで眠っていた。私はネコジャラシを握ったまま、こたつで一人寂しく寝ていたらしい。なんだ、つまらん。
らくが腕にもたれていると思ったので、身動きしないように固まって寝てたのに。
幻触(幻想の感触)だったのかな。なんだか損した。

2004年01月30日(金) うんこちゃん不在の日 
今日は鰹のお刺身を2切れぺろり。元気によく遊び、天下泰平に眠っている。
しかし、うんこちゃんをしていない・・・。
便秘なの?や〜め〜て〜!!
軟便が治ってからは、毎日一回必ずいいのが出ていたのになあ。ペットイノキュラントの使用期限が2月に切れるので、それでもうやめようと思っていたけど、便秘気味なら腸内環境を整える何かを続けたほうがいいのかな。う〜。
必殺お腹マッサージを試みるも、遊んでいると勘違いしたらくが腕にしがみついて噛んでじゃれまくるので、マッサージにならない。それ以前に腹肉たっぷりで、ご本尊様の居所がつかめない。
明日は出してよ、頼むよ〜。

かよさんから送っていただいた、燕麦の種を蒔いた。らくはお約束通りに、邪魔をしてくれる。期待を裏切らないヤツだ。
大き目のプランターに蒔いたので、土がたっぷりで掘って遊びたいらしい。他のでやってくれればいいのに、どうしても種が入っているプランターがいいと主張するらく。
寒いのでベランダに出しておいたら発芽しないし、困った。棚を片付けてプランターを置いて、回りをコンテナなどで囲って手が届かないようにしたけど、水遣りも発芽の確認も面倒くさい。山猫の魔の手から守るためには仕方ないが・・・。
らくは、いろいろなことに興味を持つ猫だ。それが普通か。

ネットで注文した猫ご飯が届いて、おまけでネコジャラシが入っていた。新しいおもちゃにエキサイトしているが、ジャンプしないじゃんかよ〜。立ち上がるだけで、前のようにぴょ〜んと上に飛び上がらない。やっぱ、腹肉、重いですか?棚やタワーには余裕で飛び乗っているから、(まだ)大丈夫よね。

2004年01月31日(土) 鼻の穴 
昨日お休みだったうんこちゃん、明け方にお出ましになりました。
やれやれ、ひと安心・・・。しかしご本尊がじわじわと硬くなってきているようで、ちょっと気になる。
これ以上硬度が増したら、出すとき痛いぞ。

らくの鼻の穴は、いっちゃんの2倍。
鼻息は、いっちゃんの5倍。
いびきは、いっちゃんの勝ち。
寝言は、イーブン。
寝相の変さもイーブン(傾向は違うが)。
猫それぞれ。面白い。

 2004年1月 

日記の山トップ日記の山トップへ