ぎゃおす王国記・ラクシュミーの王様への道

『王様の慢性腎不全日記』&『日記の山トップ』はこちらです。

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2004/10/1(金)  足ぴょこ遊びの季節
 
日付が変わった深夜に帰宅。休みで家にいたくりくりに「らくと遊んでくれた?」と聞いたら、「あんまり遊んでくれなかった」との答え。 
「猫と遊んであげる」ではなく、「猫に遊んでもらう」という認識らしい。 
王様の教育が行き届いているやつだ。 
 
久しぶりにらくと入浴。 
自分からは風呂場についてこないので、抱っこしてフタに乗せたら思い出したらしく、足ぴょこ(風呂蓋を半分閉めたまま湯船に浸かり、隙間から足先をぴょこぴょっこ出して山猫に飛びつかせるというもの)で散々遊ばせたあと「髪を洗うから出てって」と言ったら、出て行った。 
偶然だろうが賢い。 
風呂場から立ち去るらくの背中が、「ニンゲンと遊んでやるのもたいへんだ」とつぶやいているように見えたのは、私の気のせいだと思いたい。 
 
*************** 
もう10月だったと、寝る前に猫カレンダーをめくった。 
いっちゃん登場!おおお、なんて端正な顔。さすがです。 
 
写真:労働に出かける私を、ベッドの中から見送ってくれるラクシュミー。 
「しっかり働いて来いっ!」とでも言っているようなステキな顔。 
あんがとね。労働意欲が高まったわ(うそ)。
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2004/10/2(土)  2DKの未知なる空間
 
この狭い2DKに、らくの知らない空間が存在した。 
そこは台所の天袋。 
今夜、その未知なる世界への扉が開かれた。 
 
らくが食い破るので、フードストッカーに入りきらない未開封フードを入れるために開けたら、山猫が「あっ、なんだそこ。初めて気が付いたっ!」という顔をした。 
まさか登れないだろうと様子を眺めていたら、ジャンプして暗闇の中へと消えていった。 
しまった、らくは猫だった。 
まあガラクタばかりで危険なものは入っていない(はずだ)し、らくが楽しいならと好きにさせておいたら、何度も出たり入ったりを繰り返し、肉球がちょっとベタベタする黒いもので汚れてきた。 
 
これ何〜?危険なものはないと思うが、奥のほうは本気で未知なる世界で、引っ越してきた12年前に突っ込んだきりのものが化石となって忘れ去られている。 
黒いちょいベタの正体は想像もできないし、ブラックホールが存在しててもおかしくはない未踏の地。怖くなって天袋を封印。 
鳴いたってダメ。もう開けません。 
おまけに肉球をお湯タオルでゴシゴシされて、山猫はさらに不機嫌。 
 
写真:未知なる世界への入り口発見から探検までの経過 
 
*************** 
らくを初めて見たときに、『あっ、うちの子だって思ったよ』とくりくりが言った。 
ほんとか? 
第一声は「けっこう大きいね」だったじゃん。「ちょっと変な顔」とも言ってたぞ。 
でも分かる気がする。私も同じだった。 
 
らくに会う前にお見合いした他の仔猫たち、みんなイタイケ度満点で可愛いかったのに、もらいますと言えなかった。 
なのになぜ、『けっこうでか』くて、『ぱっと見は可愛いけど、よく見るとけっこう変な顔』と思ったラクシュミーで即決だったのか。 
自分でも不思議だったが、らくが「うちの子」なら、理屈抜きにそういうことになっていたのかもね。 
 
ラクシュミーはいっちゃんではないけれど、いっちゃんのご指名らしい。 
王様が「はい、これ。この猫ね」と決めたのなら、家来としては逆らえない。
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2004/10/3(日)  丑三つ時の怪奇現象/ケー
 
草木も眠る丑三つ時、し〜んと静まり返ったぎゃおすマンション。そこに突然、 
「ガランドガンガッシャーン!!!・・・カコン・・・」 
金属音が鼓膜と脳みそに突き刺さり、心臓が跳ね、身体は飛び起きた。 
なんだなんだなんだ攻撃か爆撃か? 
ベッドから半身起き上がり、音のした台所に向かって耳を済ませたが、し〜んとして第2波はないらしい。 
じゃ、いいや。寝よう。 
 
それから約30分後。またもや「ガランドガンガッシャーン!!!・・・カコン・・・」 
飛び起きたが、し〜んとしてる。ならいいや。寝よう。 
 
さらに約30分後、三度「ドッゴンズゴッガッシャーン!!!・・・コン・・・」 
・・・・・ 
ドリフのコントじゃないんだから。 
寝ようとすると金ダライが落ちてくる。 
いったいぜんたいどうなってるの。 
 
いい加減に真相を突き止める気になって、起きて台所へ。 
流しにミルクパンとパスタ鍋と寿司桶が落ちている。 
上の突っ張り棚から落ちたものだが、なぜ落ちる? 
くりくりも起きてきて、「らく〜。ダメでしょ〜」なんて言っているが、らくはタワーだよ。 
それに流しの淵に乗っかって立ち上がれば棚にやっと手が届くらくが、どうやってこんな重いパスタ鍋を落とせるの? 
激しく疑問だけど、らくじゃなければ怪奇現象になってしまうので、らくのせいにした。 
 
猫が鍋を降らせる生き物だと知った夜。 
寝かせてくれ〜。つか、もうすぐ起きる時間だよ〜。 
 
************** 
帰宅後の猫缶でケー。う〜ん・・・。 
ぎりぎりっぽいけど、大丈夫だと思った量だったのだけど。 
これよりたくさん食べても、ケーしないときが多いのに。 
豪快な一気食いがまずかったか。あああ〜。 
 
今日もお風呂で足ぴょこで遊び。 
そして「洗うから出てって」といったら、すっと出て行った。 
日本語、習得したか?
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2004/10/4(月)  ケー/猫メシ食い逃げ未遂
 
昨夜も丑三つ時に鍋が降ってきた。 
あの大音響は心臓に悪いって! 
寝られないので、棚のものを全部床に下ろした。 
しかし本当にらく?それとも怪奇現象? 
 
*************** 
先に帰宅したくりくりから報告。 
帰ったら台所の棚の上にケーを発見したらしい。 
中身はそこそこ大量のご飯だけで、他のものは見当たらなかったようだ。 
当のらくは元気に滑空しているが、2日連続ケーだよ。だいじょぶか? 
3日前くらいから、猫草を食べさせていない。 
それでもケーするので、猫草は関係なかったのかなあ。 
悩む。と言いつつ、気楽なもんだけれど。 
だって元気なんだもん。 
 
**************** 
ペットショップから封書が来ていた。 
新製品の宣伝ダイレクトメールかと思ったら、7月に買ったフード代の請求書と振込用紙だった。 
うぎゃあああっ。らくメシ代、払ってなかったのか〜。 
慌てて、製品が届いたときに入っていたはずの振込用紙を捜したが見つからなかった。 
他のショップでは代引きが多いので、うっかり梱包材と一緒に捨てちゃったのか。 
もっと早く『とっとと払え』と言ってくれても良かったのに。すまんことをした。
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2004/10/5(火)  天使か悪魔か
 
涼しくなってきてからの、らくのパターン。 
みんなで本格的に寝るときには、人ベッド。 
昼寝も人ベッド。夜、ちょっと寝るときには猫ベッド。 
それが昨夜は人ベッドに来ないで、猫ベッドで一人で寝ていたらしい。 
ち、つまらん。寒くなるほど猫ベッドを使うのね。 
普通は逆だろ。人とお布団、暖かいぞ。 
 
赤ちゃんいっちゃんは天使の可愛らしさで(きっと誰が見てもそう思う)、大人猫になってからは唯一神のような王様だった(私にとっては)。 
そしていっぽうラクシュミー。 
名前こそ女神だが、神どころかチビのころから天使のような感じさえ、ま〜ったくない。 
どちらかというと悪魔ちゃん。 
ネコジャラシを振り、新しい猫缶を開け、なのに抱っこもろくにさせてもらえず、振り回されるばかり。 
らくがみょ〜んと鳴きゃすっ飛んで駆けつける、いい歳したニンゲン2人。 
ばかである。 
しかし仕方がない。悪魔ちゃんの誘惑に、ニンゲンが逆らえるはずがない。 
 
写真:悪魔ちゃんの寝顔。きょわい。
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2004/10/6(水)  ぽとんぽとん
 
猫缶を食べるらくには、いつも見とれる。 
ブルドーザーが土をすくうように、らくの舌が猫缶をがっしがっしとすくっていく。 
これでケーさえなけりゃ文句なし、最高なんだけど。 
でも2年前のことを思ったら、えらい贅沢。 
悩みにもならない悩みだ。 
 
*************** 
夕方、くりくりが雨漏りを発見。 
台所から一箇所で、偶然何もない場所だったので洗面器と雑巾を置いたが、もうちょっとずれていたらパソコン直撃だった。 
ぎりぎりセーフ、危ないところだった。 
夜、私が帰宅したときにはもう止まっていたので、2〜3時間くらいのものだったけど、また雨が降ったら漏るんじゃ? 
3日間、雨が降り続いて、今日はピーカン。 
晴れてから漏るのもなんか間抜けで、ぎゃおすマンションらしいけど困った。 
 
また落ちてくるかもと洗面器をそのまま置いておいたら、らくが溜まった水を飲んだ。 
ぴちゃぴちゃぴちゃと3口やったところで取り上げたけど、やめてくれ〜! 
何が溶け込んでいるか分かったもんじゃない。 
それともコンクリで濾過されて、けっこう綺麗な水だったりして・・・ 
なわけはない。変な茶色だったし、いけません。 
洗面器の中に古いタオルを敷いて水を吸い込ませ、飲めないようにした。 
油断も隙もない。 
 
大家さんに電話。 
隣の隣の空君ちでも雨漏りしてて、業者が来たが原因がまだ分からないらしい。 
あさってからまた雨だよ。半年後には取り壊される建物だから、真剣に修理するのはつまらんだろうな。 
分かるけど、まだ満室で人が住んでるんだよ〜。 
早急になんとかしてくださいよう。 
 
****************  
午後11時40分頃、大きめの地震があった。  
猫ベッドのらくを抱こうと手を伸ばしたら逃げようとしたので、押さえて抱え込む。  
らくは最初だけ抵抗したが、あとは大人しく抱かれていて、地震が収まってもじっとして私の膝の上から動かない。  
怖かったのかい?よしよし、もう大丈夫だよ。私を頼っているのね、可愛いなあ・・・  
・・・あれ?寝てんの?  
単に眠かっただけらしい。  
 
写真:天袋に未練のある山猫
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2004/10/7(木)  占いのできる不動産屋
 
帰宅途中に前を通った不動産屋。 
前からちょっと怪しかったけれど、なにやらすごいことになっていた。 
物件の張り紙が半分以上はがされていて、代わりに『悩みを解決!』だの『テレビで人気のタコちゃんが、目の前であなたを占います!』だのという宣伝ビラがベタベタ貼ってある。 
タコちゃんて誰? 
入り口の横には、『自衛官募集・セタガヤ案内所』の看板が。 
中を覗くと、何屋だかさっぱり分からない装飾で不思議な空間。 
 
**************** 
今日も夜、2〜3時間ほど雨漏り。
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2004/10/8(金)  幻のセタガヤイエヤマネコツアー
 
今日はmoomamaと雨ちゃんが山猫に会いに来てくれるので、仕事がないのに午前中に起きた。 
それだけでも自分でびっくりだけど、さらにスーパーまで行ってきた。 
アドレナリン全開、勢い込んでカゴをつかみ鮮魚売り場へ突進したが、冷蔵ケースはガラガラでイクラしかない。 
なんだよ、なんか出せ〜と言ったら、真鯛が出てきた。 
それ以上はまだ用意ができてないらしい。 
暴れようかと思ったが、そこはいっちゃんを冷やしておくのにドライアイスをタダでたんまり分けてくれた親切な店なので、大人しく出されたものを買う。 
 
ガス台だけは未知の生物が生まれそうになっていたので洗ったが、部屋の掃除はきりがないので諦めた。 
汚くて気になるところを見つけた人が、責任を持って各自掃除することにしよう。 
moomamaと雨ちゃんが来るなり、雑巾がわりの古タオルを握らせておこうか。 
苺狩りやぶどう狩りと一緒と思えばいいのよ。お客さんが労働するの。 
収穫か清掃かの違いだけです。 
 
最初に到着したのはmoomama。 
ぎゃおすマンションには存在しない407号室を捜して廊下で遭難してたところを捕獲、部屋の中に放り込む。 
続いて雨ちゃん登場。 
小降りとは言いがたい雨の中、素足に皮ぞうり。親近感が湧きまくり。 
薄手の上着を脱いだら半袖ニット。それはダメだ。私にはできない。 
雨ちゃん、若いわ。ほっぺた艶々〜。 
moomamaは相変わらずmooちゃん顔で、人の良さ丸出し。わはは。 
 
moomamaから処方食を分けてもらい、フランス帰りの雨ちゃんからは日本で買えないヨーロッパの猫缶をどっさりもらった。 
フランスの石鹸や塩もいただいて、部屋の中はお土産でいっぱい。 
すごいよ、らくや、見てご覧。 
 
・・・らくや? 
moomamaを見るなり逃げ惑い、お風呂場に飛び込んで出てこない。 
そこじゃ寒いからと抱いて部屋に入ろうとしたら、パニックを起こして腕から飛び出そうとする。 
分かったから暴れるな〜。押入れの前まできたら、ジャンプして上段の奥に。 
眼をらんらんと光らせて監視している。 
moomamaは逃げ惑うらくをチラリと見られたが、雨ちゃんは押入れの奥で光っている眼しか見ていない。 
やっぱり幻のセタガヤイエヤマネコだ。 
でもとりあえず、うちには何かケモノがいるらしいと確認はしてもらった。 
らくは私の妄想が生み出したイエヤマネコで、写真は念写だったらどうしようと自分でもちょっと不安だったけど、これで安心した。 
 
kaoriさんから本物の立派なワサビをいただいたので、それをみんなで食べたかったから、メインディッシュはイクラと真鯛の海鮮丼。 
moomamaがワサビ博士で、擂り方や保存の仕方を教えてもらう。 
ワサビはお砂糖をちょっとつけて擂ると辛味が強くなるらしいが、うちには黒砂糖しかないので、そのままスリスリ(したのはmoomama)。 
いい香り。味は柔らかな、とんがっていない辛さ。美味しい。 
デザートにmoomamaのお土産の松蔵のポテトをいただいて、食べてしゃべって、あっという間に時間が経った。 
掃除は誰もしなかったが、おさんどんはしっかり分業。 
有無を言わせず寿司桶を抱えさせ、寿司酢を混ぜろだの扇げだので強制労働。 
みんなでやれば楽しいよね。ね? 
 
外がすっかり暗くなり、雨が土砂降りになった頃に解散。 
帰る前にせめて一目らくを見てもらおうと、押入れの奥で雑技団のような格好でハンガーラックの横棒の上に留まっているらくを苦労して引きずり出した。 
山猫キックをかまして逃げようとしたところをベッドの上に抱えて押さえ込み、なんとか一瞬顔が見れたようだったが、それが精一杯。 
どうなってるの、らくさんや。 
 
******************** 
3人でしゃべっているときに、猫カレンダーが届いた。今年はらくしか応募しなかったから一通だけ。 
知り合いの猫さんが今年のより少ない気がする。見落としているだけかな。 
3人でわいわい見るのは楽しかったし、またあとでゆっくり捜すのも楽しい。 
らくは3月に載っていた。すげー顔で、我が猫ながらびっくりしちゃう。 
男前なのも送ったのに、この写真なのね・・・。そうきたか。あなどれないチョイスだ。 
これはね、編集部の人に笑ってもらう為にサービスで送ったつもりの写真だったの。 
それが選ばれてしまったよ。ははは。は・・・。 
 
******************** 
moomamaと雨ちゃんが帰った直後に、また雨漏りが始まった。盛大に落ちてくるので、洗面器じゃ間に合わなくてバケツに交換。 
これから台風が直撃するそうじゃないですか。だいじょぶか〜? 
お客さんがいるときじゃなくて良かったけど。 
もしかしたら部屋まで雨漏りが広がって、洗面器や鍋が並ぶ中、ぽとんぴちょんをBGMに3人で傘をさしてご歓談かと本気で心配したよ。 
 
******************** 
その後のらく。 
私の腕枕で眠っていたのに、いつのまにか夜中に復活。 
びょ〜んびょ〜んと鳴き続けるので、私も起きた。 
果てしなく鳴く、鳴く、鳴くで、鳴きっぱなしになってしまった。 
とうとうくりくりが押入れからキャリーを出したので、どうすんのと聞いたら、こんなに鳴きっぱなしなのはおかしい。何かあるのかもしれない。 
らくが一生懸命に教えてくれているような気がするから、非難の準備をするんだ。 
着替えを枕元に置いておこうかなどと言うので、そんなのが来たら着替える余裕なんかないぞとかしゃべっている間にも、らくは鳴く、鳴く、鳴く。 
そのうち人ベッドにもぐりこんだので、すかさず腕枕で抱いて寝た。 
らくはすぐに逃げたが、布団の上、私のまたの上で眠ったので、やっと静かな夜が来た。 
と思ったら、もう朝だった。
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2004/10/9(土)  猫ヒト寝っぱなし
 
またもや寝ているときに鍋が降った。 
らくは私の股の上。 
ということは、鍋降りの原因はらくじゃない。 
起きてからしげしげ棚を見つめたら、あれ、傾いている? 
突っ張りがズレて、斜めになっている。 
これだったのね。 
らくや、冤罪が晴れてよかったね。 
しかしなんで寝ているときにばかり落ちるかな。 
雨漏りといい鍋降りといい、引越しなさいとの王様いっちゃんからのお告げかな。 
そういう時期、家移りの頃合なのかもしれないね。 
それか某私鉄会社の陰謀か。 
 
今日のらくは、起きたときに少し鳴きっぱなしだったけど、あとはいつも通り。 
陽のあるうちは起きては寝て起きては寝て、私も一緒に寝っぱなし。 
寝ても寝ても眠い。 
外は台風、家の中は雨漏り。 
なかなか賑やかだけど、全然気にならないで、いくらでも眠れる。 
 
**************** 
7時くらいになって雨がやんだので、ダルダル解消のためにプールに行った。 
水の中では元気溌剌、気分はオリンピック選手。がっしがっしと絶好調で背泳ぎしていたら、スタッフの人が私を捜しに来て家からお電話ですという。 
何?びっくりしてどきどきしたが、くりくりはのんびりした声で、スーパーに行ったけど台風で閉まってた。帰りにお刺身を買ってきて、などと言っている。 
・・・・・ 
なんでもなくて良かったけど、プールに電話してくるなんて驚いたよ〜! 
 
写真:台風一過のベランダを点検。異常なし。
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2004/10/10(日)  クローン猫
 
クローン猫のニュースを見た。 
アメリカのベンチャー企業「ジェネティック・セービング・アンド・クローン」がすでにクローン猫を商品化していて、一匹5万ドルでつくってくれるそうだ。 
生きている猫か、お引越しした猫ならば速やかに冷蔵しておくこと。冷凍はダメらしい。 
それからすぐに会社にコンタクトを取る。 
日本からもオーダーできて、半年後にはクローン猫があなたのお手元に。 
もしお気に召さなければ、返金&返品可能。 
・・・返品?  え・・・・・ 
まったくもってビジネスなんだね。そのドライさがきょわいよ〜。 
 
あまりの商売ぶりに怯えつつも、じゃれて遊ぶクローンのベンガルの仔猫たちがとても可愛くて、もしこんなふうに赤ちゃんいっちゃんが帰ってきてくれたら・・・などと思ってしまうのは、未練たらたらでいっちゃん至上主義の家来としては致し方ない。 
もう一度赤ちゃんいっちゃんを抱けると思ったら、その誘惑の強烈さは悪魔ちゃんのおっぴろげどころではなく、倫理も道徳も理性も宇宙の彼方にぶっ飛ばして、ただ会いたい気持ちだけになる。 
クローンいっちゃんは遺伝子が同じというだけで、いっちゃんではない。 
一卵性双生児が違う人間のように、クローンいっちゃんといっちゃんは違う猫。 
分かっているけれど、それでも欲しい。いっちゃんの遺伝子を持った、いっちゃんそっくりの猫を抱きたい。 
 
しかし大金をかけて人工的に誕生する猫がいるいっぽうで、これから寒くなるのに行き場がなく、今も雨に打たれている猫がいるかもしれない。 
ゴミといっしょに捨てられている仔猫がいるかもしれない。 
そういう状況でクローン猫をつくる意味はあるのだろうか。 
だって5万ドルあれば、今現在困っている猫たちに、ほんちょっとでも何かできるかもしれないよ。 
そう思うと、いっちゃんとは苦労のない世界でいつかは再会できるのだから、それを楽しみにしているのがいいのだろうな。 
 
と、常識的にまとめてはみたけれど。 
クローンの是非には感情的な側面が大きく作用するし、気持ちというのは他人には理解できなくても、当事者にとっては人生を左右する一大事だったりする。 
お金が有り余っていて技術的に可能になったとしても私はやらないと思うけれど、愛情や執着や依存心から5万ドル払う人の気持ちも、分かるような気はする。 
 
ちなみに韓国でも、クローン猫が誕生しているようです。 
 
*************** 
よく食べてダダダして、いつも通りのらく。 
でもなんだか、ちょっと変。 
身体は元気だけれど、なんとなく覇気がないというか、精神的に元気じゃない感じ。 
表情がちょっと鬱っぽいような。 
明日こそすっきり晴れて、らくの顔も明るくピカピカになりますように。 
 
*************** 
雨漏りは拡大の一途をたどり、台所の蛍光灯のきわからも、ぽとりぽとり。 
天井を触るとじっとり濡れてて、コンクリが軟らかくなってきているみたい。 
電気系統、大丈夫かよ。天井、落ちてくるなよ〜!! 
 
写真:今日のらくの一押しおもちゃ。 
雨ちゃんからのフランス土産、マルセイユ石鹸の包み紐。
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2004/10/11(月)  ダダダのテーマソング
 
らくさん、マルセイユ石鹸の紐を追いかけて果てしなくダダダ。 
こちらの息が切れる、疲れたゼイゼイゼイ。 
へばってたら、くりくりが「歌いながらじゃないとダメなの?カバティと同じで?」と言う。 
へ?それで気が付いた。 
らくと遊ぶとき、わし、いつも歌ってるわ。 
マルセイユ石鹸の紐でダダダのときは、『ら〜くにゃんは良い子ちゃんでカワイコちゃ〜ん。ダダダダダダできるぞ、ダダダできるぞ〜。ら〜くにゃんはステキな世界一〜。ダダダダダダできるぞ、ダダダできるぞ〜。(日本全国酒飲み音頭のメロディで)』・・・以下永遠に続く。 
そうか、歌ってるから疲れるのか。 
試しに無言で遊んでみた。く、盛り上がらねえ。 
 
無用の豆知識:カバティとはインドの競技で、ひたすら「カバティカバティカバティ」と言い続けながら闘う格闘技というか鬼ごっこのようなもの。 
 
************** 
雨漏りが止まった。 
昨日の昼間に屋上でガタガタやってたから、修理できたのかな。 
このまま収まってくれ。 
 
*************** 
写真:太陽が出ないので、日光消毒できないまま出しっぱなしの寿司桶と山猫 
こんなに雨ばかりなのはなんでだと言ったら、くりくりが「秋雨前線」と答えた。 
当たり前すぎて正しすぎる。そういうことを聞いたんじゃないってば。
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2004/10/12(火)  某私鉄会社VSぎゃおす王国
 
某私鉄会社の人が2人、保証金を提示しに来た。 
単刀直入に申し上げますが、少ないです!! 
敵は『公共事業』を振りかざし、一歩も引かない構え。 
地上げ屋が札束を積んで「立ち退いてくれ」というのとは事情が違い、公共事業の場合は保証金が法律だか条例だか知らんが基準が決まっているそうで、何平米までならいくらと一律に近いものがあるらしい。 
個人的な事情は一切、入っていない。 
例えばうちはエレベーターなしの4階なので、引越し費用が割高になる。 
私の職業柄、都心からはあまり離れられないし駅から遠いのも無理。 
しかし同じくらいの家賃で同じような条件の物件は、近辺ではとうてい捜せないことなど。 
立ち退きに同意しなかった場合は、敵には強制退去を行使できる権利があるそうだ。 
なんたって公共事業だから。 
 
そういやお寺だか神社だかの向かいの店が、道路拡張のために強制退去させられたニュースを見たな。 
人がどかどかやってきて、勝手にがんがん荷物を運び出してた。 
倉庫か何かに一時的に保管されるようだったが、それらの費用は全て強制退去させられた店に請求されるらしかった。 
こわ〜。弱いものいじめだ! 
 
仮に某私鉄会社の人がうちに同情してくれたとしても、決まりがあるので金額はどうにもならないようだ。 
ということは、真の敵は行政か。 
「議員に陳情すれば今後国会で審議されて改善される可能性はあります」なんて先の話をされても、うちはそんなの間に合わないじゃん。 
 
と、私とくりくりが穏やかに笑みを浮かべつつも心中では真剣勝負をしていた間のらくさんは。 
お決まりの押入れ上段で気配すら消していた。戦力にならない山猫だ。 
《ほら、うちにはこんなに可愛いイエヤマネコがいるんです。だからもう一声!作戦》もできやしない。 
 
某私鉄会社が帰ったあと、「いっちゃん、なんとかしてください。助けて〜」と、思わずいつもの、困ったときの王様頼み。 
くりくりも「らくには神通力はなさそうだよなあ。いちごさんにお願いするしか」などと言っている。 
あのね、らくはこの世に生まれて、まだたったの1年半です。 
そうそう神通力があるわけないでしょ。 
今後どう化けるか分からないけど、今はただの内弁慶な滑空猫なんだからさあ。 
 
*********** 
写真:マルセイユ石鹸の紐が好きすぎて、とうとうどこにでも咥えて歩くようになった山猫。 
分かった。もう既製品のおもちゃは買わないよ。
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2004/10/13(水)  添い寝の歓喜と布団の所有権
 
起きて人ベッドを見たら、くりくりがだらしなく寝ているだけでラクシュミーがいない。 
部屋の中、どこにもいない。 
もしやと布団をめくってみたら、くりくりの脇の下で熟睡中のらくを発見。 
ほう。あんた、誰とでも寝るのね。尻軽な山猫め。 
一夜の快適の為には人を選ばないのね。 
 
家の中の雑用を適当に片付けて再び人ベッドを見れば、這い出てきたらくに布団を全部取られて寒そうなくりくりの姿。 
わははっ。 
山猫に添い寝してもらうヨロコビと引き換えに、布団の所有権を失ったくりくりであった。
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2004/10/14(木)  無断で凝視
 
視線の先は、自転車に乗ったお姉さん。 
カノジョ、すんません。 
上から山猫が無断で凝視しています。
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2004/10/15(金)  猫ハウスこわい
 
今日は丸一週間ぶりの晴天で、ぴかぴかのお天気。 
らくもベランダの見回りと日向ぼっこでお日様を堪能。 
気持ちいいね。 
でも朝晩はけっこう冷えるようになってきたので、猫ハウスを出した。 
この前の冬は使ってくれなかったけれど、約5ヶ月ぶりのお目見えなので、心境の変化を期待する。 
組み立ててる最中から、興味津々のらく。すっかり忘れているらしい。 
出来上がったとたん、中に飛び込んで・・・ 
・・・飛び出てきた。 
抱っこして無理やり入れても、怯えたように飛び出てくる。バネ仕掛け猫? 
近寄っただけで腰が引けてるぞ。何が怖いんだ? 
それっきり完全に無視を決め込まれて放置。とほ。 
 
***************** 
使い捨てのコンタクトレンズを買いに行った。 
ワンデーアキュビュー、一年分で5万円なり。 
引越しもあるし、20年後のらくの老後に備えて貯金をしなきゃと思っているのに、いろいろあってできやしない。 
毎月2万の山猫定期預金はしてるけど、それがすべて。 
 
昨日は特売の物以外は買わないと決めてスーパーに行ったのに、セール品だけでご飯を作ろうとするとあれが足りなくて、あれは高いからじゃあ違うメニューと思うとこれが高くて・・・とグルグル店内を回っているうちに、目はかすみ頭はクラクラ。思考回路がショートした。 
千円のトラピストバターをカゴに入れたのをきっかけに、あとは暴走の一途をたどり、やけくそ気味でぼこぼこカゴに放り込む。 
『節約』は遥か彼方へ飛び去り、姿が見えない。 
とはいっても、しょせんは下層階級の買い物なのでたかが知れているけれど。 
 
まね。舞台はスーパーマーケットだし、買い物暴走族はまだいいとしよう。 
買った物をきちんと無駄なく使えばね。 
問題は、そのうちの3分の2以上を捨てるってこと。 
帰宅して、これらを冷蔵庫に収めるために、溶けかけの野菜や賞味期限ぶっちぎりの食品を大量に処分するところから始めなくては。 
それを2週間に1度くらいやっている。 
あああ、その度に反省はしているんです。 
お金の問題もあるけれど、食べ物を無駄にしている罪悪感がしっかりあるんです。 
だけど大雑把な性格が邪魔をする〜。 
 
******************** 
帰りにくりくりと近所のラーメン屋へ。外食は久しぶり。 
塩とんこつを頼んで紅しょうがや胡麻をざくざく投入したところで、店員のお兄さんが別のどんぶりを持ってきた。 
え、オーダーを間違えた?これは博多ラーメン?でももういろいろ入れちゃいました。 
お兄さんは全身から《ごめんなさいオーラ》を発しながら、どんぶりを置いて後ずさりで去ってしまった。 
私の目に前には、湯気の立つラーメンが2杯。 
どっちも食えってことか?ならば食うのが礼儀か?で、食いました。 
立って歩いて帰れるのかと心配になったほどお腹いっぱい。 
ごちそうさまでした。
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2004/10/16(土)  違いが分かるお猫様
 
宅配便が30分おきに3件、届いた。 
のんびり遊んでいると、玄関ブザーがビッビーと鳴り、そのたびに逃げ惑い押入れに非難するらく。 
私の背後から様子を伺っていた頃もあったのに、今は身を隠すことしか考えられないみたい。 
人見知りに加速度がついている。 
 
最後の宅配便が届いてしばらくしたら、人ベッドの毛布に潜りこんで眠ってしまった。 
寝姿が見えなくてつまんないけど、留守番のときに安心。 
いっちゃんは自分で布団の中に入れなかったけど、らくは上手にすっぽり潜るので、寒さ対策は自分でできそう。 
らくや、知恵がついたね。毛布すっぽり、この前の冬はできなかったよね。 
 
そのあと外出して帰ってきたとき、らくが出迎えに来なかった。 
人ベッドの同じ場所で、まだ毛布すっぽりで熟睡中。 
もう6時間、じ〜っと寝っぱなしだよ。 
だいじょぶか?宅配便で気を張って疲れた?そんなにも? 
少ししたら起きてきたけど、半眼でヨタヨタ歩いてる。 
 
ご飯、食べない。遊ばない。 
半端に構えたような姿勢で固まっている。様子が変。 
鼻先はしっとり濡れているし、熱はなさそうだし呼吸も普通。まだ寝ぼけているだけか。 
寝起きのぼんやりにしてはちょっと長い気がするけど、まあいいや。 
放っておいて、処方食の写真を撮ろう。 
パカンパカンと缶を開けて机の上に並べておいたら、いつの間にからくが来ていた。 
ふんふんとひとつずつチェックして、おもむろにa/d缶をはぐっと食べる。 
わっ、賞味期限が切れてるやつじゃん。 
写真を撮るだけだからいいやと思っていたのに、よりによってそれを食べるとは。 
ほら、こっちの腎不全用の処方食を試してごらん。 
しかしあっさり無視されて、らくはa/dにご執心。 
・・・分かったよ。新しいa/d缶、開けてあげるよ。 
でも今回限りのご奉仕だよ。小でぶのらくには、a/dは必要ないんだから。 
 
それにしても処方食、みんなとてもにおいが強い。 
食欲が出やすいようにそう作ってあるのかもしれないけれど、5缶も出しっぱなしで並べておくと、かな〜りキツい。 
らくはその中からa/dだけ選んで、あとは無視した。 
やっぱ高栄養が目的だから、嗜好性も一番? 
たまたま山猫の好みと一致しただけ? 
私がくんくんしても、他の処方食とそんなに変わりがないように感じるけど。 
 
いっちゃんもらくも、特売の安いお刺身は食べない。mooちゃんもそうらしい。 
同じ刺身でも、A店のは好きだけどB店のものは絶対に食べないとか。 
ということは、刺身の値段の差にはそれなりの理由があるのね。 
私には違いが分からないので高いものは無駄だけど、猫的に大違いなら、やはり安売りの刺身は買えないではないか。 
そうかと思うと、原材料を吟味して作った(らしい)300円の猫缶は嫌いなくせに、56円のを爆食したりする。 
そちらの原材料は、『〜類』『〜など』ばかりで、何が入っているんだかさっぱり分からない。 
不気味だけど、らくは大喜び。 
あああ、猫って分からん。 
 
不気味ついでに、人間の食べ物でさえゴミ餃子が流通したりするのだから、徹底的に加工されたペットフードの原材料はと思うとなあ。 
だからといって、どうすりゃいいのだ。 
らくがもう少し、食べ物に対して柔軟な姿勢を示してくれたら。 
拒否されるとすぐ挫折する私が悪いのだけど。しくしく。 
 
*************** 
a/dを食べて、俄然元気が出たらしいらく。 
滑空開始、夜明けまで。 
遊ぼう遊ぼうと要求されっぱなしで、なかなか机に座らせてもらえない。 
らくや、元気だね。嬉しいです。 
 
*************** 
らくの虹彩は小さいの証明写真。 
めいっぱい丸いときでもこの程度。
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2004/10/17(日)  イエヤマネコの職務放棄
 
今日も帰宅時の出迎えなし。 
らくは毛布にすっぽりで、顔どころかしっぽの先さえ見えない。 
つんつん突付いても微動だにしないけど、息、してるのか? 
じ〜っと見ると、毛布の盛り上がりがゆっくり上下している。 
ああよかった、一安心。 
・・・だけど、らくさん、やっぱ顔が見たいです。 
出迎えに来ないのはイエヤマネコの職務放棄だが、それはよしとしよう。 
気持ち良く寝ているなら、わざわざ起きてくることないよ。 
でも帰宅したら、可愛い寝顔くらいは見せていただきたい。 
ほら、猫と暮らす醍醐味ってやつですよ。 
というかさ、まだそんなに寒くないだろ? 
自前の肉布団で足りそうですよ。 
 
************ 
突然、ピーナッツバターが食べたくなった。 
わけわからん。生まれてこのかた、ピーナッツバターを食べたいと思ったことは1回しかない。 
チャーリー・ブラウンに影響されたのだけど、あいにくその時は買う前に熱が冷めてしまったので食べていない。 
今回は忘れる前に買ってきて、トーストに塗るというよりはコテコテと盛大に盛り上げた。 
ちょっとドキドキ。何年ぶりだろ。もしかして30年以上かも。 
そして、食った。オ〜、アメリカ〜ン。うまい、うまいぞ! 
子供の頃のかすかな記憶で、甘いと思っていたけれど、しょっぱいくらいで甘さはあまり感じられない。 
今日買ったのはスキッピーのだけど、昔食べたのとは違う味なのかな。 
 
さて、満足した。美味しいけれど、もういいや。 
大匙山盛り1杯使っただけで、残ったピーナッツバターをどうしよう。 
甘くないし、何か料理に使えないか。にしても、ボトルがでかい。 
気まぐれにちょこっと使って、ほとんどを2ヶ月後くらいに捨てるはめになりそうな予感。 
なんとかならんか。 
 
************* 
今日の証拠写真は、めいっぱいの針状虹彩。針でも縦が短いぞ! 
いっちゃんはそりゃあ大きな瞳で・・・らくがグレたらいかんので以下略としますが・・・いっちゃんの虹彩は大きくて・・・ 
・・・・・・・
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2004/10/18(月)  アナネコの謎の生態/ケー
 
私が起きたとき、らくは空いている人ベッドで熟睡中。 
毛布どころか、二つに折り畳んだ掛け布団の間に潜りこんでいる。 
らくの上には、掛け布団×2+毛布×1。下には毛布×1。 
しかもど真ん中に寝てるので、どこにも隙間は開いていない。 
息ができるのが不思議。暑すぎないのが不思議。 
 
私が出かけるときにも、らくはすっぽりのまま出てこない。 
いよいよ職務放棄に拍車がかかった。 
 
写真:畳んだ布団の奥深くに生息するというイエアナネコ。 
生態には謎が多いが、昼間は穴の中で惰眠を貪り、夜になると這い出てきてご飯を食べ滑空することが確認されている。 
しばしばイエトビネコとは別の種と誤解されるが、地元民は『同じ生きもんだ〜』と主張している。 
正式学名は『なんちゃってセタガヤイエヤマネコ』 
 
***************** 
夜、先に帰宅したくりくりがケーを発見。 
たいした量ではないが、3箇所あったそうだ。 
ちょっと治まってきたようで安心してたのになあ。 
ここ3日くらい、ご飯を食べる量が減っているのが気になる。 
昼間はひたすら寝てて夜にしか食べないうえに、好き嫌いが激しくなったせいか。 
以前は爆食した猫缶やドライを、まったく食べない。 
久しぶりにあげたものでも食べないから、飽きたわけじゃないと思うけど。 
そういや水の減り方も減っているぞ! 
しかもなんだか痩せてきたような・・・。一回り小さくなった? 
遊びにも、いまいち乗ってこない。 
あわわ。らくや、どうしちゃったの? 
 
急に心配になり、おろおろ。 
体重を量ってみよう。激痩せしてたら病院か。 
え〜、体重は〜・・・え、5.5kg? あら、減ってないっすね。 
食ボケかと思うほど食べていたときは5.7あったけど、その後少し減って、10日くらい前も5.5だった。 
ここ2〜3日で痩せたってことはないらしい。 
 
でも食べる量が減ってるのは確か。どれどれ、猫缶を開けてみよう。 
・・あ、好きなやつなら食べるのね。そりゃそうだった。 
らくさん、つまりはあなた、元気なの?なんだかやっぱり、ちょっと様子が変だけど。 
誰かがこういうことで心配していたら、「私たちだって多少の食欲の波はあるじゃん。猫もそうかも。好きなものは食べるのなら大丈夫だと思うよ」などと知った風な口をきくに違いないが、らくのことだと思わずうろたえる。 
らくや、お互いに修行が足りないね。
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2004/10/19(火)  ケー×2!! よろり・・・
 
今朝のらく、床にマットレスの私の足元で丸くなって寝ていた。 
そうかそうか、とうとう場所じゃなく人を選ぶようになったんだね。 
ぐふふ〜。 
しかし布団が片付けられない。 
困った。じゃなくて、らくをどかせばいいのか。 
決心して実行に移すまでに1時間。 
寝ている山猫から場所を奪うのは心が痛むが、仕方がない。 
さて、らくさん。 
抱いても起きない。 
人ベッドの毛布の中に入れても起きない。 
なんだ。こんなことなら、もっと早くどかせば良かった。 
 
夕方から雑用で外出。2時間で帰宅。 
部屋の中にケー2箇所発見!2日連続じゃないか〜!! 
どうなってるのだ。8月に処方されて2回飲ませただけでぶっちぎったガスターに手が伸びそうになったが、今までにも2日連続ケーはあったし、耐える。 
もうちょっと様子をみよう。 
 
ギンギンになってケーを検証。 
ほんの一口分のが2箇所・・・食べすぎじゃない。くりくりによると、昨日もこんな感じだったらしい。内容物・・・カリカリがほぼそのままの形で、ねばねばした透明のものが絡まって、ひっつきもっつきしている。唾液っぽい。 
ビニール袋に取って、さらに観察。指で押して潰してみたり。 
あ、毛が入っている。 
らくは茶白なので、ご飯ケーに毛が混ざっていても分かりづらいが、確かに少し入っているなあ。 
でも吐くほどの量か?分からない。 
 
猫缶を少しあげると、元気に食べる。 
様子も元気。顔つきも元気。 
 
2時間後、また少し猫缶をあげる。 
元気に食べて、1分後にケー!!! 
ああ、もう耐えられない。うろたえておろおろして、頭に浮かぶのは『病院』の2文字。 
ああしかし、私もくりくりも明日は仕事だ。どうしようどうしよう。 
くりくり、どうしても休めないの?らくや、どうしよう〜。 
 
右往左往している私たちを尻目に、山猫は元気いっぱい。 
腹減ったなんか喰わせろと台所でわめき、退屈だ遊べと偉そうに命令をする。 
心配して顔を覗き込んだり抱こうとすると、「気安く触るな」とばかりにマッハで逃げる。 
ま、1分おきに「らく〜」と抱きつかれちゃ迷惑だわね。 
逃げたついでに山猫ご膳で食べて、ネコジャラシを追って滑空している。 
 
らくや、あんた元気いっぱいにしか見えないけれど、あたしゃヨロヨロよ。 
いくらなんでもケーが多すぎる。近いうちに血液検査に行こうか。 
しかし本当になんなのだろう・・・。 
必ず食べた直後で、黄色い胃液などが混ざっていたことはないから、まだ安心のような気がするけれど。 
いっちゃんはこんなに吐かなかったと思うけど、なんとなく『猫は吐くもの』という根拠のない(かもしれない)認識があったので、あまり気にしてなかっただけか。 
今は、いっちゃんの腎不全が発覚してからのケーがトラウマになって染み付いているので、過敏になっているのか。 
くりくりに確認したら、いっちゃんも若い頃からけっこう週に1回くらいはケーしていたって言うけれど、そうだったかなあ。 
それならラクシュミーと変わらないけれど、そんなにしてたかなあ。 
ぐあ〜!!悶々・・・。 
 
写真:らくで〜す。どうも〜。眠いで〜す。 
後ろ頭(だけ)は、王様そっくりと言われてま〜す。 
 
************* 
今日はらくのこと以上に、心がざわざわしてとても祈っていることがあるけれど、願掛けのつもりで書かないことにする。
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2004/10/20(水)  トカゲ・ハイ
 
朝起きるなり、激しい遊べ攻撃。 
5分だけとネコジャラシ(マルセイユ石鹸の紐)を振ると、惚れ惚れするようなダダダと滑空のコンビネーション技を披露してくれる。 
5分が10分になり、12分になり15分になり、遅刻ぎりぎりまで遊んでしまった。 
雨が降ってて一番電車が混む時間、通常より多い荷物と悪条件が重なっているので、早めに家を出ようと早めに起きたが、らくにまんまと見透かされたらしい。 
 
台風がひどくて、もし私もくりくりも帰ってこられなかったら大変だと思い、ご飯をどっちゃり山猫ご膳に用意してから労働へ行った。 
悪くても一晩だけだから、これだけあれば飢えることはないでしょう。 
嵐の夜に一人じゃ怖いかもしれないけれど、らくや、頑張っておくれ。 
できるだけ急いで帰ってくるからね。 
 
超大型で強力という台風23号・トカゲ。 
東京でも浸水したり電車が止まったりと被害があったようだけど、今日の労働場所の練馬ではときおり豪雨になるくらいで、休憩のたびにテレビで見る被害の映像のようでは、全然ない。 
11:30pm頃、たまに小雨がぱらつく中を、車で送ってもらってなんの苦労もなく帰宅。 
山猫が出迎えてくれたぎゃおすマンションは、いつも通り。 
被災地の方に思わず謝りたくなるほど、平和での〜んびり。 
 
くりくりが先に帰ってて、らくご飯の世話をしてくれてたので、記録をチェック。 
うあ〜あ〜。どっちゃり食ってある。 
最近ではあまり見ないくらい、お水もがっつり減っている。 
8am〜10pmまでに50g。 
くりくりが交換してくれたご飯も、1時間半しか経っていないのに、20g減っていた。 
ここ数日あまり食べなくて、丸1日かけて20gちょっとなんて日が続いていたけど、食欲の秋再びか。 
こんなに食べてちゃ、今夜の猫缶はお休みしよう。 
 
ケーなし、ダダダにはキレがあり、見事なスピードで滑空し、いつまでも遊びたがる。 
山猫、台風でハイパーになるの巻。 
遊び倒したあげく、腹減ったとわめくので、つい猫缶ぱっかん。 
ドキドキしながらあげたけど、爆食してもケーしない。 
ああ、えがった〜。 
 
もしかして、毛玉が溜まっていたのかなあ。 
話に聞くような御本尊状の毛玉は、らくは吐いたことがない。 
それでももしかして、一昨日昨日とケーで少しずつ出していたとか? 
それですっきりして、また食欲爆発? 
思いついてご飯&ケー記録を調べてみたけれど、ケーと食事量の間に関連性は見あたらなかった。 
ま、なんでもいいです。 
原因が病気や不具合じゃなくて、あんまり頻繁じゃなければ。 
らくや、頼むよ〜。
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2004/10/21(木)  幸せな若い猫さんのお話
 
今日も朝から遊べ攻撃。 
昼寝もしないでダダダしたがる。 
らくさん、ハイパーすぎやしませんか。 
少々心配になってきた午後遅く、人ベッドでうとうと、そのうち熟睡。 
夜まで眠って、半目で起きてきてポリポリご飯を食べて、そこいら辺で転がって寝ている。 
踏みそうで怖いので人ベッドに抱いていくと、自ら掛け布団の中心までもぐりこみ、またもや熟睡。 
夜中近くに再度起きてきて、本格的に食べる食べる。 
やたらお腹がすくらしく、いくら食べてもケーしない。 
そしていくらでも遊ぶ遊ぶ。 
元気でなによりです。 
 
らくさん、NHKで深夜のお勉強。標的はふくろう。 
セタガヤイエヤマネコの獲物にしては、ちょっとでかいようですが。 
続いてイヌワシ登場。急に興味を失うらく。 
どちらかというと、自分が獲物になりそうだと感づいたか。賢いぞ。 
次はふくろうの赤ちゃん。 
らくは研究に余念がない。写真はそのときの様子。 
 
*************** 
アニモンダの缶にコーティングしていないように見えるものがあると、以前の日記に書いた。 
それを読んだフードショップの方がいて、調べてくれたうえで丁寧なメールをいただいた。 
文章は少し編集したが、内容は以下の通り。 
『うちもアニモンダを扱っていますので、もしコーティングされていないなら困ると思い、すぐにジャーマンペットハウスに問い合わせして、そこから本国に聞いてもらいました。 
今日ようやく返事が来まして、2社の缶を使っていて色が違うだけで、コーティングはされているそうです。』 
だそう。 
素人目には分からなくても、ちゃんとしてあるんだね。 
安心しました。ありがとうございました。 
 
*************** 
今日の午後一、歯医者の予約があったのに、思い出したのは夕方になってからだった。 
電話で予約のし直し、来週の月曜日の午前中。 
ひえ〜、午前中!起きられるのか? 
来週は私がその日しか空いていなくて、病院は午前中しか予約が空いていない。 
しかたがない。らくを見習って、半目のまま行くしか。 
 
*************** 
夕方からまた雨漏り、ぽたりぽたり。 
すっかり安心していたので、びっくり。 
大家さんもびっくり。直したはずだと困惑の声。 
やっぱあれか、某私鉄会社の陰謀・住人追い出し作戦か(被害妄想中)。 
 
*************** 
ぎゃおすを通じて知り合った方の猫さんが、苦労のない世界にお引越ししていた。 
まだうんと若い猫さんだった。 
油断はできない状態ながらも、手厚い看護で体調は安定しているようで、調子が良さそうだと勝手に安心していたけれど・・・。 
彼女は良いと思えることは全てやり、上手だからとかなり遠くの病院にも通っていた。 
普段は掲示板に書き込むことは少ないが、いろいろ教えていただいたり情報をもらったりでお世話になってて、メールをやり取りさせてもらってた。 
ちょっとばかり時間がないのを理由に、私が3週間も返信を怠っていた間に旅立ってしまってた・・・。 
 
長くはない、どちらかといえば短かったと言えるだろう。 
しかしどれほどの愛情を注がれた一生だったか。 
彼女にとって、どれほど重い命だったか。 
『ペットのネコ』などではない。 
存在の重さは人間の家族と何も変わることはなく、大事な大事な命。 
唯一無二の命。 
 
心からご冥福をお祈りします。それしかできないけれど、一生懸命に祈ります。 
あちらの世界で跳ね回って遊ぶ、元気いっぱいの猫さんの姿を想像しつつ。
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2004/10/22(金)  起きたらお留守番だった
 
今日は私が先に帰宅。 
らくが熱烈大歓迎。 
撫でて〜遊んで〜撫でて〜遊んで〜と、どこにでもくっ付いてきて盛大にアピール。 
くりくりが家を出たとき、らくは布団を被って寝ていたそうだ。 
起きたら誰もいなくて真っ暗で、心細かったのか。
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2004/10/23(土)  猫と花の3人展/ケー/ヌパたん
 
アタシぃ、今日はお出かけなのでぇ、きれいなお洋服を着て頑張ってお洒落したのぉ。 
1時間以上遅刻したのは予定外だったけどぉ、ちゃんとミケさんなるさんてれじあさんに合流できたから上出来よね。 
ところがみかりんたらぁ、アタシ以上に遅刻してきたくせにぃ、アタシの服やバッグや帽子がケッタイだと言いがかりをつけるのよぉ。 
そんなことないわ〜お洒落でしょと、隣のてれじあさんに同意を求めたのにぃ、沈黙だったわ、彼女。頼りにならないったら。 
次にぃ、助けを求めてミケさんを見たらぁ、しっぽぱたぱたさせながら目が泳いじゃってるのよ、彼女。 
やっぱ半人半猫だしぃ、アテにできないわぁ。 
 
こういう事情だもん。なるさんを標的にするしかないじゃなあい? 
有名デザイナーの本物ヘビ皮だと主張する彼女のブーツ、ほんとはビニール製だと教えてあげたわぁ。 
おニューのバッグもやっぱりブランド品だって言うけどぉ、スペルが一箇所、違ってるわよってみんなで気がつかせてあげたのぉ。 
でも信じないのよ、彼女。頑固ねええ。 
だったらライターで炙ってみよう、ビニールなら溶けるから分かるでしょって言ったのにぃ、ヤダっていうの。 
自分でも自信がないのかしらぁ? 
もっともアレよねぇ。みかりんの言いがかりもぉ、うらやましいからだったのねぇ。 
「ほんとは好きなんでしょ」ってズバリ指摘してやったらぁ、言葉に詰まっていたもの、彼女。 
お〜っほっほっほ〜。 
 
************** 
しゃべり倒すのはいつものことだけれど、お目当ては市谷のレストランに展示されているミケさんの絵。 
今日は格調高く、芸術の秋のプチ集会である。 
透明水彩絵の具で描かれた猫さんたちは、みな明るい光の中にいるようで表情が明るい。 
じっと何かを見つめていたり、のんびりごろんとしていたり。 
猫さんのポーズや顔つきはそれぞれで、みな特徴が出ているが、どの絵の根っこにも明るさが感じられて、猫という生き物の楽観的な部分が出ているようで、おかしく可愛らしい。 
他には鉛筆画と油性パステル画があり、画材の違いもとても興味深かった。 
 
食べて観て、ひたすらしゃべるしゃべる。 
ランチの営業時間店が終わり追い出されたので、河岸を変えてさらにしゃべり倒す。 
その喫茶店も営業終了時間になり、再び追い出されて路頭に迷ったので解散。 
市谷駅前の釣堀りでは、びっちり人が並んで大繁盛。 
妙に壮観で、なぜか笑える光景だった。 
 
帰りがけに新宿で降りて、今頃の季節に着れるチョーオサレな上着を買おうとうろついている時に、身体がゆらゆら揺れた。 
貧血だと思ったのでしゃがんでいたら、館内放送が。 
『ただいま地震を観測しておりますが、この建物は安全です。安心してお買い物をお続けください』 
ひい、貧血じゃなくて地震だったか。 
やや焦りぎみに周りを見渡すと、みなさん、落ち着いてお買い物を続けてらっしゃる。 
そ、そんなもんなのね。 
しかしこのしっかりした建物がこんなに揺れるのなら、ぎゃおすマンションではどんなことになっているのだ。 
2回目に揺れたとき、くりくりから「大丈夫か〜」と電話。 
らくは布団を被って寝てて、起きもしなかったとのこと。 
地震より玄関ブザーのが怖い山猫らしい。 
 
さんざん迷ったあげく新宿で上着は買わずに、くりくりと地元で待ち合わせ。 
スポーツクラブの傍に最近オープンした中華やさんが気になっていて、行ってみることに。 
バカうまの麻婆豆腐定食を食べて、そこらの店で適当に選んだ上着をご購入。 
帰宅してニュースを見たら、新潟は地震でえらいことになっていた。 
人も猫も犬も、みんな安全に非難できますように。 
安心して眠れる場所と食料がありますように! 
 
********************* 
らくに猫缶。3口くらい食べて、プイとお皿から離れた。 
普段は全く食べないか爆食かなので、あらめずらしいと思っていたら、てけてけ部屋まで歩いてケー。 
ちょっとしか食べていないから出るものもちょっとだけだが、2回あり。 
1回目は普通に。2回目はケーーーっっっっ!!と、大口を開けっぱなしで、でもなかなか出なくて苦しそうだった。 
らくやらくや、大丈夫か〜っ!!!? 
内容物を検証。食べたばかりの猫缶のみで、他のものは確認できない。 
 
らくは元気で、ケーの後30分くらいでまた食べた。 
そのあとはいくら食べてもケーしていないが、もうこのまま放っておけない。 
『ちょっと様子を見よう』とする心の余裕は使い果たした。 
ケロリとした顔で「遊ぼ〜」と誘いにきた山猫を捕まえて、お口にガスター投入。 
3日間、続けて投与してみる。それでもケーなら、いよいよ病院。 
8月に処方されたガスターを勝手に止めたり飲ませたりした悪行を、先生に白状しなくちゃならないが、しかたがあるまい。 
 
**************** 
ヌハチ君とうにさんの穏やかな時間を、ずっと祈っていた。 
私だけではなく、たくさんの人が祈っていた。 
その願いは聞き届けられたと、うにさんの書き込み。 
ヌハチ君の苦しみはぎりぎりまで取り除かれ、昨夜の11時15分、苦労のない世界に旅立ったと。 
今うにさんは、悲嘆に暮れて泣いてはいない。 
彼女の心はしんと静かで、どこまでも透きとおっているかのよう。 
ヌハチ君からの奇跡の贈り物。 
今まで見送った猫さんが少しずつ少しずつ彼女を導き、ヌハチ君が扉を開いた世界なのかもしれない。 
まるで悟りの境地のような、一切の私利私欲は消え去り、思いやりと愛情だけが満ちた世界。 
おそらくは誰もが心の中に持っている、とても近い場所だと思う。 
なのにどちらの方向に歩けばいいのか分からない、足を踏み出す勇気さえなく、私にとっては果てしなく遠い場所。 
たどり着けない、憧れの地。 
 
導いたヌハチ君、受け入れたうにさん。 
何かを受け入れるのは、柔らかで大きな心が必要な気がする。 
ヌパたん&うに丼カップル、あっぱれです!! 
そして、ゆっくり休んでください。伝えてくれてありがとう。
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2004/10/24(日)  山猫戦線、異常なし
 
今日のらく。 
朝一緒に起床。 
しばらく遊んでご飯を食べて、布団を被って寝る。 
夜まで熟睡、復活後はよく食べるが、ダダダのキレはいまいち。 
絶好調にハイパーではないが、ケーもなく普通に元気。 
 
**************** 
昨日の格調高きネコバカプチ集会で、皆から棒で突付かれ石を投げられた、喫煙者のなるさんと私。 
しかし、皆は正しい。どう考えても喫煙にいいことはない。 
どこに使われているのかさっぱり不明な税金を毎日せっせと払い、肺癌を始め種々の病に罹るリスクを高め、世間からは外道扱いされ、空港や駅では隔離の上さらし者。 
健全なる非喫煙者様へのご迷惑を思えば、それもこれも文句は言えまい。 
甘んじて受けよう。 
しかし喫煙者と暮らす猫のリンパ腫の発生率は、喫煙者がいない家庭の猫の24倍という数字が学会で発表されたと、外道仲間のなるさんから聞いた。 
あな恐ろしや。 
自分が苦しむのは自業自得だが、猫はいかん。絶対にいかん。 
 
私は換気扇の下か開いた窓際でしか吸わないが、くりくりはいくら言っても部屋の真ん中でチェーンスモーク。 
いっちゃんのときは気にしつつも気にしないで、部屋が煙で霞んでたこともあったくらいだが、今は気になる。 
非常に気になる!! 
 
そこで本日、第280回目(くらい)の禁煙を試みた。 
残っていた煙草を捨てて耐えるも、2時間で玉砕。 
捨てた煙草をゴミ箱から拾うか自販機に走るか3秒考えて、ゴミ箱から拾った。 
念のために書いておくが、新しいパッケージを買う金がなかったからではなく、宅配の猫メシを待っていたからです。 
心残りがあるから止められないのだと自己分析し、ベランダで5本、立て続けに吸いまくる。 
頭クラクラ、胸ムカムカで引っくり返った。 
蛇のようになって室内に這い戻り、「しめしめこれで煙草にはうんざりだ」とほくそえみながらベッドに倒れんだが、ああなんていうこと。 
15分で回復してしまった。 
そしてまたもやライターをカチッとな・・・。 
 
意志が弱いのは分かっています。 
へなちょこのふにゃふにゃです。 
懲りないアホです。 
考え事をするには煙草が必要で、ニコレットではあきまへん。 
しかしいつかは止めてやる。いつかきっと! 
世間にまかり通っている『士農工商犬猫オタク喫煙者』の最下層階級から這い上がるのだ。 
 
**************** 
新潟の地震は、一夜明けたらさらにえらいことになっていた。 
どうかこれ以上の被害がありませんように。 
被災地の人達にも動物達にも、できるだけ辛いことがありませんように。
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2004/10/25(月)  歯医者も獣医も
 
午前中に歯医者。寝起きで半目のまま家を出てから、らくにガスター投入するのを忘れていたことに気がついた。 
ま、いいや。帰ってから飲まそう。 
ところが帰宅してからも忘れ続け、思い出したのは夜になってから。 
ま、いいか。元気だし。 
 
9年来のかかりつけの歯医者は、もともとは院長が一人でやっていた小さい病院だったが、広いところに移転して、今は先生が3人。 
今日は今回の検診からお世話になっている女医さんがお休みだったので、久しぶりに院長先生。 
先生、カルテ見て私の口の中を見て、「なんでここ、治療してるの?」と。 
え?なんでって言われても。 
女医さんの話だと、上の歯が落ちてきているので、下の奥歯を抜いたところに部分入れ歯を入れたほうがいい。 
その場合は残っている下の奥歯に引っ掛けるようにして入れ歯を装着するのだけれど、その歯の根っこにレントゲンで黒い影が映る箇所がある。 
今痛くないならこの先も大丈夫かもしれないし、もしかしたら痛くなるかもしれない。 
通常なら放っておいてもいいのだけれど、もし痛くなって治療をすると歯の形状が変わるから、入れ歯を作り直しになる。 
今、徹底的にきれいにしてから入れ歯を作るか、痛くなったらそのときに対処するか。 
どっちでもいいけどどうします?という説明だった。 
痛くなるかもしれない、入れ歯を作り直しになるかもしれない可能性があるのなら、今のうちにきれいにしておくほうを選んで根っこの治療をしているわけだが・・・。 
 
院長が言うには黒い影は9年前からあり、炎症ではなく、絶対にないとは言えないけれど今後痛くなる可能性はとても低い。 
それに、上の歯は落ちてきていない。落ちてこないように噛み合わせがしっかりしている部分の歯から繋げて金属を被せているので、ほんのわずかに下に傾くことはあるかもしれないが、下の奥歯がないことでどんどん伸びてくることはない。 
つまり、部分入れ歯は必要ない。・・・らしい。 
あ、そうでしたか。そういえば抜歯したときに、そう説明されたような気がします。 
でも9年も前のことだから忘れちゃったよ。 
院長は「そりゃ忘れちゃうよね〜。でもカルテにメモがみんな残っているから俺には分かる」だそうで。 
というわけで、治療方針が変更になった。というより、本来は治療は必要なかったわけだが。 
ついでに先生も変更で、次回からは院長になるみたい。 
 
しかしこのバタバタは、女医さんの落ち度ではないように思う。 
院長のカルテのメモは、他人が見てどのくらい意図を理解できるものなのか。 
担当の先生が変わることが原因なのでは? 
最初に院長が診たなら院長、女医さんなら女医さんで、問題がない限り統一してほしいっす。 
患者の我がままですか? 
 
獣医さんでもそこで迷う。 
大きい病院は先生がいっぱいなので、知識や技術を補い合って、より専門的だったり冷静な診断をしてもらえるような気がする。 
難しいケースでは、話し合ってアイディアを出し合うこともあるだろう。 
一人より二人、二人より三人。知恵は多いほうがいい。 
しかし通院のたびに先生が変わるのはどうなのよ。 
個人の病院なら、経過から性格までカルテ外の細かいことまで把握してくれる、いつもの先生に診てもらえる。 
ちょっとしたことなら近所で個人の病院、ややこしいことなら大きい病院か? 
ニンゲンと一緒か〜?グルグルラー。 
 
明日から原画展が開催するというのに、猫の紹介文の宿題ができていない。 
前日の夜になって宿題で焦るのは、20年前から変わっていなかった。 
追い詰められないとできない性格。 
しかも、レイアウトや文章を考えているうちに、棚のほこりが気になりだした。 
なんで今から掃除する?自分でも理解できないが、気になるからしかたがないのよ〜! 
そういやテストの前日に、勉強しきゃと思うほど、引き出しの整理に精を出していたっけな。 
成長も進歩もないのね。あー。 
しかもしかも、やっとこさ腰を落ち着けて宿題に取り組む気になったら、らくの「遊ぼ〜遊べコラ攻撃」がっ! 
はいはいはい、遊びましょうね!! 
 
写真:らく宣言・その1001。『遊ぶまでココから動かないから』
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2004/10/26(火)  原画展が暴いた人間模様
 
ご隠居さまの「猫の肖像画館原画展」が、今日から始まる。 
午前中の準備のお手伝いをさせてもらいに、目黒美術館へ。 
朝の9時50分に集合というメールが来たときには、『日本時間でですか?』と質問したくなったが、実行委員会の方々の冷たい反応が予測できるので自粛した。 
大人ですから。 
で、緊張して起きたのに、また遅刻したっ! 
なんでやねん(涙) 
らくの「遊べ攻撃」に屈したからだ。 
だって昨日も朝はヤル気満々だったのに、歯医者に行って帰宅したら布団被って寝ていたし、やっぱ留守番はつまんないよね。 
今日も私が出て行ったあとは、布団を被って寝ちゃうだけかと思うとさ。 
ぎりぎり以上に遊んでしまった。 
遅刻は5分くらいだったと思うけど、皆さんもうお揃いで、視線が痛い(たぶん自意識過剰の被害妄想)。 
 
準備は楽しかった。 
moomamaのもろ肌脱ぎも鑑賞できたし、勝手にやりたいことだけやりそうな人達の集まりなので収拾つくのかと思っていたら、意外にチームワークを発揮する。 
開館時間ほぼぴったりに準備を終えて、ひと段落。 
moomama&Mintmama!の計算通り。 
すごいのかたまたまなのか。ここはひとつ、『スゴいのだ!』ということで。 
写真は、スゴいのボス、ご隠居さまです♪ 
 
誰の陰謀か、七宝親分タラちゃん、らくが横並び。 
そろってびっくり顔。 
さらに隣の茶トラ白ちゃんは美しい横顔で、「うちのみゃあは清楚ですから」と、みかりんが自慢する。 
3馬鹿となった若大将トリオ(タラちゃんは青大将役で)、そこだけお笑いの空気が漂っている。 
 
いっちゃんの展示場所がちょうどパネルの境目で、絵の上下に隙間というか、棒状の黒い部分がきていた。 
絵が串刺しになっているように見えるよお(涙)。 
しばらくいじいじ触ってみたが、直すには打ち込んであるピンを1回抜いて横に寄せて、そうするとそこの壁面全部の絵の位置を直さなくちゃバランスが悪くなる。 
私の担当のブースではなかったので、そこまでやってもいいかと聞いたり、やってくださいとお願いするのは気が引けた。 
私が考えすぎなだけで、きっと誰も変だとは思わないよね。 
いっちゃんのことになると、私はムキになりすぎる。 
そういう個人の我がままにいちいち付き合っていたら、何時間あっても準備が終わらないし。 
いっちゃんは寛大だから、そんなことは何でもないと笑ってるさ。 
 
今日から31日の夜まで、いっちゃんはここでお客様の接待を勤めることになる。 
机から顔を上げると目に入る王様の絵がないと、部屋が淋しい。 
今回は私がお留守番で、いっちゃんが仕事だね。 
王様、おもてなし頑張って。私もいっちゃんのいない壁に頑張るよ(?)。 
 
開館してからは、みんな勝手にウロウロしたり食べたり飲んだりしゃべったり。 
夕方にぱいなぽーさん登場。 
初対面だが、びっくりした。最初は、あなたぽーさんの名を語る何者よ?と思ったです。 
だって、きちんとした大人に見える。 
ちゃんとした服を着て、ちゃんとしたバッグを持って、きれいにお化粧してた。 
 
しかしそれは、ヤラセだった。表面だけの見せ掛けね。 
よくよく見れば、素足にヒールのサンダルじゃん。 
あのね、もうすぐ11月で今日は大雨なのよ。 
ちゃんとしたバッグから出てくるものといえば、えびすちゃんのドアップ写真にタバコにデジカメ。 
そんでもっとも素朴な疑問だけど、仕事は、会社はどうしたのっ? 
さぼったらしい・・・。しかも家は、朝、仕事に行くフリをして出てきたらしい。 
 
そういう私も、夕方の用事に一時間遅刻。 
あらかじめ、行けないかもしれません、行けても遅れそうですと言ってあったので、このままバックれようかと悪魔の囁き。 
行きたくなかったけど、大人なので一応電話したら「お待ちしております」という答えだったので、仕方がないわ。行くしか。 
ち。 
 
今朝もらくにガスターを忘れて、夜だけ投入。 
これでいいのか?いいわけない。
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2004/10/27(水)  某私鉄会社vsぎゃおす王国〜第二回戦・カ〜ン!
 
本日、某鉄会社の人達との第二回戦。 
公共事業なので数字はどうにもならないと、同じ繰り返し。 
あながち嘘ではないと思う。 
彼らはサラリーマンなので安くすめば自分が儲かるということではないし、『公共事業による立ち退きの保証金制度法』とかなんとか、名称はまったくいい加減に書いたが、そういうものがあって基準が決められているというのは本当のような気がする。 
 
私は別に、闘う気も話をこじらせる気もない。 
金額を吊り上げようという気もない。 
ただ、同じくらいの家賃で同じような条件の引越し先がないので、困っているだけ。 
棒私鉄会社系列の不動産屋で、いい物件があったら紹介してもらうことにして、今日は終了。 
 
らくはケーなしでいつも通り。 
 
写真:ボクの頭は、撫でられるためについている。 
特に考えることもないし〜。可愛いだけで生きていけるし〜。
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2004/10/28(木)  本日は晴天で山猫はスゲー顔なり
 
今日のホラーな一枚 
ひぃぃっ。きょわいよ〜。
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2004/10/29(金)  その山猫、凶暴につき
 
今日のバイオレンスな一枚。 
イタタタタっ。 
 
顔がスゲーから本気っぽく見えるけど、キバも爪も全力じゃない。 
らくや、そんなんじゃかすり傷さえできないよ。 
たまにはずうっと傷跡が残るくらい、本気でかかってきてもいいのに。 
たまにはね。
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2004/10/30(土)  秋の大芸術祭で大集会
 
やばいまずいまた遅刻する。 
目黒の権之助坂を慌てて下るも、不動産屋の張り紙の前を素通りできずに、ちらりと目を走らせた。 
ち。どこも高い。 
東京の地代部屋代は一体全体どういうことになっているのだ。 
って、道端で怒っているバヤイじゃない。 
原画展のランチオフ会に遅刻しないほうが先だった。 
美術館へと続く緑の小道へ足を踏み入れたあたりで、後ろからタカさんに声をかけられた。 
ずっと私の後ろにいたそうで、ちょこまかと早歩きしたり不動産屋の前で立ち止まったりを全部見られていたらしい。 
ちと恥ずかしい。 
 
遅れたと思っていたが、会場に着くなり「遅刻しなかったじゃない」と続けて3人の人に言われた。 
「当たり前よ。おっほっほ〜」と答えておいたが、頭の中にはハテナマークがいっぱい。 
どうやら時間を30分、勘違いしていたらしい。早く間違えるぶんにはオッケなので、いかにも『計算どおり』という顔をしておくのが正しい処世術。 
 
ネコバカ大集会は近所の中華料理屋さんを借り切って、総勢23名。 
目黒の顔・手配師moomamaの日誌から参加者を無断コピペ。 
 
サエコポン、どりちゃん、みくさん、kazumiさん、まりきちさん、タカさん、くみさん、MAYUさん、ままるねこさん、anjyulittle、まゆげさん、ミキさん、ひよこちゃん、こだまさん・みみ母さん、chariさん、キャサさん、フェイママさん、なるさん、てれじあさん、みかりん、moomama、私。 
 
給湯室お茶会は、メンバーが入れ替わり立ち代りで把握できない。 
夜の部参加者は、キャサさん・サエコポン・スタルカさん・みかりん・てれじあさん・なるさん・anjyulittleさん・まりきちさん・た〜こさん+私 
 
ランチは一人ずつの自己紹介から始まったが、裸足で逃げだしたいほど恥ずかしい。 
人前は苦手。できれば片隅でひっそり生息していたいのだが。 
全員を前に、堂々と司会進行役とこなしているmoomama、さすが。 
本当は変な汗で背中はびっしょりだったかもしれないが、業務完璧。大人です。 
途中で席替えもあったけど、近くに座れなくて話せなかった方もいっぱい。 
2時間があっという間に過ぎ、雨の中をまたぞろぞろと原画展会場に戻る。 
その後は給湯室のお茶会へとなだれ込み、さらにその後は夜の部の居酒屋へ。 
だんだん人が減っていくなか、ワタクシ、皆勤いたしました。 
 
原画展会場とオフ会で、初対面だった方もたくさん。 
お話できた方は 
まるまるさん・・わかにゃんからのキリプレのクラウンを見せていただいた。 
「毛色に合わせて飾りが代えられるようになっているんです」と、とても嬉しそうなお顔。 
ちょっとしかお話できなかったが、ブンジ君とさくらちゃんへの愛情だだ漏れがビシビシ伝わってきて、とても楽しかった。 
まるまるさんの誇りのブンジ君とさくらちゃんに、ぴったり似合うクラウンを手作りしたわかにゃん。 
まるまるさんもわかにゃんも、とても素敵で素晴しい。 
 
みみ母さん・・わははっ!みみちゃんそっくり!!優しい優しいみみちゃんの、ほんわかな雰囲気そのまんま。 
mooちゃんとmoomama、みみちゃんとみみ母さん、なんでこんなに似るかな。 
「本当に私が産んだの♪」と言われたら、わたし信じるよ。 
 
くみさん・・掲示板の書き込みから姿を妄想していたが、まんまだった。 
今どきのお洒落な服に綺麗なネイル。 
9kgのぶち君を抱えたら捻挫したというのが納得の、細っこい脚。 
スラリと背が高くてカッコいい。 
 
まりきちさん・・よく考えたら初対面だったのだけど、ナゼかそれに気がつかなかった。 
「久しぶり〜」などと、慣れ慣れしくバンバン肩を叩いてしまうところだったよ。 
そのくらい、サイトの雰囲気を全身で表現。 
優しそうなニコニコ笑顔で、身体は華奢なのに巨乳で・・・(涎のため以下略と)。 
 
anjyulittle・・ベティ・ブープさんにそっくり。 
正確には、子供の頃のベティさんという感じであどけない。 
くりくりのでっかい目と少し日焼けしたスベスベの肌。 
アンジュちゃんとリトルちゃんの小さい頃の写真を見せてもらったら、20年前のanjyulittleも写ってたが、それがなかなかのホラーでして。 
今とまったく変わっていない。ぜんっぜん変わっていない! 
童顔にしても、変わらなさすぎ。さすが猫というか、もしや妖怪猫又か? 
 
た〜こさん・・細くてか弱い少女のような風情。守ってあげなきゃ!とういう気持ちになる。 
が。彼女は吸うわ飲むわの人であった。現代日本の身分制度ではオタク以下の喫煙者、外道仲間。わはは〜(喜)。 
そして淡々と、猫が増え続けて12にゃんの経過を語るた〜こさん。 
ただものではない。 
 
MAYUさん・・26日に初めてお会いして、今日は2度目。 
きれいな顔で可愛い声で上品な髪型と服装で、しゃべることはもちろん猫だが、その他は。 
「アシナガバチは肉食でね、こ〜んな大きな芋虫にとりついてこうやって肉を食いちぎってね、お団子を作るのよ〜♪ ・・・接写写真、見る?」 
可愛い声の美人から肉食バチの食事風景を聞くのは、シュールな体験だった。 
そしてMAYUさんは、うちのご近所と判明。走って30秒という近さ。 
びっくり〜。そうと分かれば、盛大なご近所付き合いをよろしくお願いするしか。 
あんなことやそんなことや、えっ、こんなことまで、えええっまさかヤンヤンそこは許し(以下略と・・) 
 
ままるねこさん・・同じく26日と今日で2度目。 
茶ちびちゃんが頑張っていたときに彼女からもらったメールは、私の『大事箱』に仕舞ってあって、今でもたまに読み返す。 
そして彼女と茶ちびちゃんの姿を想像し・・・その想像は当たっていたか? 
ハズレていたのであった。楚々としてヨヨとした柳腰の学者タイプを妄想していたのだが、実際のままるねこさんは凛としたいい女であった。 
最初は「え」と思ったのだが、茶ちびちゃんの絵を見てままるねこさんを見ると、不思議に納得できる。 
茶ちびちゃんとオーラが一緒。家族親族一族郎党の匂いがある。 
 
何回か会っているけど、突っ込みどころがあった人を少し 
どりちゃん・・優しくて上品な人だと思っていたのに、ちょっと見ない間に、おときち君そっくりになっていた。 
『おと君ケケケ』をやってもらったら、あら不思議。 
ここにいるのはどりちゃん?それともおと君?いったいどちら? 
サエコポン・・髪を切りすぎたと本人は嘆いていたが、似合っている。 
マダム・スタルカ・・イッセイ・ミヤケを着倒すセンス、居酒屋の兄ちゃん姉ちゃんに指示を飛ばす迫力、誰もかないません。一生付いていきます。 
 
こだまさん・・こだまさんの笑顔にまた会えたことが、とても嬉しい。 
鈴が転がるような美声で容赦ない突っ込みを入れてくるのが、悶絶もんで嬉しい。 
キャサさん・・超ハードワーカーのため日帰り上京。元気な姿が見れて、これまた嬉しくて嬉しくて。 
彼女からブラウスをいただいた。新品だよ〜、ほんとにいいの?もらったもんは返さないよ!ありがとう〜(悪徳王国)! 
なるさん・・今日のブーツは皮にしか見えないです。最近の塩化ビニールはよくできている(うそ)。それと今日の花柄スカート、飽きたらよろしく〜。 
 
今回のキャサ語録 
キャサさん「なるさんて色っぽいね〜」 
私「あちこちに散々そう書いてあるよ!」 
キャサさん「あ、読んでた読んでた(焦)。けど、たいしたことないだろーと思ってたけど本当に色っぽいわ〜(感嘆)。」 
 
・・・・・・きゃ〜さん、おもしれえ。 
 
写真:ネコジャラシ紐を狙って隠れているうちに、寝込んでしまった山猫
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2004/10/31(日)  祭り続くよ、どこまでも
 
原画展最終日。 
今日初めて会えたのは、Yukiさん、ひろびろさん。 
&じょりちゃん捜索隊以来の、とどさん。 
せっかく会えたのに片付けの時間が迫っていてバタバタしているときで、落ち着いて話せなかったのが心残り。 
ViViちゃん、リサちゃん、富士千代ちゃん。 
どの子のことも、ゆっくりじっくり聞きたかった。どんなに可愛い子だったか、普段の様子、小さい頃の話。 
いくらでも聞きたかった。 
でもきっと、また機会はある。いつかたくさん、話を聞かせてもらいたい。 
 
beesanさんとも初対面。お名前も猫さんのことも知っているのに、掲示板やメールでお話したことがなかったせいか、私が緊張してしまってうまく会話ができなかった。 
次の時には、ご長寿ひめちゃん&ひこちゃん(共に21歳)のことをいろいろ教えていただこう。 
ひろパパには会場設営のときからお世話になっていたが、アリスママとは1年ぶりに今日会えた。 
「アリスママの白タイツ姿を妄想しました」とは、本人の前では言えなかった・・・。す、すんません。 
 
初日の日記に、展示位置の具合でいっちゃんの絵の串刺しになっているように見えると書いた。 
それが翌日には場所が移動していたと、かおりんが掲示板に書いてくれた。 
あああ〜っ。気になることをその場で言わずに日記に書くなんて、姑息なやり方だ。 
実行委員会の皆さんは忙しいから、原画展の開催中は誰もラクシュミー日記を読む人はいないだろう思っていた。 
あとからもし、「いっちゃんの絵、言ってくれればよかったのに」という話になったとしても、「変なことを気にしてゴメン」と、笑って終わらせればオッケと計算して書いたのだった。 
イヤミで卑怯な計算だ。 
ああいう展示になったのは、理由があってのことだった。 
しかし私が日記に書いたことで、実行委員会の人達は私の我がままを尊重してくれたのだった。申し訳ない。 
たぁこさん、Mintmama!、moomama、ありがとうございました。 
たぁこさん、また一緒に美味しく喫煙してください。 
ワタクシ禁煙プログラム中ですが、たぁこさんと一緒なら吸って吸って吸いまくります。 
 
私がさぼっている間に(ごめんなさい)、片付けは30分で終わった。 
ついさっきまでは、猫さんがいっぱい、壁一面にピカピカの命がいっぱいだったのに。 
祭りの後のがらんとした空間が、なんだか寂しい。 
猫さん達は6日間のおもてなし業務を終えて、それぞれに大事な家族の待つ家に帰っていく。 
みんな無事に着きますように。 
 
空っぽになった会場を後にして、少人数で焼肉屋へ。 
しじみさん、お局様、こだまさん、てれじあさん、anjyulittleと私の6人。 
それからコーヒー屋へ移動して、またしゃべる。 
9:30pmくらい解散。これで本当に、祭りが終わった・・・ 
 
わけではなかったり。 
原画展がきっかけで、ご近所猫友達ができた。 
展示してあったMAYUさんのMAYU玉ちゃんを預かってきてたので、渡しがてらの深夜のセタガヤ支部ネコバカプチ集会。 
いっちゃんの絵が帰ってきた部屋で、くりくりは機嫌よく、MAYUさん相手にしゃべるしゃべる。 
だいたいくりくりは、いっちゃんの話だといくらでも語る家来だし。 
らくは電光石火で姿を消したが、そのうちビビリながらも様子を伺いに部屋まで出てきて、MAYUさんが振るネコジャラシ紐にちゃいっとしていた。 
ゴロンゴロンまで披露するサービスの良さ。 
らくや、お客さん一人なら、なんとかオッケなのですか。 
 
MAYUさんから山猫に猫砂とフード、ニンゲンにはワインをいただいた。 
悪徳王国がシャレではすまなくなってきて、私に何かお返しができるだろうかと悩むが、それもこれもみな、いっちゃんが結んでくれた縁、いっちゃんのご利益と思うと嬉しくてありがたい。 
 
原画展から楽しい時間をたくさんもらった。 
お祭りは終わっても、ずっと続く縁がいっぱい残った。 
ご隠居様と実行委員会の方達のおかげ。感謝です。 
 
写真:ベランダの壁があまりに汚いので、タイルで修正。
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