おうちで快適生活を目指したい
日常の細々したこと
◆ 衛生面に気をつける。
トイレの掃除、食器洗い、ベッドのタオルなどの洗濯はこまめに。
腎不全に限りませんが、病気のときは免疫力が落ちるので、普段ならなんでもないことでも感染症を起こしやすいそうです。
・・・って、普通の飼い主さんなら、誰かに言われなくても常日頃からやってらっしゃることだと思います。
私はイイカゲンでしたので、いっちゃんの慢性腎不全が分かってから、慌てていろいろ気をつけるようになりました(←ダメな家来の例です)。
◆ 便秘を放っておかない。
お腹の中でうんこちゃんが、かちかち&巨大になって、余計に出なくなる。
限界まで来ると猫はもちろん出そうとしますが、時もうすでに遅し・・・。
いっちゃんは、渾身の力を振り絞っても出なくて、ふんばっては吐く、をくり返します。
この状態はけっこう危険だそうで、急激に脱水症状を起こして命に関わることもあるそうです。
もしも寝たきりになったら
◆ 寝返りを打たせる
もしも寝たきりで姿勢も自分では変えない場合は、適当に身体をひっくり返して、
寝返りを打たせてあげよう。
ずっと同じ姿勢で寝ていると、床ずれになったり、下になっていた側がうっ血がしてむくんで腫れるそうです。
うちでは30分に1回くらい、パタン、パタンと王様の向きを変えていました。
◆ トイレ対策
いっちゃんにはペットシーツを敷いた上にバスタオルを敷き、その上に寝てもらっています。
ペットシーツの他には、人間用のおねしょシーツを使われている方もいらっしゃいます。
また、オムツをしている猫さんも少なくありません。
皆さん、既製のオムツを、猫さんに合うように工夫して使ってらっしゃるようです。
うちでは使ったことがないのですが、おしっこを下に通す『やわらかすのこ』というペットの介護用のマットもあります。
商品名のリンクは、インターズークリニッククラブのネットショップです。
Mサイズへリンクを貼りましたが、S、Lサイズもあります。
ページの移動などでリンクが切れている場合は『ペット用 やわらかすのこ』などで検索すると、インターズー以外でも取り扱っているショップがヒットすると思います。
◆ 室内環境とか保温とか
室内環境については、こちらのページ。
保温については、こちら。
皆さまの工夫も、ぜひ教えていただけたらと思います。
情報をくださる場合は、ぎゃおすbbsへ投稿いただくかメールでお願いいたします。
もしも目が見えなくなったら
目が見えなくても、悠々自適に毎日をエンジョイしてもらいたいものです。
いっちゃんの場合は、トイレ・ご飯、ベッドを一体型にして、家庭内迷子の防止に気をつけています。
詳細は、室内の工夫のページで。
もしもグルーミングしなくなったら
◆ 被毛&皮膚
身体がだるくて面倒くさいのか、腎不全発覚後はグルーミングをほとんどしなくなりました。
うんこちゃんをしても、おしっこ砂を踏んでもそのままです。
抗生物質の軟膏で、毛皮べたべたドレッド猫になっても気にしない。
しかし家来として、私は気になる。
痩せてガリガリになった王様が、汚れているのはなお悲しい。
せめて小ぎれいにしておきたいと、天然素材の良さそうなシャンプーを購入。
水のいらない猫用シャンプーも買いました。
でも、ほとんど使っていません。
たいていはお湯タオルで充分。
よっぽど汚れたらシャンプーを少量使って部分洗いします。
千太ちゃん@薫さんの場合 |
粗相の臭い消しや、獣医からシャワー禁止令をくらった老猫の体に付いたしつこい排泄臭ですが、『とれるno1ペット用シャンプー』を使うと、驚くほど臭いが取れます。
お試しボトルが格安です。 http://toreru.com/b_info/pet.html ※ 管理人より補足 ※ 補足追記 |
・
リリアンさん@リリキャット王国の場合 |
とれるNo1は、ペット用じゃない方もすんごくいいんですよぉ。粗相されたお布団は、シッコをタオルなどで吸い取ったら、とれるを多めにかけておけば、匂いがとれちゃうし。 (もちろん、あんまり酷いときはクリーニングのほうがいいですが) 床掃除もこれでやれば、素足で歩く猫さんのアンヨに有害物質がつく心配もないし。 うちの子達はシャンプーしたこと無いですが、お尻がちょこっと汚れたときに重宝してます〜。 |
・・
◆ 毛並の手入れ
痩せてからは、ブラッシングを嫌がるようになりました。
ブラシが骨に当たって痛いのだと思います。
なので軟らかいラバーブラシに変えたら、嫌がることもなく大丈夫でした。
しかし毛が取れすぎるため、薄らハゲを作ってしまった。
私がやりすぎたからですが、同じブラシでハゲ猫さんが続出と、老猫会(他サイト)のbbsでもスレッドが立っていました。
↓ ハゲを作ったラバーブラシ
ラバーの他に、痛くなさそうなブラシをいくつか試しましたが、結局はほとんど『手のひら』でのお手入れとなりました。
手のひら全体で身体を撫でていると、抜けた毛がぼわっと集まってくるので、それを取るだけ。
たまにお湯でしぼっったタオルで身体を拭きます。
埃や抜け毛が取れるだけではなく、毛皮の乾燥予防にもなるようです。
ブラシを嫌がる猫さんでも、手のひらやお湯タオルなら大丈夫なことが多いようです。
毛皮の清潔を保ち、血行促進も期待できます。
撫でたり擦ったりのスキンシップで猫さんが安心してくれたら、なお嬉しい。
◆ 顔の拭き方
王様は、顔を拭かれるのがとっても嫌い。
しかしご飯やら栄養チューブやらでガビガビのままでは、何か未知なる微生物が顔から発生しそう。
なんとしても拭きたい!
顔を拭くコツ〜いっちゃんの場合
いきなり顔にお湯タオルが触ると、その途端に抵抗してしまいます。
なので、まず最初に頭を撫で撫でいいコいいコ。
撫でている手に、素早くさりげなくお湯タオルを持ちます。
いいコいいコ〜のまま、撫でる範囲を降ろしていって、目的の口回りに到達。
あくまで優しくゆっくりと拭きます。
もっと確実に嫌がらないのは、私がいっちゃんの顔を舐めてきれいにする方法です。
王様はこれなら確実にやらせてくれます。
なるべく味を感じないように、「色即是空 空即是色」などと心で唱えながら、いっちゃんの顔をべろべろ舐めるのですが・・・お勧めはいたしません。
◆ ツメの手入れ
ツメの手入れも自分ではしなくなりました。
しかし爪の汚れをそのままにしておくと、目をこすったときなどにばい菌が入ってしまいそうで怖い。
こまめに1本づつお湯タオルで拭くようにしています。
特に根元に汚れが溜まったままになりやすい。
自分で噛んで引っ張ってという手入れをしないと、古い角質がいつまでも残っててツメが分厚くなってしまうので、私がカリカリとそっと剥がします。
通常は私の爪でカリカリしますが、たまに先のとがった毛抜きも使用。
その場合は慎重に。
◆ 目のケア
眼球にホコリや毛や目やにが貼りついていても、全然気にしない王様です。
目が見えないので気が付かないのかも?
眼球に異物が貼り付いたままでは、どう考えても良くなさそうなので、目薬でばしゃばしゃ洗い流します。
人間用ですが、アイリスCL−Ⅰという、防腐剤の入っていない1回使い切りタイプの目薬を使っています。
成分:塩化ナトリウム、塩化カリウム、タウリン。
獣医さんに相談したところ、通常は目の洗浄には生理食塩水を使うそうですが、この目薬は涙の成分にタウリンを足しただけのものなのでOKだそうです。
使い切りなので、清潔でかえっていいかもと言っていました。
うちでは使ったことがありませんが、ペット用のアイウォッシュもネットショップで見つけることができます。
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