日常の様子・王様の場合
日常の細かい様子など
慢性腎不全の発覚前
◎ 2000年頃から、少しずつ痩せてきた。
慢性腎不全が発覚する1年ほど前に獣医さんに行ったときに、
「猫も年を取ると栄養の吸収が悪くなるので痩せてきます。あまり太っているより骨に負担がかからないし、特に問題ないです。」
と言われて、そのまま安心してしまいました。
もちろんそれもあるだろうけど、「あの時ちゃんと検査していれば」という気持ちが拭えません。
慢性腎不全が発覚したのは、その後、転院した獣医さんでした。
◎ 2001年後半頃から、毛が束になって割れてしまうようになった。
年をとってので毛並みにも変化があるんだろうと軽く思っていたけど、脱水症状だった。
◎ 2002年に入り、よくお水を飲むようになり、おしっこが臭くなくなった。
この時点でもまだ私は無知すぎて、病気に気が付かず。
◎ はっきり覚えていないけど、おそらく2002年の始め頃、口が臭くなったなあと思った。
これも腎不全の症状のひとつだったのに、私はそれでも何も気付かず。
慢性腎不全、発覚後の様子
◎ 2002年6月後半から、涙が出るようになった。
特にご飯を食べるとぽろぽろと出るように。
◎ 2002年7月、ご飯を食べる時に顔を振りながら歯軋りのような音をさせるようになり、獣医さんで口の中を調べてもらう。
口内炎などはなく、歯石が溜まってそれが擦れて音がするらしい。
歯石のせいで軽い歯肉炎があるけど、まだ軽症で痛むほどではないので放っておきましょうということに。
歯石取りには麻酔を使う必要があるため、王様はできない。
◎ 2002年9月後半から、部屋の中でぼーっと突っ立っていることがあるように。
10月になってからはっきり気が付いたのだが、目が見えにくくなって迷っていたらしい。・
◎ 目が見えなくなってあまり動かなくなったら、急速に足腰が弱り始め、歩くのがよたよたしてきた。・
◎ 同じ頃より、ご飯の食べ方がへたになった。
特にかりかりは口に入れようとしても、ぽろぽろこぼれてしまい、なかなか食べられない。
砕いたら食べやすいかと思いやってみたら、かえって食べなかった(涙)。
◎ 2003年になってからは、ほとんど王様シェルター(猫こたつ)から出なくなった。
いよいよ足腰、よたよたに。・
◎ 2003年に入り、もうよっぽど薬を飲まされるのがいやなのか、口回りを触られるのを異常に嫌うようになった。
ちょっとでも触ろうとすると、かうっかうっと口を大きく開け閉めしながら頭をぶんぶん振る「かうかうぶんぶん」をやるように。
全然触っていないときでも、たまにやることあり。
◎ 2003年2月頃から、お水を飲むのがへたになった。
びっちゃびっちゃと音は盛大に立てるのだけど、あまり減っていない。
しかも下あご全体をお水につけてしまうため、いつもびしょびしょ、水もしたたるいい男。
◎ 同じ頃より、物忘れがひどくなった。
猫こたつから30cmでトイレなのに、猫こたつを出たとたん、すぐ横の王様ご膳(ご飯置き場)に気を取られ、くんかくんかと臭いをかいでいるうちにトイレのことは頭からふっ飛んでしまうらしく、そのまま猫こたつに帰る。
4〜5回もそれを繰り返してからやっとトイレにたどり着き、おしっこ。
30cmが果てしなく遠い道のりに。
◎ やはり同じ頃に気が付いたことで、体温調整ができなくなって変温動物になった。
気温が高いと体温が上がり、寒いと体温も下がる。
王様シェルターの細かい温度調節が、家来の必須仕事リストに加わった。
◎ 2003年3月頃から、ご飯を飲み込む時に「ごっくん」と大きい音がするようになる。
おやじがビールを飲んでるみたい。
喉の筋肉が落ちて飲み込みにくくなっているのでしょうと獣医さん。
◎ 2003年4月頃より、口の中にご飯をしまっておくように。
なぜ、飲み込まないでほっぺの中に入れっぱなし?非常食?
遭難する予定でもあるんでしょうか。
おまけに口の周りもご飯のカスだらけ、でもまったく気にしない、拭こうとすると怒る。
食べかすがついていてもかわいいけど、それが腐ったり雑菌がわいたりで身体にも口中衛生にもよくない!と思う。
◎ 2003年5月に入ってから、おしっこや口の中、体臭が独特の匂いになった。
ずっと飲み続けている薬を薄めた匂い。
◎ 同じ頃より、だいぶ顔の筋肉が落ちて顔が変わってしまった。
◎ 同じく2003年5月より、涎が出るように。
水あめみたいに粘度のある、拭こうとしてもびよ〜んと伸びてなかなか拭き取れないような、透明の涎。
治まっているときもあるけど、体調が悪いと出るっぽい。
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