表示規制

☆ — ペットフード工業会のHPより、参考までに。– ☆

●「○○病を予防するフード」や「○○病に効果がある」といった表示は薬事法に抵触し表示できません。

●「自然食」「ナチュラルペットフード」といった表示は加工品である一般的なペットフードにおいては根拠がありませんので表示できません。

※ ペットフード工業会とは。

国内でペットフードを製造または販売する企業60社で構成され(2010年1月現在)、ペットフード市場の90%以上が会員社によってカバーされています。
つまり公的な機関ではなく、ペットフード業界を監査するための外部機関でもありません。
業界内で完結したペットフードメーカーの組合です。
それでは 自分達に都合の悪い規制は作らないのではないか?と疑うのはかんぐり過ぎでしょうか。
馴れ合い、かばいあい団体でないことを願うばかりです。

総合栄養食とは

☆ – ペットフード公正取引協議会の定めた「ペットフードの表示に関する公正競争規約」より — ☆

主食として、ペットフードと水だけで健康維持や犬猫の成長に必要な栄養素を過不足なく摂取できることが確認されたフード。

評価基準には2つの方法があります。

①:「分析試験による栄養基準を満たしていることを証明する方法」

②:「給与試験(実際にフードを犬猫に食べさせること)により、評価基準を満たしていることを証明する方法」

ペットフードのパッケージに記載する場合には、どちらの方法で評価したのかを記載しなければなりません。

表示例

1)総合栄養食
『この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています。』

2)総合栄養食
『この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食であることが証明されています。』

ペットフード公正取引協議会では、総合栄養食を証明する基準として、世界的に認められた小動物の栄養基準となっているAAFCO(全米飼料検査官協会)の分析試験による栄養基準、または給与試験プロトコールを採用しています。

ペットフード公正取引協議会のHP サイト内・当該ページ

AAFCO(Association of American Feed Control Officials)とは

日本語だと米国飼料検査官協会。
アメリカの公的機関で、各州の検査官が、飼料とペットフードの安全性、表示などに関して科学的な指針を出すところです。
フード会社の多くが総合栄養食を開発する際に「AAFCO(栄養)基準」の達成を目的とするようです。

しかしここが紛らわしいのですが、AAFCOは一般製品の試験を行い「合格」「不合格」などの判定を出す機関ではありません。
製品の認定や承認もいたしません。

あくまでもフード会社が、自社で(あるいは第三機関に依頼して)AAFCO の承認する給与試験を行い、その結果「AAFCO(栄養)基準」を満たしているかどうかを調べます。

したがって、まるでAAFCOによって合格と認定されたかのような印象を持たせる「AAFCO合格品」「AAFCO認定品」「AAFCO承認」という表示は、ペットフード公正取引協議会の規約「不当表示事項」とされています。

AAFCOのHP(英語)

原材料について

原材料表示について「多い順に80%以上になるまで記載する」「10%以上のものは必ず記載する」という規約が、ペットフード工業会により定められています。
全ての原料を載せているメーカー・製品もありますが、残り20%の原料は記載する義務がありません。

原材料の記載を見ると、鶏副産物、とうもろこし粉、粗びきとうもろこし、コーングルテンミール・・・となっている製品があります。
私には、これの良し悪しを判断するだけの知識はありませんが、「とうもろこしばっかじゃん」と普通に思いました。

原材料の一番最初が、穀類(小麦粉)となっている製品もあります。
え、猫って肉食動物なのに?と、素人の猫メシ調達係りは、素朴に疑問を感じます。

同 じように原材料に、穀類など植物性のものばかりが並んでいる製品もあります。
毛玉対応製品、アレルギー対応製品のなかには、ベジタリアン・フードかと思 うものもありました。
各メーカーが研究をして作っているものですから、それぞれの理由・根拠があるのでしょうが、栄養的に大丈夫かなと思ってしまいます。
真偽のほどは分かりませんが、「毛玉対応のための繊維」と言いつつ、質の悪い穀類の皮などを入れて、かさを増やしている製品もあると聞いたことがあります。

原材料:肉類(鶏肉など)、魚類(まぐろなど)と書いてあるものもあります。
特に缶詰に多い気がする。
で、「など」ってなんですか?
はっきり「鶏肉」「まぐろ」と書かないのは、その他にいろいろなものが含まれているということでしょうが、どうもすっきりしません。

排泄物の臭いを和らげる成分

フードに振りかけて、あるいはフードに緑茶成分やユッカエキスなどを配合することで、排泄物の臭いを軽減させるという製品があります。
腸内が健康になった結果、糞の臭いが和らぐのならいいのですが、おしっこやウンチの臭いは、健康状態を知る大切な手がかりです。
やたらと臭いだけを軽減させては、病気の発見が遅れることにならないか?

腸が健康であれば、うんちは耐えられないほどの臭さではありません(私だけ?)。
下痢になるとかなり臭いますが、下痢の原因によっても臭さの度合いが違ってきます。

反対におしっこは、臭いほうが健康です。腎臓が悪いと、
おしっこの臭いがなく、色も薄くなります。

AAFCOによる原材料の定義

● Meat(lamb,beef,chicken etc. ミート(羊肉、牛肉、鶏肉など)

屠殺された動物から取れた汚染されていない肉で、しかも骨格筋または、舌、心臓、隔膜、食道などにみられる横紋筋肉のこと。
これらに付属している皮、腱、神経、血管、脂肪は含んでも含まなくてもよい。

● Meat Meal ミートミール、肉粉
血液、毛、ひづめ、角、くず皮、糞、胃、ルーメン(ただし、含有物を除く)部分を精製したもの(脂肪を除いたもの)。
カ ルシウムの含有量がリンの2.2倍を超えていないもの。
ペプシン(胃液に含まれる消化酵素)で消化できない残留物が12%以下で、また精製されたものの 中の、ペプシンで消化できない粗たんぱく質が9%以下であること。

●Poultry(chicken,turkey etc.) 家禽肉 (鶏、七面鳥など)
汚染されていない骨付きまたは骨なしの肉と皮のこと。
羽、頭、足、内臓は含まない。

●Meat and Bone Mealミートとボーンミール
ミートミールとの違いは肉の他に骨も含んだものを精製したもの。
リンを最低4%含む。
その他はミートミールと同じ。

●Meat By−Productsミート副産物
ミート部分を除いた、汚染されていない、かつ精製されていない動物の組織のこと。
肺、脾臓、腎臓、脳、肝臓、血液、骨、胃腸(含有物は除く)などのこと。
毛、角、歯やひづめは含まれない。

●Poultry By−Products 家禽肉副産物
精製していない頭、足、内臓のこと。
糞やその他の異物は除く。

●Poultry By−Product Meal 家禽肉副産物ミール、家禽肉副産物粉

羽を除いた首、足、未発達の卵、腸などから精製して粉にしたもの。

保存料について

● BHA・ブチルヒドロキシアニソール (Butylated Hydroxyanisole)
ガソリンの酸化防止剤として開発された。
以前は食品添加物として使われていたが、発癌性が認められたため現在は油脂の製造に使う以外は食品への使用は禁止。

● BHT・ブチルヒドロキシトルエン (Butylated Hydroxytoluene)
酸化防止剤。発癌性の疑いあり。
動物実験では、脱毛・無眼症も記録されている。
油脂・バター・魚冷凍品などにも使用されている。

● エトキシキン(Ethoxyquin)
人用食品には使用禁止。
ベトナム戦争で使われた枯葉剤の主成分。
発ガン性あり。
もともとはゴムの安定剤として開発された。
殺虫剤、除草剤、防カビ剤がなどに使用される。

● プロピレングリコール (Propylen Glyco)
人間用の食料品、化粧品にも使われている「品質改良剤」「溶剤」。
抗真菌作用(防カビ効果)があるので、品質保持剤として添加されることもある。
食料品には小麦粉の練り製品などに、粘りややわらかさを出すため、化粧品には保湿剤として使われている。
ペットフードには、以前は半生キャットフードの保存料として使用されていたそうです。
赤血球減少、肝・腎臓機能の障害、染色体異常などが指摘されている。
ドイツでは禁止。

● 亜硝酸ナトリウム(Sodium Nitrite)
発色剤(赤色)。
ボツリヌス菌の繁殖を抑える効果があるため、防腐剤としても使われる。
ハム、ソーセージ、いくら、たらこなどに使用。
アレルギーや気管支喘息を引き起こすと言われている。
使用禁止の国もあるようです。

魚肉が焦げると第二級アミンとなり、亜硝酸ナトリウムと酸性下で反応して,強い発がん物質であるニトロソアミンを生成することが知られているが、ビタミン Cが共存するとニトロソアミンの生成が阻止される。
・・・だそうです。
しかし「胃の中は胃酸で強い酸性なのだから、ビタミンCを添加しても無駄」との意見 もあるようです。

● ミックス トコフェロール (Mixed Tocopherols)(Vitamins C and E)
酸化防止剤。自然保存料。
脂肪酸、ビタミン類の酸化を防止。
効力は合成保存料と比較するとかなり短く、開封後は約1ヶ月と言われている。

保証成分値とは

表示の義務
ペットフード工業会により、五成分「粗たんぱく質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分、水分」の表示が義務づけられています。

「粗」って何?〜ペットフード工業会のHPより

栄養成分の表示についての分析上の精度を示したもの。
純粋な成分を測定しているのではなく、同時に他の成分も測定してしているため。
例えばたんぱく質の分析ではアミノ酸やアミン類、脂肪の分析では脂肪に溶解しているビタミンや他の成分、繊維では酸やアルカリに溶けないケラチンのようなものもを「粗」という言葉で表現。
また、灰分の分析はペットフードを燃やして灰にし、その量を測定します。そこには純粋なミネラルの他にその酸化物を含んでいるので、他の成分と同様に「粗」を冠しています。

英語表記の読み方
特に関心をもつ方が多そうで、英語から日本語が想像できにくい成分だけ書いておきます。

◯ 粗→crude(天然のまま、そのままの意)
◯ ナトリウム→sodium
◯ リン→phosphorus

塩分とナトリウムについて
塩分とナトリウムはちょっと違うもののようです。
人間用の加工食品には、以前は食塩量が表示されていましたが、現在は「栄養表示基準」という法律により、 ナトリウム量で表示されることが決められています。
その理由は、医学・生理学的に見て健康に関わりの深いのは食塩の中のナトリウムであること、食品中には 塩分のほかにもナトリウム含有成分が含まれることから「塩分」ではなく「ナトリウム」で表示することが妥当と考えられたから・・・だそうです。

ちょっとややこしいですが、ナトリウムというのは食塩の主な成分で、また肉や野菜など、ほとんどの食材にもともと自然に含まれているミネラルの一種です。
生命を維持するために欠かせない栄養素のひとつで、カリウムと共に体内の水分バランスを維持したり、その他いろいろな役割をしています。

加工食品であるペットフードの場合を考えてみます。
例えば食塩を添加していないフードでも、ナトリウム含有量が高い原材料(魚肉、獣肉の一部の内臓など)を多量に使用していれば、加工法にもよりますがフード全体のナトリウムは高くなります。
反対に、塩を添加していても、ナトリウム含有量が低い食材ばかりでできているフードなら、全体としてのナトリウム含有量は低いかもしれません。

しかしAAFCO基準では、ナトリウムは0.2%以上です。
つまり最低で0.2%のナトリウムを含んでいれば、足りているということです。
これは食材に自然に含まれているナトリウムだけで充分な数値と思われます。
わざわざ塩を入れるのは、各メーカーそれぞれの理由があるのでしょうが、AAFCO基準を満たすためではなさそうです。

ヒトの場合は1日の塩分摂取量が10g(ナトリウム換算だと4g、ナトリウム量×2.54=食塩相当量)以下が理想とされています。
猫は場合は、調べましたが分かりませんでした。

猫はわりと、しょっぱいものが好きなようです。
食い付きを良くする目的で入れる場合もあるでしょう。

下部尿路疾患に配慮となっている製品のいくつかは、ナトリウム値が高めです。
しょっぱいものを食べさせて水をたくさん飲ませ、おしっこを薄めてたくさん出させ、尿結石・結晶を予防するという理屈らしいです。
しかし猫は腎臓が弱い生き物です。
結晶が予防できてもナトリウム過多で腎臓が悪くなっては、元も子もないのでは?
人間と同じで高血圧の心配もあります。
ナトリウムで結晶予防には、それなりの根拠・効果はあるようですが、長期間与え続けた場合の安全性はどうなのでしょうか。
結石ができやすい猫さんには、phコントロールなども合わせて獣医さんと相談しつつご飯を決めるのが安全のような気がします。

ちなみに下部尿路疾患はメスよりオスのほうが尿道が長い分、詰まりやすいので罹る確立が高い。
そしてカリカリだけ与えていると結石や結晶ができやすく、缶詰ばかり与えていると歯石がつきやすいそうです。

輸入品について

正規品と平行輸入品
正規輸入代理店を通して輸入された「正規(輸入)品」と、ショップなどが個人輸入している「平行輸入品・直輸入品」があります。
たいていは「平行輸入品・直輸入品」のほうが、「正規(輸入)品」よりも少し安いようです。

正規代理店は、並行輸入品・直輸入品を
「どんな状態で輸入されているか分からない。保存状態も劣悪。扱いがいい加減で品質が悪くなっている」
などと言います。

一方、並行輸入品を扱うショップは、
「正規輸入品も直輸入品も、同じく船便。品質は変わらない。むしろ直輸入品のほうが、代理店を通さないぶん、原産国を出荷されてから消費者に届くのが早い」
などと主張しています。

どちらも商売に変わりありません。
それぞれに自分達の利益を守るため「直輸入品はだめ」「正規品と変わらない」と主張し合っています。

どちらの言い分にももっともだと思うところがありますが、私は正規品を購入するようにしています。
正規代理店は一応メーカーから認められて、正式 な契約を結んだ会社です。
しっかりしたフードメーカなら、輸入代理店と契約する際に、ある程度は製品の管理状況などを調べるのではないかと期待しているからです(その先のショップでの管理状態はまた別の話ですが)。

なかには、ただ有利な条件を提示してきた代理店と、安易に契約するフードメーカーもあると思います。
しかし正規品と直輸入品の価格の差は、よほどの多頭飼いで大量に購入するのでない限り、僅かなものです。
それなら少しでも、品質管理がしっかりしていると思われる(幻想かもしれないけど)正規品を、と 思っています。

● 船便
正規品、平行輸入品ともに、ほとんどの製品は船便で送られてきます。
時間がかかるし、途中で赤道付近を通過すると、船底に詰まれたフードの状況はどんなものか想像に難くありませんが・・・あまり想像したくないです。
ヤラーというオランダのフードメーカーは、航空便を使っているそうです。
そのコストがかかるので、なかなかのお値段です。
(売りはオーガニックのフードですが、ヨーロッパでの値段を見ますと、原材料より運賃にコストがかかっているのは間違いないようです。)

●リパック
輸入されたフードの袋にそのまま日本語のシールを貼ったものと、日本で新たに袋詰めし直した(リパック)ものがあります。
リパックする理由はいろいろあるようです。
外国製品は1袋の内容量が多すぎることがあり買いにくいので、小さい袋に詰め替える。
日本の多湿の気候に合わせ た、原産国とは違う仕様のフードになっている。
運賃のコスト削減(袋はかさばるので、パッケージされていない状態で中身だけ輸入し、日本で袋詰めする)、 などなどです。

●日本(アジア)向け製品
日本は気候が多湿のため、日本向けの製品は水分量を低くして製造しているメーカーがあります。
他にも日本向けにパッケージを工夫しているメーカーもあるようです。

蛇足ですが

本当に蛇足です。
猫の生態にも栄養学にも詳しくない管理人が、お猫様のご飯についてぼんやりと思うことを書いただけで、なんの根拠もなく、役にも立たないコーナーです。
ぜひ、参考にしないでくださいね。

フードメーカー、獣医さん、その他いろいろな人が
「猫に人間の食べ物をやってはいけない。毎日同じ餌でかわいそうと思うのは、人間が勝手に想像することで、猫は食べなれた餌で不満はない」
という趣旨のことをいいます。

●同じ餌編
らくには何種類ものフードをローテーションであげている(同じものを2回続けては与えず、毎回変えていた)のですが、子猫のお腹が弱かったときに、1種類に絞るようにと獣医さんから指示されました。
胃腸の負担を減らすためと、そのような給餌方法では将来大変になりますからと言われました。
もし万が一、療法食を食べさせることになった時に、それだけを食べさせ続けることが難しくなるから、だそうです。

ワイソングは
「より良い栄養バランスのため、たまに新鮮な肉や野菜を与えること」
となっていますが、ほとんどの総合栄養食のフードには
「この製品には全て の栄養素がバランスよく入っているので、これだけを食べさせて他のものは水以外いっさい与える必要なし。」
と書いてあります。

そして
「他のフードから変えるときは、1週間くらいかけて徐々に切り替えること。急に変えると下痢になることがある」
とも書いてあります。
病気とか身体に合わないということではなく、急に食べ物が変わると、胃腸がびっくりするようです。

人間でも食べつけないものを食べて下痢になることはありますが・・・。
猫ってそんなに胃腸が弱い生き物なの?
野生の猫は、切羽つまれば別でしょうが、同じ獲物を2回続けて狩らないそうです。
昨日はトカゲで今日はネズミ、明日は昆虫・・・というように、本能的に栄養バランスを取っているそうです。

そしていっぽう飼い猫たちは、ちょっと違うフード(だって結局は加熱された加工品。ネズミとセミほどの違いがあるとも思えない)を食べては下痢。
なんだか本末転倒な気がします。
ずっと同じ、1種類のキャットフードばかり食べているから、弱くなるのではないか?
それに、いくら完全に栄養が取れるからといっても、同じものをひたすら食べ続けるのってなんだか怖い。
不健康な気がしてしまう。
おまけに万が一、そのフードに良くないものが入っていたら・・・。
いろいろ食べているうちの1つならまだしも、そればかりを長い間食べ続けたら・・・。

実際にAAFCOの給与試験合格品でも、1種類のフードのみを食べさせていると、何世代かのちにはいろいろな障害が出てくることがあるそうです。

獣医さんが心配している「療法食が必要になったとき」に関しても、今までいろいろ与えてきたのに、急に同じものだけを食べさせ続けるのは難しいというの は分かります。
しかし、じゃあ1種類のフードだけを食べてきた猫が、急に療法食を食べてくれるのか?という疑問があります。
いろいろ食べてきた猫のほうが、新しい食事(療法食)も受け入れてくれるのではないか?
すぐ飽きちゃうだろうけど。

結局は猫さん次第のように思います。
気に入れば食べる、気に入らなければ食べな い。
猫はそんなに人間の思惑どおりにはなりません。
いろいろ食べろ、これだけ食べろと、こちらが良かれと思ってやっていることでも、軽く拒否してくれたりします。

●人間の食べ物編
人間の食べ物を与えてはいけない理由は、いくつか簡単に思い当たります。
猫には味が濃すぎる。
しょっぱいものを食べつけると薄味に戻れなくなる。
おいしいものを食べさせると舌が奢ってキャットフードを食べなくなる。
猫にとっては有害な食品がある・・・などなど。

有害な食品をわざわざ与える人はいないでしょう。
味付けしてあるもの、やたらしょっぱいものは、どう考えてもいいことはなさそう。
しかしそれ以外だったら、たまに少しならいいのではと思っています。

うちのラクシュミーは、完全に室内飼いです。
それだけでも充分に刺激に欠ける生活なのに、同じようなキャットフードばかり食べていたのでは、ボケネコになりそうな気がします。
新鮮なお肉やお刺身を食べて「おいしい」と思うことは、脳にいい刺激を与えてくれそう。
おいしいと楽しい→楽しいと素敵な脳内物質がどばどば出る→それが免疫系にいいように作用する→丈夫で長生き♪
夢のようなことを期待しています。

いっちゃんは雑食で、人間の食べ物を毎日のように食べていました。
それでも主食はやはりカリカリで、人間の食べ物はおやつです。
おいしいお刺身を食べたからキャットフードを食べなくなったということはありません。
猫さんにもよるでしょうが「おいしいものを食べさせると贅沢になって、キャットフードを食べな くなる」ということは、あまりないように思います。