ぎゃおす王国記・ラクシュミーの王様への道

『王様の慢性腎不全日記』&『日記の山トップ』はこちらです。

 2006年 4月  
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2006/4/1(土)  77 MILLION
 
ひさびさのお出かけ。 
ブライアン・イーノの『77 MILLION 音楽映像インスタレーション展』@ラフォーレミュージアム原宿。 
 
ゆっくりといつの間にか変化していく映像、アンビエント音楽、閉じられた暗い空間。 
心地よい。 
イーノは人の脳内をα波で満たす天才だけど、自分の頭の中はどうなっているのだろう。 
 
それにしても。 
朝から晩まで会場に入り浸り、ずぼずぼにキマっちゃっている人もいるに違いない。 
 
帰り道、夜桜を見ながら、代々木公園を歩く。 
宴会で大騒ぎをしている人たちを避けて、ライトアップされていない桜の近くのベンチで一休み。 
遠くから、ジャンベの音が聞こえてくる。 
再び公園内を歩く。 
土手のようになった桜並木のところで、今度はトランペットの練習をしている人。 
夜の闇に白く浮かび上がる桜をバックに、一心不乱に吹きまくっている。 
周りには誰もいない。 
土手の下から見上げた彼は、背後に桜のオーケストラを従えているようだった。 
 
怒涛の労働耐久レースが昨日でひと段落。 
私はフヌケ状態で家でダラダラしていたかったのだが、前からくりくりと約束していたことなので、気力を出して外出したのだけれど。 
たまにはいいね。 
(でも人ごみはいや)
  
 

2006/4/2(日)  お尻のサイズ
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 41.3KB ) らくのお尻周り。 
私の手だと、思い切り開いても指が届かない。
  
 

2006/4/3(月)  イエヤマネコvsウルメイワシ
 
本日の対戦は、小でぶイエヤマネコvsお刺身用新鮮ウルメイワシ 
 
カ〜ン!両者、にらみあって・・・ 
ああ?どうした、イエヤマネコ。腰が引けています! 
ヤル気ないのか?! 
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腰は引けたままですが、首を伸ばしてやっと少し近づきました! 
ウルメイワシの出方をうかがっている模様です! 
前に出ろ、イエヤマネコ!攻めていくんだ! 
ファイッ!ファイト! 
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ああっ!イエヤマネコ、またもや突然の試合放棄。 
耳を寝かせて、走って逃げました・・・ 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 49.5KB )  
 
結局らくは、ウルメイワシも食べなかった。 
小骨を取ってたたきにしても、くんかくんかもろくにしないで逃げ惑う。 
 
ウルメイワシ、まさかの強敵なり。 
 
そのくせ、人間用の鶏肉は、まな板にへばりついて「食う!」と言い張る。 
これは生食用じゃないんだよ。 
しかしらくは諦めない。 
あまりのしつこさと熱意に負けて、たたきのように小さく切ったものを親指の爪の大きさほど。 
 
らくや、あなた、対戦相手を間違えてるよ。
  
 

2006/4/4(火)  前歯の間の冤罪
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 91.9KB ) PCをパコパコやっていたら、足元をうろうろしていたラクシュミーの様子がおかしい。 
口の中に手を突っ込んで、何度も「かぁ〜っ」とやっている。 
羽虫でも飲み込んで、喉に貼りついたんじゃないの? 
見せてごらん! 
 
抱っこして口を開かせてみると、前歯の間に何か刺さっている。 
細くて長くて半透明のような白で、触るとちょっとチクっとする。 
・・・魚の骨? 
こんなもの、どこに落ちてたの。 
らくや、何を拾い食いしたの? 
 
何回か引っ張ってみたが、とれない。 
こ、こわいよ〜。 
力任せに引っ張っても大丈夫なのかなあ。 
千切れて歯の間に残ったりしないかなあ。 
しかしこのまま放っておけないもんなあ。 
 
じたばた暴れるイエヤマネコを押さえ込み、 
えいやっと引っ張る。 
 
取れた〜。 
きれいにスポっと抜けて良かった。 
収穫物をしみじみ観察してみれば、イエヤマネコの爪であった。 
 
手入れをしていて、はがれた爪片が歯にはさまったのか。 
らくや、拾い食いじゃなかったね。 
冤罪、ごめん。 
 
でも、こういうこと、他の猫さんもあるのかなあ。 
いっちゃんはなかった(と思う)けど。 
らくは耳を掻いていて、後ろ脚が耳の中にずぼっとはまって抜けなくなったときもあったしなあ。 
らくの悲鳴で駆けつけてみれば、後ろ足を耳の中に突っ込んで、雑技団のような格好のままもがいていた。 
めちゃくちゃ焦った顔になっているのが一目で分かり、笑ったけどびっくりした。 
こんな間抜けなこと、他の猫さんもあるのかあ。
  
 

2006/4/5(水)  押入れの中の巨大生物
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 69.9KB ) 朝方、ベッドで寝ている私の頭のすぐ上、押入れの中がうるさい。 
うるさくって寝てられない。 
ガッタンゴットンと、中で何か生き物が暴れているようだ。 
ネズミ・・・? 
音の派手さから推測するに、もっと大きな生き物だろう。 
まさかまさか、謎の巨大生物・・・? 
 
って。 
音の正体は、イエヤマネコに決まってる。 
らくや、朝の5時に押入れの中で何やってるの〜! 
 
押入れの引き戸はいつも開けっ放しだが、音は戸を寄せてある、閉まっている側から聞こえてくる。 
引き戸2枚をガラガラと反対側に移動して中をのぞくが、音はするけどイエヤマネコの姿は見えず。 
どこだ? 
電気をつけて奥をのぞきこんでみると・・・ 
ごちゃごちゃ積んである荷物と荷物の隙間にはさまり、もがいているイエヤマネコ。 
目が合うと、情けない顔で「うみょ〜ん・・・」と鳴いた。 
だいぶ焦っているらしい。 
 
イエヤマネコのわきの下に手を入れて、持ち上げながら、ずるずると引っ張り出す。 
お、重い・・・。 
 
らくや、今日も面白いことしてくれてありがとね。 
でも朝の5時はやめようよ。
  
 

2006/4/6(木)  はふんっ!ふんっ!ふっふっふんっ!
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 68.8KB ) 朝、らくの咳き込むような、むせているような声(音?)で目が覚めた。 
飛び起きて、そばに行く。 
らくは窓際で「はふんっ!ふんっ!ふっふっふんっ!はふんっ!」とやっている。 
咳でもなく、くしゃみでもなく、その中間のような、両方を混ぜたような。 
はじめは小さい羽虫でも鼻から吸い込んだのかと思ったが、なかなか治まらないので心配になってきた。 
 
ど、どうしよう。 
このまま続いたら病院? 
鼻から何かを吹き出そうとしているように見えるけど、もしかしてこれって咳? 
もし咳だったらマズいのでは? 
どどどどうしよう〜・・・。 
 
と私が焦っているうちに、やっと治まった。 
びっくりした〜。 
なんだったんだろう。 
 
いっちゃんがこんなふうにしているのは見たことがないし、咳も聞いたことがない。 
くしゃみは一回くらいは聞いたことがあるかもだけど、記憶にはない。 
らくは普段から、興奮すると「フンッ!」とデカい鼻息をして、最初は驚いた。 
顔はいっちゃんより小さいけど、鼻の穴はいっちゃんよりかなりデカい。 
そのせいで鼻息が大きいのかと思っていたけど、デカい鼻の穴で、何かを吸い込んだのかなあ。 
治まってくれて良かった。 
 
写真・らくや、その猫草、もう枯れてるよ。 
新しいのがもうすぐ発芽するから、ちょっと待ってて。
  
 

2006/4/7(金)  普通の人
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 73.6KB ) 不動産屋から送ってもらった間取り図に、『入居条件・普通の人』と書いてあった。 
わははは〜とウケて、それから考え込む。 
 
自分は普通の人だと当然のように思って笑ったけれど、改めて聞かれると自信がないような・・・。 
職業的には私はフリーランスだし、くりくりは・・・ 
くりくりは何だろう? 
二人ともお勤めではないが、だからって異常な人ではないハズだけど。 
らくはちょっと間抜けでぼーっとしてるけど、普通のイエヤマネコだと思うし。 
 
らくや、ワタシたちって『普通の人(イエヤマネコ)』に当てはまるかな? 
ど、どうだろう?
  
 

2006/4/8(土)  額装オーダー、マットでぐるぐる
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 62.3KB ) 一昨日と同じ、らくが朝、またむせていた。 
やっぱり窓際。 
でも窓は開いていないので、埃や虫を吸い込んだとは思えない。 
今日のはすぐに治まって、それいらい一回もやっていない。 
 
ご飯爆食、ダダダと走り、鼻はしっとり毛並みテカテカ。 
大丈夫とは思うけど、いったい何なんだろう。 
らくや、大丈夫〜?! 
ちょっと心配。 
 
******************* 
ご隠居さまに描いていただいたレインボー号の額装を頼みに行く。 
額の種類が豊富そうなので、今回は前とは違う、大きなお店に行ってみた。 
たしかに豊富だったけど、既成の額では気に入るものがなかったので、オーダーで作ってもらうことに。 
 
額はわりとすんなり決まったけれど、今度はマットで迷う。 
前にやってもらった小さい店では、絵全体に大きいマットを当てて確認できたけど、ここはL字型の小さいサンプルを当てて決める方式。 
これだと仕上がったときの、全体のイメージが分かりにくい。 
あれこれあれこれ散々迷って、迷って迷って、結局はダブルマットで無難な色にまとまった。 
が、帰り道でも、悩み続ける。 
無難だけど、つまらない色だったかも・・・ 
内側のマットは、やっぱり淡いピンクにすれば良かったかな・・・ 
挿し色で、目を惹く色を持ってきても良かったかも・・・ 
外側のは、額に入れたときに締まりすぎかな・・・ 
もう少し明るい色にするべきだったか・・・ 
 
あああ〜。失敗だったかなあ。 
ぐるぐるぐる〜。ぐるぐるぐる〜。 
 
写真・ラクシュミーを抱いているのは、くりくり
  
 

2006/4/9(日)  嬉しくて忘れる
 
らくは煮タラが大好き。 
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3分の1ほど食べたところで、ダダダして滑空してガシガシ登り 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 37.8KB )  
 
家の中を3周ほどアバれ回り、山猫ご膳へ。 
一瞬、「あれ?」という顔をするが、ご膳のカリカリを爆食。 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 61.5KB )  
 
・・・らくや。 
煮タラの続きを食べるんじゃなかったの? 
あなた、煮タラやお刺身や猫缶はいつも棚の上で食べるでしょう? 
棚の上の残った煮タラを山猫ご膳に置いてやると、「え、こんなのもあるの?」という顔をして、それから「こっちがいい。こっちこっち〜!好き〜!」と残りを食べだして、カリカリは放り出す。 
らくが『美味しいもの』を食べるときの、いつものパターン。 
 
推測するに。 
美味しい→嬉しい→嬉しくて暴れ回る→暴れ回っているうちに、何が美味しかったのか忘れる→でもとりあえず、続きを食べに山猫ご膳へ→カリカリを発見→思っていたものと違うような気がするけど、あるから食べる→勢いがついているので、没頭して食べる→美味しい煮タラを完全に忘れる→突如、カリカリの横に、違うもの(煮タラ)が出てきた→こっちのが美味しい!好き! 
 
となるのでは。 
再び煮タラを食べだしたラクシュミー。 
「さっきも同じものを食べたなあ」と思い出すほどの記憶力があるのか。 
「こっちを忘れていたよ」と間違いに気がつくほどの知能があるのか。 
 
ちなみにワタシは、 
その1・何かしようと思って立ち上がり、台所へ向う。 
台所に着くと、何をしに来たのか忘れている。 
 
その2・何かを捜している。 
あちこちうろうろしているうちに、何を捜していたのか忘れる。 
 
ということがある。 
記憶力も知能も、らくと同程度。
  
 

2006/4/10(月)  詐欺師も勧める美容法
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 61.2KB ) 労働中のモデルさんとの会話。 
モデルさん「最近太っちゃって・・・。コーヒーの腸洗浄で痩せるって聞いたけど、やってみようかなあ。誰でも3kgとか5kgとか宿便が取れるんだって」 
わし「痩せないと思うよ〜。宿便なんて存在しないし。」 
モデルさん「・・・え?」 
 
以下、補足。 
「宿便性直腸潰瘍」という病気はあるが、それは巷で言われている宿便、『腸のヒダの間に残っている便』とは関係がない。 
それにしても、『腸の襞の間に残っている便』とはナニゴトでしょう。 
その存在は、いまだ確認されたためしがない。 
いくら内視鏡スコープでのぞいても、見えない。 
だいたい腸のヒダというのは、蠕動運動をすることによって便を肛門へと動かしている。 
つまり、ヒダの谷の部分は、谷になったり山になったりしているわけで。 
谷になりっぱなしじゃない。 
しかも腸粘膜は数日で新しい細胞に置き換わるそうで、そこにヘドロ状の便が溜まることなどありえない。 
腸洗浄をすると出てくる大量の便というのは、単に腸内を通過途中だったものが洗浄によって押し流されて出てきただけと思う。 
断食中、食べないのに出てくる便を『宿便が出る』と言うことがあるようだが、それも腸壁に溜まっていたヘドロ便が出るわけじゃないそうだ。 
食べなくても新陳代謝は絶えず行われているので、粘液、腸内細菌、粘膜、老廃物などが排泄されるという意見が有力のよう。 
 
それにしても、誰でも宿便3kg〜5kgはおおげさ〜。 
腸洗浄で腸内(を通過途中)の便が出た&水分が出たせいで体重は減るだろうが、ごく一時的なもので、そういうのは痩せたとは言いません。 
 
*********** 
ついでだから、もうひとつ。 
私が入っているスポーツクラブには、スポーツマッサージやしょぼいエステのコーナーがあるのだが、そのエステに新しい画期的な機械が導入されたそうで、更衣室で無料お試しをやっていた。 
鏡にべたべたチラシも貼ってあったので、ドライヤーを使いながら読む。 
『エンダモロジー』という機械だそうで、<審査に厳しい米国FDA(Food and Drug Administration of the United States Department of Health and Human Service・米国食品医薬局)から『セルライトと局部脂肪のケアに効果がある』と唯一認められたボディトリートメントシステム>だそう。 
スゲー!!それはスゲー!! 
で、お約束の『使用前』『使用後』の写真がズラリ。 
 
しかしこれまた、おかしな話。 
セルライトというものも、医学的には存在しない。 
エステなどでよく言われている、『肥大化した脂肪のまわりに老廃物や 水分が溜まったもの』などではない。 
組織を調べても、通常の脂肪細胞となんら違いはないのである。 
ただ単に、大きくなった脂肪細胞だ。 
(脂肪細胞は数は変わらないが、大きくなったり小さくなったりする。) 
 
ま、仮にセルライトを『でかくなった脂肪細胞』と定義したとして、そのケアに効果があるとFDAが認めたのなら、それはやはりスゲいことだ。 
びっくりしたので、FDAのサイトを調べてみた。 
たしかに、エンダモロジー関連のページは見つかった。 
ただし、警告文だった。 
 
以下、簡単な要約。 
 
ごく小さい部分の筋肉の痛みを取ったり、一時的かつ局部的に血行を促したり、局部的に筋肉をリラックスさせたり、一時的にセルライトが少なく見えるようにする機械として、ES 1セラピティックマッサージャー(エンダモロジーのこと)を発売してもいいって許可はしたけど〜。 
うちが認可したこととは、ずいぶん違う内容で宣伝や販売をしてるじゃん。 
そんなん、FDAでは認めてないからね。 
 
「エンダモロジーはセルライトを減らします。」 
「『エンダモロジーでセルライトが減った』『身体のラインが整った』『肌の弾力が増した。』と多くの人が喜んでいます。」 
「肌を柔らかくし、身体のラインと肌のコンディションを究極に整えます。」 
「身体を深部から活性化し、セルライトを減らし、スタイルを良くします。」 
「固まった繊維組織をほぐすことでコラーゲンを回復し、毒素や溜まった水分を排出します。結果として、引き締まったなめらかな身体になります。」 
「余分な水分を取り除き、不健康な新陳代謝を改善します。」 
「皮膚を美しくし、細胞を若返らせます。」 
 
・・・などなどなど、まだまだあるが以下略として、FDAはエンダモロジーの発売元に、 
「おたくさあ、エンドモロジーのウェブサイトやパンフレットとかにこういうこと書くの、やめなさいって。今すぐ直しなさいっ!」 
「『エンダモロジーによって一時的にセルライトが減ったように見える』なら使っていいけど、減るはダメっ!」 
と警告レターを送っている。 
 
以上、かなりの省略&意訳。 
原文はこちら(PDAファイル)。 
http://www.fda.gov/foi/warning_letters/m3378n.pdf 
http://www.fda.gov/foi/warning_letters/m973n.pdf 
 
日本の総代理店によるエンダモロジーの説明は、 
「セルライトと局部脂肪のケアが同時にできる世界唯一のトリートメント技術」 
「審査に厳しい米国FDA(食品医薬局)から『セルライトと局部脂肪のケアに効果がある』と初めて認められたボディトリートメントシステム」 
「特許取得の特殊ヘッドによる三次元的ストレッチ効果で、セルライトや皮下脂肪に直接働きかけると同時に、内臓脂肪には間接的に働きかけます。」 
「皮膚深部にまで及ぶエンダモロジーのストレッチ効果は、世界各国の医療機関や大学において、研究・検証の対象となっています。」 
 
わはははは〜。 
じゃなくて、おいおいおいっ! 
突っ込みどころ満載で、ワタシ困っちゃう〜。 
代理店だけじゃなく、エンダモロジーを導入している美容外科医のサイトにも同じ(ような)文句がずらり。 
非常に巧妙かつぎりぎりのところ。 
たしかに痩せるとかセルライトを減らすとかは書いてないが、FDAなんてスゴそうなところで世界で唯一認可されて、医者も導入していれば、「効果があるに違いない=すっきり痩せた自分」を想像してしまう。 
ニンゲンは権威に弱く、NASA方面で開発されたり、消防署のほうからきた消火器なんかを買ってしまう動物なのだ。 
ついでに○○博士や医者にも弱い。 
そういう人が言うことは、無条件に信じてしまいがち。 
 
FDAの警告書を読む限り、エンダモロジーは、熟練したマッサージ師のような働きをするもののように思える。 
上手なマッサージ師にかかると、もちろん血行は良くなるし、血行が良くなれば新陳代謝が良くなり体内の水分の排出も促されるだろう。 
人体の筋肉及びツボを知り尽くし、なおかつ神業的な手をもつ人(めったにいないが)に施術してもらえば、身体は言うに及ばす顔のラインまでもがすっきりとして見えるようになる。 
見えるようになるだけで、脂肪細胞が少なくなったり小さくなったりしてるってことじゃない。 
しかも、一時的なものである。 
永久にその効果が維持されるわけじゃない。 
生活習慣を改めない限り、ラインは短期間で元にもどる。 
 
エンダモロジーは、熟練のマッサージ師の代わりのようなもの、という感じ。 
代わりではない。 
そこいらのマッサージ師よりはいいのかもしれないが、豊富な経験によって鍛えられた人の手にかなう機械はない。 
エンダモロジーでセルライト(と呼ばれている、大きくなったただの脂肪細胞)は減らないし、それだけで継続的な整った身体のラインを手に入れることはできない。 
 
************** 
エンダモロジーでコラーゲンが出てきたので、ついでにこれも。 
 
コラーゲンとは体内の3分の1〜4分の1を占める繊維状の蛋白質。 
肌のぷるぷるとした感触や軟骨、髪の毛やその他もろもろのものがコラーゲンからできている。 
肝臓の細胞が繊維化すると肝硬変だが、その繊維化した細胞もコラーゲンでできているらしい。 
 
しかしコラーゲン入りの化粧品や食料品、サプリメントは山のように発売されているが、どれもこれも効果はない。 
 
まず、化粧品。 
コラーゲンは高分子(分子がデカい)ので、いくら顔に塗っても内部には浸透しない。 
ただし、肌表面への保湿効果はあるらしいので、効果がまったくないとも言えないよう。 
なぜ保湿作用があるかについては長くなるから書かないが、コラーゲンが補給されたからお肌がプルプルになるってことじゃない。 
 
次。食料品や飲料水、サプリなどの経口で摂るコラーゲン。 
コラーゲンは蛋白質なので体内に入ると分解され、それが再合成されて各所で使われる。 
コラーゲンを摂ったからといって、それがそのまま肌のコラーゲンとして使われることなどありえない。 
コラーゲンは蛋白質が分解されてできたアミノ酸から体内で合成されるもの。 
普通に食事を取っていればいいだけ。 
 
宿便どっさり商売も、エンダモロジーを使ってセルライトケアを売りに大金を巻き上げている医者もエステも、コラーゲン製品を製造している会社も、みなチンケな詐欺師。 
それらの製品を販売しているショップは、詐欺師の片棒担ぎじゃなかったら、あまりにも無知。 
ワタシだって技術という形のないものを売って、生計を立てている。 
ハッタリをかましたこともあった。 
商売だから言葉巧みに売ることは否定しないが、やり過ぎは嘘になるよ〜。 
 
写真は、詐欺を働くほどの知恵はないがダイエットは必要なイエヤマネコ。 
真下からあおりで撮ったのでサカサマ〜 
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2006/4/11(火)  哀愁のカエルさん(〜くりくりは語る)
 
くりくりが、キャットニップ入りのカエルさんのおもちゃを買ってきた。 
くりくりは帰宅するなりバリバリと包装紙を剥がし、「ほ〜ら、らく。カエルさんだぞ〜」とラクシュミーに押し付ける。 
らくはちょっとくんかくんかして、それきり無視。 
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「なんだよお。ほらほら、らく、カエルさん!」と、おもちゃをぐいぐい押し付けるくりくり。 
迷惑そうな顔をして、立ち去るイエヤマネコ。 
カエルさんを手に、追い掛け回すくりくり。 
逃げ回るイエヤマネコ。 
 
がっくりと肩を落として、うなだれるくりくり。 
「ブタさんのほうが良かったのか・・・。ピンクのブタさんにすれば良かった・・・。」 
 
そういう問題ですか? 
 
らくは、かおりんからいただいた「ピンクのウサギさん」は大好き。 
かおりんが育てた新鮮キャットニップが入った、かおりんが編んでくれたウサギさん。 
どつきまわして遊ぶほど仲良しです。 
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2006/4/12(水)  レインボー号、お化粧完了
 
レインボー号の額装が仕上がったと、連絡あり。 
最初に2週間かかると言われたのを、そこをなんとか金曜日の夕方までにと頼み込み、ところがどっこい、もうできたそう。 
まさか手抜きしてないだろうな〜。 
だいじょぶか? 
ちょっと疑いつつも、いそいそと受け取りに行った。 
 
仕上げは、オッケだった。 
オッケじゃなかったのは、やっぱマットの配色・・・。 
一抹の不安があったのに、なんで裏を閉じてってお願いしちゃったのでしょうか。 
自分、ワケわかんないっす。 
2度と開けられないわけじゃないので、原画展までに取り替えようかな・・・。 
 
****************: 
ゆうたろうちゃんの動画を見ていたら、ゆうたろうちゃんの声にラクシュミーが反応。 
タワーに乗って、いっしょけんめ窓の外を見張ってる。 
 
らくや。 
声がするのはPCデスクの上からだと思うよ。 
窓の外って、方向が全然違うでしょ? 
 
鈍いのか、もしかしたらもしかして、ちょっと弱い・・・のか? 
イエヤマネコとして、いいえハンター猫族として、これってどうなんでしょうか。 
 
写真1 
これっ、らくや。おどきなさい。 
いくら点検しても、らくはあと30年はこの船に乗れません。 
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写真2 
フレームはいちご模様(うひ♪) 
いっちゃんの本名は、ストロベリー・スウィート・エンジェル・プリンセス(オスだけど)だもん。 
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写真3 
イエヤマネコの興味が絵の箱に移った隙に撮影。 
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2006/4/13(木)  おでこ傷
 
夜、らくのおでこに傷発見。 
ちょっと腫れてるね。 
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朝はなかった。 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 56.5KB )  
 
ダダダ中に、どこかに激突したのでしょう。 
放置いたします。 
薬もつけない。 
 
イエヤマネコや、自力で治すのです。
  
 

2006/4/14(金)  バースデー・イブ
 
明日、ワタシはお出かけするので、1日早いけど今日はらくのお誕生日パーティ。 
バースデー・イブだ! 
 
ラクシュミー・バニヤン・トゥリーさん、3歳のお誕生日おめでとう! 
これからも元気で健康、丈夫で長生き。 
よく食べ・・・じゃなくて、ほどほどに適量を食べ、よく眠り、よく滑空ダダダしてアバれながら、ずっとずっと一緒にいてください。 
らくが楽しい毎日を過ごしてくれますように。 
 
お誕生日のご飯。 
刺身の盛り合わせ。 
らくはホタテと、のれそれ(アナゴの稚魚らしい)しか食べなかった。 
中トロも、もちろんイクラもシメ鯖も食べなかった。 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 56.7KB )  
 
お誕生日のプレゼント。 
その1・新しい首輪3本。名前と電話番号入り。 
その2・先っちょが柔らかくて、くねくねしてる動物用の体温計 
(使う予定はあと30年はないはずだが、つい好奇心で・・・) 
全部、うーちゃん御用達の猫の首輪工房さんにお願いしたもの。 
 
さっそくオレンジを着けてもらった。 
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おもちゃじゃな〜い。 
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****************** 
首輪はネットで買ったのだが、12日に届いていたのに、不在票を見つけるのが遅くて手元に届くのが今日になった。 
だって新聞受けに入ってたんだもん。 
日通のペリカン便のときもそうだった。 
あのなあ。夜仕事から帰ってきて、新聞受けを見る人がどれだけいると思ってんねん。 
郵便ポストは見るが、夕刊をとっている人じゃない限り、新聞受けは見ないと思う。 
そんでもって、夕刊をとっている人はどれくらいいる? 
これだけネットでニュースが読めるようになった今、朝刊だってとっていない人も多いと思うぞ。 
不在票は新聞受けに入れるなって。 
 
でもって、昨日の夜、郵便局の配送センターに電話した。 
「本日の配達は間に合わないので、明日以降でお願いします。」ということだったので、今日の夜7時〜9時で再配達を頼んだ。 
だから走って帰ってきて6時半には家に居たのに、待てど暮らせど、プレゼントは届かない。 
夜9時になって、配送センターに今日も電話。 
「9時になったけど届かないんですけど。」 
「9時頃の配達なので、もうしばらくお待ちください。」 
 
で、10時まで待ったけど来ない。 
・・・怒っていいか?これは怒っていいよな。 
ということで、王様号(自転車)をかっ飛ばし、郵便局(24時間受付)に乗り込んだ。 
 
不在票を渡して再配達について訊ねると、手続きがされていなかったそうだ。 
・・・怒っていいか?これは怒っていいよな。 
不在票が新聞受けに入っていたので分かりにくかったこと。 
再配達を頼んだのに、手続きされていなかったこと。 
9時まで待ったのに来ないから再度電話したら、調べもしないでお待ちくださいと言われたこと。 
ついでに、去年、カレンダーが雨の中半分はみ出した状態で郵便ポストに突っ込んであったことについて意義を申し立てた。 
「旧ぎゃおすマンションのときは部屋まで届けてくださいました。その日はずっと在宅していたから、誰もいなかったのでポストに入れたわけじゃないはずです。雨だったのに・・・。」 
 
受付のお兄さんのせいではないのだが、言いたいことを言い、彼がひたすら謝ってくれたので、だいぶ気は済んだ。 
そしてプレゼントの荷物を手渡されると、突如として満面の笑みを浮かべながら「お世話様〜。どうも〜。」などと愛想よく言ってしもうた。 
一瞬、しまったワタシは怒っていたんだっけと思ったが、も、どうでもよい。 
気持ちも軽くラクシュミーのもとに帰ろうとしたときに、じいっと横に立っていたおばさんが、急にしゃべりだした。 
 
「もう30分も待ってるんですけど。荷物はどこですか?」 
慌てる受付。 
「あの。ここにはないようで・・・。お調べして、こちらからご連絡します。」 
おばさん「それじゃ困るんです。今日中にあちこちのお宅に配らなきゃならないものなんです。」 
受付「でも今はちょっと・・・。」 
おばさん「電話でね、10時過ぎならこちらで確実に受け取れるって言われましたけど。」 
受付「電話に出た者の名前は分かりますか?」 
おばさん「分かるわけないでしょ。あんなにはっきり、絶対にこちらで受け取れるって言われたのに、いちいち名前を確認しませんよ。」 
受付「・・・・(おそらく大汗)」 
 
ワタシのは再配達されなかったけど、ちゃんと受け取れたからいい。 
おばさんの荷物はどこに行っちゃったんだろうね。 
それにしても新ぎゃおすの管轄の郵便局はへっぽこだ。 
しっかりせい。 
おばさん、頑張れ!へっぽこと戦って、荷物を手に入れるのだ!
  
 

2006/4/15(土)  突撃!うーちゃん親衛隊(第一回目!)
 
今日はお出かけ。 
うーちゃん、うーちゃん、じゅうきゅうさい♪ 
今、会いに行きます。待っててね〜っ! 
 
鼻息も荒く、東京駅に到着。 
ちょっと早く着いたので、バス乗り場を確認。 
その後、同行してくださるGANBARUNEKOさん(以下、寝子さんと略)と無事に合流。 
寝子さんは笑顔の柔らかな可愛らしい方で、雰囲気がしおん君そっくり。 
やはりどことなくネコっぽくて、しっぽが生えてないか思わずお尻を確認。 
見えなかったので、うまく隠してきたらしい。 
 
合流後もまだ時間があったので、お茶でも飲みましょうと地下街へ。 
うろうろうろ・・・ぐるぐるぐる・・・うろうろうろ・・・ぐるぐるぐる・・・ 
歩けども歩けども、手軽なコーヒー屋がない。 
しまいには「ここどこ?」状態で迷ってしまい、焦って出発点に戻ってきたら、最初に地下へ降りてきたときの階段のすぐ横に『コーヒー200円』の文字が。 
い、いつの間に出現したんだろう・・・。さっきはなかったよなあ。 
 
とりあえずサクっとコーヒーを飲み、ワタシは喫煙という外道行為もすませ、バス乗り場へ。 
けっこうすいていたので、ゆったり座って、イザゆーちゃんのもとへ。 
 
渋滞もなく、寝子さんとおしゃべりして居眠りして景色を眺めていたら、あっという間に到着。 
バスがまだ完全に止まる前に、寝子さんが「あ。かよさん。」と言うので、「え、どこ?なんで分かったの?」と聞くと、「白猫を頭に乗せてる人が・・・」と。 
え。 
まさかまさか、生うーちゃんがバス停に? 
心臓ドキドキでバスを降りると、強風にびゅうびゅう吹かれながら白猫の縫いぐるみを頭のてっぺんに乗っけて、立っていらっしゃる方が。 
ああ、さすがです。さすがかよさんです。 
お会いできた〜!と感激しながらご挨拶。 
かよさんによると、バスから降りた人がみな、かよさんをみて「ぷ」と笑いながら通っていったそうな。 
「恥ずかしかったよ〜」とかよさん。 
この気配りを笑うとは、なんて無礼千万なヒトたちだ。 
かよさんのお心遣いに感涙です。ありがとうありがとう。 
 
初めてお会いしたかよさんは、ブログのまんまの雰囲気と優しさで、寝子さんとワタシをあれこれ気遣ってくださる。 
話し言葉もブログそのまま。 
「もしもーし。うーちゃーん。お顔を見せてくださいな」 
そしてそして、ピンクの毛布と羽根布団の間にはさまってお休みになっていたうーちゃんが、いよいよお顔を出してくださって・・・。 
 
きゃああああーっ、ブログで拝見していた以上のおっとこまえ! 
真っ白の毛並みも美しく、おめめはきりっと凛々しくて、かよさんと同じ、とても優しいお顔をしている。 
うお〜っ生うーちゃんだ生うーちゃんだ!! 
いくらか不審そうな視線ではあったが、しっかりこちらを見てくれている。 
ああ、そうよこれよ、これなのよ〜(感激)。 
『うーちゃん独特の眼差し』に、もうクラクラで大喜び。 
「うるっ」も披露していただいて、撫で撫でもさせていただいて、もうもう・・・ 
あああうーちゃん!可愛い!可愛い!可愛いったら可愛い!! 
 
かよさんの美味しいお料理をいただきながら、話は尽きない。 
うーちゃんも素敵な食欲を見せてくださった。 
かよさんが捧げ持つ器から、いっしょけんめご飯を食べるうーちゃん。 
嬉しいです。本当に嬉しいです。 
 
嬉しくって、撫で撫でだけじゃ辛抱たまらず、うーちゃんの頭やお腹やお尻の匂いをかぎまくる。 
くんかくんか〜。 
あ〜、うーちゃん、いい匂い。うっとり〜。 
どこをくんかくんかしても黙って耐えてくれてたうーちゃんだけど、おててをむんずと掴んで肉球の匂いをかいでいたら、とうとう叱られた。 
「そこはいや。ていうかあ、いいかげんにしておくれ」 
ご無礼の数々、申し訳ございません。 
 
お散歩のお供の許可もいただいた。 
階段を降りるうーちゃんの後ろから、寝子さんとワタシ、いそいそとついていく。 
目の前には、真っ白でまあるいお尻が『てとっ。てとっ。』と揺れている。 
うぎゃああ可愛い!悶絶! 
お庭に出てからのうーちゃんは、『てとてとてと、てとてとてと』。 
あんよの後ろで、ひらがなの『てとてと』が踊っているよう。 
あああもうもう可愛いすぎ〜! 
どこまでもついていきますっ。 
おうちの周りを隅々まで案内してもらい、おしっこ飛ばしもしっかと拝見。 
目を見張る飛距離に拍手。 
うーちゃん、おっとこまえ〜! 
 
2回目のお散歩からお部屋の中に帰ってきて、寝子さんとワタシをチラッと見るうーちゃん。 
すかさずキャプションをつける寝子さん。 
「あれ?またついてきたの?オイラ、お見送りのつもりだったのに〜」 
「もう5時の鐘も鳴ったよ〜」 
そ、そうか。 
うーちゃん、2回目のはお散歩じゃなくて、お見送りだったのか。 
なのにまた私たち、お部屋の中にぞろぞろくっついてきちゃったのね。 
すまん、うーちゃん、すまんと言いながらバカウケ。 
ぽんぽん出てくる寝子さんのキャプションは絶品で、どれもこれもピッタリはまってて可笑しくってたまらん〜。 
スゲい才能です。 
 
楽しい時間は瞬く間にすぎ、あっという間に夕方になった。 
美味しいものでお腹いっぱい、うーちゃんとかよさんの優しさに胸いっぱいになりながら、帰りのバスに乗る。 
帰りも寝子さんと猫のおしゃべりをして、そのうち居眠り。 
もうすぐ東京駅というときに目を覚まし、隣に目をやれば、携帯の画面をじ〜っと見つめている寝子さん。 
ワタシの視線に気がついて、こちらを振り向き、「うーちゃんを見ているの♪(に〜んまり)」。 
ああ、さすがです。さすが寝子さんです。 
 
 
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「オイラの鶏さん、まだ?」 
 
 
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「きたーっ。オイラやるぜ!まかせて!」 
 
 
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「オイラ、ネコカンごはんだっていっぱい食べるよ〜」
  
 

2006/4/16(日)  ねこかんと呼ばないで
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 42.6KB ) 労働から帰宅すると、いつものように熱烈歓迎、くねくね悶えるラクシュミーさん。 
いつもなら荷物を放り出してらくのお相手をするのだが、今日は仕事で準備するものがあったので、忘れないうちにそちらを先に済ませることに。 
「ちょっと待ってて」とお願いしても、らくさん、ワタシの足元に張り付いたまま、くねくね〜くねくね〜。 
構わず準備を続けていたら、そのうち「うびょ〜おおおおんっ!!」と叫んで、くりくりの前へ。 
「みょん!う〜みょん・・うみょみょみょみょ〜・・・・」と、ぶつぶつ言いつけている。 
 
「あのヒト、ねこかんくれないんだよ〜。なにしにかえってきたの〜。どうにかして〜」 
 
はっ。 
今、書きながら気がついたけど。 
もしかしてワタクシ、らくから『ねこかん』て呼ばれているんじゃ? 
 
写真・GANBARUNEKOさんからいただいた誕生日プレゼントで、ハッスルハッスル〜♪
  
 

2006/4/17(月)  普通がいいです
 
ネコバカが集結するネコバカの一大祭典、葛西のご隠居さまの『猫の肖像画館・原画展』が今年も開催される。 
会期・10月11日〜10月16日 
場所・ギャラリーきらり 
詳しくはご隠居さまのサイトで! 
http://homepage2.nifty.com/catsportrait/ 
 
常連さんも初めてさんも、誰でもが楽しめる原画展です。 
レインボー号も参加させてもらう予定。 
うおーっ!今から楽しみです! 
 
********************** 
羽毛布団が暑くて寝苦しくなってきたので、綿毛布+普通の布団に取り替えた。 
羽根布団で寝ていたときは、らくは布団の中が暑くなるとマザーボールで涼んでいたが、普通のに変えてからは、涼むときは布団の上、ワタシの両足の間にはさまって寝るように。 
 
らくは、羽根布団の上で寝ていたことはない。 
ぽんぽんに嵩が高すぎて乗りにくいのか、あまり好きじゃないみたい。 
らくが喜ぶかと思って買ったものだけど、もしかして無用の買い物だったのか・・・。 
 
写真はヒトベッドの上で寛ぐラクシュミー。久しぶりの光景。
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2006/4/18(火)  猫の偏差値チェ〜ック!!
 
柚子風呂@蚤杉さんのブログで、猫の偏差値チェックができるサイトを発見。 
さっそくラクシュミーでやってみた。 
 
= 診断結果 =  
超バカちん です。  
 
もう、救いようがありませんね。  
飼い主さんも、頭を痛めていることでしょう。  
近寄らないようにしないと…!(^-^;) 
 
・・・だそうで。 
ちなみにこれは、柚子ちゃんと同じ結果。 
 
********* 
 
じゃあじゃあ、王様いっちゃんは!? 
= 診断結果 =  
間抜け です。  
 
ちょっとダメな子かもしれませんね。  
でも、ときどき困らせちゃうのも愛嬌のうち。  
このままでも、問題はないでしょう!  
 
・・・・・・・・・ 
そ、そうか・・・。 
王様は間抜けだったのか・・・。 
や、やっぱり・・・? 
 
写真1・超バカちんイエヤマネコの、まん丸なおっぴろげ寝姿。 
波打つ腹肉がチャームポイント♪ 
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写真2・間抜けな王様の、間抜けっぽい「シェーッ」(でも威厳もあるぞ) 
いっちゃん、11歳のとき。可愛い!もうどこもかしこもチャームポイント♪ 
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2006/4/19(水)  断固として所有権を主張します
 
羽根布団を仕舞ってから、常にヒトベッドで寝るようになったラクシュミー。 
押入れの猫ベッドにも、猫コタツにも、あんなに大好きだったマザーボールにも、ぜ〜んぜん乗らなくなった。 
ひたすらヒトベッド、休むときにはいつでもヒトベッド。 
去年の年末、羽根布団を買う前もよくベッドで寝ていたが、ここまでだったっけ? 
つか、羽根布団がそんなに嫌いだったのか・・・ 
邪魔者がいなくなったとばかりに、ベッド三昧。 
 
ど真ん中で所有権を主張するイエヤマネコを見ているうちに、思いついたことが。 
去年、一時ワタシが小部屋で寝ていたとき、らくもちゃんと着いてきて、一緒に小部屋で寝てくれた。 
眠くなると一人でも小部屋に行った。 
ワタシがこっちの部屋に戻ってきたら、らくもこっちの部屋で寝るようになった。 
小部屋で寛ぐことはなくなって、ダダダ中に飛び込んだり、窓の外を見張りに行くときぐらいしか足を踏み入れないように。 
それはワタシが好きだから、ワタシの居る所についてきてくれているのかと思っていたが・・・。 
 
好きなのは、ワタシじゃなくてベッドか? 
ワタシのあとをついてきているのじゃなくて、ベッドを追っているのか? 
ベッドのあるところがオレさまの部屋なのか? 
 
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ベッド大好き、オレさまのもの 
 
 
端っこでいいからワタシにも使わせてくださいと頼んだら、足元のほうに寄ってくれた。 
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だけど、どうすればイエヤマネコを起こさずに布団をかけて寝れるのでしょう? 
全身に毛の生えてないカイヌシには、季節的に掛け布団がまだ必要なんですけど・・・。 
  
 

2006/4/20(木)  七宝親分&八丸ちゃんに突撃した夜(大騒ぎ!)
 
七宝親分&八丸ちゃんに謁見させていただくために、マダム・スタルカのおうちに突撃。 
夕方6時半からのお呼ばれだったのに、またもや遅刻。 
しかも1時間半も・・・。 
ヤボ用があったためで、いくらなんでも寝坊したせいではないと、ここで言い訳しておこう(ホントだってば!)。 
しかもワタクシ、手ぶらでお邪魔してしまいました。 
ここでも言い訳すると、「今から行きます〜」とマダムに電話したときに、「何か持っていくもの、美味しいもの何がいい?」と訊いたら、「何か買うってグルグルしているうちにどんどん遅くなるから、何もいらないから早くいらっしゃい!」と一喝され、マダムの迫力とごもっともな正論にぐうの音も出ず、本当に手ぶらで行ってしもうたです。 
 
で、マダムのおうちで、先に着いていたreiさんじいやさんMayu-☆さんにご挨拶・・・ 
と思ったときに、八ちゃん発見。 
ムフーッ!八ちゃん!生はっちゃん! 
正座して、さっそくご挨拶。 
はじめまして。ぎゃおすのおばちゃんです。 
どうぞよろしく。では、においかがせていただきます・・・ 
とにじり寄ったらば、じりじりと逃げられた。 
ワタシもよつんばいになり、じりじり追うが、寄ったぶんだけ後ずさる八ちゃん。 
じっくり距離を縮めてやろうと計画を練り始めたところで、マダムに「こっちに座ってね」と声をかけていただいた。 
あ、そうだった。 
生はっちゃんに心を鷲づかみにされて、ニンゲンさまへのご挨拶がまだだったような気が? 
 
テーブルに座り、ワインをついでもらって、改めてご挨拶。 
reiさん、じいやさんとは初対面。 
reiさんはブログのイメージそのままの、楚々としたとても女性らしい方。 
そして大酒呑みだが、どんなに呑んでもバカ笑いもしないし暴言も吐かないし、決して乱れない。 
いつも優しげで落ち着いた雰囲気を漂わせ、微笑んでいる。 
 
じいやさんは、ブログのイメージそのままではなかった。 
スラリと可愛らしい女性で・・・と思ったのも、つかの間。 
しゃべりはじめたじいやさんは、やはりブログのまんまのじいやさんだった。 
うひぃ〜、面白すぎる。このヒトったらオカシすぎる。タスケテー! 
 
Mayu-☆さんは、会うのはもう何度目か分からないくらいだが、相変わらず華やかな美人。 
そんでもって、中身は相変わらず子供。 
キリリといい女で仕事をこなしているに違いないが(彼女の職業は、そうでなければ長年フリーでやっていける種類のものではない)、仕事を離れたMayu-☆さんは、ちっちゃい子のように天真爛漫でとってもキュート。 
 
そしてワタクシ、本日の始めてのご飯だったこともあり、テーブルに並んだ豪勢なご馳走に不覚にも目が泳ぐ。 
目をフラフラ泳がせて、しゃべりながら笑いながら、あれもこれも遠慮なく食べまくる。 
マダム・スタルカ特性『肉食獣のシチュー』がこれまた絶品。 
ワタシは普段はほとんどお肉を食べないのだけれど、これは美味しさのあまり、おかわりまでいただいた。 
自分が手ぶらだったことなどこの時点ではすっかり忘れ、盛大に食べまくり。 
 
しゃべるわ食べるわ笑うわの大騒ぎの中、七宝親分はずっと同室してくださった。 
闖入者への危機管理ではなくて、マダムのそばにいたいから。 
その証拠に、目をギンギンにして見張っているワケではなくて、ゆったりとタワーの上で寝ていらっしゃる。 
タワーからはみ出た腹肉をツンツンされたり、寝ているのに触られまくったりしても、マダムと同室は譲れないらしい。 
あげくの果てにはマダムに抱っこされお腹を出した状態で、「モフモフどうぞ」などと言われてしまう親分。 
もちろんワタクシ、遠慮なく腹毛に顔を埋めてモフモフモフ〜っとやらせていただきました。 
ああなんて気持ちいい、しかも親分ったらお花のいいにおい・・・(うっとり) 
すると七宝ちゃん、よっぽどそれが不本意だったようで、「うう〜ううう〜」と唸りだした。 
ぎゃ、怒ってる。親分、怒ってる〜。 
焦るワタシをよそに、マダムは慌てず騒がず、「我慢しなさい!」と一喝。 
唸るのをやめる七宝ちゃん・・・。 
これには驚いた。本当に驚いたっ! 
マダムに逆らえるのは七宝親分だけかと思っていたけど、ワタシが間違っていました。 
マダムに逆らえるものは、少なくてもこの世には存在しなかった。 
 
皆から散々いじくりまわされ、我慢をさせられ、それでもマダムのそばから離れない七宝親分。 
マダムのことが大好きで大好きで、もうもう大好きですという感じだが、なんとなく親分の気持ちが分かる。 
マダムのきっぷのいい一喝には、愛がある。 
ワタシへの電話での一喝も優しさから出たもので、それがしっかり伝わってくる。 
だから逆らえない。 
 
そして一方、八丸ちゃん。 
仕草も表情も幼くて、まるっきり赤ちゃんです。 
八ちゃんペースで皆から触られ、八ちゃんペースで静かなお部屋で寝て、八ちゃんペースでご飯を食べに起きてきて、八ちゃんペースで遊んでる。 
とことんマイペースなのも、赤ちゃんの特徴。 
八ちゃんはマダムと七宝親分とパパ(マダムの旦那様)に守られて、いつまでも安心して赤ちゃんでいられるんだね。 
 
七宝親分は骨太で、どこもかしこもまん丸で、バランス良くがっちりしている。 
(いっちゃんもこのタイプ) 
八ちゃんは、頭が小さくて洋ナシ体型。 
(らくはこちらのタイプ) 
猫さんによって性格いろいろ、体型いろいろ、手触りいろいろ。 
身体の匂いも、親分も八ちゃんもいい匂いだが、同じじゃない。 
個性それぞれで、本当に可愛くて面白い。 
 
親分のお手前水のみ(親分には断固とした水飲みお作法がある。実に個性的)までご披露していただいて、きゃあきゃあ騒ぎながら美味しいケーキもいただいて、電車の時間が迫ってきたreiさんが「そろそろ・・・」と言ったのをきっかけに、じゃあワタシタチも〜と一斉にクモの子を散らすようにマダムのおうちをあとにした。 
帰り際、お部屋の中を振り返ったら、散々に喰い散らかしたテーブルが・・・。 
ステキな奥様おっとこまえた〜こさんがいないと、こうなるのね〜と実感した光景だった。 
マダム、すまん。 
といいつつ、散らかし放題で帰ってきてしまった。 
 
ああ楽しかった!! 
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 97.7KB )  
マダムに抱かれる七宝親分。 
まん丸〜。半端な長さの白手袋がたまらんっ! 
ぱくっとお口ではさみたい。 
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 64.1KB )  
マイペース八丸ちゃん。 
ブレブレで、赤ちゃんぽさも可愛さも伝わらないよ〜(とほほ)
  
 

2006/4/21(金)  ごろごろごろ&ずびーずびーずびー
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 66.6KB ) 眠っているラクシュミーの背中に顔をくっつけて添い寝すると、ごろごろごろ・・・という音が聞こえてくる。 
規則正しい呼吸の音と、喉のごろごろと、暖かい体温と、柔らかい手触り。 
もう細かいこととか全部きれいに吹っ飛んで、幸せいっぱい、他に必要なものは何もない。 
 
ごろごろごろ・・・ごろごろごろ・・・ 
 
安心で暖かくて、ワタシもだんだん眠くなってくる。 
年の順からいえばワタシがらくの保護者なのだと思うけれど、らくに頼って守ってもらい、安心させてもらっているのはワタシのほうだなあと思う。 
 
猫のごろごろには、沈静と催眠効果があるに違いない。 
(ありがたや〜) 
 
しかし、いっちゃん。 
いっちゃんの『ごろごろ』は、一回も聞いたことがない。 
撫でていたり添い寝したりしていると、ずびーずびーっと鼻息が荒くなるけれど、喉を鳴らしたことは20年間1回もなかった。 
鼻が悪かったわけじゃない。 
いっちゃんは風邪をひいたこともなくて、鼻づまりになったこともない。 
先日の日記に「くしゃみは聞いたことがない」と書いたけれど、王様が19歳のときに一回だけ聞いた事を思い出した。 
くりくりと2人で、「いっちゃんのくしゃみ、初めて聞いた!」と騒いだのだった。 
 
そんないっちゃんなので、「ずびーっずびーっ」は鼻の具合じゃなかったはず。 
普段はそういう音はしないのに、撫でられると「ずびーっずびーっ」。 
不思議だけど、らくのごろごろと同じ、とても安心して幸せになれる音だった。 
 
いっちゃんの記憶が少しずつ曖昧になってきて、写真を見ないとお腹側の細かい模様などは、はっきり思い浮かべられないことがある。 
だけど、いっちゃんの匂いは忘れない。 
元気だったころの、お日様にちょっとだけ埃を振りかけたような匂いも、腎不全で頑張ってくれてたときの薬が身体に染み付いたような匂いも、どちらもはっきり憶えている。 
いっちゃんの声も忘れない。 
お返事するときの「あわん」、お散歩中のいっちゃんを呼んだとき「にょにょにょにょにょ」としゃべりながら走って帰ってくる声、ワタシがしつこくした時の「ぎゃおす!」と叱る声、もう寝ようよ〜というときの「ふ〜ん」とベッドに誘ってくれる声。 
みんなはっきり、覚えてる。 
ずびーずびーも憶えてる。 
幸せの匂い、幸せの音。 
 
写真・上右はラクシュミー。 
 
 
下は、いっちゃん。尻尾が膨らんでいるように見えるけど、これが普段の状態。 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 66.2KB )  
尻尾を膨らませたいっちゃんを見たのは、たった3回。 
痙攣発作のときと、お引越しの瞬間だけ。 
(ちなみらくは、毎日数回はたぬきしっぽ)
  
 

2006/4/22(土)  Earth Day
 
本日はEarth Day。 
インドネシアから里帰り中の裕子ちゃんと、代々木公園のイベントに行ってきた。 
http://www.earthday-tokyo.org/2006/index.html 
 
サントリーなどの大資本大手企業から、ナチュラルハウスとかのお馴染みのお店、それから本当に草の根運動を地道に続けている方たちのテントがいっぱい。 
年々、参加団体が増えているようで、ステージのある広場から渋谷へ続く道は歩くのも困難なほど。 
環境破壊の反対から人権問題、他にもいろいろ。 
動物関係のブースも多い。 
ニッポンでの生活に身近なところでは『毛皮はいらない連絡網』とか『動物実験の廃止を求める会(JAVA)』も参加していたようだけど、ウカウカと歩いていたので、気がつかなかった。 
多種多様なテントが出ていて、お店もいっぱい。 
売り上げが活動資金になるところも多いだろうが、普通に食べ物や洋服、アクセサリーなどの出店も多い。 
 
とても美しいカリンバを発見。 
テントでデモ演奏していた人の手作りだそうだ。 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 98.1KB )  
見た目だけじゃなく、音色もとても美しい。 
二万三千円なり。 
欲しかったのだが、お財布の中には二万円ポッキリ。 
裕子ちゃんは三千円ポッキリで、彼女から有り金全部を借りて買ってしまうと、2人とも屋台のご飯もビールも飲めなくなる。 
カリンバはネットでも買えるそうなので、後日にすることに。 
そしてびっくりしたことに、裕子ちゃんとカリンバの人BUNさんには共通の友人がいたのだった。 
裕子ちゃんはインドネシアのウブッに住んでいるのだが、そこでの繋がり。 
地球は広いようで狭い。 
BUNさんのHP http://www.medialabo.co.jp/moon/ 
ひょうたんライトも欲しいよう。 
 
ブラブラしているうちに暗くなってきたので、ステージのほうへ、 
屋台でキリン一番絞りを買う。 
直後に麻の実ビールを発見。 
ああっ!キリンじゃなくてこっちにすれば良かったよ〜。 
余談だけど麻の実にはTHCが含まれていないので、いくら食っても飲んでも、なんともならない。 
したがって、まったくの合法(ただし種を蒔いて発芽した時点で違法)。 
麻の実は2種類の必須脂肪酸と8種類の必須アミノ酸がすべて含まれている栄養価の高い食物だそうだ。 
んが、栄養価のことなんかはどうでもよくて、キリンはうちから徒歩3秒のコンビニでも買えるが、麻の実ビールはそうはいかないのでそっちにしたかっただけ。 
 
ビールを飲みながらブラブラしているうちに、酔っ払ってきた。 
ほろ酔いでヘラヘラご機嫌になりながら、そういや起きてから何も食べていなかったっけと思い出す。 
屋台で裕子ちゃんはタイカレー、ワタシはタイラーメンを買って、地べたに座ってお食事タイム。 
食べ終わって座り込んだまま一服してたら、裸足のおっちゃんが裕子ちゃんの隣に座った。 
もう異常なくらいに隣、密着せんばかり。 
へんなおっちゃんだと思っていたら、なにやら話しかけてきた。 
背が小さくて痩せていて、半白髪の肩までの髪で髭を生やし、外見はホームレスぎりぎり一歩手前といった感じだが、臭くもないし悪意のようなものも感じられない。 
ただご機嫌なだけのようなので、ちょっと返事をした。 
とたんにおっちゃん、座ったままじりじりと、ワタシのほうに移動してきた。 
また返事をすると、さらにこちらへ。 
げっと思ったが、構ってもらえて尻尾をブンブン振りながら嬉しがっている犬のようなので無視もできず、少しおしゃべり。 
おっちゃんと話をしていても良かったのだが、ステージの音楽がだんだんいい感じになってきたので、聴きにいくことに。 
「ステージを見に行ってくるよ。おっちゃん、じゃあね。靴を捜したほうがいいよ〜。」と声をかけて移動。 
 
ステージでは音楽&即興で絵を描くパフォーマンスをやっていた。 
トランペットの人がやたらと上手いなあと思っていたら、帰り際に手渡されたチラシを見ると近藤等則さんだった。 
もう60歳近いはずだが、無駄な贅肉はひとつもないような外見。力強い音。 
絵を描いていたのは黒田征太郎さん。やはりエネルギーの塊のような人。 
ギターはSUGIZOさん。落ち着いて堂々とした演奏だった。 
ライブには出演していなかったが、野坂昭如さん(小説家)、荒木経惟さん(写真家)、安藤 忠雄さん(建築家)などなどが参加するピカドン・プロジェクト。 
詳しくはこちら http://www.pikadon.jp 
 
という平和への大いなるメッセージを持ったライブだったのだが、裕子ちゃんとワタシの感想は「気持ち良ければいいじゃないねえ」であった。 
イベントそのものが「地球に優しい」とか「命を大切にしよう」とか「世界に平和を」とかの趣旨であり、それらに反論できるヒトはいないだろうし、言葉が言い古された感はあるが達成されていない限りは声に出し続けることは必要と思う。 
あまりに正しいメッセージだ。 
でもでも、音楽を聴いているときには、理屈はいいから気持ち良ければいいじゃ〜んと能天気にへらへら〜。 
Earth Dayの立場はいったい・・・。 
 
目を吊り上げて戦争するより、ご機嫌に踊っていたほうが楽しいよ〜とか、そんなことしか思わないワタシ。 
政治経済の難しいことは分からないけれど、戦争も環境破壊も人権問題も動物実験や毛皮も、どこかの誰かが得をするためのものに思えてならない。 
ジョン・レノンはイマジンで、宗教がなく皆が平和に暮らす世界を想像してみて・・と歌ったが、争いの原因と言われることの多い宗教の対立も、文化や歴史が違うせいで起こるらしい民族紛争も、それは表面的なことがらで、結局はどこかで誰かが利権を争っているのではないか。 
実際に、ある一部の人たちにとっては、戦争も紛争も大儲けのできるイベントなのだ。 
そこに平和に暮らしていた一般の人たちが次々に巻き込まれ、戦争(紛争)が長引けば長引くほどに、こんがらがってほどけなくなる。 
事態は複雑化し、大切な人や物を失えば、「泥沼化だし〜。じゃ、ケンカはここいらでやめってことで」なんてお偉い人たちが話し合ったとしても、巻き込まれた人たちは、双方ともにあっさり仲直りする気にはなれないだろう。 
 
だから最初から、強欲で自分勝手でお金と権力が大好物のヤツなんか放っておいて、踊っていたほうが楽しいのに・・・。 
もうこの際、裸足でもいいし。地面の感触を感じながら踊るのは悪くない。 
(ただし土の上なら。アスファルトやコンクリートの上などで踊り狂うと、翌日関節が痛くなります) 
こんなに単純なことが難しい。なんでかなあ。 
競争心や闘争心、人より優位に立ちたい気持ちってのは本能なのかなあ。 
ワタシにもあるだろうし、たぶん誰にでも、少しはあるのだろう。 
だからって儲けるためならヒトゴロシでもドウブツジッケンでもシゼンハカイでも厭わないっていうのは、短絡的すぎる。 
たまには気持ちの良い音楽を聴いて、ぼけ〜っとしましょうよ。 
そういうときには、お金儲けの強迫観念から離れられるぞ。 
音楽の力に期待する。 
 
 
嬉しいイエヤマネコは、ネコジャを踊ります。心象風景はこんな感じ? 
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お買い物は帽子2点。 
どちらも綿100%で1800円。 
ワタクシ、こういうビンボくさい帽子がとっても似合いますの(ちょっとやけくそ)
  
 

2006/4/23(日)  盛り上がりません
 
オレさまとしては。 
曇りだと思ったら雨で、バカカイヌシはずっと家に居るのかと思ったら午後からお留守番させられた。 
窓は閉まってるし、日向ぼっこもできなかった。 
盛り上がりに欠けた一日だった。 
 
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つまんね〜っ!(今日の画像じゃないけど) 
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2006/4/24(月)  アニマルコミュニケーション〜イエヤマネコ編
 
以前に王様いっちゃんでお願いしたアニマルコミュニケーションを、今回はラクシュミーでお願いした。 
前回とは違うコミュニケーターさんで、メールで結果をいただいた。 
前回の分と合わせて、結果はいつかぎゃおすサイト内にまとめる予定なので、日記には少しだけ。 
 
今、私が迷っている目の前のことは、屋移り先をどうするかということ。 
小さくてもお庭のある、地面の見える一戸建てか。 
遠くの景色や空が見えるマンションか。 
ラクシュミーにとっては、どちらが楽しいのだろう? 
 
らくはうちに来る前は、庭付きの広いお屋敷で保護されていた。 
だから『お庭のある家』のことも知っていると思う。 
(コミュニケーターさんからのメールによると、実際に憶えているようだった) 
で、肝心の答えは。 
 
「どっちも好き」 
 
・・・・・・・・・・ 
 
マンションでお空が見えるのも好きだし、お庭も素敵だそう。 
お庭に出られて、木があったら更に嬉しいみたいだそうで・・・ 
 
ううう。 
小さいお庭というか、ちょっとした通路とか隙間スペースならなんとかなるかもと思っていたけれど。 
すごく遠くまで行かないと、木の生えたお庭は無理です〜。 
それは今の私の職業では無理ということで。 
らくや、ごめんね。 
 
庭(地面)か眺めかで迷っていて、どっちも好きじゃ絞れないと思ったが、木のあるお庭は無理なのでやはりマンションになりそうです。 
でも、らくがお外を見るのが楽しいお部屋を頑張って見つけるからね。 
 
それから、らくは私とくりくりのことが大好きと言ってくれた。 
とてもとても嬉しくて、らくに感謝の意を表すつもりで撫で回したら、力いっぱいガブガブされた。 
とっても痛かったけど、とっても幸せ。 
 
いっちゃんもラクシュミーも、優くていい子。 
間抜けでも超バカちんでもガブガブでも、とてもとても良い子。 
ワタシは前世で、善行を積んだのかな? 
いっちゃんやラクシュミーと暮らせる幸運に恵まれるほど。 
天下一の幸せ者です。 
 
いっちゃん、らくさん、ありがとう。大好きです。 
 
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らくのびっくり顔は可愛いなあ〜。でへへ〜。 
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 49.6KB )  
いっちゃんの可愛さも超ド級(王様、10歳のとき)。 
この愛らしさ!うちう的に可愛い!
  
 

2006/4/25(火)  雷雨を知らないくりくりと、雷雨が怖いイエヤマネコ
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 89.9KB ) 昼ごろから突然の大雨&雷。 
朝は晴れていたので、洗濯物をベランダに干してきちゃった。 
それは諦めるとしても、部屋の窓すべて全開だ〜。 
でもきっと、くりくりが閉めてくれるだろう。 
洗濯物も取り込んでくれるでしょう。 
ええ、きっと。 
 
夜、帰宅して確認。 
 
わし「今日の雨、大丈夫だった?(洗濯物とかきっちり取り込んだだろうね!)」 
くりくり「あ〜・・・。目が覚めたら部屋の中が水浸しだったよお・・・」 
わし「・・・・・・・・」 
くりくり「拭いてから暖房かけといたら乾いたけど・・・」 
わし「・・・・・どうも・・・です・・」 
 
えっとお。 
洗濯物レベルの話じゃなくってえ、あの大雨の中、部屋中の窓が全開のままだったらしい。 
くりくりが寝ている頭の真上は、庇のない窓だ。 
盛大に雨が吹き込み顔にかかる中、ぐーすか寝ていたと? 
雷雨に打たれながらも起きない男、くりくり。 
さっすが〜♪ 
・・・じゃなくて、ニンゲンとしてそれでいいのか? 
 
らくはヒトコタツの中に非難していたそうだ。 
私が帰宅したときも、まだヒトコタツ。 
しばらくしたら出てきたが、ご飯を食べたらまたヒトコタツ。 
ちょっと遊んで、またヒトコタツ。 
めずらしい。 
雷が怖かったのか、窓際で寝てて雨に当たってしまったのか、水浸しの室内にびびったか。 
びっくりさせてごめんね。 
つか、家にいるニンゲンは頼むから窓を閉めろ〜。 
 
*************** 
らくのアニマルコミュニケーションのときに、コミュニケーターさんがいっちゃんともコンタクトをとってくれて、今日メールでそのことについて教えてくださった。 
 
いっちゃんからの言葉は 
『ありがとう。食べ物に気をつけて』 
 
うう、いっちゃん・・・。 
ありがとうを言うのは私たちのほうです。 
いっちゃん、ありがとう。王様ありがとう。 
いっちゃん、いっちゃん、いつまでも大好き。 
 
で、『食べ物に気をつけて』って? 
コミュニケーターさんは、「私には何のことだか分かりませんが・・・」と言っていた。 
私にも分からない。 
面倒くさがらずにメシを食えっていうことかな? 
ラクシュミーとずっとずっと楽しく暮らすためにも、自分もちゃんと食べないとね。 
いっちゃん、いつもありがとう。 
いつまでも心配かけてごめんね。 
王様に安心してもらえるように、これから少しは気をつけるようにします。 
(再会したとき、いっちゃんに褒めてもらいたい一心だったりして・・・)
  
 

2006/4/26(水)  うんこちゃんころりん
 
帰宅すると、ネコトイレの横にうんこちゃんがコロンと2つ。 
わっ。 
久しぶりの光景だ。 
みょ〜に懐かしい・・・。 
いっちゃ〜ん!! 
 
じゃなくって。 
くりくり〜! 
うんこちゃんがトイレからこぼれてるよ。 
なんでそのままにしておくの〜? 
くりくりは、気がつかなかったらしい・・・。 
くりくりはラクシュミーのことを見ているのかいないのか、たまに分からない。 
 
らくがトイレで失敗したことってあったかなあ。 
まだ小さくて軟便だった頃に、一回くらいはあったかも。 
でも、なんで突然、今日なんだろう。 
はっ。何か気に入らないことでもあって、その主張? 
でもトイレのすぐ横だったので、わざとじゃないと思う。 
ちょっと目測を誤っただけに見える。 
 
問題のうんこちゃんは、硬すぎず柔らかすぎずの逸品。 
ここ最近は毎日ご立派なご本尊様がお出ましになっているので、便秘でなかなか出なくて、じたばたしたあげくにトイレの外にこぼれちゃったわけでもなさそう。 
大丈夫よね。 
らくや、大丈夫よね? 
らくが大丈夫なら、たまにトイレの外にこぼれちゃうくらい何てことない。 
ご立派なのが出れば良し。 
 
それにしても、くりくり。 
テレビばっかり見てないで、砂をざっざっと掻く音が聞こえたら(狭いマンションなんだから聞こえるだろ〜)、らくがおしっこやうんこちゃんを速やかにつつがなく済ましているか観察してくれ。 
・・・って、これって気にしすぎ? 
ワタシだって目をギンギンにしてイエヤマネコのトイレ姿を凝視してはいないけど、なんとなく横目でチラチラ観察してる。 
だってだって、便秘は怖いもん。 
おしっこが出なかったら大変だもん! 
そういうことのないように、ほんのちょっとでいいから、くりくりもらくのトイレの様子を気にしてくれ〜。 
 
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する 
 
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埋める 
 
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立ち去る 
 
総仕上げとして、『お尻を舐めてきれいにする』があると完璧なんですが。 
らくさん、そこはどうなっているのでしょうか? 
『お尻を拭いてもらってきれいにする』がイエヤマネコの作法なのですか〜? 
 
と書いている今、たった今! 
らくがお尻を舐めている! 
らくや、届くのね(嬉泣)! 
ああ、やればできるイエヤマネコなんです〜。 
 
ケツを舐めてるラクシュミーを、興奮しながら観察。 
・・・あれ?あれれ?? 
あ゛〜・・・。 
何かが分かったような気が・・・ 
 
らくのベロは、肛門の位置に届いている(そこをちゃんと舐めている)。 
だけど、肛門には届いていない。 
前屈して身体を2つ折りにすると、波打つ腹肉が肛門の上に覆いかぶさって、穴が肉の奥に埋もれてしまうのであった・・・。 
届くけど、届かない。 
せっかく努力してるのに、舐めているのは腹毛だけ。 
 
らくや、あんたやっぱ、少し痩せよう。
  
 

2006/4/27(木)  ベッド下の仔猫ちゃん
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 82.9KB ) 今日のモデルさんの、実家にいる猫さんの話。 
 
ある日、妹さんが近所の家から仔猫(女の子)をもらってきた。 
とっても警戒心が強い仔猫で、ベッドの下から出てこない。 
近づくと、いっちょまえに「フーッッッ!」と威嚇。 
仕方がないので、ご飯やお水は毎回ベッドの下に差し入れ。 
仔猫はベッドの下で篭城を続けたそうだ。 
 
そして約2ヵ月後。 
やっとベッドの下から出てきた仔猫ちゃんは・・・。 
大人猫になっていた。 
ベッドの下ですくすくと成長し、すっかり大きくなっていたらしい。 
 
らくはうちに来て最初の一週間は押入れの上段で暮らしていて、随分と警戒心の強いネコだと思ったが、上には上がいるもんだ。 
ちなみにその猫さんは、もう5歳くらいになるそうだけど、妹さんにしかなついてない。 
妹さんがもらってきた猫さんだけど、妹さんが全然世話をしないので、おばあちゃんが面倒を見ているらしい。 
それなのに、おばあちゃんにはなつかない。 
ひたすら妹さんだけ・・・という猫さんのお話で、オチはない。 
 
写真は、2週間目から部屋中をアバれまわって成長したイエヤマネコ。 
冷蔵庫の上から縄張りを見渡すの図
  
 

2006/4/28(金)  イエヤマネコより眠い
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 64.1KB ) なんでこんなに眠いのでしょう。 
9時間も眠ったのに、2時間起きていただけでまた眠い。 
で、寝る。 
3時間後に目を覚まし、2時間起きていたらまた眠い。 
で、寝る。 
3時間後に目を覚まし・・・(以下、繰り返し) 
 
何回目かにベッドに潜りこんだ時、毎回付き合ってくれてたラクシュミーからも、「え?また寝るの〜?」と言われた。 
イエヤマネコよりも寝ているワタシ。 
ニンゲン失格。 
 
こんなに健康で丈夫な身体なのに、ちょっと何日か労働が続いて睡眠不足だっただけで、眠くてダルくて気力がない。 
慢性腎不全だったいっちゃんは、きっとこれより何倍も何十倍もダルかっただろう。 
ベッドにダラ〜っと寝そべりながら、どんな状態、しんどさなのか考えてみるが、うまく想像できない。
  
 

2006/4/29(土)  しゃけかアジか
 
らくの夕食。 
『アイシア まごころ弁当・しゃけ弁当(猫缶)』と、『鯵の焼いたの(ニンゲン用のおかず兼用)』 
 
しゃけ弁当はゼリーで固めたコンビニ弁当のようで笑えるが、今までに2回あげたことがあったけれど、2回とも拒否された。 
今日も食べないだろうなと思ったら、あらびっくり、少しだけど口をつけた。 
 
『鯵の焼いたの』は、今日も無視。 
らくが一緒に食べてくれるかもと思って、保存料や防腐剤を使ってない鯵を買ってきたのに、やっぱり食べてくれない。 
 
今まで拒否だったしゃけ弁当を食べてくれたのだから、鯵の焼いたのも、いつかそのうち食べてくれるようになるだろう。 
気長に待ちつつ、これからもしつこく出そう。 
 
ところで鮭って、しゃけ?さけ? 
広辞苑を引くと、しゃけ=鮭(さけ)の別名となっている。 
あ、どっちでもいいのね。 
ラクシュミーも『らく』になったり、『らくちゃん』になったり、『らくさん』になったり、『らくにゃ』になったり、『イエヤマネコ』になったり、『オレさま』になったりするもんね。 
同じだ同じだ、あはははは〜。 
 
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変な顔 
 
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きょわい顔 
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 22.7KB )  
腹肉
  
 

2006/4/30(日)  大気ビジネス
 
地球温暖化の原因とされている二酸化炭素の排出も、自爆テロさえも、ある一部の人たちにとってはビジネスチャンスかあ。 
 
夜、帰宅して途中から見たテレビ番組なので最初のほうの内容は分からないが、HNKのドキュメンタリーに米ナットソース社の社長(名前は忘れた)が出ていた。 
ナットソース社は、二酸化炭素の排出権の取り引きで巨額の利益を得ている会社だそう。 
サウジアラビアの石油施設で自爆テロがあった影響で排出権の価格が高騰すると、すかさず売って何億(か何十億)だかの儲け。 
しかしテロは小規模で、犠牲者は自爆した本人だけで施設の破損もほとんどなし。 
排出権の価格の高騰は、すぐに止まった。 
ナットソース社の社長は、「もっと大規模なテロだったらもっと高値になったのに・・・」と、たいそう残念そう(に見えた)。 
 
・・・て。 
おいおいおいっ。 
もし大規模なテロで石油施設が爆発したら、二酸化炭素どころかもっと有害な物質が空海陸にドバーっとばら撒かれるんじゃないの? 
排出権の値が上がってアナタの会社は儲かるだろうけれど、石油の価格も高騰するから生活に困る人たちも世界中でいっぱい出てくるぞ。 
とかとか、この発言だけでも突っ込みどころは満載なのに、この社長、他にもいろいろ言ってくれる。 
 
地球温暖化の影響で沈没しそうになっているツバルのことは 
「ツバル?もう手遅れだよ」 
・・・て。おいっ!それだけかよ〜。 
 
「資本主義が世界を救う」だか「世界を平和にする」だか。 
・・・え。そ、そうなの・・・? 
 
「人は良心だけじゃ動かない。儲からないと」 
・・・ま、まあね。 
そういう人ばっかりじゃないと思うけど、それはそうかもね。 
 
しかしなあ。 
戦争や紛争は儲かるからって、「やっちゃえよお〜」などと当事者たちの耳元でささやいたり、「がんばれ〜」などとハッパをかけて支援や援助などをする人たち(及び企業や国)がいる一方で、環境保護も立派な大儲けビジネスになっているのね。 
そうなんだろうなあとは思っていたけど、ここまで堂々と言われちゃうと、「アンタはすごい!」と思わず感心してしまう。 
なんというか、後ろ暗さというか、引け目のようなものは一切なく、あくまでも堂々。 
『お金を儲けること=善』という信念に、なにひとつ恥じるところはないのだろう。 
この社長はアメリカ人(というかニューヨーク人)で、アメリカ人(ニューヨーク人)にはこういう人種は多いような気がするけれど、たぶん、日本にもたくさんいる。 
おそらくは世界中、どこにでもいるだろう。 
 
番組には、中国・重慶の炭鉱で働く周さんという人も出ていた。 
彼は、二酸化炭素の排出量が規制されたら、炭鉱での仕事が減って給料も減るのではないかと心配している。 
彼の夢は、いつか自家用車を買って、家族でドライブに行くことなのだ。 
車が必要なのではなくて、豊かさの象徴として欲しい。 
車に興味のない私にとっては「そんなこと」だが、彼にとっては切実で慎ましい夢だ。 
日本にも、高度経済成長期には自家用車を持つことが夢だった人たちはたくさんいた。 
周さんは、「先進国はさんざん自分たちが地球を汚してお腹いっぱいになって、中国人には貧乏で空腹のままでいろと言っている」と。 
「自分たちにだってお腹いっぱいになる権利はある」とも。 
「だから中国は(というか彼の勤めている炭鉱は)、どんどん二酸化炭素を出してもかまわないのだ」という主張は、近視的な考え方のように思える。 
しかしそれは、冷蔵庫も洗濯機もエアコンも持っていて、楽ちんな生活をしているワタシが上から見下ろして思うこと。 
まさに『先にお腹いっぱいになった者の奢り』に他ならない。 
 
だけど、莫大な利益や自家用車どころか、住む家、国さえ失いつつツバルの人たちは? 
誰でもそれぞれ、事情はある。 
誰だって、遠い国の知らない人達のことより、自分の家族が大事だ。 
ニューヨークの社長も重慶の労働者も、今は突っ走るしかないのかもしれない。 
今はそれでいいかもしれないけれど、ツバルの問題は、何年か何十年後かの自分、自分の家族や子孫の問題になるかもしれないのに・・・。 
 
でもワタシだって、お留守番のらくのために、家にいないときまで暖房や冷房をかけてるしなあ。 
お風呂やシャワーで盛大にお湯を使って、「気持ちい〜」なんてやってるし。 
人の不幸で金儲けをしているニューヨークの社長のことも、人の不幸なんか知ったこっちゃないの重慶の労働者のことも、あれこれ言える立場じゃないや。 
でもでも、美しい島々が沈んでいくのは・・・。 
う〜んう〜ん。どうすりゃええんじゃあ〜。 
分からん〜。あ〜あ。 
 
ちなみに、見た番組はこれだけど 
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060430.html 
テレビ番組というのは、編集でどうにでもなってしまう。 
ニューヨークの社長の突込みどころ満載の発言も、前後の流れがカットされていた可能性は大いになる。 
どういう状況で、どのような流れの中で言ったことなのかが分からない。 
前後がなくてピンポイントである部分だけが放送されてしまうと、発言の意味が全然違うものとして視聴者に伝わってしまう。 
テレビを含む全てのマスコミは、編集次第でAさんという人(あるいは国)をワルモノにしたり正義の味方にしたり、どうにでもできてしまうのだ。 
編集側になんら意図的な操作がなかったとしても、マスコミが伝える事柄というのは、ある物事の一面でしかない。 
全てを伝えることなど、無理である。 
 
 
よくわかんないけどお。オレさまの美味しいと 
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オレさまの楽しいを 
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よろしく頼むよ 
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 2006年 4月  

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