ぎゃおす王国記・ラクシュミーの王様への道
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| 窓の外がうっすら明るくなってきた頃、らくが私の耳元で鳴き喚く。 「にょ〜んにょ〜んにょ〜ん!びみょ〜んんっ!!」 果てしなく鳴いている。 渋々起きて、山猫ご膳をチェック。 メシが空っぽだったか。 ほれ、補充したから食べなさい食べなさい。 だから寝かせてお願いだから。 しかし要求は、メシではなかったらしい。 寝ている私の耳元に舞い戻ってきて、喚き続ける。 私が起きると、らくは鳴き止む。 後をついて回る。 私が寝ると、「にょ〜んにょ〜んにょ〜ん!びみょ〜んんっ!!」 なんなんだ〜。1時間ほども鳴き続けて、やっと疲れて寝てくれたけど、何が言いたかったのか。 猫の気持ちが分からない。 この前、moomamaと雨ちゃんが来てくれたあとも、明け方に鳴きっぱなしになった。 いいのよ、鳴いても。らくにも言いたいことはあるでしょう。 山猫語は理解できないけど、とりあえず聞いてはやるよ。 だけどね、私のところにばかり来るとくりくりがイジケるから、くりくりの耳元でも喚いてあげなさい。 あとですね、時間はもうちょっと、なんとかなりませんか?なんで明け方なの? 寝て起きても、頭ぼ〜っ。 らくや、あんたはスッキリ元気そうだね。 歯医者に行って雑用をあれこれしたら、力尽きた。 夕方からは寝て起きて食べて寝て起きて食べて、そればっか。 らくは元気に遊べ攻撃を仕掛けてくるが、私がすぐに疲れてベッドで寝てしまうので、らくも仕方なく一緒に寝ている。 ごめんよ。明日はいっぱい遊ぼう。 写真:らくや。トイレの水を飲む前に、箱買いしている酸素入りピュアウォーターの立場も考えなさい。 |
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| 私が先に帰宅。 部屋の中にケー2箇所発見。 少量のご飯のみ。 らくは、定期的にケーすることになっている生き物のような気がしてきた。 そういうリズム・体質の山猫かと。 そんなことってあるのでしょうか。 らくや、どうなのよ。 |
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| ラクシュミー、今日は米のとぎ汁で水分補給。 だからあ。 箱買いした酸素入りピュアウォーターの立場は? |
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| 労働から帰宅するなり、西の窓を見てとくりくりに言われた。 カーテンを開けると、夜中なので暗かったが、窓の外がのっぺらぼうで何もなくなっているのが一目で分かった。 なんてことするんだ。 某私鉄会社め、桜の樹を切りやがった。 モミの樹のような三角形のシルエットの樹もない。 桜も三角形も、どちらも大きかった。 いっちゃんが10年半眺め続け、らくが1年3ヶ月近く眺めていた樹だった。 月の薄明かりの中に、切り株がぼんやり浮かび上がっている。 高架化の工事は、どうしても必要なのか。 高架化するのに、どうしても樹は残せなかったのか。 樹を切らないで済むような努力を、ほんの少しでもしたのか。 考えて悩んだ末に切ったのか、ほとんど何も考えずに切ったのか。 酷いことをする。 今度、某私鉄会社の人が来たら言ってやる。 「桜の樹の妖精さんが・・・ぶつぶつ・・・おうちがなくて困ってるって・・・ぼそぼそ・・・私もおうちがなくなるの・・・ぶつぶつ・・・妖精さん、私達どこへ行けばいいの・・・ぼそぼそ・・・」 これで、立ち退き保証金の上乗せがあるかも。 不気味だから、いくら払ってもいいから、とにかく出てってもらいましょうってことになりませんか。 写真は、切られてしまった桜の樹といっちゃん。 悲しい。 |
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| 朝からうるさい。 寝て3時間ほどしかたっていないのに、外の騒音で目が覚めた。 明るくなってから見た西の窓は、むざんな光景だった。 樹が一本残らず切り株まで掘り返されていて、草むらは消滅し、ショベルカーが盛大に土を掘り返している。 緑が消え去った土地の一部分に工事のプレハブが建てられていて、一夜にして窓からの景色が変わってしまってた。 ヤツら、本気だ。 工事が、ぎゃおすマンションのすぐ横まで迫ってきた。 桜の樹があった場所は、ぎりぎりだけど高架にかからなさそうな場所。 三角形の樹は、高架化にはまったく関係がない場所。 工事のためのプレハブを建てるためだけに切られて、工事が終わったら家が建つだろう場所。 ぎゃおすマンションも同じ。 高架化には関係ないが、環七を掘るときに出る土を運び出すための場所として使われる。 大家さんは、この土地を売ったのではなかった。 10年間、某私鉄会社に貸しただけ。 すべて工事が終われば、またマンションを建てるらしい。 私はただの賃貸人なので、文句を言う権利はないけれど。 悲しいし、私、怒ってます! いっちゃんがらみの非常に個人的な感情なのだけれど、こんなに簡単に樹を切りまくる精神構造そのものが怖い。 怒りのあまり、ショベルカーが無神経に土を掘り返している光景を写真に撮ったが、どういうわけかPCに取り込まれていなかった。 これから裏のアパートも取り壊される。 うちの外廊下とアパートの間は中庭のようになっていて、桜、梅、桃、柿、枇杷の樹がある草むらになっている。 それらの木々が、次々と伐採されていく光景を見たくない。 明日にでも引っ越したくなってきた。 写真:外の騒音をまったく気にしていない風の山猫。明るい様子に救われる。 |
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| 労働から帰宅したとき、ポストに工事のお知らせのチラシを発見。 ぎゃおすマンションのまん前の道路で、9日に水道工事をするらしい。 すぐ横は某私鉄会社の工事だし、裏のアパートの取り壊しはいつ始まってもおかしくない状況だし、まん前では水道工事かよっ! 横の某私鉄会社は窓を閉めておけばなんとかなるが、取り壊しと水道工事はえらい騒音だよ。 しかも9日は、らくはお留守番。 大きい音がするなかで、部屋に一人は怖いのでは。 あああああ〜っ! くりくりに仕事を休んでもらおうかなあ。 しかし、いっちゃんの時でなくて良かった。 いっちゃんが自宅で静脈点滴をしているときだったら、騒音や屋移りの心配は今の比ではなかった。 そう思うとこの立ち退き騒ぎのタイミングも、そういうことに決まっていたのかもしれない。 きっと、ラクシュミーにとっていいようになるためのステップだ。 ・・・と、思うことにしよう。 |
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2004/11/7(日) ケー/王様の家来のご飯事情
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| 帰宅したときのお出迎えなし。 床に落ちてるケーを見つけて凍りついていたら、らくが半目のままタワーからどっすんと降りてきた。 ケーは最近の傾向で、一口分のカリカリが表面が少し濡れただけの状態で、まんま落ちていた。もう一箇所はもっと少なくて、5粒だけ。 前回のケー以来、らくはそういう体質なのかもと思うようになってきたので、それほど心配しない。 ないほうがいいけれど、これくらいなら大騒ぎで病院に担ぎ込むこともないかなと。 今はそれよりも、工事の騒音によるストレスのほうが心配。 昨日今日は静かだったけれど、明日からまた始まる。あああ〜。 露地のなるさんのご飯日記がとても美味しそうで、楽しく見ている。 きちんと食事を整えて食べている人は素敵だ。 私の料理はお遊びなので、気が向かなければ作らない。 気が向いて作ると材料が余り、翌日、それらでまた何か作ろうとするのだけれど、必ず何かが足りない。 その足りないものを買いに行って、なぜか違うものばかりあれもこれも買ってきて、当初の計画とは全然違うものを作り、冷蔵庫の中には余った材料が増え続けていく。 それらは消費されないうちに賞味期限が切れるのがお約束。 私が料理すると無駄が増えるばかりだが、お遊びなので、美味しければいいの。 しかしいっちゃんが寝込んでからは、気が向くことがなくなった。 目が離せなかったので買い物にもなかなか行けず、ネットで食料品を調達し、 材料があっても台所に立つといっちゃんが見えないから、せいぜいお湯を沸かす程度で料理なんかしなかった。 ちゃんと調理した美味しいものを食べたいという気にもならなかった。 いっちゃんが『苦労のない世界』にお引越ししてからは、時間はできたが、食べることが面倒になった。 お腹がすけば胃拡張気味なので人一倍食べるし、くりくりや友達と美味しいものをいただくのは楽しいけれど、それは好きな人達と「美味しいね」と話しながら過ごす時間が楽しいからで、食べたいのではないように思う。 普段はカロリーメイトなどをぼそぼそ齧ってて、それで充分。 らくの幸せために私は元気でいる必要があるので、カロリーメイトばかり齧っているわけにもいかず、たまにはご飯をつくる。 以前は楽しいお遊びだった料理が、今は健康維持のための義務になっている。 くりくりも賢い主婦の素質を発揮して冷蔵庫にあるもので上手に何か作ってくれるけど、本当は食べるのもお腹がすくのも面倒くさい。 いつかはまた楽しみながらご飯を作って、なるさんのように丁寧な食生活をしたいとは思っているけれど。 写真:親切なごく一部の方々から『らく王子』などと呼んでいただいている山猫ですが、『ばか殿』がぴったりな感じ。 根拠も実績もないくせにとってもエラそうだけど、可愛いからいいのだ。
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| らくがどうにも小さく見える。 こんなにちっこい猫だったっけ? まるで仔猫みたい。 痩せた?縮んだ? 気になったので、体重測定。 3回量って、3回とも5.65kg。 まさか4.65kgの間違いかと、引き算も3回したが、やっぱり5.65kgだった。 なんだ。全然痩せてないよ。 てことは、前からこの大きさだったのね。 そういやタムさまとのコラをしたあとから、らくがちっこく見えてきたんだった。 タムさま効果による目の錯覚らしい。 タムさまのデカさを堪能するには、露地猫→extra→《タムさま祭》か、 ぎゃおすのお楽しみ広場→クラブ・でぶ専で でかいっていいね!らくや、もちょっと育て。 腹肉じゃなくて骨格でよろしく。がんばれ〜。 ************* 朝から某私鉄会社の工事再開。 窓を閉めていれば、やたらうるさいってほどではないが、ときおり『カーンカーンカーン』という鋭い金属音や、『プープープーバックします、プープープーバックします』としつこくやられて、ヤな感じ。 樹がなくなって羽を休めに来ていた鳥たちの姿が消え、そのかわりに走っている電車が窓から丸見えになった。 そのせいか、今までは気にして耳を澄ませると聞こえる程度だった電車の走行音が、少し大きくなったみたい。 樹が騒音を吸収してくれていたのかな。 これで裏の木が全部切られたら、さらにうるさくなるだろう。 らくは、鳥を見られなくなる。 いっちゃん、たすけて〜。 気が気じゃない私をよそに、らくの様子に変わりはなく、よく食べてよく遊んで、布団を被って寝ている。 明日の水道工事も、その調子で図太く乗り切ってくれ。 *************** 歯医者の予約をまた忘れた。 思い出したのは夜になってから。 何でなの〜。昨夜、「明日は歯医者だ」と思いながら寝たのに、何で起きたら忘れているの。 自分の脳細胞はまったく信用できない。 つか、大丈夫か、ワタクシ? 写真:眠くなると、一人で上手に布団にもぐるラクシュミー。 いっちゃんはできなかった。ほとんど唯一の、らくのアドバンテージ。 |
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2004/11/9(火) うるさい留守番とのんきなくりくり
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| 今日は、ぎゃおすマンションのまん前の道路で水道工事の日。 くりくりに、らくが怖がったらいけないから仕事を休んでくれと頼んだのに、「甘やかしすぎだ」と一蹴された。 なんだよ〜。らくがかわいそうだよ。 くりくりに拒否されたので、いっちゃんによ〜くお願いして、隣の猫神様神社にもお願いしてから労働へ。 帰宅11:30pm。 マンションの前まで来たときになんとなく変な感じがして、入り口を通り越して裏のアパートを覗いたら・・・ ぎゃっ。取り壊しが始まってるよ〜! てことは今日の昼間は、横からは某私鉄会社の工事、裏はアパートの解体、まん前は水道工事だったのね。 らくやらくや、だいじょぶか〜。 焦って部屋に入ったら、くりくりが「おかえり〜」なんてのんびり言っている。 「アパートの解体が始まってるじゃん!」と言うと、「知ってるよ〜」なんて、あ〜た、ぼのぼのしてる場合かっ? 今日仕事を休んでくれって頼んだときに、「解体はまだだよ、大丈夫だよ」と言ったのを忘れたか? くりくりはどこまでものんびりと、「おれ、朝の9時半に出かけて昼間の3時半に帰ってきたけど、そんなにうるさくなかったよ。らくは布団被って寝てたし大丈夫だよ」と。 水道工事がうるさくないはずないぞと問い詰めれば、「もう終わってたもん」ってあなた・・・。 騒音が激しい時間帯に、自分がいなかっただけじゃないですか。 も、くりくりとは話にならん。 らくやらくや、怖かったかい?かわいそうに、抱っこしてあげるからこっちへおいで〜。 って、あれ?らくにも全力で拒否された。 抱っこなんていらん、鬼ごっこしようと元気に滑空している。 「追いかけて〜、みょ〜ん!早く早く〜、びみょ〜ん!とっとと追いかけてくれなくちゃツマんないんだよ〜、びょおおおお〜ん!!」 はいはいはい、遊びましょうね〜・・・。 飛んで跳ねて、よく食べて。 いつも通りで変わった様子はない。 あああ、良かった。 |
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| 朝から隣の某私鉄会社と、裏のアパートの解体工事。 窓を閉めておけばなんとか・・・ なんとか・・・カーンカーンカーン!!! く、やっぱりうるさい。 窓からの光景がどんどん変わっていくし、もうやんなっちゃったなあ。 早く引っ越したい。 らくはナゼか平気そう。 布団被ってよく寝ているし、ご飯もばくばく。 鳥さん、もう見られないのも平気なの? それとも平気そうに見えるだけか? いやいや、らくはこれでなかなか図太い(か、鈍い)のだ。そうだそうに違いない。 写真:台所の窓から、柿の木に来た鳥さんを見ている山猫。 この木が切られる前に、たくさん鳥が見られる新しい部屋に越したいね。 でも無理っぽいなあ。らくや、ごめん。 ************** らくの好き嫌いがパワーアップ。 今まで食べていたアズミラ・フィッシュ缶にも飽きたと言って、一口も食べやがらない。 ここのところずっと新規開拓のヒットもないし、らくや、ほんとに食べるもんなくなっちゃうよ。 若い元気な山猫相手に、どうしてこんなにご飯の苦労が。 やっぱり何かが間違っているような気がする。 原因はらくか、私か? |
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2004/11/11(木) ぎゃおす王国vs某私鉄会社〜最終ラウンド・カ〜ン・・・!!
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| 隣と裏で盛大に工事している中、某私鉄会社の人がやってきた。 来るなり「工事でご迷惑をおかけして・・・」などと謝ってくれるが、なんつうかですね、工事でのご迷惑以前の問題のように思いますが。 立ち退きは騒音以上のご迷惑ですってば。 某私鉄会社の2人組み(おっさんと兄ちゃんのいつも同じペア)が座るなり、「桜の樹を切りましたね・・・ぼそぼそ」とやってみた。 兄ちゃんは汗を拭きながら、「あのあの、あの。どうしても樹があると工事ができないと工事部の者が言っておりまして・・・あのあの・・どうぢでもですね・・・あの、すみませんっ」と頭を下げた。 なんだか、兄ちゃんが可哀相になってきた。 彼のせいではないもんなあ。 あっ。この『可哀相感』も敵の作戦のうちか? 兄ちゃんはなんたってプロだから、同情をかうように謝る訓練くらいしているんじゃ? そうかもしれんな。でももう、どうでもいいや。 私がぼ〜っと黙っていたら、謝り終わった兄ちゃんが、「保証金が上がりました」と唐突に宣言。 「家財道具が多くて引越し代がかかりそうだと会社に掛け合って、金額を上げてもらいました」と、やおら書類を取り出した。 どれどれと覗き込むと、「ここ、ここが3万円上がりましたっ!」と兄ちゃんが指を指す。 あは。あはは、は。 さんまんえんね。でも、やればできるじゃない。 この調子で、もちょっとずるずる上がるかな? とチラと思ったが。 面倒くさいから、なんでもいいです。 工事の音が聞こえない、樹が切られていくところを見なくてもいい部屋に早く移りたいです。 ・・・と言ってしまったよ。 敵は浮き浮きと、「年内の引越しですかあ?」なんて聞いてくる。 わかんねーよ!いい物件があったらすぐ越すよ。 問題はそこだって言ってるでしょー最初から。 敵は更に、「大家さんにかけあって、来年の1月から3月までの家賃は無料にしてもらったんですよ〜」なんて言ってくる。 なに?それは聞き捨てならん。 裏のアパートの解体が終わったら、工事のスケジュールはどうなってるのよ。 「くい打ちなどの基礎が始まります」 ・・・ぜんぜんダメじゃん。それもうるさいに決まってる。 越すよ、部屋が見つかりさえすればスグ、即、速攻で越してやる! 満足感&充実感に輝きながら、お帰りになるお二方。 負けました・・・。 写真:窓から工事を見張り中 騒音に負けずにダダダの山猫ムービー、見る?クリック! (QuickTime形式。3.8MBあるのでちょっと重いです)
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| 工事の音にも気がつかず、お昼まで寝ていた。 らくも一緒に、私のまたの上でぐーぐー。 解体でうるさい箇所が終わったのか、慣れただけか? 午後から歯医者に行って、不動産屋の張り紙をチェックしてまわって(これといった物件はなかった)、食料品の買い物をしてご飯を作って食べて、らくと遊んでたら一日が終わった。 やること、やりたいことはいっぱいあるのに、なんにもしてない。 ま、いいや。らくと遊ぶのが大事だもん。 ************** 今日はポストに、『11月18日〜19日に電気工事のお知らせ』が入っていた。 またかよ!またぎゃおすマンションのまん前かよ! 工事につきまくる星回りの時期なんでしょうか。 しかもしかも、18日はまたもやラクシュミーのお留守番の日。 心配なので、東京電力に電話で問い合わせ。 具体的にどういう工事をするのですか? 地面を掘るようなものではなく、電柱や電線の整備ということ。 クレーン車が入るのでエンジン音や多少の金属音があるけれど、掘削のような騒音はないらしい。 ああ良かった。そのくらいなら解体の音に消されて、ないも同然。 (とほほ〜) |
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2004/11/13(土) 閉じ込められ事件/ケー
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| 今朝起きたとき、最近はいつも私の股の間で寝ているラクシュミーがいなかった。 あれ?どこだ? どこかで寝ているなら声をかけて起こすのはかわいそうなので、黙って何箇所かある「らくの場所」を見回したけど、姿がない。 え、どこだ?少々焦って、「らくー」と呼んだら、間髪入れずに「びょん!」とお返事。 ま、まさか・・・。 声の聞こえたトイレのドアをあけたら、らくが飛び出てきた。 ひ〜、閉じ込められていたのか〜。 犯人はくりくりだ。 ヤツは酔っ払って寝ると、意識がないゾンビ状態でトイレに行くので、一緒に入ったらくに気がつかなかったらしい。 寒い朝じゃなくてよかったが、どのくらいトイレに閉じ込められていたんだろ。 抱っこしたら身体も肉球も冷えていないので、そんなに長い時間じゃなかったね。 少し安心したけど、くりくり、頼むよ〜(懇願)。 外出するときには「猫の姿・居場所を確認してから玄関を閉めること」と言い渡してあるが、意識ないときはなあ。 らくや、君もだ。くりくりにくっ付いてトイレに入っちゃいけません。 それともし閉じ込められたら、盛大に鳴いてドアを引っかいて知らせなさいって。 なんで呼ばれるまで、し〜んとしてるの。 普段は文句だか要求だか遊びの誘いだかで、しょっちゅう大声で存在を主張しているくせにさあ。 大事なとこでも鳴きなさいって。 **************** 夜、猫缶食ってケー。 以前のような「こんなに喰ったのか系ありえなく大量」ではなく、最近のような「一口ぶんだけじゃん系ナゼこれっぱかし」でもなく、「ほどほどに喰った系普通の量」のケーだった。 食べた直後という状況はずっと一貫しているが、量に関してはバリエーションに富んできた。 は。ははは・・・。 |
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| らくさん、私がトイレに入ると必ず付いてきてたのに、昨日からはドアの前で中を覗き込むだけになった。 平気そうに見えたけど、閉じ込められ事件はけっこうこたえたのかもしれない。 学習能力あるね。 ・・・じゃなくて、かわいそだったね。ごめんね。 *************** 土日はくりくりがいるので、安心して労働に行ける。 私がいない間、さぞかし2人でラブラブな時間を過ごしているのかと思いきや、らくは寝てばかりで全然くりくりと遊んでくれないそうだ。 ここのところ、らくの差別があからさまになっている。 くりくりとは一緒に寝ない、お風呂に付き合わない、あまり遊ばない、出迎えに行かない。 くりくりより、私のことが好きらしい。おほほほほ〜。 猫缶を開けるのは私だからね。猫缶作戦、効果絶大。 けっこう嬉しい気分だが、ちょっと困った。 くりくりは溺愛しているのに、なぜかいつも相手にされない。 らくや、差をつけるのは、少しにしといてあげれば? (少しは差をつけられたい) ****************** 里親募集の掲示板に、茶トラ白どろぼう柄の仔猫がいた。 いっちゃんに似ているように見えたが、写真が小さくて確認できない。 もし仮に似てたとしても、その子はいっちゃんではない。 充分承知しているのに、心臓がドキドキしてそのままにできなかった。 新しい家族の仔猫。本気か、ワタシ? 一人っ子で育ったラクシュミーの反応が心配だし、屋移りを控えて落ち着かない状態の今は、仔猫に来てもらうタイミングではない。 それに20年後、年を取った私が年を取った猫2匹の世話をきちんとできるのか。 自分でも決意がつくのか分からないまま、数日前に問い合わせのメールを出した。 もし本当に似ていたらどうしよう。 ドキドキしてたら、返事をすぐにいただいた。 ちょっとメールのやり取りがあり、昨日、大きい写真が届いた。 一昼夜、何回も何回も眺めた。 毛色や柄はかなり似ているけれど、目が違う。表情が違う。 らくにそっくりのびっくり顔だった・・・。 いっちゃんの毛皮に、らくのびっくり顔。わ、わはは。脱力〜。 それはそれで愛しさ倍増で、一緒に暮らしてみたいが、「違う」と思った。 その仔猫ちゃんは、私とではなくて他に良縁があるのだろう。 いっちゃんに似ていなくて残念だったけど、ちょっとほっとした気持ちもあった。 長文のメールを送りつけ、写真を送っていただき、忙しい先方にご迷惑をかけてしまったのが申し訳なかった。
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| またもや郵便受けに、工事のお知らせ。 今度はなんだよっ!? ワナワナと紙を開けば、『水道工事後の舗装工事』の文字が。 しかも、18日にやるそうだ。 らくが留守番の日だよ。 またぎゃおすマンションのまん前だよ。 うう、ばったり・・・。 この前の水道工事、だいぶ早く終わったようだが、ちゃんと舗装を完了していなかったのか。 解体の音は、峠を越えてそうでもなくなってきた。 18日は電気工事もあるが、掘削はないので大した音じゃないらしい。 しかし舗装はうるさいだろう、舗装は! つか、もっともやかましい工事のひとつなのでは? なんでみんないっぺんに、らくが留守番の日にやりたがる。 某私鉄会社の陰謀、追い出し作戦か(被害妄想)。 労働に行く前にお知らせを見たので、仕事中も気になって、ちくちく胃が痛くなってきた。 しかしなあ。どんなにヤキモキしたって、どもならん。 私が気に病めば工事がなくなるのなら、いくらでもヤキモキするが、そうじゃないもんなあ。 なら、胃痛を起こすほど心配しても無駄ってことで。 らく用防音ルームを作って押入れに設置しようかと思ったが、人間の思惑通りに入ってくれるような山猫じゃない。 自分でなんとかしのぐだろう。 考えてみれば、いっちゃんも20年間で何度か工事を経験してて、そのときは「あ〜あ、うるさいねえ。いっちゃん」なんてボヤくくらいで、今みたいに気にしていなかった。 いっちゃんが大丈夫だったんだから、らくも自分の知恵と精神力で乗り切ってくれ。 お願いします。 たぶん、らくが経験する一生分の騒音が、ここ2ヶ月くらいに集中しているんだよ。 こんなことは、もうないように頑張るから。 今回だけごめんね。 (と謝るほど、らくが音を気にしている素振りは全然ないが) |
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2004/11/16(火) クータン♪/山猫式歯磨き法
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| 私がトイレに入ったら、ぴったり付いてきてたラクシュミーも中に飛び込んだ。 閉じ込められ事件のことは忘れたらしい。 山猫の記憶は3日まで。 押入れの布団を入れてある場所を、らくが潜れるように整理した。 らくや、ほ〜ら、来てごらん。 ここで布団を被っていれば、ベッドにいるより少しは静かだよ〜。 らくさん、ふんふんとお座なりに点検して、興味がなさそうにすぐに出てきた。 そしてひとしきりアバれて遊び、ベッドで布団を被ってお昼寝。 あはは。やっぱりね〜。 *************** 解体は全部で3棟のアパートで、築7〜8年くらいの一番新しい建物は先週で終わった。 そこは軽鉄とかいうのか骨組みが金属だったので、壊し始めはそれなりの騒音だったが、昨日から始まった建物は昭和の木造アパートで、そんなでもない。 残りの一軒は更に古い木造だし、解体騒音のピークは過ぎた感じ。 もうちょっとだ〜。 *************** ちょっとしたものをMAYUさんに渡しに行ったら、思いがけずクータンに会えて抱っこさせてもらった。 クータン、ピカピカで艶々〜。 お写真も可愛いが、実物はさらにカワイコちゃん。 優しく穏やかな女の子のお顔。 あ〜、かあええね、かあええよお。 散々撫で回しちゅうちゅうしてたら、さすがに穏やかなクータンも、「もう部屋に行きたいんですけど・・・」と、すたすたとドアへ。 クータン、しつこくしてごめんね。 ************* 山猫の歯磨き、見る?クリック! (QuickTime方式。音声は入っていません。約3.7MB 、読み込みに時間がかかるかもしれません) |
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2004/11/17(水) 鳴いてもダメなら泣いてみる
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| 私が先に帰宅。 らくが玄関先で「ふにゃ〜ん」などと小さく鳴きながら、スリスリしてくる。 いっちゃんも「あ・あ〜ん」ととても可愛い声で甘えたけれど、らくのは可愛いというより、ひどく情けない。 『鳴き声』よりも『泣き声』がぴったりな感じで、猫が発する音声には聞こえない。 まるで人間の小さい子供が、お母さんにしがみついて「うえ〜ん、くすんくすん」と泣いているよう。 らくにそんな声で泣かれるとカワイソで胸が痛くなり、慌てて商売道具の荷物をブン投げ、着替えも自分のご飯も、大切な用事もそうでもない雑用も全て後回しにし、山猫を抱き上げ撫で撫でしつつ、ネコナデ声でご機嫌をとることになる。 「らくや、猫缶にする?それともダダダ?」 「よしよし泣くんじゃないよいい子だね〜」 去年は、こんな声で泣かなかった。 今年になってから、やるようになった。 以前は何か思い通りにならないことがあると、「びみょん!みょん!びょ〜ん!!!」と、キレてわめきながら走り回っていたが、今はひとしきり「びょん!」をやってダメだと分かると、「ふにゃ〜ん・・んん〜ん・・・」の情けな声に切り替える。 しかも、そばにきて私をじっと見つめながらやる。 どうしてこれに逆らえましょう? 即、何もかもを放り出し、「らくやらくや、泣くんじゃないよいい子だね。ダダダ?モグラごっこ?ぴょこぴょこ?何して遊ぶ〜?」となるわけです。 えーえー、アタシの負けですよー。 カワイソ感を武器にする高等戦術、らくは知っててやっているような気がする。 そして、まんまと勝っている。 らくや、もしやあなた、やっぱり賢い? (あるいはカイヌシがバカですか?) |
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| 夜、労働が終わってスタジオを出たら大雨だった。 いつから降っていたんだろ。 もしかして、今日の舗装工事は中止になったかも。 そうならいいのに。違う日にやってくれたほうがいい。 いやいや、雨の日には騒音の響きが小さくなるから、やっぱり今日終わらせてくれたほうが・・・。などとあれこれ考えている間に、車がぎゃおすマンションのまん前に着いた。 階段を上がり4階の外廊下に出て、びっくりした。 あー驚いた!! 裏のアパート3軒がきれいさっぱり消えていて、線路が丸見えだ〜。 解体は防音シートをかけてやっていたので、こんなスピードで進んでいたとは知らなかった。 中庭の樹木たちは、まだ大丈夫。切られていない。良かった。 木造の普通の家が二軒、消えたアパートと線路の間に取り残されている。 日当たりが良くなって、喜んで・・・いないだろうなあ。 そこは来年の4月以降に取り壊すそうだけど、周りがどんどん何もなくなっていくのって不安な気がする。 **************** らくの様子は普通。 帰宅直後は『ふにゃ〜ん・・ふんん〜ん・・・撫でて撫でて〜』と情けない泣き声で甘え、次は『びょ〜ん、猫缶だせコラ』と威張って要求。 さらに調子に乗って『遊べオラ』と強気に出るも、私が冷凍鶏ごぼうご飯なんかを食べてて「あとで」と言われたら、たちまち『ふ〜ん・・・ん〜ん・・・』と情けない泣き声に作戦変更。 はいはいはい。遊びましょうね! 今夜もまた、山猫の勝ち。 **************** 肝心の舗装工事は、やったのかやってないのか分からない。 |
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2004/11/19(金) ケー/甘ったれがニラむ
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| 昼に起床。 人用トイレの前に、ケー発見。 久々の大量で、3箇所に分かれている。 内容物は、カリカリがそのままのみ。 前回のケーから6日目、その前も6日目だった。 らくや、そういうペースだと理解してもよろしいのでしょうか? 心配しないからね。だ、大丈夫よね? らくは最近、やけに甘ったれ。 すりすりぎゅうぎゅう頭を押し付けてきて、うっとりといつまでも撫でられている。 しかし突如として我に返るらしく、「・・・ハッ!なにすんだ触るなコラ!」とばかりに、急に身体を離してブルブルと身震いし、こちらをニラむ。 撫でろっていうから撫でたのに・・・。 ひどい。 なんて失礼な山猫だ。しくしく。 |
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| くりくりは用事で泊まりの里帰り、私は労働で、らくは土曜日なのにお留守番。 だんだん年末に近くなってきて私の労働が詰まってきたので、らくは一人の時間が増えている。 お正月はべったりゆっくりしような。 夜のお風呂。 風呂蓋の上で遊んでいるラクシュミーに、「洗うから出て行って」と言うとたいてい出て行ってくれるのに、今日は聞こえないフリをしてあっちを向いたまま、蓋に寝そべっていて動かない。 「もっと遊ぶからヤだ」の主張だね。 いいけど、濡れても知らないよ〜。 私が湯船から立ち上がってお湯の飛沫がかかったが、らくは知らんぷりして動かない。 へ?こんなこと、普段はない。 しっぽをお湯に垂らして寝そべる山猫だけど、身体に飛沫が飛ぶと、いつもダッシュで逃げていくのに。 留守番が寂しかったのかと思ったが、くりくりは夕方近くに出かけたので、一人でいたのはたいして長い時間じゃなかった。 もっと長時間、しょっちゅう留守番してるじゃん。 なんで今日に限ってと思いながら、なに気なくお風呂場から部屋を覗くと、しーんとしている。 テレビ中毒のくりくりがいないと、静かでいいなあ・・・って、もしかしてそれか? 部屋にヒト気がなくて、なんだかスカスカした感じがする。 らくや、それがイヤでお風呂場に貼り付いているの? らくは日本語をしゃべらないので、本当の気持ちは分からない。 分からないので、らくが風呂場にいたいなら、好きにさせることにした。 なるべくラクシュミーにお湯が飛ばないように、できるだけ身体を低くして髪や身体を洗う。 狭くて古くて綺麗とはいえないお風呂場で、ちまちま洗ってしょぼしょぼシャワーを浴びるのは、かなり貧乏感が味わえる。 私がお風呂を出るとラクシュミーも一緒に出て、あとは部屋で好き勝手にやったり遊べと威張ったり。 寝るときは、いそいそとベッドに付いてきた。 らくやらくや、可愛くてしかたがない。 いっちゃん、どうかラクシュミーをお守りください。 私がラクシュミーを守れるように、これからも力になってください。 |
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| 昼に私と一緒に起きて、それからラクシュミーはずっと起きている。 いつもは3時くらいになると自分で布団を被って昼寝をするのに、今日はずっと起きている。 遊べと威張ったり、私が動くたびにテケテケ付いてきたり、タワーの上からこちらを見張っていたりで、らくは目を開けたまま。 ずっと起きている日はたまにあるし、他に変わった様子はなくメシ食ってアバれてるし、元気だね。 私は午後4時くらいから用事で出かけて、9時ころ帰宅。 玄関でらくが出迎えてくれたので、まさかずっと起きていたのかと思ったが、ベッドには布団を被って寝ていた跡があった。 手を入れると、とても暖かい。 私が帰る直前まで眠っていたんだね。 くりくりも夜に帰宅。 らくが珍しく、玄関で靴を脱いでいるくりくりにチュウしに行った。 らく〜。その人、ほんとに知ってる人? だいじょうぶ?間違ってない? イジワルを言う私に、くりくりは「らくに忘れられていたらどうしようって怖かったよ」と満面の笑み。 歓迎してもらえて良かったね。 くりくりを歓迎はしたけれど、らくが付いて歩くのは私で、ど〜もすいませんねえ。 へっへっへ〜。 |
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| 午前中に歯医者に行って、午後から不動産屋めぐり。 なんかなあ。ぱっとしないなあ。 不動産屋の話によると、今は物件が少ないが入居したい人も少ないので、契約に多少の無理を聞いてもらえることがあるらしい。 年が明けると物件は多くなるが、部屋探しの人も多くなるので競争が激しくなり、条件のいい部屋はあっという間に決まってしまうそうだ。 どっちもどっちだなあ。 年内にいい物件がでればいいのだけど、私の労働がそろそろ年末進行に突入してきて、思うように時間がとれない。 部屋探しもなかなかの労働だし時間食いだし。 某私鉄会社に時給を払ってもらいたいくらい。 ぎゃおすマンションに越してくる前は、くりくりが見つけてきた日当たりの悪い部屋だった。 それもあってその頃は、いっちゃんを散歩で外に出していた。 今だったらできないが、そのときは少しでも太陽を浴びてもらおうというつもり。 しかし窓から出て行ったいっちゃんを見ていると、表の道路にごろんごろんと身体を擦り付けて、それだけであっという間に帰ってくる。 たまに長いこともあったが、窓から「いちー」と呼ぶと、「んにょんにょんにょん」と鳴きながら、すぐに帰ってきた。 もっとたまに、呼んでも帰ってこないことがあり、外出する用事があるときには窓を開けたまま出かけたが、私が帰宅したときには、いっちゃんはいつも帰ってて部屋にいた。 いっちゃんはいつも必ず、私のところに帰ってきた。 散歩してても日当りが悪いせいでカビっぽい部屋が、いっちゃんの身体に良くないかもと心配で、いい部屋があったら越そうかなと漠然と思っていた。 それほど真剣ではなかったので、ちょっといいなと思っても、「ふ〜ん」だけで終わっちゃう。 でも不動産屋の張り紙で今のぎゃおすマンションを見たとき、なぜかその場で店の中に入り、住所を聞いて部屋を見に行き(まだ入居中だったので外観だけ)、お日様がいっぱい当たりそうなのを確認して、不動産屋にとんぼ帰りして「借ります」と宣言。 不動産屋は「古いし綺麗じゃないですよ」と渋っていたが、いっちゃんが日向ぼっこできれば良かったので、そんなことはどうでもいいの。 部屋も見ないまま契約の申請をし、帰宅してくりくりに「引っ越すぞ」と申し渡したら、あまりに突然だったので、くりくりは驚いたし嫌がっていたが、私が押し通した。 で、越した翌朝のくりくりの第一声が「気持ち良いなあ」。 わっはっは〜。だろ?お日様は気持ちいいのよ。 いっちゃんは引越し当日はアバれて鼻の頭を擦りむいて、救急で獣医さんに駆け込んだりしたが、一夜明けたら伸び伸びと光合成。 極上の日向ぼっこ姿でくつろいでくれた。 それから『苦労のない、楽しいことばかりの世界』にお引越しするまでの10年半、いっちゃんはこの部屋が大好きで楽しんでいたと思う。 ここはいっちゃんが導いてくれた部屋で、古くてボロい2DKが豪華絢爛のぎゃおす王国になった場所。 もうすぐなくなるけれど、いっちゃんは永遠だからいいの。 それにこれから、ラクシュミーの部屋との出会いが待っている。 らくが大好きで楽しく暮らせる部屋が、きっとどこかにあるよね。 見つけるよ。いっちゃんもらくもついているから。 *************** らくは今日も甘ったれで、あっちこっちベッタリとくっ付いて歩く。 そんな猫じゃなかったのに、最近やけにいっちゃんみたい。 写真は部屋の主、三角玉座のいっちゃん
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| らくちゃん、あなたは確か、出合った頃は細面の顔だったはず。 いつの間に横幅のほうが広くなったの? 私 「頭の小ささは相変わらずだけど、脳みそ、ちゃんと足りてますか?」 らく「足りてるに決まってるだろ!がぶがぶがぶ!!」 私 「顎が細くて三角なのも相変わらずだけど、顎と歯は頑丈?」 らく「頑丈だよ!証明してやる、がぶがぶがぶ!!」 いててててっ。・・・よくわかりました。 |
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2004/11/24(水) ケー/王様の歌・山猫の歌
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| 帰宅後の猫缶でケー。 前回から5日しか経っていない。 今月は多いなあ。ドキドキ。 *************** ラクシュミーの歌は30曲くらいあるが、毎日歌っているのは『ダダダのテーマ』『ご飯だご飯だ』『長生きソング』『らくにゃが好きにゃ』『ヤマネコいちばん』など数曲だけ。 いっちゃんの歌は100曲はあるなあと歌ってみたけれど、1割くらいしか思い出せなかった。 が〜ん・・・。 これ以上忘れないうちに歌ったものを録音しようかと思ったが、残念なことに私はひどい音痴で、記録したものを後から聞いて自分で理解できるのか自信がない。 あああ〜。 代表作の『元気で健康・丈夫で長生き(歌というより呪文だが)』、『王様を称える歌』『いっちゃんの子守唄』まで忘れちゃったらどうしよう。 なんでこんなに記憶力がないの、ワタシ? |
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| 今日は労働が早く終わり、午後の早い時間に帰宅。 お日様を浴びながらラクシュミーとごろごろしていたら、そのまま床で眠ってしまった。 身体が痛くて目が覚めて、ヨロヨロとベッドへ移動。 らくも半目になってくっ付いてきた。 夕方を通り越し、夜も通り越し、ずっと一緒に寝っぱなし。 やっと私が起きるなりラクシュミーも起きて、いきなりの遊べ攻撃。 ずっと遊びたかったのに私が起きないから、しかたなく付き合ってベッドにいたらしい。 起こせば良かったのに・・・って、起こしていたか。 そういや何回か、耳元で鳴いていたような。 一年前は、ラクシュミーがトイレに入る音や「みょん」と鳴く声で飛び起きていたけれど、いつのまにか目が覚めなくなってきたなあ。 しかし他にもスペースはあるのに、どうして猫って必ずヒトに寄りかかったり乗っかったりして寝るのだ。 可愛いけど重い。寝にくいけど嬉しい。 *************** 写真:私の脚に寄りかかっている山猫。 こんなふうにくっ付いていたがるくせに、抱っこは嫌い。 いっちゃんとそっくりだ。 |
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2004/11/26(金) ケー/ペットショップの斑点
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| 早朝のまだ暗いうち、ラクシュミーがご飯を食べている音を夢うつつに聞いていた。 カリカリカリ・・・ポリポリポリ・・・。 幸せな音だなあ。うっとり。 直後に私の足元で「ケッケッケッ・・・ケーッ」という恐怖の音。 うわあああ〜っ! 飛び起きました。 おとといの夜にしたばかりなのに、またですか〜(涙)。 頻繁すぎます。 どうなってるの(大涙)。 らくはケロっとして、「遊べコラ」と威張ってる。 元気そうだね。なら、とりあえず寝ようよ。 明るくなったら遊ぶから。 日中のらくはいつも通り。 変わった様子はなく元気。 ケー、どうなのよ(悩)。 *************** 夕方とっぷり暗くなった頃、自転車で10分の商店街まで出かけた。 途中に24時間受付のちょっとばかり有名な動物病院があり、そこは設備が整っていて先生もたくさんいて、評判もなかなかよろしい。 らくのケーをしっかり検査してもらうなら、ここに連れてくるかなあ。 いっちゃんの時も緊急用に、この病院の電話番号を書いた紙を冷蔵庫に貼っていたが、お世話になったことはなかった。 いい病院らしいのだけど道路を挟んでペットショップも経営していて、生体販売をしているのが心情的にちょっとね。 (しかし付け加えておくと、その病院は捨て猫さんの保護もしていて、玄関のガラスの壁に、いつも『里親募集』の張り紙がしてある。) で、夏にそのペットショップで、斑点の仔猫を見た。 らくのような『なんちゃって山猫』ではなく、全身にこげ茶色の斑点が広がった綺麗な仔猫で、道路沿いのガラスケース越しに見とれたのだった。 今日前を通ったら、すっかり大きく育ったその仔猫が、まだガラスケースの中にいた。 まだかろうじて仔猫だけれど、もう生後半年にはなるだろう大きさ。 あああ、あんた、だいじょぶか〜? やきもきしてドキドキしたが、私にはどうもできない。 いい家族、いいお家と出会えますようにと祈るだけ。 でも当分、その店の前は通れない・・・。 |
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| 部屋探しは今日も不発。 山猫は今日も元気溌剌。 写真:くりくりに抱かれてうっとり。 あら珍しい。 くりくり感涙。しかし30秒で終了。 蜜月ならぬ蜜秒。 |
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| らくや、ニューぎゃおすマンションはどこにある? 山猫ルームはどっち方面? しかつめらしく、くりくりと引越し先を相談するラクシュミー。 このあと地図で遊んでびりびりに破いたのは、どういうお告げと解釈すべきか。 |
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| 歯医者の帰りに部屋捜し。 最近はいつも人がいなかった猫の不動産屋が開いていたので、さっそく侵入。 ガラス越しに覗くと、「いつも猫が3〜4匹いて、客より猫が威張っている店」という印象だったけど、中に入ってみたら・・・。 こ、これは・・・。 うひ〜。猫だらけ。 中に一歩足を踏み入れるなり、白×クリームの巨大猫さんに熱烈な接待をされ、店内を見渡せば、あちらにもこちらにも、ネコ猫ねこ。 目を泳がせつつ、「大きい子ですね〜。なつっこいですね〜」とうわごとのようにつぶやけば、「8キロ弱なんですよ〜」と、かつてのオネエさんがにっこり笑う。 なんでも総勢18にゃんだそうで、家にはワンコがいるのと嬉しそうに写真を見せてもらい、猫話を延々聞かせてもらい、近辺の獣医さんの情報交換などで話に花が咲く。 さて、たいへん有意義な時間を過ごさせてもらった。 ではそろそろおいとまをとご挨拶をしたら、「また遊びに来てね♪」と、かつてのオネエさんはこれまた満面の笑み。 白クリームの営業部長は、「また遊んでもっと撫でてもっとかまって〜見て見て〜」と、ここを先途と身体を擦り付けてくるわ、おっぴろがって通路を塞ぐわで。 いやはや楽しい店である。 身体を張ったサービス、ありがとね〜。 こちらこそ、また遊んでね〜 ・・・って、あれ?そもそも何しに来たんだっけ。 帰りかけたのを振り向いて、「あのう、そういえば部屋を捜しに来たんですけど・・・。この近辺でネコ可のマンション、ないですか」と聞くと、かつてのオネエさん、書類の一枚も調べないうちに「ない。ま、名前と電話番号を書いてって。なんかあったら連絡するから」と。 普通は家賃や階数やその他諸々の条件などを聞かれるのだが、一切質問はなし。 ただのメモのような紙に名前と電話を書いておしまい。 やる気はあまりないようだ。 店が入っているビルはその不動産屋の持ち物らしく、地下と1階は店舗が入っているが2階から上は、すべて猫部屋のような話だった。 不動産屋をやっているのは、お金持ちの税金対策? 儲かったら困るような風情さえある。 帰宅したらラクシュミーが、座っている私の肩に手をかけて、くんかくんかした。 珍しいことをすると思ってヘラヘラ喜んでいたら、いきなり殴られた。 シロコちゃんと、いちゃついてきたのがバレたらしい。 いやあのこれはですね、決して浮気とかそんなんじゃ〜。 違うのよ〜(焦)! 写真:不動産屋のスタッフ達 営業部長の白クリームちゃん(オスだけどシロコちゃん)は、以前はこんなに愛想が良くなかったらしい。 キジトラの営業部長が昨年あちらの世界にお引越ししてから、こんなふうになったそうだ。 猫さんの間で、業務の引継ぎがあったんだね・・・。
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2004/11/30(火) 山猫的コタツのこだわり
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| らくや、お留守番は嫌いだよね。 私が家にいるときには、いっぱい一緒に遊ぼう。 でもちょっとは家の中の雑用や、PCを触ったりもさせてください。 ************* 涼しくなってから入っていなかったタワーのハウスで、昨夜から寛いでいる。 エアコンが当たって暖かいね。 乾燥が心配で加湿器は出したけれど、そろそろコタツも出そうか。 昨冬、らくのために新しいコタツを買ったけれど、ラクシュミーは30年ものの前のやつのがよかったようだ。 旧式で電気を入れると真っ赤になるので、らくの眼によくないと思って買い換えたのだけれど、イマドキのコタツはみんなファンが付いている。 それがうるさくてイヤみたい。 かといって、赤くならないしファンもなくて静かな王様(のおさがり)シェルター・小春日和には入らないし。 らくが毛布とタワーハウスが好きなら、それでいいか。 新しいぎゃおすマンションに移ったら、部屋の状況によっては、みかりんから教えてもらった『ホットカーペットをつけてコタツには電気を入れない』というのを試してみるか。 あ、うちにはホットカーペットがなかったっけ。買うか? |
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