猫さんがどうしても食べてくれない場合(あるいは、飼い主さんがどうしても強制給餌ができない場合)
鼻食道チューブ・・・鼻からチューブを入れて、栄養を流し込む。
食道チューブ・・・食道に直接チューブを取り付けて、栄養を流し込む。
胃ろうチューブ・・・体の側面より胃の部分に直接チューブを差し込む。
などの処置をすることがあります。
いっちゃんは未経験ですが、他の猫さんの体験談を紹介させていただきますね。
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食道チューブ体験談
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チビちゃん@かずかずさんの場合
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◆ 食道チューブの装着
チビの全抜歯手術をした際、最初は自分からはごはんを食べられないだろうからと、食道チューブを装着することをお医者様から提案されました。 お話を聞くと、、、 首元を切開し、気管に食道チューブを通し、食道から胃のあたりまでチューブを挿入する、ということなのです。 !!首元に穴?! 「チビは痛くないんですか?」 「自分で外したり、外れたりして問題はないのですか?」 とにかく、質問攻めにしてしまったように思います。 「麻酔が効いている時(抜歯手術後)に行いますので、痛みはないです。」 「自分で外したりした場合でも2・3日で自然と塞がり、元通りになるので問題ありません。」 こんなような話をしてくださったように思います。 全く食べてくれない状態が続くことの危険性を考え、チビには本当に申し訳ないけれど、食道チューブを装着してもらった方がいいなと思い装着していただくことにしました。 手術を終えお迎えに行ったと時、チビの首からは巨大なストロー状のチューブが。。。 首元に開けられた穴から大体20センチくらい外に出ています。 チビの皮膚が数箇所縫われている状態で。。。 そう思い可哀想になりましたが、こればっかりは仕方ないし、何よりも元気になってもらって だから、チビの気品を守るため(!?) ◆ 食道チューブでの給餌 針のない大きな注射器(シリンジ)からごはん(流動食)をチューブに通してお腹に注入するのですが、空気も一緒に入ってそれが気持ち悪いらしく、そのまま嘔吐することが何度も続き 食べてくれない→ 体重が落ちる→ 体力が落ちる という、悪循環の繰り返しもありました。 「ごはんをチューブであげると、チビがよく吐く」 「どうしても空気が一緒に入ってしまうので、気持ち悪いのでは」 「チューブを通してお腹の中に入ってきた時に、胃がボワッと瞬間的に膨張するが、その時の刺激が突発的に吐き気を誘発するのでは。」ということでした。 なので、ごはんは冷たすぎず熱すぎず、人肌のものをあげてください、と言われました。 チューブからごはんをあげたあとは水をあげて、チューブが綺麗になるようにします。 水を入れてあげると、チューブの中に水がとどまってしまい、その水を完全にお腹の中に入れるために、人の赤ちゃんにしてあげるように縦抱き(わかります??)にして、お腹をポンポンとたたいたり、あやしたりして、水が体の中に入っていくようにしました。 ◆ 食道チューブと装着部分のケア 首元のチューブからの感染症を予防するために、抗生剤の飲み薬を処方していただきました。 それと、チューブとチビの体の接続部分には「エルタシン軟膏」(抗生物質入)を毎日2・3回塗っていました。 毎日軟膏を塗る際に、エタノールを染み込ませたパフやティッシュで、膿みを取り除いてました。 ◆ その後 そして、、、 k/d缶にシニア缶を少し混ぜたり鰹節をふりかけたりして、少しずつ自分でごはんを食べてくれるようになったので食道チューブを取り外すことになりました。 チューブが通って穴があいていた首元は、3日くらいで、みるみるうちになくなって元通りに。 チビは2度食道チューブを装着したのですが、見た目は本当に可哀想なので、こちらが辛くなり でも、チビが自分でごはんを全く食べてくれない時、食道チューブには何度も助けてもらったので おそらく、食道チューブを取り付ける時というのは、麻酔をかけての手術を行う時に、補足的に行う場合が多いと思うんです。 なので、食道チューブは、「食べてくれない場合の安心策」といった保険的な役割を果たすのだ、と思います。 ・ 偉猫伝タワーのチビちゃん伝説に、闘病の全過程があります。 |
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胃瘻(いろう)チューブ体験談
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ずぅちゃん@kobaさんの場合
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胃瘻チューブとは、30cmくらいの長さのチューブの先を体の側面より胃の部分に差し込み、胃の中に直接、流動食を注入出来るようにする処置だそうです。
詳しくはmoomama主催の老猫会・こちらのページでどうぞ。 |
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食道チューブ&鼻食道チューブ体験談を募集中です。
bbsかメールでよろしくお願い致します。
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