ぎゃおす王国記・ラクシュミーの王様への道
『王様の慢性腎不全日記』&『日記の山トップ』は
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1
水
にゃっぱ
2
木
たまさん、23歳
3
金
蒼の誘惑
4
土
住みたい気持ち
5
日
しわしわ
6
月
こちょこちょでもわもわ〜
7
火
余計なオマケ
8
水
健康診断日和です
9
木
可愛いニャンタン
10
金
新築ラッシュ
11
土
ねこ的標準おもちゃ時間
12
日
朝から食いすぎ暴れすぎ
13
月
3軒ハシゴで収穫なし
14
火
薄絹はらり
15
水
税は正しく使ってね♪ゴルァー!
16
木
近寄らせろ、近寄るな
17
金
凝り凝りの日
18
土
すりすりごっちん
19
日
強風なんて平気です
20
月
ダダダ食う寝るだらだら
21
火
ゆずは楽しかった
22
水
他に何かあるでしょう?
23
木
春の爆食祭り
24
金
オレさまイエヤマネコ専属・お布団持ち上げ係
25
土
サクラサク。もらったものの大きさは
26
日
静かなぎゃおす
27
月
ベランダジャングルヤマネコ
28
火
猫神様へ
29
水
春の曙、朝の4時
30
木
イエヤマネコvsサバ
31
金
いくらなんでも、ちょっと飽きる
2006/3/1(水)
にゃっぱ
写真は、にゃっぱ。
いつもの燕麦ではなく、大麦の草だそう。
『安心の完全有機栽培』となっていたから買ってみた。
らくは食べることは食べるけど、燕麦ほどの勢いはない。
見た目はまったく同じだけど、微妙に味が違うのか?
で、私も一本食べてみたけど、味も同じに感じるよ〜。
イエヤマネコ的には、どこか違うのでしょうか。
2006/3/2(木)
たまさん、23歳
今日のモデルさんは、猫と暮らしている人だった。
彼女は24歳。
猫さんは23歳で、三毛で、たまちゃんという。
物心がついたときからずっと一緒で、離れたことはない。
今は実家を出て、たまさんと一緒にマンションで二人暮らしだそう。
たまさんは腎臓病で糖尿病。
インスリンの注射やいろいろなお薬が欠かせない。
でも、とっても元気。
彼女の部屋は1階なので、次々とオス猫さんが、たまさんに会いに来る。
仲良くしているボーイフレンドもいるが、気に入らないオスは「シャアアアア〜ッ」と追い払う。
アッパレ、たまさん!
23歳の魅力で、近所のオスたちを悩殺しまくり。
カイヌシの彼女も「驚くよ」と言っていたが、モテモテだそうだ。
ご飯はなんでもよく食べる。
療法食を飽きずにワッシワッシと食べてくれるそうで、ご飯が遅くなると叱られるらしい。
アッパレ、たまさん!
旺盛な食欲が魅力の秘訣?
素敵です、素晴らしいです。
彼女はモデルさんなので、仕事の時間が不規則だ。
たまさんはインスリンの注射やお薬が欠かせないので、帰りが遅くなりそうなときは、病院に預けてくる。
早く帰れそうなときは、家でお留守番。
しかしこの業界、予定はあってないようなもの。
夕方終わるはずだったものが、深夜になることだってある。
「予定外に遅くなっちゃったときはどうするの?」
と聞いたら、どうにもならない、待っててもらうしかない、という。
「心配だね」と言うと(この日も予定よりだいぶ遅くなっていた)、「大丈夫よ。たまは待っててくれるから。」と彼女。
「お腹がすいて機嫌が悪いけど、ちゃんと待っててくれるから大丈夫。・・・って信じてないと、仕事にならない。」と言って笑った。
彼女が心配していないはずがない。
働いたお金は、みなたまさんの治療代になっているのだ。
彼女は将来的にはやりたい仕事があるそうなのだが、幸いにもというか何というか外見に恵まれているので、とりあえず今はお金になるモデルを続けているという。
たまさんの治療費のためなのだが、同時に、そういうこと(自分が本当にやりたいと思っている仕事以外のこと)で稼いだお金で治療費を払うのは、たまさんに叱られそうな気がして少し後ろめたいように思うとも。
彼女はさらりと世間話のように話すが、胸中にはいろいろな想いがあるだろう。
最初は「一人でお留守番させて大丈夫なのかな」と大きなお世話の心配をしてしまったが、彼女の話を聞くほどに、たまさんは大丈夫という気持ちが強くなっていった。
「たまは薬で生きてるの」と彼女はいうが、違うと思う。
彼女がいるから、たまさんは生きている。
男の子たちと仲良くしたりケンカをしたり、のんびり日向ぼっこしてご飯をもりもり食べて。
彼女と一緒に、毎日を楽しく生きている。
たまさんは幸せだ。
彼女も幸せだ。
話が聞けて、私も幸せ。
たまさん、ありがとう。
*************
写真は同じ三毛でもたまさんではなく、うちの近所の猫さん。
電化製品の修理やさん?いまいち不明の、不思議な店。
営業しているのかどうかも不明だが、三毛さんはお店番を怠らない。
2006/3/3(金)
蒼の誘惑
バタバタと雑用あれこれ。
せわしなく動いていると、脳内もせわしなくなってくる。
前方に、横一列に広がってのんびり歩いている人たちがいたりすると、「すみませ〜ん。通ります〜。」とニコヤカに声をかけて追い越すのだが、心の中では「チンタラ広がって歩いてんじゃねえ。」などと思っているのである。
時間に追われていると、元から良いとは言えない性格がますます捩れていくような。
あああ〜。
ちょっとだけ、どっかに行ってこようかなあ。
ほんの1週間くらいなら、くりくりと留守番してもらっても、らくはなんてことないだろう。
労働に出かけるときにはラクシュミーと離れたくないと思うくせに、一人でどこかにフラフラしに行きたい。
どうなっているのだ。
写真は9年前のちょうど今頃、タイの小島のバンガロー。
こういうところにいるときには、1日1個の仕事しかしない。
今日は両替に行ってきた!働いた!すげーだろー。
だから洗濯は明日でいいや・・・とか。
入り口と反対側の窓からの眺め。
犬つきのベランダ。
写真には写ってないが、部屋の中には猫もついていた。
労働もしないでこんな景色の中でごろごろしているときには、ワタクシも少しはいいヒトだ(と思う)。
2006/3/4(土)
住みたい気持ち
今まで住んだことのない路線の部屋の内見。
都心に出る利便性は良さそうなので選択肢に入れた。
お風呂が狭くて窓の数も全部で4つしかなく、そこが少し不満だが、猫可で占有面積は75平米あり眺めもいい。
申し込みしてもいいなあと思いつつ、駅で時刻表を見ていて、問題を発見。
終電が早い。
電車は01時近くまで走っているが、見てきた部屋の最寄り駅まで行くのは0時20分が終電だった。
長年住んでいる某私鉄は、たしか0時58分。
38分の差は大きい。
0時半くらいの電車に乗って帰ることはわりと多いので、越したらタクシーを使う回数がかなり増えそう。
むうううう。
非常に微妙。
ありっちゃありだし、これ以上、月に何万もの交通費を使うのはヤダとも思う。
うろうろと1時間以上も町中を歩き回り、考えて考えて、やめにした。
町は商店街が充実しまくってて、日用品からちょっとオサレなものまで、なんでも揃う。
終電が早いというマイナスポイントはあるにしても、部屋も場所的にも条件は決して悪くない。
なのに決めかねてこれだけ悩むということは、何かが違うのだろう。
何かってなんだろ?
自分でもよく分からないが、強いていうなら、広いけれどなんとなく圧迫感があるような。
開放感に欠けるような・・・。
「住みたい」という気持ちがいまいち湧いてこない。
こんなことばっか言ってると、永遠に部屋なんか見つからないぞ(←心の声)。
分かっちゃいるんですけどね。
2006/3/5(日)
しわしわ
ふと鏡を見ると、ワタクシの下瞼の目頭のところが、渋紙をぐしゃぐしゃに丸めてまた伸ばしたみたいになっている。
ぎゃあああああ〜。
ちりめん皺?
目の下が黒ずんで一面細かい皺で、オバさんをスっ飛ばしておばあさんの皮膚みたい。
いつからだろう・・・。
乾燥のせいもあるのかなあ。
きょわいし、がっくりだ〜。
猫はいいなあ。
何歳になっても可愛いもんなあ。
***************
新ぎゃおすマンションの隣、家の解体はすっかり終了し、今日は庭の木が根こそぎ切られていた。
すっかり何もなくなって、更地になっている。
アパートが建つらしいが、木の一本も残せなかったのかなあ。
悲しい。
2006/3/6(月)
こちょこちょでもわもわ〜
らくは自分でお尻を綺麗にしないので、ニンゲンが手を出さないと、肛門およびちんちん近辺が汚れ放題でガビガビになる。
いったいぜんたい、どういうイエヤマネコなんでしょう。
仕方がないので毎日お湯コットンで拭くのだが、拭いているとすぐに肛門腺の出口(っていうのか?)が丸見えになり、しかもそれがデカい。
他の猫さんと比べてどうなのかは分からないが、いっちゃんの肛門腺は、見た覚えがない。
捜しても見つからなかったし、うんこちゃん掘りをしていたのに見た覚えがないのは、もしかしたら出口がとても小さかったのかも。
だから詰まりやすくて、2回も破裂したのかな。
らくのは肛門腺までおっぴろげ〜で、ひと目で分かる。
で、今日もお尻を拭いているときに、なんとなく「絞ってみようか」という気になった。
くりくりに抱っこしてもらったまま、腺の出口あたりをこちょこちょ触っただけで、薄茶色の液体がもわもわ〜っと湧き出てきた。
粘度はなくてサラサラだけど、けっこうな量。
な〜んだ。絞るまでもなかったのね。
こちょこちょでもわもわ〜。
肛門腺に関してだけは、けっこう簡単なイエヤマネコ。
しかしこれだけの刺激であっさり湧き出てくるということは、普段からけっこう出っ放しになっているのかも。
うんこちゃんをしたり、遊んでアバレているときとかに、あちこちに飛んでいたりして。
もしかしたらうちは肛門腺液のにほひがしたりして。
詰まるよりはいいけど、それもなんか、ちょっとヤだなあ。
2006/3/7(火)
余計なオマケ
今月号の『ねこの気持ち』の付録は、フードボール。
・・・いらないんだけどなあ。
うちはガラスか磁器、陶器の器しか使わないし、形が複雑なものは雑菌がつきやすそうで好きじゃない。
抗菌って書いてあるけどなあ。
たぶん使わないだろうなあ。
2006/3/8(水)
健康診断日和です
今日は労働はお休み、ぽかぽか暖かくていい天気。
うしししし。
なんてちょうどいい。まったくもって好都合。
まさに健康診断日和だ〜。
というわけで、午後一番で連れて行きますと獣医さんに電話する。
さて、午後になり。
なんの疑いも抵抗もなく詰め込まれたイエヤマネコ入りのキャリーをしょって、自転車で10分の獣医さんへ。
・・・のはずだったが、途中、道路工事で迂回しているうちにセタガヤくねくね迷路にはまってしまい、20分もかかってしまった。
ときおり背中から「わ〜ん・・・」という情けない声が聞こえ、そのたびに「ごめんごめんごめん」と謝る。
「あわ〜ん・・・」 「もうすぐだからごめんごめん」
「うわ〜ん・・・」 「迷っちゃったんだよ〜ごめんごめんごめん」
イエヤマネコに謝り倒しながら、焦って汗びっしょりになってやっと到着。
ここは初めて来た病院なので、健康診断で様子を見るつもりもあり。
待合室の椅子に座ってじろじろ院内を見回していると、診察室からキャリーに入った猫さんとカイヌシさんが出てきて、私たちの隣へ。
キャリーの中の猫さんが、これまた情けなくも可愛い声で「あ〜ん」と鳴く。
するとすかさず、キャリーの中のイエヤマネコが、情けなさでは負けないかつ可愛い声で「あ〜ん」と答える。
数秒後、またお隣の猫さんが「あ〜ん」
すかさず答えるイエヤマネコ「あ〜ん」
・・・・・
「あ〜ん」
「あ〜ん」
・・・・・
「あ〜ん」
「あ〜ん」
隣の猫さんが鳴くたびに、必ず返事をしているラクシュミー。
あらあなた、社交性があるじゃない。
それにしても可愛いっ!らくったら可愛いっ!
けっこう優しいところがあるのかも。
でもほんとのところは
お隣「あーあーあーっ」
らく「なに〜?(びびってる)」
お隣「ひでえ目にあった」
らく「なんなの〜?(さらにびびってる)」
お隣「えーっと・・・」
らく「はやくおしえて〜(びびってるけど気になる)」
お隣「・・・ま。いわないほうが・・・」
らく「なんなのよお〜!(もう泣きそう)」
だったような気が。
ちなみにいっちゃんは猫さんが鳴こうが犬が吠えようが、一切合財、無視だった。
目の前を虫が飛んでも無視する王様、さすが一本貫いています。
お隣の猫さんが清算を済ませてお帰りになり、再びらくと2人で待つ。
待合室の奥に診察室と手術室の入り口があるのだが、建物が少々古めというかアンティークなせいか、手術室のドアの開け閉めのたびに「バタン」とけっこう大きな音がする。
しかも今日はたまたまかもしれないが、青い手術着のようなものをきた先生たち(たぶん)が、頻繁かつせわしなく出入りしている。
そのたびにドアが「バタン」「バタン」。
らくは黙ってキャリーの中でじっとしているが、音を怖がってやしないかと心配になり、玄関横、外のベンチで待つことにした。
ぽかぽかなので、外のほうが気持ちがいい。
らくとのんびり日向ぼっこ気分。
らくはのんびりどころではなく、きょろきょろ辺りを見回しながら、警戒警報発令中の様子。
キャリーに身体を押し付けて、小さくなって固まっている・・・
と思ったが、キャリーが小さいので、普通にしててもどこかには身体が押し付けられた状態になってしまうのであった。
キャリーのジッパーを少し開けて、中に手を突っ込んで撫でながら話しかける。
「らくーらくー、お外は気持ちいいね〜」
「らくーらくー、おねーさんが歩いているよ〜」
「らくーらくー、帰ったら美味しいもの食べようね〜」
門を開けて病院に入ってきた人が、みな一瞬立ち止まってこちらを見る。
赤いバッグに手を突っ込みながら一人でしゃべっていたら、他の場所なら「あらかわいそうにキチ○イなのかしら・・・」という視線になるところだが、ここではそれはない(なかった、と思う)。
だってここでは、みんな普通にやってることだもん。
単に「中に座りきれないほど混んでいるのかしら?」と思い、一瞬足を止めるだけと思う。
日向ぼっこしているうちに順番が来て、看護士さんが外まで呼びにきてくれた。
担当してくれたのは、ボーイッシュなまだ若そうな女医さん。
旧ぎゃおすでお世話になっていたのも女医さんで、新ぎゃおすから徒歩30秒の病院も女医さんで、ここもまた女医さん。
いっちゃんは女医さんのほうが好きだったみたいだけど、らくもそうかな。
そうだといいけど。
診察室に入ってらくをキャリーから出すと、
先生「あー。大きいですねー。」
看護士さん(こちらも女性)「可愛い〜。びっくりしてる〜(嬉しそうに)。」
褒められた?
これって褒められたのよね?
カワイイだって!らく、カワイイだって!(←嬉しかったので、その場で本猫にそう言った。)
でもって、特別にびっくりしているわけではありません。
いつもこんな顔なんです。
まずは体重測定。
6.1kg。この前、うちで測ったときから変化なし。
全身を触診してもらいながら、話をする。
去年の夏くらいから、突然、蛋白尿になったこと。
近所の獣医さんで尿検査だけしてもらったときには、前回の健康診断時の血液検査ではコルステロール値が高かった以外に心配な数値はなかったので、様子を見ていいでしょうと言われたこと。
引越ししてから、1日1回だったうんこちゃんが1日おきになったり3日で2回になったりしていること。
以前のかかりつけの先生から、痩せればコルステロール値は落ち着くかもなので、ダイエット命令が出てること。
なのに痩せないどころか太ってしまい、夏に最大6.5kgになって、今はそれでも少し減ったこと。
歯磨きのときに、薄くだけど血がついていることがあること。
ケーのことは最近は落ち着いているので、話さなかった。
先生からの話としては、夏に太ることはあるそうだ。
夏は体温を上げるためにカロリーを消費しなくてもいいので、食べる量も運動量も変わらなければ太るらしい。
そうなのか。特異体質ではなくてああ良かった・・・。
って、安心しているバヤイではない。
夏に太らないように気をつけなくちゃ。
それと、うんこちゃんの回数が変わったのや蛋白尿は、もしかしたら引越しがストレスになったのかもしれませんね、とのこと。
(えええ〜。これからまた引越しがあるのに。涙)
歯磨きのときの血は、少し歯石があるけれど心配なほどではないし、たまたまでしょう。
3歳という年齢から見て、歯はきれいなほうです。
これからもまめに歯磨きすること、だそう。
(たまたまにしては回数が多いような気がするけど、とりあえず良かった!)
それから昨年の健康診断(去年の1月だった)のときの血液検査の結果などを渡す。
コピーをとってもいいですか?と聞かれたので、もちろん否はない。
たかが健康診断だけど、ちゃんと診てくれるような気がして嬉しい。
触診が終わって話している間、らくは私のわきの下に顔を突っ込んでいる。
周りで起こっていることとは一切関係ありませんって感じで、ひたすらワキノシタワキノシタ。
抱きなおそうと一度診察台に降ろしたら、大慌てで私の身体をよじ登り、ワキノシタ。
いっちゃんも怖いときは、いつも私のわきの下だったなあ。
ワキノシタシェルター、人気絶大。
そしてとうとう、血液検査のための採血となる。
ああドキドキする〜。
後脚から採るそうで、横倒しの姿勢で補ていされるイエヤマネコ(以前の病院は前脚からだった)。
それを見ながら、「ワタシは何をすればいいですか〜」と、おろおろ声を出すバカカイヌシ。
「顔の辺りを触っていてください」と言われたので、顔をむにむにしたり撫でたりしながら、歌を歌う。
「ら〜くはかわいいな〜かわいいらくにゃ〜せっかいいちの〜ら〜く〜いたくな〜い、いたくな〜い、ぼ〜くなんかつよいぞ〜、へっちゃらだあ〜ら〜く〜」
歌い続けながら、らくの顔と先生の手元を交互に凝視。
怖いけど、気になって気になって見てしまう。
ささっと消毒して、針はすっと血管に入り、ツツツーと注射器内に血液が流入してきて、あっと言う間に終了。
らくは固まったまま、ぴくとも動かなかった。
あああああ〜良かった。
刺し直しも、らくが痛がることも、暴れることもなくて良かった。
つか、らくは痛がるどころか、針が刺さったことにさえ気がつかなかったように見えた。
先生の採血の腕と、私の歌の成果だ!
先生はしきりに「穏やかないい子です。おっとりしてて穏やかで、いい子です」と何回も言ってくれた。
びびりなので固まってるだけだと思いますと言うと、それでも穏やかないい子ですと繰り返す。
そういやいっちゃんも普段はおっとり穏やかだけど、先生には猫キックをかましていたなあ。
銀色ちーちゃん(妹・美帆ちゃんちのカワイコちゃん)にいたっては、そんなもんじゃない。
怒りまくってめちゃくちゃ大暴れをして、美帆ちゃんも先生も揃って流血。
それを考えると、らくはやんちゃだけど、やっぱりどっかぼーっとしている。
採血が済み、結果が出るまでしばらくお待ちくださいと言われて、診察室を出る。
外のベンチに舞い戻り、またキャリーに手を突っ込んでらくを撫でながら話しかけ、ボケ〜と待つ。
30分ほど経って、さっきの女医さんが外に出て来た。
慌てて立ち上がり中に入ろうとしたら、どうぞそのままで、ここで話しましょうと言われて、再びベンチに座る。
血液検査の結果は、やはりコルステロール値が高いが、他に特別心配なことはなし。
ほんのちょっと基準値からはずれていたり、ぎりぎりだったりの項目もいくつかあるが、全体的に見て心配すべき要素はないとのこと。
なので蛋白尿も大丈夫でしょうということだった。
近所の獣医さんで尿検査してもらったときと同じ見解だ。
尿を採れたら持ってきますと言ったが、それもべつに必要ないでしょう、大丈夫と。
「それよりも、以前のかかりつけの先生からもお聞きになったと思いますが・・・。コルステロール値を下げるためにも痩せましょう!」と言われてしまった。
先生の計算によると、猫が1日に必要なエネルギー量は体重1kgあたり60kcalなので、らくは6kgとして、360kcal。
これだと痩せないので、280〜300kcal/1日くらいにしてください、とのこと。
でもらくは今、だいたいだけど、280kcalくらいしか食べていない(と思う)。
そう伝えると、それでは240kcalでもいいです、きっちりカロリー計算をしてください、と。
少ないですね・・・そう私がつぶやくと、ダイエット食ならある程度の量を食べられますから、なるべくカロリーが低いもの中心で与えてください。
それから注意点として、もしダイエット食が嫌いであまりに食べない場合は、らくと意地の張り合いをしないこと。
2日も3日も何も食べないと、太った子は脂肪肝になりやすいので注意してください、とも。
そ、そんなに真剣に痩せなきゃいかんのか・・・。
そ、そんなにきっちりカロリー計算をしなくちゃなのか・・・。
どちらも以前の先生からも言われていたことだけど、大げさに釘を刺されているだけかななんて思っていたけど、違う先生からも同じことを注意されるとは。
やっぱ痩せなきゃいかんのね・・・。とほほ〜。
そういや夏に、銀色ちーちゃんを以前のかかりつけの先生に診てもらったとき、先生、私の顔を見て、「ラクシュミーちゃん、あれから(健康診断のときから)太ってないですよね?」と聞いてきた。
美帆ちゃんが笑いをこらえてる横で、「あ、あの、ほんの少し太ったかもしれませんが・・・ごにょごにょごにょ。」と答えを濁したが。
だって、あれから600gも肥えたなんて言えないし〜。
が、先生も気にしてくれてる、というか先生が気にするほど、らくは痩せる必要があるってこと?
脂肪肝になりやすい、『太った子』なの?
小でぶだとは思っていたけど、そこまでのでぶ?
いっちゃんだってもっと大きくてむっちむちの固太りだったし、ラクシュミーも大丈夫〜♪じゃ・・・いかんの?
いかんですよね・・・。はい。
************
血液検査結果の覚書。カッコ内はこの病院の場合の正常値。
検査前の絶食はなし。
PCV・・・46 (27-45)
TP・・・7.5 (6.0-7.0)
WBC・・・7800 (8000-19500)
BUN・・・21.2 (17.6-32.8)
CRE・・・1.3 (0.8-1.8)
GLU・・・125 (71-148)
GOT・・・39 (18-51)
GPT・・・99 (22-84)
ALP・・・115 (38-165)
ALB・・・3.3 (2.3-3.5)
T-Bil・・・0.2 (0.1-0.4)
T-Cho・・・221 (89-176)
Ca・・・10.6 (8.8-11.9)
2006/3/9(木)
可愛いニャンタン
isoさんのニャンタン
が、苦労のない世界にお引越しした。
isoさんと手をつないで眠ったまま、楽しいことばかりの世界へ。
ニャンタン、ちょっとお出かけだね。
isoさんがしっかり手を握っててくれたから、出発は怖くなかったね。
でも、こっちとそちらの世界は、案外近いのかもしれないね。
ほんのちょっと、すぐそこへのお出かけなのかな。
ニャンタン、そこからもisoさんが見えるでしょう?
・・・・・
私は、ニャンタンのことをたくさんは知らない。
ブログで覗かせてもらったニャンタンのことしか知らないけれど、ニャンタンががとってもとっても愛されている猫さんだということだけは、よく知っている。
ニャンタンの表情、しぐさ、どれもみな凛々しくて可愛くて美しい。
愛されているお顔。
isoさんとニャンタンが積み重ねてきた時間を想いながら、ニャンタンの写真を撫でる。
ニャンタンと暮らした部屋で、ニャンタンを想っているisoさんを想う。
時間が優しく流れますように
お写真はニャンタン。
isoさんの日記からお借りしました。
本当に、凛々しく美しいニャンタンちゃん。
ブログには、たくさんの甘えっこニャンタンのお姿も。
2006/3/10(金)
新築ラッシュ
労働で出かけても、部屋の内見で出かけても、どこへ行っても工事が多い。
あっちもこっちも新築工事だらけ。
アパートにマンションに一戸建てに、道路工事に何だか分からない工事もあり。
もしかして、今、建築ラッシュ?
ニッポンは不景気から脱却したのか。
工事が多いのは、新ぎゃおすの周りだけではなさそうです。
2006/3/11(土)
ねこ的標準おもちゃ時間
労働に行く途中、美帆ちゃんちに寄る。
玄関ドアに銀色ちーちゃん用の猫ご飯を引っ掛けて、そのまま走って駅へと戻る。
ドアのすぐ向こうに銀色がいるのに、顔を見る時間もなかった。
ちょっと残念。
******************
出先で、新しいおもちゃを2種類ゲット。
らくはいつものごとく、最初の喰い付きだけはいい。
でもって、すぐ飽きる。
喜んで遊んでくれるのは、たった1日だけという早さ。
これって猫として普通の性格なのかなあ。
いっちゃんは、全てのおもちゃが「怖いから嫌い」だから、比較の対象にならないしなあ。
2006/3/12(日)
朝から食いすぎ暴れすぎ
朝からわっしわっし食べて、食べ終わるなり走って、タワーに飛び乗って・・・
滝ケー
サッシの隙間に入ったじゃんかよ〜!
オレさまイエヤマネコのらくにとっては「知ったこっちゃない」でしょうが、これって掃除がめんどくさいのよ。
・・・あ。
もしかして、ワタクシを遅刻させたいの?
それとも引き止め作戦ですか?
らくちゃんや、そんなに私と一緒にいたいのですか?
ぜ〜んぜん違います。
ただの食いすぎ、暴れすぎ。
2006/3/13(月)
3軒ハシゴで収穫なし
午後から、3箇所、部屋の内見。
1軒目・・・最上階9Fの部屋で、3方バルコニーのパノラマビュー。
部屋は開放感がいっぱいで、使いやすそうな間取り。
駅から徒歩5分。
が、窓を開けると、近くの交通量の多い環状道路の音がもろ。
ワンブロック(80m)くらいは離れているのだけれど、間に建物が何もないので、音が直撃。
天気がいい日は窓を開け放ちたい私としては、厳しいところ。
それにこの環状道路は、夜中に大型トラックの交通量が多いらしい。
窓を閉めていても、寝るときには音が気になるかも。
で、却下(惜しい)。
2件目・・・今より1つ都心よりの駅から徒歩5分。
木造一戸建ての家に2世帯だけど、L字型のような形で、隣と接しているのは階段部分だけ。
音は気にならないと思う。
しかもかなり広い。
が、どの窓を開けても、手を伸ばせば隣家の壁。
昼から真っ暗。1階も2階も真っ暗。
建平率はどうなっとんねん。
問題外で却下(当然)。
3軒目・・・今より1つ、都心から離れた駅の徒歩4分。
木造一戸建て、日当たり良好。静か。
平米数では、広くはないがそんなに狭くもない。
が、部屋が3畳とか4畳半とか、やけに小さく区切られていて不便。
1階の、間取りからいってここを茶の間にするしかないという6畳の真ん中には、でっかい掘りごたつ。
取り外しはできないそうだ。
それから、トイレとお風呂と洗濯機置き場のつくりが変。
台所からお風呂に行くにも洗濯機置き場に行くにも茶の間に行くにも、トイレを通らないとたどり着けない。
2階。
昔、どこかで見たことがあるような、作りつけのすんごい古い木の箪笥が。
木目にも取っ手にも、歴史がありありな感じ。
ワタシ、古い家やマンションって好きです。
新しい建物はきれいだけど風情がなくて、ツマラんと思うこともあります。
だけどこれは・・・。
なんか、重〜い感じがするよ。心なしか、空気までずしっと・・・。
ひいいいい〜。却下!
3軒とも別々の不動産屋だったので、2時間おきに内見の約束を入れて、あっちにバタバタこっちにバタバタ。
妙な疲れが・・・。
らくや、newnewぎゃおすマンション、どこにあるんだろうね。
そろそろ出てきてくれないかなあ。
写真は、顔を隠して寝るらくさん。
いっちゃんもよく、こうやって寝ていた。
猫の仕草は、いちいち可愛い。
寝てても可愛い。
2006/3/14(火)
薄絹はらり
帰宅したら、部屋は真っ暗。
今日は私のほうが、くりくりより早かったらしい。
いつもお出迎えしてくれるラクシュミーの姿もない。
らくと私の部屋を覗くと、押入れ上段の猫ベッドで熟睡中。
起こすのはかわいそうなので、そっと茶の間に戻る。
とりあえず、私もちょっと休もう。
コタツに座り、ぼけーっとしてたら、部屋の中がシ〜ンとしていることに気がついた。
くりくりはまだ帰ってないし、くりくりがいないからテレビもついていない。
らくは寝ている。
何も動かなくて、なんの音もしない。
くりくりがいないときにはCDをかけることが多いのだけど、なんだかそれも面倒くさくて、ただぼけーっと座りながら「静かだなあ。」と思っていたら・・・。
突然、ダムが決壊した。
しくしくでもなく、めそめそでもなく、「ぎゃお〜っぎゃお〜っいっちゃんいっちゃん」「うわんわんわんいっちゃ〜んうわ〜ん」と大声が出て、涙ダバダバ。
きっかけも理由も、何もない。
べつだん、何かを考えていたわけでもない。
あんまり突然だったので自分でも驚いた。
驚きながら、寝ているらくを起こしちゃいけないと思い、コタツの布団をかぶって泣いた。
らくがいてくれて嬉しい。
らくと暮らせるのが幸せ。
だけど、それとこれとは別らしい。
ラクシュミーは、いっちゃんの代わりじゃない。
いっちゃんの代わりは、どこにもいない。
寂しさも悲しみもなくならない。
時間が経つごとに、薄絹が一枚また一枚とかけられていくようではあるけれど。
突然に、ベールがはらりと滑り落ちるときもある。
露出した内側は、あの日のあの時から、なにひとつ変わっていない。
・・・・・んが。
ぎゃおぎゃお泣いたら、なんだかすっきりしたような気も・・・。
ぎゃおぎゃおの度に、もしかしたらベールの内側は少しずつ変わっていくのかなあ。
ちょっとずつちょっとずつ、甘く優しく。
でも、寂しいのも悲しいのも、そのままがいい。
忘れたくない。ちくちく痛いままでいい。
だって猫に関してだけはマゾだも〜ん。
くりくりに対してはバリSだけどさ。
写真は、王様から教育的指導を授かっているバカ家来の図
2006/3/15(水)
税は正しく使ってね♪ゴルァー!
納税期限は今日までだった。
くっ。
不本意だが、払わないで延滞金が付くのはもっと不本意だ。
貴重な昼の休憩時間を使って近くの郵便局に走り、きっちり払ったよ!
ええ、支払いましたとも!!
イイコトに使ってくださいよ。
頼むよ、ほんと。
2006/3/16(木)
近寄らせろ、近寄るな
昼過ぎから、台風のような雨風。
夜帰宅すると、玄関先で待ち構えていたラクシュミーが熱烈歓迎、狂ったようにネコジャを踊ってゴロンゴロン。
足元にまつわりついて、引っ付いて歩く。
そうかそうか。寂しかったか。
どれどれ、抱っこしてあげよう。
が、5秒も経たないうちにクネクネニュルンと逃げていく。
で、また足元でゴロンゴロン。
余計なことしないで、そばにいろってことですか?
黙ってされるがままになり、こっちから手は出すなってことですね。
そういうとこだけは、いっちゃんとそっくりですね。
2006/3/17(金)
凝り凝りの日
朝起きたら、肩こりで頭がズキズキ胃はムカムカ。
ケーはしなかったのでまだマックス凝り凝りではないけど、眼もチカチカするし、生あくびがやたらに出る。
熱いシャワーを肩に当てて、リポD飲んで、 バンテリン塗って、アンメルツ温キューパッチ を貼って労働へ。
スタジオの壁に突起を見つけて、目はモデルさんに向けたまま、突起に背中を押し付ける。
壁にべったり張り付いて、ゴリゴリゴ〜リゴリゴリゴ〜リ。
クネクネ踊りで、ゴリゴリゴ〜リ。ひたすらゴリゴリゴ〜リ。
昼食後にはナロンエースを飲んで、午後も隙あらばゴリゴリゴ〜リ。
そのかいあってか、夕方にはだいぶ回復。
気持ち悪いのは治まった。
頭痛もだいぶ大人しくなり、歩くたびにズッキ〜ン!と響くようなのではなくなった。
以前は一回凝り凝りになると3〜4日は長引いたけど、今は1日、遅くても2日で回復する。
マッサージにいくら通っても効果なしだったのが、暇を見つけてプールに行くようになってからは、凝り凝りになる回数も減ったし、治りも早い。
ああ、泳いでいて良かった・・・。
・・・って、ここしばらく泳いでないじゃん。
昨年、どうせ消耗品だからと買いだめした水着も、なかなかプールに行けないから消耗してない。
ち。
来月こそ。
写真・肩凝りしはしなさそうなラクシュミー。
でも腹肉が重いせいで、まさか脚に負担とかかかってないよね・・・。
それと、そこをグルーミングしたなら、ちょっとついでにお尻もきれいにしましょうよ。
なんで自分で舐めないの?届かないの?
・・・・・
ははは。ま、まさかねえ。そんなこと。
あはは。あは。あはははは〜。
2006/3/18(土)
すりすりごっちん
そういやらくは、『すりすりごっちん』をしないイエヤマネコだ。
いっちゃんは、すりすりごっちんどころか、「ドッカ〜ン!」「ズッコ〜ン!」「ゴゴゴ〜ン!!」と、それはそれは全力で頭突きをかましてきたけれど。
あまりの力強さと、ゴッツン!!というあまりの音のすごさに、いっちゃんの頭が心配になるほどだった。
「いっちゃん、大丈夫?痛くないの?そんなに頭を打ったら良くないんじゃないの?ほどほどで大丈夫だよ〜。」と、何回も言ったくらい。
私やくりくりにだけじゃなく、柱とか、引き出しの角とか、旧ぎゃおすマンションのありとあらゆるところで「ゴッツ〜ン!!」とやっていた。
部屋の中に猫は、というか王様はいっちゃんしかいないのに、なぜそんなに縄張りを主張する必要があるんだろう。
そして一方、らくさんは。
ヒトにもモノにも、ほとんど『すりすりごっちん』をしない。
猫缶が欲しいときだけ、台所の棚の上に寝そべって盛大にクネクネしながら、私の手に顔を押し付けてくる。
いつもなら、おっぴろがって転がっていても、触られたら速攻でガブガブカッカッカッするくせに。
あられもなく身悶えるのも、ぎゅうぎゅう顔を押し付けて甘えた声を出すのも、み〜んな猫缶ほしさから。
私のことを、「すきだーだいすきだーオレさまのもんだー」と主張しているワケじゃない。
分かってるんですけどね・・・。
クネクネぎゅうぎゅうが可愛くて、ああもう可愛くて可愛くて、ねだられるままについついパッカンと・・・。
それでもそんなにカロリーオーバーにはなっていないはずなのに。
らくや、どうして痩せないんだろうね。
写真・すりすりごっちんはしないけど、ガブガブなら得意
2006/3/19(日)
強風なんて平気です
道を歩いていたら、強風で飛ばされそうになった。
いくらデキが悪くても一応ニンゲン、しかも成人しているワタシでさえこうなのだから、仔猫ちゃんとかは本当に危ないかも。
みんな、安全なところに非難しててくれますように。
安全なおうちの中で一人でお留守番のらくも、風の音を怖がっているかもしれない。
心配だ〜。
と走って帰宅したが、らくはぜんぜん平気そう。
ご飯はがっつり食べてあったし、猫缶の催促もしたし、遊ぼ〜遊べ〜と誘いに来るし。
でんと構えて風の音くらいじゃビクともしない、逞しいイエヤマネコ?
んなわけはない。
鈍いのか、怖かったけどもう忘れちゃったのか、どっちかだ。
言い方を変えれば、おおらかなイエヤマネコってことで(ちょっと違う気もするけど)。
2006/3/20(月)
ダダダ食う寝るだらだら
今日は休み。
らくと日向ぼっこしてダダダ。
少しだけ休むつもりでベッドに横になったら、らくが慌てて追いかけてきて布団にずぼっ。
そのまま腕枕で昼寝。
起きて、ちょっと食べて、再びらくとダダダ。
少しだけ休むつもりでベッドに横になったら、らくが慌てて追いかけてきて布団にずぼっ。
またもやそのまま腕枕で昼寝。
これを3回ほど繰り返し、その合間にパソコンパコパコ。
で、またらくとダダダ。
寝たり起きたりだらだらで、ほとんどらくと遊んだだけで1日終わる。
あれもこれもほっぱらかして、これじゃいかんのだが、これも幸せ。
***************
毎日大量に送られてくるエロスパムメール。
中身を見ないで一気に削除なのだが、今日は一通、変なタイトルのものがあったので思わず開封してしまった。
『こんにちは人類』
<子孫繁栄のためだけにこの地に生まれてきたのだから、どんな手段を使っても相手を探す。
若い力がどこかに眠っている、野生の血を思い出させるサイト>のご案内だった。
タイトルはちょっと良かったが、本文のツメが甘い。
まだまだですね。
更なる精進に励まれたい。
2006/3/21(火)
ゆずは楽しかった
てんさんから、『長い長いさんぽ』という漫画を送っていただいた。
いろいろと重なる部分があって、ダム決壊。
ちゃぶ台の上に置いておけばくりくりが読むだろうと思い、そうしておいたら、案の定くりくりもダム決壊。
私は、お骨を迷子札カプセルに入れて首にかけるところで、同じことをする人はやっぱりいるんだなあと思った。
くりくりのポイントはちょっと違って、途中から父ちゃんが現れたり、母ちゃんは一人でタイだバリだって出かけちゃうからゆずは父ちゃんとお留守番で、うちと家庭環境が似ているんだよ〜。
・・・と、グスグス言っていた。
どうもすいませんねえ。
くりくりはいっちゃんやラクシュミーの父ちゃんのつもりでいて、可愛がって大事にしてくれるからそれはかまわないけど、私は母ちゃんじゃないわよ。
いっちゃんは私の親で(いろいろ教育してもらった)恋人で(たくさん守ってもらった)、ラクシュミーはパートナー。
なのに、いっちゃんやラクシュミーを抱っこして、「ほ〜ら、お母ちゃんのところに行こうな〜」などと言いつつ連れてくるのは、やめていただきたい。
すごく違和感があるのだが、くりくりはすっかり『お父ちゃん』のつもりでいるので、しかもくりくりがこんなグスグス泣いているときに、「母ちゃんじゃねえ」などとも言えず。
それはそれとして。
ゆずは楽しかったね。
パトロールに精を出し、狩りが上手で、ケンカして負けたり、たまには勝ったり。
・・・ゆず、勝ったことあるのかな?
負けっぱなしでもいいか。
お外を満喫して、家の中では安心して眠ってさ。
ゆずは楽しかったね。
生きてることを、うんとうんと楽しんだよね。
そう言ったら、くりくりはまだグスグスしながら、「ゆずは楽しかったよ。ゆずは愛されたから。」と。
そうだよね。
ゆずは愛された。
楽しくて幸せな毎日を満喫して、長い散歩に出かけたんだね。
私も生きていることを満喫しよう。
今日もラクシュミーと日向ぼっこ。
家の中のことは全てほっぽりだして、らくとダダダ。
私は楽しいけど、らくも楽しいかな?
家の中だけにいれば安全で、外を知らなかったら行きたいとも思わないだろうけれど。
行きたいと思わなければ、不満もないだろうけれど。
安全で狭いコンクリートの中だけで長生きして、狩りも知らず、土を踏む感触さえ知らず、らくは楽しいかな。
少しでもラクシュミーが楽しめる部屋を捜したいなあ。
日当たりのいいお庭のある家があったら最高なんだけど、私の収入じゃなかなか厳しい。
甲斐性がなくてすまん。
写真は、ベランダパトロールから帰ってきたらく。
2006/3/22(水)
他に何かあるでしょう?
深夜になるかと覚悟していたが、帰宅11:30pm。早く帰れて良かった。
らくはいつものように玄関先で待ち構えていて、いつものように熱烈歓迎。
「ねこかん、ねこか〜ん!はやくはやく〜っ!!」
らくや。
あなた、そればっかりですね。
言うこと、他にもあるでしょう?
2006/3/23(木)
春の爆食祭り
らくさん、春の爆食祭り好評開催中。
食っても食っても「ごは〜ん」と叫ぶ。
らくや、その腹肉は、ダイエットはどうすんの?
「ごは〜ん」って、さっきも食べたばかりでしょー!
爆食祭り開催しているバヤイじゃないよ。
痩せろ、少しずつでいいから痩せるんだイエヤマネコ!
と、思うくらいの理性はある。
しかしラクシュミーがわしわし食べる姿を見ているうちに、だんだん嬉しくなってきて、気がつけばメシ食うイエヤマネコをうっとり惚れ惚れ眺めていたり。
なんて素敵。
旺盛な食欲ってああなんて気持ちが良くて素敵なの。
らくや、ありがとねー!
なんて嬉しがっているうちに、らくさん完食。
ダダダと走り去る後姿を見送って、豆粒大の理性を取り戻すバカカイヌシ。
ああワタクシにイエヤマネコのダイエットなどということができるのでしょうか。
らくではなくて、問題はワタシ。
2006/3/24(金)
オレさまイエヤマネコ専属・お布団持ち上げ係
らくは夜、私のわきの下で寝るのだが、最近は暖かくなってきたせいか出たり入ったりが頻繁に。
布団をかぶって寝ていると暑くなるらしく、マザーボールで涼む。
寒くなってくると、ベッドに戻ってくる。
これが30分おきなのだ。
わきのした(30分)→マザーボール(30分)→わきのした(30分)→マザーボール(30分)→わきのした(30分)→・・・
涼みに行くときはベッドから勝手に出て行くので手間はないが、30分後、戻ってきたときが大変に賑やか。
私の耳元で大声で「うびょ〜んんんっ!」と叫ぶ。
掛け布団を持ち上げてやるまで、何回でも「うびょ〜おおんんんっ!!」
オレさまイエヤマネコのお布団持ち上げ係として、一時間に一回、強制労働させられている今日この頃・・・。
らくや、あんた一人の時には自分で布団にもぐっているでしょ?
なんで私が一緒だと自力で入れないの。
私だって眠いったら眠いぞ。
でももっと暖かくなったら、らくは布団で一緒に寝てくれなくなる。
そうしたら私もぐっすり・・・
できなくてもいい!
らくや、布団くらいいくらでも持ち上げるからさ。
春も夏も一緒に寝ようよ。
2006/3/25(土)
サクラサク。もらったものの大きさは
今年も桜の季節になった。
いつ見ても美しい。
はかなくて潔くて妖艶。
桜のトンネル。
明るい日差しの中でさえ、幽玄世界が露呈する。
いっちゃんが駆け回って遊んでいる世界へと続く道。
まだ私は通れないけれど。
季節はめぐり、一刻一刻と近づいていく。
*****************
スポーツクラブの更衣室での、隣の会話、第二段。
話の内容から察するに、最近、ワンコのお引越しを見送ったばかりらしい中年の女性。
「捨て犬を拾ってあげたつもりでいたけど、いろいろもらったのはこちらだったわ・・・。」
あああおばさん、なんでここでそんなこと言うの〜っ!?
ダムが決壊するじゃんかよ〜っ!
ここは明るく楽しく運動をするところ。
いけませんいけません、しくしくもぎゃおぎゃおも似合いません。
危なかった。
「分かる!そうよそうなのよ〜。世話しているつもりで、たくさんもらっているのはこっちなのよね。」などと言いながら、もう少しで彼女にすり寄り、手を握り、抱きついてしまうところであった。
更衣室だしさ・・・。
お互い裸だったしさ・・・。
マズいでしょ?
2006/3/26(日)
静かなぎゃおす
道を挟んで隣の家の解体工事が終わり新築工事はまだ始まらず、まん前の更地は売れる気配がなく、更地の隣のリフォーム工事が終わり、今、新ぎゃおすマンションはとても静か。
こうなってくると、屋移りの動機がとても弱くなる。
が、油断大敵。
4月になって新学期が始まれば、元気を持て余している高校生がコンビニの前で溜まって騒ぐ。
夜中から朝方にかけては、元気はあるが金がない大学生の酔っ払いが溜まって騒ぐ。
隣も更地も、いつ新築工事が始まるか分からない。
去年もそうだった。
ここに移ってきた当時(昨年の2月)はとても静かだったのに、暖かくなるにつれて騒がしくなり、イライラの種がてんこもり。
今の静けさに騙されず、屋移りするのじゃ。
で。
新新ぎゃおすマンションはどこにある・・・?
写真・猫の身体のバランスって、こんなんだっけ?
2006/3/27(月)
ベランダジャングルヤマネコ
学名・ベランダジャングルヤマネコ
生息地・マンションのベランダ
体長・けっこう長め
体重・6.1kg(要ダイエット)
特徴・スゲい顔
また掘ってるし
2006/3/28(火)
猫神様へ
神様、猫神様、八百万の神様。
頑張っている命を苦しめないでください。
どうかどうか、痛いことや辛いことやしんどいことは、なしにしてください。
毎日毎日お願いばかりですみませんが、ツケはいつか払います。
ラクシュミーの幸せを全うさせてもらったあとで、きっと払います。
だからどうかお願いします。
早く気候が安定しますように。
体調が安定しますように。
苦しいことがありませんように。
穏やかな時間がゆったり流れますように。
お願いします。
2006/3/29(水)
春の曙、朝の4時
春めいてきたとたん、コンビニ前がうるさい。
朝の4時に若い男が3人で座り込み、大声でしゃべりバカ笑い。
そんなに元気と時間が余っているなら、地雷の撤去のお手伝いにでも行ってこい。
らくはいつでも、春でも夏でも秋でも冬でも、朝4時に元気。
ガガガと食べて、ダダダと走り、寝ている私の耳元で「うびょ〜んっ!!」とわめく。
いいぞ、らくさん。その調子。
いつまでも元気で、ずっと一緒にてください。
2006/3/30(木)
イエヤマネコvsサバ
本日の対戦は、小でぶイエヤマネコvsサバ
カ〜ン!両者、にらみ合っています!
ペロッといったあ!先制攻撃!
ヤル気です。イエヤマネコ、ヤル気です!
と思いきや、イエヤマネコ、突然の試合放棄。
耳を寝かせて、走って逃げていきました・・・
結局らくは、サバを食べなかった。
生は、舐めて逃げた。
焼いたやつは、ペロもしないで完全無視。
お皿を鼻先に近づけると、逃げ惑う。
サバ、強敵なり。
2006/3/31(金)
いくらなんでも、ちょっと飽きる
朝のお遊び
夕方のお遊び(撮影は別日)
真夜中のお遊び
付き合わないと、しつこく文句を言われる。
ネコジャラシを振ったり、追いかけてやったり、らくのお好み通りのお相手を勤めさせていただく。
じゃないと、いつまでもいつまでも、べったり張り付いて、
「うびょ〜ん!」
とわめいたり、
「うえ〜ん・・・」
と泣き落としにかかったり
「うびゃおおお〜んっ!!」
とヒステリーを起こされたりする。
でも自分から誘っておいて、遊びに乗ってこないときもある。
ネコジャラシを振っても、すぐにゴロンと寝てしまう。
追いかけてやっても、ダダダしないで足元でゴロン。
私にぴたっとくっついて、転がったり座ったりしているだけ。
遊ばないならと、私がPCに戻ると、また足元で「びょ〜ん」
どうやら私が、パソコンの前に座っているのがイヤなよう。
遊ぶ気分ではないけれど、黙って何もせずに、そばにじ〜っと座っていろということらしい。
しかも、相手は私だけじゃない。
くりくりにも同じ要求をする。
らくを真ん中にはさんで、2人と1匹が横一列でくっつきあい、ただじ〜っと座っていなくちゃならないようだ。
らくや。
らくが大事だよ。
だけど、ひたすら一緒にじ〜っと座っているのは・・・
ま、いいか。
本でも読みながら、付き合うことにしよう。
だけどらくは、それも気に入らないらしい。
本と私の間に入ってきたり、ちょっと床に置いた本の上にどっかと寝転がってしまったり。
うう。
じ〜っと座って、ひたすら、らくを見ていろってことですか〜?
らくや。
らくが大事だよ。
だけど、じ〜っと座っていたり、ただ寝ているらくをずっと見ているのは・・・
可愛いけどさあ。らく、動かないんだもん。
変化がないものをずっと見ているのは、いくら可愛いイエヤマネコでも、ちょっと飽きる。
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2006年 3月
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