飲ませ方は薬の飲ませ方のページを見てね。
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クレメジン細粒 | クレメジン200 |
腎不全の友、活性炭。長〜いお付き合いになります。
すごく簡単な言い方をすれば、尿毒の元になる成分を腸管で吸収して(活性炭の小さい穴にくっ付けて)、便と一緒に排出してしまおうという薬です。
下の三共ライフテックのHPには、腎臓の働きと腎不全について分かりやすい解説が載っています(他にも専門的なサイトはたくさんあります)。
注)活性炭は、 食べていないときでも摂取する事が望ましい
( とどさんが呉羽化学と三共ライフテックに、私は三共ライフテックと協和発酵工業に電話で問い合わせ。どこも同じ答えでした。)
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老廃物は血液を循環しながら、腸管にまた戻ります。放っておくと再び血液中に再吸収され、また腸管に出戻って・・・と、体内をぐるぐる回っています。活性炭は出戻ってきたものを腸管で吸着するので、食事してもしなくても摂取して頂きたい。
コバルジンが1包400mgなのは、日本の猫の平均体重が4`なので400mgとしてあります。
つまり、体重1kgにつき一日100mgが基本。
最大3倍量くらいは全然問題なく、多ければ多いほどキャパが大きくなるので良い。
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だそうです。
大柄な猫は沢山、小柄な猫は少しという事らしい。
猫さんは食べないと、身体の筋肉を分解して蛋白源として使うため、食べてなくても老廃物(尿毒成分)は生成されます。
しかし、いっちゃんのように極限まで痩せて分解する筋肉が残っていないと、BUNは下がることがあるようです(creは下がらない)。
やはり、『食べていなくても活性炭は欠かさずに』が基本のようですね。
しかし、飲ませることでケーが続いたりひどく食欲が落ちたり、にっちもさっちもいかない便秘や下痢になったりする場合は、ケースバイケースで調節が必要かもしれません。
うちのかかりつけの獣医さんからは、食べていないときには無理に飲ませなくてもよいと指示されましたが、いっちゃんは便秘の苦労があるので、そちらの心配が優先されているのかも。
状況に応じて臨機応変に、猫さんや獣医さんと相談しつつ、上手に使いたいものです。
文中に※1とか※2と付いている箇所は、下のマニア向け情報に詳しい補足情報があります。
コバルジン・クレメジン
製造元:呉羽化学 発売元:コバルジン・三共ライフテック クレメジン・三共株式会社
粒が分かり易いように
写真を明るめにしてありますクレメジンは人間用、コバルジンは動物用として発売されていますが、全く同じものです。名前とパッケージが違うだけで中身は全く同一、違いはありません。ちなみにクレメジン200とクレメジン細粒も同じものです。カプセル入りかスティック入りかの違いだけです(製造元の呉羽化学に電話で問い合わせました)。
★区分:医薬品
★原料:石油(石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温にて酸化及び還元処理して得た球形吸着炭)
★見た目・形状:真っ黒でさらさら、砂粒なみに小さいビーズのような感触。
無味無臭だが、水に溶けないので猫缶などに混ぜるとじゃりじゃりの食感になる。
いっちゃんは全然気にしなかったが、嫌がる猫さんも多いようです。
★特徴・効果:〜呉羽工業のHPより
○尿毒症毒素を腸内で吸収、消化酵素はほとんど吸着されない。
○尿毒症症状の改善
○消化吸収されずに便として排泄
★副作用:便秘になりやすい
★使用法:猫缶に混ぜるのが一般的だと思いますが、注意点がいくつかあります。
○磨り潰さない※1 なにしろ食感がじゃりじゃりで良くないので、磨り潰してしまえば少しは食べやすくなりそうですが、効果が失われる可能性があるのでダメ。
○ご飯に混ぜてから長時間置かない※2 できれば30分以内に食べさせるようにする
○他の薬と一緒に飲ませない 有効成分がコバルジンに吸収されてしまうため、30〜1時間以上あけて服用させること。★価格:1包\180(うちの獣医さんでは。2003年6月現在)
メルクメジン細粒・ メルクメジンカプセル200mg
製造元:ミルク・ホエイ 販売:扶桑薬品工業クレメジン及びコバルジンと同じ石油系の球形吸着材で、クレメジン及びコバルジンの後発品です。
後発品というのは、 効果が最低限でも先発品(ここではクレメジン&コバルジンのこと)と同等ですという証明が出ないと、国から承認がおりないそうです。
詳細は省略させていただきますが、細かな違いはあっても、『効果は同じ』(←これが大事)。
活性炭の場合は、『クレメジン、コバルジン、メルクメジンの吸着効果はみな同じ』ということのようです。カプセルの内容量はクレメジンと同じ200mgですが、大きさがかなり違います。
(クレメジンは1号カプセル、メルクメジンは2号カプセルです。写真を参考に比べてみてね)
これはメルクメジンの粒が、クレメジンよりさいものが多いからのようです。
『多い』というのは、クレメジンは一粒一粒の大きさがほぼ揃っているのに対して、メルクメジンの粒は大きさにけっこうバラつきがあります。
よ〜く見ると、クレメジンより大きい粒もあったりするみたい。
しかし全体としては、より小さい粒が多いので、かさが減り、カプセルを小さくできたようです。効果及びその他の内容は、上のクレメジン、コバルジンと同等です。
★備考:いっちゃんのお引越し後に発売されたため、うちでは未使用。
情報及び写真の提供はmoomama、reoさん、テリーさんからいただきました。
moomamaの老猫会にメルクメジンを含む活性炭のページがありますので、そちらも参考になさってください。
ネフガード協和 顆粒タイプと粒タイプがあります
製造元:協和発酵工業 販売元:共立商事 1包\60 顆粒
以前(2004年春頃?)とは、色が変わったとの情報あり。
左が旧、右が新です。新しいほうは少し灰色★区分:健康補助食品
★原材料:ヘルスカーボン(植物性活性炭、アルギン酸カルシウム) 〜 植物系
★見た目・形状:顆粒:でコバルジンよりは色が薄い黒。無味無臭で、水分を含むと溶けたようになり、じゃりじゃり感はコバルジンよりまし(管理人の個人的感想)。
★特徴・効果:〜パッケージ及び協和発酵工業のHPより
○植物が原料の自然派の活性炭。
○吸着力が強く、分子量100〜20,000くらいまでの物質を吸着。多孔性構造体であるため、有害物質(ダイオキシン等)・毒物などを容易に取り込み吸着・除去し、大便とともに排泄。
○高分子化合物(タンパク質、炭水化物、脂肪)をほとんど吸着しない。
○継続して食べてもほとんど便秘をしない
○ 無機の酸・アルカリは吸着せず、PH値を変化させないので消化酵素に影響を及ぼさない。
○アルギン酸の包接により、食材に直接吸着しない。
○腸肝循環する有害物質を吸着・除去し、再び体内に吸収されることを阻止
★副作用:与えすぎると下痢になる猫さんがいる。与えすぎていないのに、いっちゃんはたちまち水下痢になりました。体質に合わなかったようです。
反対に、便秘にならないはずなのに便秘という声もあり。
★使用量
○1スティック(体重5kgまで)、2スティック(体重6〜10kg)
体調により最大2倍量まで増やすことが出来ます 。
★使用方法
○磨り潰しOK(顆粒についての問い合わせです。粒は調査中)※3
○与える回数が多いほうがよい。※4 1日2回より5〜6回など、細かく何回にも分けて与えたほうがよい)
○薬、ビタミン剤などと一緒に飲ませない(有効成分がネフガードに吸収されてしまうため)。30〜1時間以上あける。★使用上の注意:抗生物質やビタミン剤を投与した場合は、ネフガードの給与を30分以上あけること
★価格・顆粒:1包\60(うちの獣医さんでは。2002年8月現在)
定価は一箱(50スティック入り)3000円 粒タイプ★区分:同上
粒ネフガード 1
粒ネフガード 2
★原材料: ヘルスカーボン(植物性活性炭、アルギン酸カルシウム)、還元麦芽糖、 デキストリン、植物油脂、ショ糖エステル 〜 植物系
★見た目・形状:なるさん情報です
情報形は円柱形。円の直径は4ミリ、柱の高さは5ミリ。
見た目は明治製菓のチョコベビー。感触は練炭。
★特徴・効果:同上(と思われます)
★副作用:与えすぎると下痢になる猫さんがいる。
与えすぎていないのに、いっちゃんはたちまち水下痢になりました。体質に合わなかったようです。
反対に、便秘にならないはずなのに便秘という声もあり。
★使用量:粒・・・2〜3粒(体重5kgまで)、4〜6粒(体重6〜10kg)
体調により最大2倍量まで増やすことが出来ます。
★使用方法・使用上の注意:同上(と思われます)
★価格:一箱(12g・90粒)3300円★備考 写真提供:粒ネフガード 1は、なるさんから。顆粒ネフガードと粒ネフガード 2 は、ぱいなぽーさんから。
ぱいなぽーさん
そのまま飲ませようとすると結構角張ってて危ない感じなんだけど、濡れるとあっという間に溶けます。はい。真っ黒けになります。
なのでうちは3号カプセルに2粒詰めて×2回投与してます。
サイズ的にこれもうぴったり!
5キロ以下の猫の摂取目安は1日に2〜3粒。
2倍を限度に投与とのことなので、カプセル2個=ねふ4粒。
これで十分クリアできます。なるさん@露地猫
口溶けはラムネ菓子だけど、溶けたものがいつまでもじゃりじゃりと口に残ります。もちろん味はなし。
ろっちが試しに1週間分(1日2粒)処方されたんだけど、飲んだ翌朝から謎の嘔吐(H2ブロッカーで治った)がはじまったので止めてしまいました。くみさん
はっきり言いますと、とても飲ませにくいです。
形は確かにチョコベビー
見た目は硬そうなんですが、触ってる時間がちょっとでも長いとすぐバラバラになります。
投薬に失敗したらその薬は使用不可になると思った方がいいかもしれません。
にごも謎の嘔吐を繰り返したので使用を止めました。reiさん
飲みにくいです。
ゆずは特に薬を飲まないように飲まないように頑張るので 、上手に喉の奥のド真ん中に落とせないで、ちょっとでも横にずれるとすぐ噛み噛みして口の周りを真っ黒にしてしまいます。
粒ネフは崩れやすく溶けやすいのが欠点です。
そうやって上手く一発で飲み込めない時はちょっと嘔吐してしまうことがありました。確かに。
でも上手に飲み込んでる時は嘔吐はなかったような気がします。
溶けた黒い粉が喉や口の中に張り付き気持ち悪くて吐くのかも。
ひぴ
いっちゃんのお引越し後に発売されたので、うちでは未使用です。
粒はお口にポイしやすくてナイスと思いましたが、口中や喉に張り付きやすいようですね。なかなかうまくいかないっす(涙)。
コバルジン・クレメジン
※1磨り潰し:コバルジンを磨り潰して使用した場合の効果ですが、残念ながら磨り潰した場合の効果についてデータを持ち合わせておりません。
しかしながら、磨り潰すことにより微細な穴(孔)構造が破壊され、本来吸着される尿毒症物質を吸着できなるくなる可能性は否定できません。したがいまして、磨り潰しての使用は避けていただいたほうが無難と思われます。 〜三共株式会社にメールで問い合わせ
※2給与可能時間
○混ぜるものにより一概には言えないが、なるべく30分〜1時間以内に食べさせるように。混ぜてから半日経ったものは確実に効果がなくなっていると思われます。
ドライの活性炭の性質上、混ぜた食べ物の水分・蛋白質を吸収してしまい、腸内での吸収効果が失われます。 〜呉羽化学に電話で問い合わせ
○コバルジン4000mg(10日間分)を一般の猫缶(156g)に攪拌混合後30分で食餌の成分がどのように変化するかを試験したところ成分の変化はほとんどありませんでした。
したがって30分は全く問題ないと思います。それ以上については試験をしておりませんが何らかの影響があると思います。勝手なお願いですが、できれば30分以内で食べれるよう工夫をしていただければと思っています。 〜三共株式会社にメールで問い合わせ
★管理人より:製造元・発売元ともに言っていることは同じ。混ぜたら早く食わせろってことですね。
※給与回数:1日分を2回に分けて与えているが、食事のたび(1日6〜8回)に分けて与えたほうがいいのか?
○食べた物と一緒にコバルジンも消化管を通過すると吸収効果が高いので、できればご飯の度に与えたほうがよい。 〜呉羽科学に電話で問い合わせ
○1回と2回であれば臨床上効果に差がないといわれております。1回と2回で効果に差がないとすれば、1回投与あたりの尿毒症物質の吸着効率は変らないと推測されます。
したがって、理論的に1日の投与量が同じとすれば頻回投与しても吸着する尿毒症物質の総量は変わらない(効果は同じ)ことになります。
しかし、これはあくまでも推測で、残念ながら1日量を6-8回に分割投与するデータを持ち合わせておりません。
データがない中であまり説得力はありませんが、先生方の臨床上の経験と給餌の際まぜる手間やコバルジンを分ける手間を合わせて考えると、現在の2回で良いのではないか考えられます。 〜三共株式会社にメールで問い合わせ
★管理人より:こちらは製造元と発売元の意見が食い違う。
※おまけ・もうちょっと詳しい特徴 〜呉羽工業のHPより クレメジンのページなので人間用に書かれたものですが、猫でも同じだと思います。
高純度の多孔質炭素からなる球形微粒子の経口吸着炭で、消化管で分泌されたり、または腸管内で産生される尿毒症毒素(ウレミックトキシン)を吸着し便とともに排泄する。このことにより、尿毒症症状の改善や透析導入の遅延をもたらすと考えられており、保存期慢性腎不全に対して積極的な治療を行うための世界で初めての薬剤であり、次の特性を有している。
ネフガード協和
※3磨り潰し:ネフガードはもともと微粉末ヘルスカーボン(活性炭)を顆粒にしていますので、乳鉢等ですりつぶして与えても吸着能は変わりません。
すりつぶすことで表面積が大きくなり、吸着速度及び吸着量は大きくなると思います。
活性炭の特徴は表面積が大きい程吸着速度及び吸着量が大きいことが分かっています。そのため当初のネフガードは微粉でしたが、食事と一緒に与えることで口周辺が黒く汚れることが指摘され、現在の顆粒になっています。
このことからすりつぶして食事と一緒に与えることは何等問題ありません。
一つ気をつけて頂きたいのは、微粉末になることで粉を吸い込んで吐くことがあります。粉を吸い込ませないよう与えてください。 〜協和発酵工業にメールで問い合わせ
※4給与回数:活性炭は接触することで物質の吸着・除去ができますので、与える回数が多いほど物質との接触が増えますので活性炭の能力は高まります。 〜協和発酵工業にメールで問い合わせ
※水に混ぜてシリンジで直接口に注入してもいいのか
○ネフガードの顆粒はヘルスカーボンとコーンスターチで作られており、水に混ぜるとすぐに崩壊が始まり、コーンスターチは水に溶け若干粘りがでます。その粘りの中に微粉末のヘルスカーボンが混ざった状態になります(ヘルスカーボンは水に溶けません)。
これはすりつぶしたのと同じことですから何等問題ありません。気をつけることは注入が速すぎないこと。@と同様吐くことがあります。これだけは気をつけてください。 〜協和発酵工業にメールで問い合わせ
※お湯で溶かしてもいいのか?
○問題ないそうです。 〜協和発酵工業に電話で問い合わせ
※給与可能時間:猫缶や水に溶かして与える場合、何分以内に与えること、等の目安はあるのか?
○*缶詰に混ぜた場合:缶詰の消費時間が目安になるかと思います(缶詰の消費時間はここでは分かりません)。
*水に混ぜた場合:水に混ぜての放置試験を実施したことがありませんので目安的なものがありません。
ネフガード協和はヘルスカーボン(活性炭)とコーンスターチの混合物です。ヘルスカーボンは安定なのですがコーンスターチは有機物ですからカビを呼ぶ可能性がありますし、一般生菌数も増殖することも考えられます。このことを考えますと水に混ぜたら出来るだけ早く消費することがよろしいかと思います。もし、消費できない場合は一時的に冷蔵庫保管が望ましいです。 〜協和発酵工業にメールで問い合わせ
★管理人より:猫缶や水が腐らないうちだったら大丈夫。つまり、混ぜてから時間が経つと、ネフガードの効果が失われるからではなく、猫缶や水が痛むのがいけないようです。
しかし・・・。獣医さんから、水に溶かしたら5分以内に与えることと言われている人がけっこうたくさんいるようです。そう書いてある獣医さんのHPもあります。 Nyanとかシロ通販部 (ネフガードのページに飛びます。いろいろ情報あり)。製造元の説明とこれだけ食い違うのはなぜ?
コバルジン・クレメジンとネフガード協和の違い
○原料 コバルジン:石油系 ネフガード:植物系
○磨り潰し コバルジン:NG ネフガード:OK
○給与回数 コバルジン:1日1回or数回、製造元と発売元で意見が分かれる ネフガード:なるべく回数を多く
○給与可能時間 コバルジン:なるべく30分以内に ネフガード:猫缶や水が腐らないうちにor5分以内、製造元と獣医さんで意見が分かれる
同じ活性炭なのに、なんでこんなに違うの?お約束の問い合わせです。
★〜三共株式会社にメールで問い合わせ
同じ活性炭なのにネフガードと回答がくい違うのは(ネフガードは磨り潰し可)どういう事なのか?
コバルジンは尿毒症物質といわれている中分子物質(分子量200〜3,000)を特異的に吸着する為に生産過程で多孔構造を調整され、あの粒になっています。 (この選択性が医薬品である理由です。)したがって磨り潰すことはこの構造を壊すことになるので、どの程度か不明ですが、効果に影響があると考えています。
これに対し、当社調査ではネフガードの吸着性に特異性がないと認識しています。つまり、多孔構造の調整が厳密でなくこの点で磨り潰しても問題ないとの回答と思われます。
コバルジンは体に必要なビタミン類を吸着しないような構造になっているそうです。
水に混ぜたらどうなのか?
水に混ぜる点ですが、コバルジンはコーンスターチなど一切使用しておりません。
したがいまして水に混ぜることは問題ないと考えております。
★〜協和発酵工業にメールで問い合わせ
物質の吸着について
ネフガード協和に使用されている活性炭はヘルスカーボンと呼んでいます。
このヘルスカーボンはもともと人の健康維持に、人向けに食べる活性炭として開発されたものです。その経緯は、東京理科大工学部Drが近頃話題になっているダイオキシンやO157のベロ毒素等を体外に排泄し、人の健康維持が
できないだろうかという発想から、体内を通過(体内に入って消化・吸収がされないもの)し、尚且つ効率よく排泄するのに昔ながらの薬用炭(活性炭)を基礎として人が食べても便秘をしない安全な活性炭が考案されました。これがヘルスカーボン(吸着分子量:100程 度〜 90000程度の範囲)と呼んでいるものです(特許出願されています)。
便秘をしにくい活性炭小動物に応用できないだろうかの発想から、日本獣医畜産大学にて物質の吸着・除去で臨床基礎評価試験を行ったところ、猫の慢性腎不全に対し良 い結果が得られました。この評価をもって小動物用の機能性食品で開発されました。
この活性炭は吸着範囲内にあるものは物質の吸着・除去に選択性がありませんので、抗生物質やビタミン等分子量の小さい物質は併用して与えてはいけません。
抗生物質やビタミン等与えた場合は最低30分以上経過してからネフガード協和を与えてください。
栄養素の吸着についてですが、タンパク質は分子量30万程度ありますので通常では 吸着しませんが消化され分子量が小さくなると吸着します。しかしながら活性炭の投与量から考えますと栄養素の吸着(食事からのもの)については問題ないかと思います。
問題になるのは量的に少ないもの言い換えれば、ケミカルな医薬品(抗性物質やビタミン剤)かと思います。
なぜ医薬品ではないのか
ヘルスカーボンが開発された時点において食品としての位置づけがあり、当初から医薬品は考えていません。
顆粒だから医薬品でないのではありません。
すり潰しについて
ネフガード協和は微粉末(200〜250ミクロン)のヘルス カーボンにコーンスターチ(とうもろこしの澱粉)を加え顆粒にしたものです。これは胃にとどいた時点 で崩壊し、微粉末の状態に戻ります。
顆粒にしてある理由はヘルスカーボンの大きさにあります。
1ミクロンは1/1000mmですから200〜250ミクロンの大きさは息がかかるだけで空中に飛び、口にいれますと喉等に張りつき、吐き気をともないます。
このことから口に入れることを考慮し顆粒にしてあります。
★管理人より:分かりましたか?・・・私はよく分かりません・・・。一番知りたかった「コバルジン・クレメジンとネフガードに効果の違いはあるのか?」がはっきりしないままです。追加情報、引き続き募集中です。
ちなみにヘルスカーボンで検索すると、人間用の健康食品・ヘルスカーボン(ネフガードに使われているものと、同じものだと思われます)がたくさんヒットして興味深いです。
★これらの疑問について、専門家の見解を活性炭 2 のページに載せました。非常に丁寧かつ分かりやすい説明ですので、ぜひ読んでみて。 |
たくさん方のご協力によってできたページです。
かもさん、こだまさん、エリカさん、くららさん、テリーさん、とどさん、時間と手間をかけての製造・発売元への問い合わせ、獣医さんからのお話の提供などとても助かりました。
ぱいなぽーさん、なるさん、reiさん、くみさんから寄せられた生の体験談は、何よりの参考になります。
ありがとうございました。
また、度々の問い合わせに丁寧かつ迅速に対応していただいた呉羽化学、三共ライフテック、三共株式会社、協和発酵工業各社の担当者様、ありがとうございました。