ぎゃおす王国記・ラクシュミーの王様への道

『王様の慢性腎不全日記』&『日記の山トップ』はこちらです 。

 

 2003年9月 

2003年09月01日(月) トイレに興味 
誰かがトイレに入ると、ドアの前で待っている。ドアが開くと、顔を突っ込む。トイレストーカーだ。

ソファから机に飛び乗り、PCのモニターの後ろからいきなり顔を出すのでびっくりする。いっちゃんも同じことをやった。
いっちゃんとらくを比べちゃうけど、どっちがいいとか悪いとかじゃないんだよ。違いが楽しい。同じところはうれしい。

うんこちゃん2回。いい硬さ。

2003年09月02日(火) お出迎え 
私が寝ている間に、うんこちゃん。ちょっと軟らかめ。ずっといい調子だったのに。

薬の時間はずっと昼も夜も12時だったが、今日は私もくりくりも朝から仕事なのでその時間には無理。出かける前に飲ませると、昨夜の分から6時間半くらいしか空かないことになってしまう。飲ませすぎよりは1回抜いたほうがまだましかと思い、朝の薬はスキップした。昨日から徐々に薬の時間を調整しておけばよかったなあ。

7am〜11:30pm、私は仕事。くりくりのほうが早く帰ったので、ご飯と薬の世話をしてもらった。

帰宅してドアを開けたら、玄関先にらくがいた。おとといも先おとといも、ドアを開けたら台所にいた。偶然かなと思っていたが、鍵の音でぱっと玄関に行ったそうだ。お出迎え決定ですね。らくはもう、うちのこだ!完全にうちのこだ。うれしくて、うひひと笑ってしまう。

10:30pm、うんこちゃん。ちょっと軟らかめ。くりくり、そのときらくの排便をじっと見ていたらしい。「かまえたらすぐ出てきたよ。それが普通なんだよな。いちごさんのは・・・なあ」と言った。そうだね、いっちゃんは、うんこちゃんと折り合いが悪かったね。若い頃からもっと気をつければ良かったのに、何もしてやらなかった。ごめんね。いっちゃんにちゃんとしてあげられなかった分も、らくのことは大事にするからね。

2003年09月03日(水) 身体測定 
私が寝ている間にうんこちゃん。いい具合の硬さ。昨日軟らかめだったので、砂から掘り出すときドキドキした。

今日の夜の分で薬がなくなるので検便に行きたかったのだが・・・病院が開いている時間に、うんこちゃんをしなかった。明日は休診日だからあさってかなあ。らせん菌、いなくなっていますように。

夕方に雷雨。すっごいピカピカでゴロゴロ。私は外出していたが、家にいたくりくりの話だと、らくは平気で台所の窓から光る空を眺めていたそうだ。

今日、ネットで防音のタイルカーペットを注文した。本当は一枚もののほうが防音効果は高いのだけど、吐いたり何かをこぼしたりで汚すことを考えると、その部分だけはずして洗えるほうがいい。 消費税、送料込みで29,950円。高いなあ。しかしこの先どこまで大きくなるか分からないらくが、2年も3年も暴れまわることを考えたら・・・自分の安眠と下の階の人への迷惑防止と思えば安いのかも。でもこれでキャットタワーは買えなくなった。当分おあずけです。

10pm、うんこちゃん。文句なしの逸品。

第一回身体測定

2003年09月04日(木) さみしがりや 
昨夜遅く部屋の破壊活動中に、いっちゃんのお花の花瓶を倒した。今までどんなに暴れても、不思議といっちゃんの写真や花は倒したことがなかったのに、とうとうやられた。王様、ごめんね。らくはまだ子供で分かってないんだよ。ちょっと落ち込む私の足にかぶりつき、ネコジャラシーとわめくらく。あんた、ほんとに子供だね。見るからに子供の行動や態度で、猫も犬も人間もみんな同じ、共通のもの。

5am、ご飯食べてケー。またかい?ちょっと回数が多いんじゃないの。またもや心配になる。え〜と、らくのご飯記録にうんこちゃん記録に、ケー記録も足さなきゃならんのか。あまり頻繁ならまた病院かなあ。神経質にならないようにと自分に言い聞かせる。

ケーを片付けて、さあ今度こそ寝ようと布団に入った私の足に飛び掛りしがみつき、思い切り噛み付くらくさん。ちょっと前までは「いいのかな」という多少の躊躇が見えた。甘噛みだったもん。ここ最近は何の遠慮もなくなった。力いっぱい噛みついてくる。寝かせてくれ〜。

買い物から帰ってきたら、玄関のたたきに降りるぎりぎりのところにらくが寝そべっていて、私を見るなり起き上がって部屋に行った。一瞬脱走を計画しているのかと疑ってしまった。悪かった。らくが寝ていた床を触ったら熱かった。ずっとそこにいたらしい。待っていたのね。らくはかなり、さみしがりやかもしれない。お留守番が続くとらせん菌が増えるのか?うちは共働き(懐かしい単語だ)なので、お留守番は多い。うちにきてもらったのは、かわいそうだったかなと思ってしまった。もっといいお家に養子にいけたかもしれないのに。いっちゃんのときも同じことを思った。いっちゃんくらいかわいくて性格のいいお猫様だったら、どんなにいいお家にでも望まれただろうに。こんなにいい猫がなんでうちに来てくれたのかと感謝した。

うんこちゃん、朝は少し軟らかめ、夜はいい感じ。1日2回がペース。これは標準なのか?便秘の王様いっちゃんとは比べられないので分からない。

2003年09月05日(金) 防音カーペット 
ネットで注文した防音のタイルカーペットが届いた。
ではさっそく・・・らく、遊んでるんじゃないんだってば。どいてくれ、手にじゃれないでくれ、足を噛むな!この妨害活動は何のつもりだ。誰のせいでこの買い物、この労働だと思っているのだ。絡まりつくらくを無視し黙々と作業を進めた。らくさん、つまらなくなったようで机のノートPCの上に優雅に寝そべり、床にはいつくばって働く私を見下ろしている。なんだかエラそうだ。あのね、あなたはまだエラくないの。だだの子山猫なんだから、そんなとこばっかり王様のまねをしないの。
現場監督にも飽きたら、畳の部屋で腹だしてあおむけ爆睡。

奮闘3時間半、やっとカーペットを敷き終えた。さっそく効果のほどを試そうとネコジャラシを振ったが、らくは起きない。気持ち良さそうに寝ているのであきらめた。
4pm、打ち合わせに行くため外出の支度を始めたら起きてきて、ネコジャラシを要求。タイミング悪いな。もう時間がないからあとでねと、その場しのぎでボールを2個放ってやった。5分で紛失し、私の顔をじっとみる。遊んでくれて当然の態度、期待に満ち満ちた目で見るな〜!おざなりにちょっとだけネコジャラシして出かけた。玄関のドアを閉めるとき、台所かららくが私をじと〜っと見つめていた。ああ、視線が突き刺さる・・・。

帰宅後、お待ちかねのネコジャラシ。だいぶ音は響かなくなった。カーペットにクッション性はないので、全力疾走されると部屋の中には多少の音がするが、底部に吸音素材が貼ってあるので下の部屋には響かないだろう。普通に歩いたり跳んだりするぶんには全然音がしない。おかげで、らくがそばにきても気が付かなくて、いきなり足にじゃれつかれてびっくりする。

私がいない間に暴れたようで、いっちゃんの写真が4枚も倒されていた。きのう初めて花瓶を倒し、今日は写真かい。昨夜はお線香立てもくりくりの両親の位牌も写真も、全てめちゃくちゃになぎ倒して走り抜けること2回。場所を移そうにも他にないので「ここはダメ」と根気良く教えるしかないが、まだ日本語がよく分からないようで、怒られてもちっとも気にしない。「平気ですから」という顔をして、また走り出す。

PCをいじっていると、キーボードの上に座り込むという荒業を使うようになった。強引な抗議行動だ。はいはいはい、分かりました。遊びましょうね。

おもちゃ箱から自分で好きなのを選んで引っ張り出し、「こっちで」と言われる。はいはいはい、分かりました。羽にしましょうね。

うんこちゃん、私が寝ている間と外出中に1回ずつ。病院が開いている時間にしてくれ。血もないし、いい硬さだが検便しなきゃなのよ。

2003年09月06日(土)  2.85kg 血便疑惑再び・・・か?
昨夜、らくがいっちゃんの写真にちょっかいを出そうとして、足を踏み外してちゃぶ台からおもちゃ箱に落っこちた。それを見ていたくりくりが「らくが王様に怒られた〜」と満面の笑み。いくら「ダメ」を教えても全然学習しないらくに手を焼いていたので、代わりに王様が教育してくれたのがうれしかったらしい。「ほららく、王様は優しいから怒らないけど、あんまりひどいと叱られるんだよ」と真剣にらくに言い聞かせていた。

朝のトイレ掃除。問題なしのうんこちゃん。もし獣医さんの開いている時間にうんこちゃんをしたら、検便に持って行ってくれるようにくりくりに頼んで仕事へ。土日はくりくりが家にいるので、安心して出かけられる。

9:30pm帰宅。らくは7時ぴったりに排便して、獣医さんに間に合わなかったそうだ。しかも、砂にほんの少し血が付いていたと思う、とくりくり。“思う”って何よ“思う”って!?付いてたの付いてなかったの?砂の赤くなった部分があまりに少しで、血だときっぱり言い切れないとくりくり。でも赤かったなら血だよ・・・たぶん。ブツはほんの少し軟らかかったそうだ。あああ・・・。

しかし走り回り暴れまわり、疲れるとぱたっと寝て、起きて暴れてと元気そのもの。食欲もある。お腹がまん丸に太って、ぼてっとした体型。痩せっぽちだったのに、あっという間に肥満猫になってしまった。食べたご飯の量を量っているけれど、ほぼ規定の給餌量。ちょっと少ないことはあっても、多すぎることはないのになあ。これだけ走って跳んでるのに、運動不足?顔は小さくて三角のままながら、微妙に首が二重あごっぽくなってきた。

体重2.85kg。・・・3日前から150gも増えている。これは順調な成長なのか?ついこの前までは、痩せ続けるいっちゃんの心配をしていた。それと比べたらお気楽なものだが、このまま太り続けるのかと少し不安になる。子猫だからダイエットできないし。まだ5ヶ月にもなっていないのに、中年のお腹じゃないか。

いっちゃんのお引越しから、ちょうど3ヶ月。まだたったの3ヶ月なのに、長い長い時間が経ったように感じる。らくが来てからは、あっという間だった。それ以前は、この部屋には時間が流れていなかった。

その反面、いっちゃんの世話をさせてもらってたことが、つい昨日のことのようにも感じる。朝起きると枕元を見て、いっちゃんがいないかと今でも思う。

いっちゃんが戻ってきてくれても、らくのことは手放せない。どちらも同じく大切で、私の一部になっている。王様とらくが仲良く並んでご飯を食べたり、くっつきあって眠ったり、いっちゃんがしっぽでらくを遊ばせてやったりする光景をよく想像する。幸せだなあ。私も仲間に入れてもらって、いつかその想像が実現する時が来るだろう。楽しみだ。

でも、まだまだ先の話だね。らく、元気で健康・丈夫で長生き、頼むよ!ギネスブックに載って、化け猫とか猫又とか言われるようになろうね。

2003年09月07日(日) 軟便3回、ケー1回に血が一滴 
昨夜、らくに「トゥルルルル」と巻き舌で話しかけたら、すごい反応があった。寝そべっていたのに、「みょ〜ん」と返事しながらがばっと起き上がり、きょろきょろしている。もう1回やった。また返事をしながら、とととっと私のとこまで来て、顔をくんかくんかしている。面白いから何回もやった。
「トゥルルルル」「みょ〜ん」「トゥルルルル」「みょ〜ん」「トゥルルルル」「みょ〜ん」・・・
らくがいかんことをしたとき、いくら「だめ」と言っても聞かなかったのに「トゥルルルル」をやったら、すぐにやめた。らくと初めて言葉が通じた。いっちゃんは日本語でOKだったけど、らくとは私が猫語を覚えないと会話できないのかもしれない。

朝のトイレ掃除。軟らかめのうんこちゃん。
私が仕事に行く支度をしているときにも、うんこちゃん。これは完全に軟便。ちょっと待て。私が寝ていたのは3:30am〜7:30am。この4時間の間と、8amにも排便。下痢ではないが、回数が多すぎる。
不安を残しつつ、あとはくりくりに任せて仕事へ。

私がいない間、5pm頃にもうんこちゃん。軟便だったそうだが、今日病院は午後は休診なので検便できず。
帰宅後、トイレを見たら容器のふちに血がぽたっと落ちていた。でかい1滴分くらい。えええっ?くりくり、何で気が付かなかったの?容器の底にはうんこちゃんが付いていた。ちゃんと洗うか、消毒用のウエットティッシュで拭いてくれ〜!もう夜だし緊急ではないので病院は明日にするが、気が気じゃないよ〜。

おまけに深夜、ご飯を食べた直後に吐いた。3回に分けて、食べたものがそのまま出た。3回ケーは、いっちゃんのおはこだよ。まねしなくていいよ。口をくちゃくちゃさせてる。ああ、巨大トラウマが・・・。
今日はいつもより遊ばないし、破壊活動にも迫力がない感じ。ご飯は吐いてから1時間位したら食べたけど、今までは直後に食べていた。

らくちゃ〜ん、元気で健康・丈夫で長生きだよ〜!


台所の流しに飛び乗ったらくの頭を、くりくりがぱしっと叩いた。びっくりして「なんで叩くの?」と聞いたら「叩かなきゃわからない」と言った。叩いたって分からないよ。13年くらい前にも、同じことがあった。やはり台所の流しに飛び乗ったいっちゃんの頭を、くりくりがぱしっと音がするほど叩いたことがあり、その後くりくりは私にぶちのめされたけど、なんでまたやるかな。あれほど「猫は叩いたって分からない。もう2度とやるな。」と言ったのに。らく、ごめんよ。くりくりが酔っ払っている時も何を言っても無駄なので、明日素面になってからもう一度言い聞かせるから。

2003年09月08日(月) 検便 
朝からビニール袋を握り締め、準備万端で待ち構えているのに、らくがうんこちゃんをしない。ブツがなきゃ検便できないのだ。出せ〜、出せ〜と唱え続けたら、やっと夕方5時にしてくれました。そんなに軟らかくないし、血もない。

速攻病院へ配達。
検便の結果は、前回と同じ、「らせん菌」がいっぱいで活発に動いていた。わりとしつこい菌なので、あと5日薬を続けましょうと先生。それが終わってまだ調子が悪かったら、整腸剤を飲むことになるそうだ。やはり菌を殺す薬や止血剤は、あまり長期に渡って飲んだらいけないらしい。整腸剤はずっと飲んでも大丈夫ですから、とのお言葉。
それに、うんこちゃんの表面に血が付いていたそうだ。ないと思っていたのに。二重にショックです。今までも「血便なし!OK!」と思っていても、出ていたことがあったに違いない。あああ、いかんなあ。お日様にかざして、じっくり観察するか。

あとは、もしかしたらフードが原因になっているかもしれないので、何種類かのローテーションをやめて、しばらく同じものを与えるようにすること。嗜好性が偏るという点では1種類のフードは良くないらしいが、血便の原因を捜すためにやってみてください、と言われた。ただ、同じものを食べてて急にフードを変えた時にも下痢や血便になることがあり、それは合わないということでもなく、検便してなんでもなければ整腸剤を少し飲んで様子を見て、治まればそのまま与え続けてもいいそうだ。

ご飯を食べてすぐケーするのは、興奮状態の時が多いそうだ。遊んだりトイレに行ったりして興奮すると胃腸も興奮してて、そういうときに大量のご飯が胃に入るとケーするらしい。なるべく落ち着いているときに食べさせるようにとの指示。

体重が増えたので、薬の量も増えた。
らせん菌を殺すシロップ:2mlから2.7mlへ。
止血剤:#4のカプセルにパンパンに詰めて1つ分から、ゆったり詰めて2つ分へ。

らくはお腹がデリケート。顔からは想像できなかったなあ。じっくりゆっくり、長期戦で丈夫にしてやる。

写真:単独だと大きく見えるが、抱っこされてると、やはりまだ小さい。

2003年09月09日(火) 同じご飯は食べない 
ご飯を1種類に絞ろうと思ったのに、昨夜の段階でもう挫折した。
今、らくにあげているのは@:ユーカヌバ A:テクニカル B:ボッシュ C:ロイヤルカナンとワン・アース・ナチュラルを半分ずつ(ワン・アースだけだと食べないため)の4種類。全部子猫用。1回ずつ種類を換えて、ローテーションであげている。
なかでも一番食べるのがユーカヌバなので、まず最初にこれだけ何日か続けてみようと計画。昼間やったときは、ばくばく食べた。夕方新しいユーカヌバに入れ替えたけど、食べない。いつもは新しいカリカリを入れると、さっそくむさぼるのに。夜中になっても、少ししか減っていない。まさか食欲がない?今までにないことだ。また新しいユーカヌバを入れてやる。ご膳の前で正座して待っていたのに、お皿を置いても、匂いをかいでそのまま立ち去る。あ〜、いやな予感。違うお皿にボッシュを入れたら、走ってやってきて、ばくばく食べる。・・・らくよ、お前もか。いっちゃんも、おなじご飯は2回続けて食べなかった。そんなとこばっか似る。それとも私がそうしてしまったのか。

寝ようと布団に入ってから、気が付いたことがあってまた起きた。水道水をマイナスイオン水に変えて酵素を補給できる「アイ」というのを垂らしているが、血便しだしたのはそれを使い始めてからだ。それ以前もしていたのに気が付かなかっただけかもしれない。昨日病院で検便したとき、便に酵母が出ていたと言われた。あっても悪いものではないが、前回はなかったしサプリメントも酵母配合のフードも与えていないのに、不思議ですねという話になった。酵素と酵母は違う。酵母は積極的に与える場合もある。でも、なんだか「アイ」が気になったので、お水をただの浄水器に通した水道水に変えた。

朝仕事に行く前に薬。ご飯はユーカヌバとボッシュを用意した。1種類は無理でも、せめて2種類に絞れないかと期待。
今日は暑くなるそうなので、エアコンと豆電球はつけっ放し。

くりくり:8:30amに家を出て12:30amに帰宅。
私:7amに家を出て5amに帰宅。
らく、16時間もひとりぼっち。くりくりの帰りが12時過ぎになることは、あんまりない。私の帰りも、ここまで遅くなることはめったにない。なのに、その「めずらしいこと」がなぜ重なるかな。

帰宅して、ご飯記録を確認。朝、用意していったご飯は、ボッシュは食べてない。ユーカヌバは食べてあったが、いつもの半分くらいしか減っていない。くりくりに、帰ってから新しいボッシュとユーカヌバをあげても食べなかったら、ロイヤルカナンをあげてと頼んでおいた。案の定、ロイヤルカナンのお皿も出てて、それだけ減っている。カリカリが3種類もお膳に乗ってて、いっちゃんの満漢全席状態だった。
私が帰宅してから、全部片付けてテクニカルを入れた。この時点で、1種類に絞るのはもうあきらめた。しかしなぜか食べない。匂いをかいで、私の顔を見て、それから部屋に戻ってしまった。何が食いたいんだ?ロイヤルカナンもまたあげた。台所に戻ってきて、がしがし食べた。
うちに来た当初は猫缶も食べていたのに、今はあげても全然食べない。ご飯の嗜好性がかたまってきてるのかな。それはそれで困るな。

今日は、いつもの半分くらいしか食べていない。大丈夫か?
おまけに、くりくり、夜の止血剤を半分しか飲ませてなかった。あんなにカプセル2個と言ったのに、1個しか飲ませてない。ちゃんとカプセル詰めして、袋に入れておいたのに。あ〜あ。

うんこちゃんは1回分、トイレにあったそうだ。硬さ問題なし、血もなし。ほんとか?

6am、寝ようと布団に入った私に、猛攻撃を仕掛けてきて痛くて眠れない。長時間一人ぼっちだったのが不憫で、ついネコジャラシを振ってしまった。狂ったように遊ぶ。ふんっ!ふんっ!と鼻息荒くいつまでも飛びついてくる。これだけ元気なら大丈夫だろう。
8amまで遊んで、らくが疲れたすきに私も寝た。

2003年09月10日(水) いつもより食べない ケー 
昨日から、今までより食べなくなった。毎回ご飯を変えてやっても、いまいち食べが悪くなった。
遊びかたも、ちょっと乗り気じゃない様子。
うんこちゃん、1回。問題なし。
5am、食べてすぐ、西の玉座でケーした。興奮状態じゃなかったと思うのに。

いろいろ心配していたら、朝方になって狂ったように遊ぶ。6〜8amに一番元気。

昨日お留守番が長かったので、今日の打ち合わせと明日の撮影がキャンセルになって良かった。ずっと一緒にいてやれる。

2003年09月11日(木) おからの砂 
なんだかなあ。今日もいまいち食べが悪い。元気はあるから大丈夫だと思う。どうもご飯に飽きたような感じ。これ以上、ご飯の種類を増やしたくないなあ。お腹弱いくせに、飽きるの早い。
前はヨーグルトをぺろぺろ舐めたのに、しばらく前から食べなくなった。チーズケーキは大好きだが、身体に良くはなさそうなので、たま〜にぺろりと舐めさせるだけ。今日久しぶりにあげたら、全然食べなかった。「前は食べたのに、今はもう食べない」っていうのが結構出てきた。生ゴミに興味もなくなった。それはいいことだけど、あまり好き嫌いが激しくなっても困るな。

ネットでまとめ買いした猫砂が届いた。私とくりくりが夕飯を食べている間、畳の部屋からパリパリいう音がずっと聞こえてきてた。らくが猫砂の袋にじゃれているのだろうと放っておいたが・・・。のぞいてびっくり、袋を爪でひっかいて開けて、中身が散乱している。どばーっとこぼれた砂に埋もれて、うれしそうならく。紙の砂6袋は無事。なぜか、おからの砂2袋だけが被害にあっていた。

おから砂は今まで、らくには使ったことがない。いっちゃんに使ったとき、砂の粒が小さいので肉球の間にはさまってしまい、部屋のあちこちに運んでしまうし、はさまったままになっているものもあって痛そうだからやめていた。それをらくに使ってみようと思ったのは、食べても安全と書いてあるから。いっちゃんは砂を食べるなんてありえないけど、らくはやりかねない。それで今回お試しのつもりで、2袋だけ買った。それだけが被害にあっている。なぜだ。おからフェチ?何からくの心に響くものがあったのだろうか?それをトイレに入れたら・・・どうなるんだ?トイレでうっとりと寛いでしまわないか?やめてくれ。20年後だったら許すけど、まだ早すぎる。

ロイヤルカナンの「気難しい猫、好き嫌いの激しい猫、お腹の弱い猫用」というフードを買った。子猫用じゃないけど、カロリーは子猫用並みなので大丈夫かもしれない。土曜日病院に行ったときに確認してみるけど、今のフードは全部飽きぎみなので、あげてみよう。これは、いっちゃんは食べなかったけど、らくはどうかな。

おもちゃのボールを棚の下に入れてしまうので、くりくりが隙間に銀の保温シートの切れっ端しを詰めた。らくさん、それを引っ張り出して噛んで遊び、こま切れにしてしまう。間違って飲み込んでしまいそうなので、取り上げたら不満そうな顔をした。代わりに椎茸を放ってやったら、大変気に入って遊ぶ遊ぶ。あれ?椎茸って猫が食べても大丈夫だっけ?生のマッシュルームはいけないと聞いているが、椎茸はどうだ?まあ食べる気配はないので、大丈夫でしょう。転がして追いかけて、サッカーしてるだけ。

写真:椎茸をいたぶる、らく。

2003年09月12日(金) ペット・フード 
元気があって健康な猫なら、ご飯を食べる量がちょっとくらい減っても大騒ぎすることはないみたい。掲示板でいろいろ教えてもらった。しかし猫との根競べには、勝ったことがない。いっちゃんのときから負けっぱなし。食べないと、すぐにあれこれ違うのを出してしまう。

いっちゃんが元気だった頃は、食べた量は量っていなかった。とにかく食べていれば安心していた。
去年の5月の下旬になって、突然ぱたっと食べなくなった。いっちゃんがご飯を食べないのは、初めてのことだった。それ以前からじわじわと食べる量が減っていたのかもしれないのに、気が付かなかった。態度や様子に変化はなかったから、気にしようともしなかった。そのせいで病気の発見が遅れた。いっちゃんは不老不死だとどこか本気で思っていて、ずっと風邪も引かずに元気でいてくれたいっちゃんに甘えて、ろくに注意を払っていなかった。

いっちゃんの腎不全がわかるまで、プレミアム・フードとやらの存在も知らなかった。いつの間にかキャット・フード界も、すごく進歩していたんだ。いっちゃんにはずっと、どこでも買えるものばかり食べさせていた。腎不全が発覚し、大慌てでプレミアム・フードを片っ端から買い漁り、「食べろ、食べろ」と迫りまくった。19年間「そこいらのご飯」を食べていたのに、病気で食欲がないときに急にフードががらりと変わってしまい、いっちゃんには迷惑だったかな。

もっと早くから、私がちゃんとフードの勉強していたら、腎不全にならなかったかもしれない。「腎不全は老化現象」と言っている獣医さんのHPがあった。それなら、もっとご飯のことを真剣に考えていたら、老化を遅らせることができたかもしれない。
シニア用すら与えていなかった。いっちゃんが好きでよく食べるから、全猫用のカリカリばかりだった。

いっちゃんにいくら謝ってももう遅い。それをらくで穴埋めをしようとして、過剰にらくの心配をしてしまう。心配しすぎ、甘やかしすぎでは、かえって丈夫に育たないかもしれない。いっちゃんは私があまりに無知だったせいで、ほとんど自力で育ったようなもの。「かわいい、かわいい」だけで、猫についての知識なんて何にもなかったから、心配もしなかった。サバイバルだったね、いっちゃん。もしや、それで鍛えられて丈夫になったのか?
らくも同じように・・・できないな。私は昔より怖がりになってしまった。

それにしても、ペット・フード界の変わりようはすごい。20年前は子猫用のフードもほとんどなかった気がする。生後1ヶ月半のいっちゃんは、むしゃむしゃとTCCの普通の猫缶を食べた。いつの間にか、お店で売っているフードの種類もたいへんなことになっている。さらに20年後には、らくは一体どんなフードを食べるのかな。

だけどその前に、らせん菌の撲滅!明日は病院だ。
私は12:30pm〜8pmまで仕事で外出。くりくりが4pmまで家にいたので、らくのお留守番は4時間。

今日のうんこちゃん、1回。血はなし、硬さ良好。

2003年09月13日(土) 検便 
今日は病院にらくを連れて行こうと思っていたけれど、あまりに暑い。暑がりのらくは、冷房の風が一番良くあたる場所で、お腹を出して引っくり返っている。先月の20日に連れて行って以来、私がうんこちゃんを病院へ運ぶだけで、らくは連れて行っていなかった。そろそろ本体も診てもらったほうがいい(成長ぶりの確認も含め)と思っていたが、どうしよう。

1:30pmにうんこちゃんをした。きょうはビニール袋ではなく、割り箸でタッパーにいれた。箸でつまめる硬さだったから、タッパーのほうがきれいに病院まで運べると思った。
充分硬くて、数珠状にころころしたのが、縦につながっている。硬いので、砂もあまりついていない。じっくり表面を観察したが、血らしきものは見えない。

4pm、うんこちゃんの配達で私だけ病院へ。もし検査の結果、らくを病院へ連れて行ったほうがいいようなら、家に電話をもらうことにして一回帰宅。自宅待機すること30分。病院からの電話がないので、また私だけ検査結果を聞きに病院へ。

らせん菌はいなくなっていた。他の細菌と酵母は出たが、それは健康な猫さんにも普通にいるもの。
しかし便の表面に、出血痕があったそうだ。ほんの少しだけだったらしいが、また気が付かなかった。

この前も、薬が終わったら私にも分かるくらいの血便をした。薬を再開したら、すぐに治まった。また今回も同じことの繰り返しになりそうだと先生。らせん菌を殺す薬は抗生物質なので、もうこれ以上続けて飲ませられない。なので今回は、止血剤と整腸剤を5日分処方された。両方粉にされて、いっしょの袋にぶん分包されている。今夜から水薬はなくなって、カプセル2個を朝晩飲ませることになる。ご飯に混ぜられればいいのだけど、らくは猫缶を食べない。やっぱりカプセルに詰めてお口にポイだな。

そういえば、らくが猫缶を食べなくなったのは、一番最初に粉薬を処方されたときにそれを猫缶に混ぜてからだ。2口くらい食べて変な顔をして、それっきり食べなくなった。薬が入っていなくても食べなくなった。もしかしたら、それで猫缶が嫌いになったのか?

フードはなるべく1種類、無理ならなんとか2種類にしてくださいと言われた。「同じのを続けてあげても食べないんです」といったら、昨日掲示板で教えてもらったのと同じことを言われた。らくくらいに育った仔猫は、半日程度食べなくても急に血糖値が下がることはない。お腹がすけば食べるから、頑張ってやってみてください、と。今みたいな食べさせ方をしていたら、あとで大変になりますよと釘をさされた。そのときは“手間がかかるから”ということかと思ったが、帰ってから違うと気が付いた。もし療養食を食べさせなくちゃならなくなった場合、かなり苦労する、あるいは全く食べてくれないことにもなる、ということか。
らくの健康を守るのは私なのだから、しっかりしなくちゃいけないね。すぐにアワアワと正気を失って根競べに負けてばかりでは、最終的にはらくのためにならない。

フロントラインを3か月分買った。完全室内飼いでも、6月から10月くらいまで毎月するのがおすすめだそうだ。飼い主の服について運ばれてきた卵や虫が、猫さんにつくこともある。らくは今年は特に拾われた年なので、今ノミやダニがいなくても卵がある可能性があるから、しておいたほうがいいらしい。
いっちゃんはここに越してきてからベランダだけしか出なかったのに、ノミが湧いたことがある。フロントラインを1回さしたらいなくなったので、毎月1回3ヶ月続けてくださいと言われていたのに勝手にやめてしまい、2本残ったままだった。運がよかったのかな。その後ノミが湧くことはなかった。残っていたやつを引っ張り出したら、有効期限が2001年9月だった。捨てた。

うちにらくが来てから、今日でちょうど1ヶ月。早かった。体重は2.9kg。来たときは2kgだったから、約1.5倍になった。先生によると、順調な成長らしい。

1:30am、うんこちゃん。ちゃんとした硬さだったけど、ずっと1日1回だったのに今日は2回目だ。
血はいくら私が見ても分からない。出ているのかな。出ていませんように。

写真上:冷房にあたってお昼寝 腹冷やすなよ。
写真下:ライムさんちのキリ番前後賞でいただいたプレゼント。

2003年09月14日(日) おからフェチ 
らくがうちに来て1ヶ月の間に変わったこと。

@ 来た当初は、鏡に映った自分の姿を見て、うれしそうにじゃれかかっていた。そのうちそれは、他の猫の実態ではないと認識したようで、やらなくなった。
ところがこの前、寝起きでぼ〜っとしていたときに、鏡に映った自分を見ていきなりしっぽを3倍に膨らませ、威嚇しながら飛び掛ろうとした。次の日にもやった。あほか、それはあなただよ。こんな面白い顔の猫はらくくらいしかいないぞと笑ったが・・・。

保護されていた家では30数匹の猫さんと暮らしていたので、最初は友達がいると思ったのだろう。遊び相手がいないことが、かわいそうだった。それが今では威嚇になったということは、大人になって縄張り意識が出てきたか、一人っ子の弊害で猫の社会性が失われたか。

A ぜんぜん噛まない、ツメを出さない猫だと思っていた。うちに来た次の日に、軽〜く「あむっ」っと甘噛みをするようになった。うれしかった。しかし穏やかな平和の時代が長くは続かないのが世の常か。今では何の遠慮もなく、力いっぱい「がぶがぶがぶがぶがぶっ!」。もちろん思い切りツメを出した手でしがみつき、同時に猫キックをかますことも忘れない。寝ようと思って布団に入ると、ここを先途と所構わず私の身体にしがみつき、噛みまくる。痛いって!寝れないんだよ!いくら言って聞かせても「平気ですから」と飛び掛ってくる。
教訓:猫の第一印象を信じてはいけません。

B 砂かけがやけに念入りな猫だった。いつまでも永遠にカシカシやっていて、やっと終わったと思ったら、トイレ中の砂を全てかき集め見事なピラミッドを築いていた。
それが今ではどうだ。いっちゃんと同じくらい・・・とまでは言わないが、砂かけを手抜きしているのは一目瞭然。適当にちゃいちゃいやって終了。
これも生活環境の変化のせいかな。前は自分の排泄物を念入りに隠す必要があったけど、今の縄張り内には自分しかいないから「そんなに真剣にやることないね。だって俺様の天下だし」のつもりだろうか。

すっかり手抜き砂かけが板についたラクシュミーさんに、今日の午後、変化があった。
毎週日曜日はトイレを洗って日光に当て、砂の総入れ替えをする。その後、今日はらくに初めて使う「おからの砂」をざらざらと入れたら・・・入れ終わらないうちからトイレに飛び込み、目の色を変えてしつこくカシカシとやって、そのうちずっぽりトイレにはまったまま、うっとりと座り込んでしまった。きまっちゃってるらくをどかし、今まで使っていたのと同じ紙の猫砂を足す。それを待ちかねたように、またトイレに飛び込み、狂ったようにぐるぐる回りながらカシカシ、ぐるぐるカシカシ。散々暴れて砂を周囲に飛び散らかしてから、おしっこしてうんこちゃん。私とくりくりが「あっ、うんこちゃんだ〜!」と騒いだので、びっくりしたのか事後に自分のブツを踏んづけるというオチで終了。汚れた足をじゃあじゃあ洗われて、憑き物が落ちたようにトイレに関心が無くなり、ちゃぶ台の上でエアコンにあたりながらお昼寝。

なんなんでしょう。おからでぶっ飛ぶ猫っているの?

うんこちゃん、いい硬さで血もなし・・・に見えたが・・・。

写真上:トイレでうっとり    写真下:新しい縄張り、炊飯器陥落

2003年09月15日(月) うんこちゃん3回 
前夜の11pm、フロントライン。液が思っていたより背中の下の方に流れてしまい、垂らしたところを舐めないように目をギンギンにして見張っていたが、ぜんぜんそんな気配はない。跳んだり跳ねたりに忙しくて、毛繕いなんてしている暇はないらしい。
今まで一度も乗ったことがない棚のてっぺんに登頂し、そこから本棚、冷蔵庫の上の電子レンジまで駆け抜ける。天井近くから私を見下ろして得意げな顔。・・・キャットタワーを買えという脅迫ですか?買っても棚には登りそうですけど。

3am、私が寝ようと横になったとき、らくはまだ暴れ回っている最中だった。ああ、うるさい。そのうち暴走音が止み、私がうとうとしてきたところで「かしかしかし」とトイレの音。うんこちゃんだ。起きて片付け、ブツを点検し、お尻の穴を拭いた。
次にうとうとしてきたら、バリバリバリっと猫砂の袋を引っかく音。紙の砂には興味なかったくせに、今夜は散らかすと決めたらしい。起きて砂袋を抱え、らくがいたずらできない置き場所を捜して狭い部屋の中をうろうろ。
もう何が聞こえても無視、今度こそ寝ようと決意して横になった私の耳元で「がさがさ、ばりばり」と聞きなれない音。何で遊んでいるんだ?思わず目を開けると、布団圧縮袋とプロレス中のらくと薄暗闇の中で目が合った。・・・あのね、これは君が遊べるように、押入れの空きスペースを少しでも増やそうと買ったものなの。1枚は敷布団に使って、もう一枚はこれから夏の布団をしまうために取っておいたの。あんな押入れの上の奥に突っ込んでおいたものを、わざわざ引っ張り出して来る必要はどこにもないのよ、分かった?
・・・分からないみたいです。取り上げたら文句を言われたので、返してやった。どうせ歯とツメで穴だらけの圧縮袋なんて、ごみにしかならない。しかし早くも興味を失ったようで、もう遊ばない。ひどい猫だ、ひどい猫とつぶやいていたら起きる時間になった。

私:7am〜11:45pm、仕事で不在
くりくり:10am〜2pm、3:30pm〜11:50pm、仕事で不在。
らくのお留守番は約4時間と8時間で、合わせて12時間。
私が家を出る直前、7amにうんこちゃんをし、帰宅したら大興奮で走り回り、そのままの勢いでトイレに飛び込んで、うんこちゃん。らく流いってらっしゃい、お帰りなさいの挨拶はうんこちゃん。
しかし回数が多いぞ。今日は3am、7am、11:50pmの3回もしている。最初の2回は軟便。お〜い。

夜中にぎゃおすの掲示板を開いたら、HIROさんが茶々ちゃんのお引越しの報告をしてくれていた。しばらく思考が停止してしまい、その後怪獣うぎゃんに取り憑かれ、なかなか返事が書けなかった。すべての命あるものにはいつか終わりが来るが、茶々ちゃんがこんなに早くにとは思わなかった。茶々ちゃんは奇跡の猫さんだ。お医者さんから危ないと言われても、それを乗り越えて復活し、ずっとおいしくお刺身を食べて、最後は眠るように穏やかだったそうだ。
茶々ちゃんという猫さんの存在を知ることができて幸せだ。ネットで得た宝物のひとつ。ありがとう。

2003年09月16日(火) 今日も軟便3回、うち2回血便(たぶん)・身体測定第2回 
らくにネコジャラシを振っていて、思い出したことがある。私がまだ小学校の低学年だった頃、風邪で学校を休んで家で寝ていた。夕方になって母が買い物に行くという。たかが30分くらいだが、私は泣いていやがった。その頃、留守番が大嫌いだった。母は何を思ったか、私のベッドの上にくるように天井から紐で風船をぶら下げて、「これで遊んでて。すぐ帰ってくるから」と強引に出かけてしまった。はじめは手で風船をぽんぽんしていたが、そのうち夢中になってドタンバタンと両手両足でたたいているうちに、あっという間に母が帰ってきた。全然さみしくなかった。

小学生の私の脳みそは、ちょうどらくと同程度だったらしい。お留守番が嫌い、おもちゃに夢中になってじゃれる。ばかだったんだなあ・・・今はどうだ。
一人で家にいるのは平気になった。大人だし。じゃれじゃれには自信がない。自分でやっているとないけど、くりくりがネコジャラシを振っていると、らくと争って飛び掛りたくなる。誰かと向かい合って話しているとき、相手の手振りが大きいと、押さえ込んでぱくっとしたくなる。仕事の打ち合わせのときなどヤバい。本当にやってしまったら、社会生活の危機なので、なるべく動いている手を見ないようにする。・・・未だにらく並みの脳みそなのか?ということは、いっちゃん以下だ。

5pm、うんこちゃん。表面に血管のような、細い血の筋があった。いけないのは重々分かっているのだが、根競べも少々負けぎみだし。あああ、らくに強い腸を!私に強い心をくれ〜!

1am、うんこちゃん。軟便。表面に、便にしてはちょっと赤すぎる部分がわずかにあった。
3:30am、うんこちゃん。少量で軟便。血はないように見えた。もうもう、ぜったいに根競べに負けられない。今も新しいボッシュをまた入れたら、匂いだけかいで行ってしまったが、いい。そのうち食べるだろうと自分に言い聞かせた。ううう、苦しいよ〜(私が)!
せっかくミケさんにフードの試供品を送っていただいたのに、これ状態じゃ試せない。
いっちゃ〜ん、助けてくれ〜!!相変わらずの「苦しいときの王様頼み」。

検便で酵母が出るのは(悪いことではないが)不思議ですね、与えてないのにと獣医さんに言ったが、ボッシュにはビール酵母が入っているのに気が付いた。この前成分を確認したときには、なぜか見えていなかったようだ。目に映ったものが脳に届かないのは、私の得意技。

4:30am、事件発生。デジカメのカードリ−ダーをらくがサッカーしてしまい、写真が読み込めない。家具の下の隙間という隙間を床にはいつくばって懐中電灯で照らすこと30分・・・テレビラックの下でやっと発見。よけいな労働をさせていただいてどうもね。

身体測定:第2回

2003年09月17日(水) 下痢で皮下輸液 
明け方、冷蔵庫の上から降りられなくなったらくをレスキュー。登ったのは棚からだが、戻れなくなって立ち往生。困ってうろたえている姿が面白くて写真を撮ったが、ただ高いところで得意になっているようにしか見えない。つまらん。

今日は午後から出かけるので、午前中にうんこちゃんをしてくれ。そうすれば夕方大慌ててで帰宅しなくて済む。そう言い聞かせたら、11amにしてくれた。軟便かもしれないので、構えたらくのお尻の下に、うんこちゃんが砂まみれにならないようにビニール袋を敷いた。うまい具合にちゃんとその上に出たのはいいが、軟便を通り越して下痢じゃないか。水状ではないが、どろどろで全く形がない。これは・・・うんこちゃんの配達だけではいかんだろ。らくも連れて行かなきゃ。しかし私は12時には家を出る。今から診察は時間的に無理なので、とにかくすぐさまホヤホヤのブツを病院に届けた。夕方らくを連れて検査結果を聞きに来ますと言ったら、5時くらいまでに来れますかと聞かれた。今日は何かあるのか?

午後、mooちゃんに会いに行った。こだまさんとも会えた。moomamaの手作りのお昼をいただいて、おしゃべり。mooちゃんは写真もかわいいが、生はもっとかわいい。手や顔をぺろぺろしてもらって、うれしかった。足取りが少しおぼつかないが、お顔はしっかりしている。目が輝いている。ケモノのように豆鯵を食べていた。うんと長生きしてください。祈っているからね、大丈夫だよ、mooちゃん。

moomamaさんちで新事実発覚。こだまさんもmoomamaも、正確な数値が出ないから血液検査の前は6時間(だっけ?)食事をさせてはいけないと指示されているそう。いっちゃんは言われたことがない。

5pm帰宅。らくを病院へ。便検査の結果は、またまたらせん菌だった。たくさんいて、活発に活動中だそうだ。
らせん菌は腸内細菌のひとつだけど、顕微鏡でもほとんど見えないくらいが正常な数なんだそうだ。それがうようよ見えている。便に粘液と血液も混ざっていた。
らくはお腹が弱くて、ちょっとしたことで腸内細菌のバランスが崩れてしまうらしい。病気ではなく体質のようだ。
そしてその「ちょっとしたこと」が何なのか分からない。先生が一番疑っているのがフード。できるだけ1種類に絞ること、給餌量を守ることと、また言われた。いろいろな種類をあげていると、給餌量が分からなくなり、食べさせすぎになりやすい。あとやはり種類が多いと、消化器官の負担になることがある。
今は2種類しかあげていないんだけどな。

私:「その2種類が、そもそも合わないということはないですか?」
先生:「ありえます。」
私:「それなら今まであげていたのと違うご飯を、何か1つだけ使ってみるのはどうでしょうか」
先生:「いいと思います。前に試供品でお渡ししたのを食べたのなら、それを使ってみますか」

・・・そうなると「はい」と答えるしかない。どれが“らくに合っているフード”かさっぱり分からない、もうとにかく血便や下痢を止めたい一心で、合成保存料やら副産物やらをほっぽり出して、獣医さんが勧めた(わけではないが)ものに飛びついてしまう。うう、とにかくお腹を落ち着かせて、それかららくに合ったいいフードを捜そう。なんて弱い私。あ〜あ。

おとといフロントラインを垂らした4時間後くらいから軟便になり、今日から下痢。フロントラインの影響でなった可能性もあるそうだ。ただその場合は、一過性ですぐに治まるはず。

お注射しますと言ってから、再び現れた先生が手にしていたものは、皮下輸液のシリンジだった。いっちゃんのときと同じ、60mlくらい中身が入っている。まあねえ、体重は変わらない・・・というより、今ではらくのが重いくらいだしね。しかし複雑な気分だ。半分は懐かしいと思い、もう半分は「やめてくれ〜」と言いたい気持ち。生後5ヶ月で皮下輸液だと?早すぎる、生意気だ。いっちゃんは19歳までしたことなかったぞ〜!!それに抗生物質と止血剤の注射も足して、なんだか大変なことに。
輸液の後、マッサージしてくださいと言われた。これもいっちゃんのときには言われたことがない。忘れているだけか?

すこし胃腸を休めるために、明日の午前中いっぱいまで絶食を言い渡された。仔猫でも絶食していいのね。できるのか・・・?私が問題だ。

そんなこんなで、ユーカヌバ・ベテリナリーダイエット ローレジデュー フォーミュラを買い、止血剤と抗生物質、整腸剤が一緒になった粉薬を10日分処方してもらい、帰ったらすぐ飲ませるようにと下痢止めの錠剤ももらい、やっと終了。粉薬は明日の朝から、下痢止めは3錠処方されたが、1錠は今日飲むが、あとはまた下痢したら飲ませる。
粉薬は10日分飲み切ること。もしトラブルがあったら連絡を下さいと言われた。トラブルって何?怖いよ。吐くとか、ご飯を食べなくなることらしい。やっぱり怖い。

らくのでっぷり太った腹はどうなんでしょ?まだ肥満まではいってないそうだ。安心した。ダイエットさせる自信がないんだもん。

約1ヶ月前の受診では「けっこう大人しくしてる」と思った程度だったが、今日は完全に固まっていた。全然抵抗しないで、診察台の上でぷるぷる震えてる。お〜い!普段の勢いはどうしたんだ〜?どうしてうちの子は、代々内弁慶なのだ。家庭内暴力猫ばかりだ。猫ってそもそもが、そういうものか。それにしても、今日のらくの怯え具合はいっちゃんよりひどい。知らない場所、知らない人はひたすら怖いになってきている。
待合室に戻ってキャリーに入れたら、たちまち元気を取り戻して外に出ようとする。

輸液瘤を背中にくっ付けて帰宅するなり、みょ〜んみょ〜んと文句を言いながら大暴れ。キャリーに復讐しているつもりか、飛びついてプロレスごっこ。

試供品をもらったときは、仔猫にはカロリーが足りないので、いつものご飯に半分くらい混ぜてあげてくださいと言われたが、今日は何の指示もなかった。これだけを食べさせても大丈夫なのか?

10pm、下痢便ぽたり。

書きたくないが、隠しておくわけにもいかない。11pm、ご飯を10粒あげてしまった。手術の前でははないし、病院で買ってきたカリカリなので大丈夫とか、いろいろ理由をつけて食べさせてしまった。だって最後に食べたのが今日の夕方4時だとしたら、明日の午前中まで20時間もある。これ以上はもうあげない。しかし苦しい。私もお付き合いで、moomamaさんちで食べてからは飲み物しか摂っていない。自分はいいが、らくはまだ子供だし、なぜご飯がもらえないのか理由が分からないから余計辛いだろう。やけくそか?暴れ回っている。

帰ってきたくりくりに、mooちゃんの話をした。「うんと長生きして欲しいなあ。」としみじみ言う。くりくりはアル中だけど、素面のときはいいヤツだ。

4am、うんこちゃん。どろどろが軟便にまで回復。かろうじて形を保っている。

しかしどうして、たかが普通のチビ猫日記がこんなに長くなるのだ。2〜3日に一回、2〜3行書くだけだと思っていたぞ。

写真:冷蔵庫の上で途方に暮れるらくさん

2003年09月18日(木) 飽きずに病院食 
昨日病院から帰ってきてから、らくさん、ストーカーになった。
行くとこ行くとこついてきて、足元にごろんしたり手近な棚に乗ってこっちをじっと見てる。最初は「そんなに怖かったの。かわいそうに。でもかわいいのう。」と思っていたが、だんだん見張られているような気がしてきた。いらんことしないように監督されている。踏みそうで危ないよ。キャスター付きの椅子の足元にまとわり付いて寝るのはやめなさい。私がちょっとでも椅子を動かしたら轢かれるよ。それは夜が更けるにつれて「メシくれ」の脅迫、督促になるのかと怯えていたが、ストーカー→破壊活動→ストーカー→破壊活動と繰り返した後、私が寝たららくも眠ってしまった。ああ、よかった。

朝起きるなり枕元の時計で時間を確認。あと10分で午前中が終わる。らく、喜べ!メシが食えるぞ!お皿に病院ユーカヌバを10gだけ入れ(いきなりドカ食いしたら、また下痢しそうなので)待ち構えているのに、らくが来ない。本猫、まだのんきに寝ている。あれ、そうなの?放っておいたら、しばらくたって起きてきて、半分寝ぼけたような態度でぼそぼそ食べた。感動がないな。

トイレチェック。小さい軟便が埋めてあった。

いつもは同じご飯が2回続くと食べないのに、1日中病院ユーカヌバを飽きずにぽりぽり食べている。やればできるじゃないか。

薬を飲んで様子がおかしくなる感じはない。元気に遊ぶ。しかし10日間も、生後五ヶ月の猫に抗生物質を飲ませて大丈夫なんだろうか。

今日はうんこちゃんをしなかった。昨日の下痢止めがまだ効いているのか。明日はもっちりいいのが出ますように。

写真:王国の伝統芸能、ほっかむりの練習中
。手を離すなりすっ飛んで逃げて、ほっかむりをはずそうと激しいダンスを披露してくれた。トランスも負ける、斬新なステップだった。

2003年09月19日(金) 血便はもういらん 
私:8am〜9:30pm 仕事で不在
くりくり:3:30pm〜11:30pm 仕事で不在
らく:6時間お留守番

7am、うんこちゃん。軟便で表面に血付き。きのうは下痢止めが効いていて排便がなかったが、出たと思ったらまたこれかい。怒る気力もなく朝からがっくり。ま、そのうち治るでしょう・・・。
しかし病院ユーカヌバでも軟便で血便ってことじゃない。絶食以降これしか食べてないのになったってことは、合わないのか?それとも新しいご飯になったから腸がびっくりしただけで、そのうち慣れるのかな。どうせ慣れてお腹が落ち着くのなら、違うフードがいいなあ。

帰宅後、らせん菌についてまた検索。キャンピロバクターとかカンピロバクターという菌と同じみたい。仔猫はよくそれで下痢になるらしい。大人の猫さんだと特に症状が出ないことも多く、たいしたことはないそうだ。しかし人間が感染すると、やはり下痢から血便になり、入院騒ぎになることもある。感染経路は汚染された便が経口で体内に入り発症。・・・・口から入るのね。便が直接口に入ることは、ほぼありえない(はず)。トイレ掃除の後は石鹸で手をよく洗っているから大丈夫でしょう。

治療法は抗生物質の投与で、すぐに治まる。・・・もう散々投与しまくってるよ〜。わっ、すごい記事(?)を見つけた。抗生物質に耐性のある菌が増えている〜?その場合は、耐性のない菌は死滅するけど、薬をやめた途端に生き残った耐性らせん菌が増える。しかもらせん菌以外の細菌も抗生物質でいくつか死滅するため、腸内細菌バランスが悪くなり耐性らせん菌が爆発的に増える・・・。これか?らくはこれなのか〜!?どうすりゃいいのかは書いていない。

薬で退治できないなら、腸内の善玉菌を増やして対抗したほうがいいのではないか?今飲んでいる粉薬には整腸剤も入っている。整腸剤って具体的には何だろう。今度病院に行ったら、菌のことも薬のことも、もっとちゃんと聞いてこよう。10日分処方されたということは、少々の血便では「来なくていいよ」ってことなのかな。

12:10am、うんこちゃん。いい硬さだけど、最後だけぽとぽとと軟便。血は見えない。
ま、いいや。そのうち治るでしょう。

病院ユーカヌバにボッシュを少し混ぜたが、食べない。サンプルでいただいたエボルブを混ぜた。食べない。イノーバ・・・食べない。タミは食べた。
病院ユーカヌバ8割、タミ2割くらいでしばらく様子を見よう。

サッカーしてたボールがお膳の脚の下に入ってしまい、らくさん、そこの隙間に強引に頭を突っ込んだまま顔を上げようとしたので、お膳が見事に引っくり返った。星一徹がちゃぶ台を引っくり返すさまにそっくり

2003年09月20日(土) 2重歯 
昨夜の破壊活動は、とても大胆かつ念入り・長時間に渡って展開された。うるささに耐えつつ意地になって布団から出なかったが、朝の第一声が「やられたっ!」だった。PC回りのこまごました物が乗せてある棚ごと倒されていて、DVカメラも床に落下していた。壊れたら、らくが撮れないんだよ。・・・分かってないのね、はいはいはい。こんなことに置いておいたほうが悪いのね。場所を変えます、はいはいはい。

所用で10am〜7pmまで外出。らくはくりくりと留守番。
いない間にうんこちゃん1回。軟便気味で血は見えなかったらしい。

猫ベッドでぐっすり寝ていたらくが、起きるなり様子がおかしくなった。口を大きく「かうっかうっ」と開け閉めしながら顔を振っている。いっちゃんがだいぶ悪くなってからよくやっていた「かうかうぶんぶん」と同じ仕草。同時に舌を長く伸ばして、口の周りをしきりに舐める。口元に前足をあてて、引っかくような擦るような動作。いっちゃんがケーで苦しんだときと全く同じで、心臓がどきどきになった。くりくりも「らくが変だよ!」と大きい声を出した。
2人でらくを取り囲むうち、「苦しいの?らくちゃ〜ん!!!」から「気持ち悪いのかな、らく〜!」になり、最後には「口の中に何かくっ付いてんじゃないの。今までそのまんま寝てたのか〜、あんた?」に変わった。

らくをひっくり返して、口の中をのぞいて・・・びっくりした!あ〜、びっくりした!!上のキバと前歯に異常はないが、下のキバと奥歯が2重に生えている。1週間前には絶対無かった。いつの間にこんなサメのような口内になったのだ。毎日薬を飲ませているのに、初めて気が付いた。
糸みたいに細い乳歯のキバの内側に、ちょっと太目のキバが生えてきている。奥歯も縦列駐車のように、同じ歯が2列づつ並んでいる。

乳歯のキバはまだしっかりしているが、奥歯はちょっと触っただけでぐらぐらと動き、歯茎に血がにじんだので慌ててやめた。
歯が痒くてガブガブするようになったのか。あ、カリカリを食べている。そうだ、しっかり噛んで生え変わりを促すのだ。それで、抜けたやつは無くさないでね。ちゃんと「抜けたよ」って持ってくること。さてらくさん。永久歯になったら歯磨き開始だからね。

また寝て次に起きたときには、カリカリを1粒だけ食べてやめてしまった。下痢・血便が心配で、今はあまりいろんなものをあげたくないのだけど、何度やっても1粒でやめてしまうのでワンフーの猫缶をあげた。少し食べた。

今日は雨で急に肌寒くなった。いつも、伸びたうえにびろ〜んとおっぴろがって寝ているらくが、丸くなって眠っている。いっちゃんと同じだなあ。あ、猫標準の寝姿か。
らくが寝ていたところに、奥歯が落ちていた。拾って洗って、大事にしまう。

一本抜けたらだいぶ余裕が出たようで、今までしょんぼりしていたのに急に元気に遊びだした。破壊活動開始!

いっちゃんはいつの間にか永久歯になっていた。猫も歯が生え変わるって知らなかったから、口の中を覗いてみたこともなく、抜けた歯を見つけたこともなかった。さみしい。

写真:2重になってる下のキバ

2003年09月21日(日) うんこちゃんからおもちゃ 
うんこちゃん1回。素晴らしいコンディション。硬さ理想的、血は見えない。ところが、よ〜く観察したら、紫に光るものがっ!おもちゃのポンポンに生えてる、きらきらした糸というか紐が入ってた。こんなもん食ってるからお腹こわすんじゃ、ばかたれ。

昨日からいきなり寒くなって、今までになかったことだけど、らくがベッドの上で寝るようになった。誰もいないと真ん中で寝てて、私が寝たら足元に移動した。もっと寒くなったら、くっついて寝てくれるのか?期待するぞ。
くりくりがベッドにいるときは、らくはソファの猫ベッで寝ている。そばに行かない。ストーカーするのも私にだけ。またくりくりがいじけるなあ。しつこくするからだよ。いくらかわいいからって、無理やり抱いたりベッドに連れ込むから、かえって逃げられるんだってば。王様のときもそうだったのに、学習してないらしい。

2003年09月22日(月) 冬支度 
太った気がする・・・らくさんや、昨日よりも太ったんじゃないかい?お尻がボールのようだ。うちに来たときは発育不良の洋ナシみたいで、だんだん普通の洋ナシになり、それが太った洋ナシになり、今日はもうボールにしか見えません。
おとといから急に寒くなったから、皮下脂肪を蓄えたのか?そういえば最近、毛が抜けるようになってきた。冬支度が始まったらしい。ふくふくした猫は大好きだけど、これ以上身体だけ丸くなって顔が小さくて三角のままだと、猫のバランスじゃなくなりそうだ。うちの二代目は、一体なんなんだ。

昨日体重を量ったら、3.05kgだった。16日に量ったときは3.1kgだったのに、50g痩せていた。歯の抜け替わりのせいで食べる量が減っていたし、下痢もあったしで痩せても不思議ではない。もともとが発育良すぎなくらいだから、そんなに心配しなかった。
しかしどうしても昨日より太った気がするので、さっきまた体重を量ったら3.15kgあった・・・。1日で100g増えた。もっとも直後に、たっぷり50g分くらいの軟便をしたけど。

おとといの地震のことを書き忘れていた。私は家にいなかったが、らくはぐらっときたとたん、もう押入れに非難していたそうだ。いいこだ。一人でお留守番のときもそうするんだよ。いっちゃんはどんなに揺れても、気が付いてないかのように微動だにしなかった。地震のたびにいっちゃんを抱いて柱のそばやちゃぶ台の下に非難したが、家に誰もいないときに大きいのがきたらどうしようかと心配だった。らくはさっさと自分(だけ)で安全なところに逃げそうだ。よかった。

母がラクシュミーのことを「あくしゅみ」とか「らくたろう」と言って笑う。いっちゃんのことは、「死んだ田舎のばーちゃんに似ている」と言って笑った。泥棒柄がばーちゃんの、しわくちゃ口元に似ていたらしい。そのばーちゃんは100まで生きた。いっちゃんは人間でいえば96歳だったようだ。どちらも長生き、長寿は顔か?らくはどうだ。長寿に決まってる。

5am、うんこちゃん。かなり軟便、血は見えない
翌1am、うんこちゃん、けっこうな軟便、血は見えない




写真上:太った気がする・・・
写真下:絶対、太ったよね!?

2003年09月23日(火) 抗生物質をやめた 
朝から悩む。昨日の夜からずっと悩んでいる。らくに抗生物質を飲ませるのが、どんどん怖くなってきた。途中、数日空いたけど、もう1ヶ月以上飲ませっぱなし。悪さをする菌の耐性を強くして、善玉菌を殺しているんじゃ?
前回まではシロップだった。今回から粉になったので、違う種類の抗生物質をお試し中なのか。薬が変わって丸5日飲んだけど、軟便は良くならない。先生は10日間飲ませきってくださいと言ったから、その期間きっちり飲まないと効果が出ないのかもしれない。でも同時に、今週は病院が連休になるので、10日飲ませたらちょうど連休が終わるから・・・とも言った。薬の効果の都合じゃなくて病院の連休の都合か?わかんないよ〜。

腸内細菌のバランスが崩れるのは病気ではなくて体質ならば、バランスを整えればいいのよね。獣医さんは、悪玉菌のらせん菌が増えすぎて腸炎を起こし、軟便血便になっていると言った。なら、増えすぎた悪玉菌を殺してバランスを取るのがうまくいかないなら、善玉菌を増やして対抗するのじゃだめなの?わかんないよ〜。

考え疲れてらくを見れば、ぶっとい胴体で走り回り、ご飯をかりぽり食べている。どうなの、らくさん?薬はいるのいらないの?本猫に聞いたら、がぶがぶがぶっ!と手を噛んで返事をしてくれた。これは・・・「抗生物質はいらん」ということだ。そうだそうだ、そうしよう。私だってしょっちゅう下痢になるけど、その度に抗生物質なんか飲んでない。放っておけばそのうち治ってるしと、むりやり決断して飲ませるのを止めた。先生に反旗を翻す・・・などという大げさな言葉まで頭に浮かべつつ、代わりにビオフェルミンを半錠飲ませた。どうなることやら。

午後から打ち合わせへ。らく、4時間半だけお留守番。

帰宅後、腸内細菌の検索。人間の腸内にいるビフィズス菌と犬や猫の腸内にいるビフィズス菌は種類が違うので、人間用のを飲ませても効果がないと書いてあるHPがあった。ペット用のサプリメントを扱っているショップだった。やっぱり猫用のを買わなくちゃ。先生は大丈夫と言っていたが・・・害はないというだけで効果もないのか?しかし一般の人のHPでは、ビオフェルミンで猫の下痢・軟便がよくなったというのがいくつもあった。獣医さんのHPでも、猫にビオフェルミンOKと書いてあるところがあった。さて、どうしよう。また悩んだ結果、ネットで猫用のをひとつ注文して、それが届くまでの間はビオフェルミンで様子を見ることにした。

10pm、うんこちゃん。泥便だけど、ここで慌ててはいけない。薬を飲ませている間も、どうせ固まったりどろどろだったりの繰り返しだった。元気でご飯を食べているうちは大丈夫。

今フードは、病院ユーカヌバにエボルブを混ぜている。最初はエボルブだけ残していたけど、より分けるのが面倒くさくなったのか、だんだん食べるようになった。病院ユーカヌバにワイソングを少しだけ混ぜたのもあげはじめた。もうすぐ病院ユーカヌバが終わるので、エボルブやワイソングの割合を徐々に増やして、病院ユーカヌバはもうやめたい。抗生物質やら合成保存料やらで肝臓への影響も心配だし。

打ち合わせの帰りに、らくの新しいおもちゃを買ってきた。帰宅して私が着替えている間、らくがごそごそ買い物袋をいじっている音がしていたが、いっぱいある中から自分のおもちゃが入っている袋を選んでちょっかいをだしていた。分かるんかい?袋から新しいネコジャラシを出して振ってやったら、久々に狂ったように飛びついてくる。ムササビみたいに部屋の中を滑空してる。おニューは楽しいらしい。
キャットニップ入りのねずみさんは不評だったので、またたびの粉をすりこんだ。抱きついて猫キック。そうだそうだ、380円もしたんだから、少しは遊んでくれ。

鶏のささみを少しだけ食べさせた。もしかして、らくの猫生で初めてのささみか?パックのラップをはがした途端、カウンターに乗っかってささみをじっと見ながら舌なめずり。比喩ではなく、本当に口の周りをしきりにぺろぺろ舐める。無水鍋で煮ている間も目を離さないでじ〜っと見つめている。お皿に入れてフーフーしながらほぐしていたら、辛抱たまらんと調理台に飛び乗ってきた。案の定ぺろっと食べてしまった。

夜のビオフェルミン。まな板の上で割っていたら、自分から近寄ってきて匂いをかぎ、ぺろぺろ。しかし転がって流しに落ちてしまったので、新しいのを割った。さっきの残りのささみを温めその上にちょこんと乗せたら、まず最初にビオフェルミンをぽりぽり食べて、それからささみを食べた。ほんのり甘いので、好きなのかもしれない。
ささみの最後の一口が、お皿からうまく食べられない。手のひらに乗せてやったら、きれいに食べた。あああ、これがいっちゃんだったらなあ。らくが食べるのだって、とてもうれしい。ただ、いっちゃんがこんな風に食べてくれたらなあと思い、いっちゃんもこんな風に私の手のひらから一生懸命食べてくれたなと思ったら涙が出た。らくは真上から見たときだけ、いっちゃんにそっくりだ。だから余計にそう思うのかもしれない。いっちゃんに会って、もう一回だけでいいから私の手からおいしいご飯を食べて欲しい。しょうもないことばかり頭に浮かぶ。

らくの上のキバに、永久歯が生えてきた。まだやっと歯茎から白い頭が見えてきたところ。昨日はなかった。成長しているんだな。うれしいが、もっとゆっくり大きくなってもいいんだよ。のんびりいこうよ。しかしなあ、生えかけでかゆいのか?そこまでむきになって私の腕にかぶりつくのは、どうかと思うぞ。えらい顔になってるよ、あんた。

写真:ささみの最後の一口と格闘するらくさん

2003年09月24日(水) 泥便から軟便へ 
5am 泥便 。トイレから抱き上げたら後脚にべったりついていた。びちびち暴れるのを押さえ込んで、ぬるま湯でじゃあじゃあ洗う。らく、非常に不本意な顔。

9pm軟便 かろうじて形を保ってた。

今日も朝晩、ビオフェルミンを半錠ずつ

2003年09月25日(木) ご飯でヒステリー 
夜中に破壊活動に精を出していたのは知っていたが、朝起きてびっくり。台所の真ん中に、お水の器がぶん投げてあり、もちろん中身は空。ご飯だったら床にこぼれても拾って食べることもできるが、お水はカーペットに吸い込まれてしまう。誰もいないときだったらどうするんだ。私もくりくりも一回仕事に出かけたら、何時に帰れるか分からないんだぞ。最悪20時間も水なしになることだってあるかもしれない。そりゃいかん!
というわけで、寝起きのゾンビ状態で濡れた床の掃除をして、カーペットの濡れた部分をはがして干して、猫ご膳を改良した。カウンター棚のまん前に置いてあるので、上に飛び乗り飛び降りするときにひっくり返してしまうから、場所を変えるしかない。でも適当な場所がない・・・ので、カウンター棚の一番下の段を空けて高さを調節して、そこに置いた。

8am〜2am、仕事で外出。今日はくりくりが家にいるので、らくの心配はなし。

うんこちゃん、2am〜7amの間に1回。軟便。
3pm、軟便だが、形はしっかりあったらしい(くりくり談)。

らくがあまり好きじゃないのは知っているけど、エボルブは食べて欲しいフードなので昨日までは病院ユーカヌバと混ぜてあげていた。それだと食べていたが、病院ユーカヌバがなくなったので今夜はエボルブだけお皿に入れた。匂いをかいで食べずに戻ってくるを何回か繰り返した後、らくさん、いきなりキレた。お皿のエボルブの匂いをかいだ後、うぎゃああああ〜っと叫んで台所を走り回ったのだった。しかたがないのでワイソングを足して混ぜてやったら食べた。いっちゃんは嫌いなご飯だと匂いをかいだあと肩を落として戻ってくるとか、私の顔を非難の目でじっと見るとかはあった。砂をかけるまねをする猫さんもいるようだけど、らくはヒステリーを起こした。あんた一体、なに様?お猫様よね、でもただのちび猫でもある。もうそんなにちびではないが、どちらかというとけっこうでかいが、まだ生後5ヵ月半足らず。乳歯がやっと抜け始めたばかり。なのにこのワガママぶり。前途多難。

写真:新しい猫ご膳

2003年09月26日(金) 泥便 
5amくらいに地震があった。そんなに大きくないけれど長かった。らくは押入れに非難するかと思いきや、カウンター棚の下に入ってしまったカリカリ粒を出すのに必死。このくらいの揺れだと気にしないらしい。北海道で被害があったようだ。人間以外の動物を連れて行ける非難所があればいいのに。お願いしますよ、地方行政。

5am〜1pmの間にうんこちゃん1回。泥便。
5pmにも泥便。
ビオフェルミンで少し固まってきたと思ったのになあ。そんなに急にうまいこといかないか。
元気でご飯も食べているので、あせらずぼちぼちやりますか。掲示板でも血便クラブの会員さんが増えている。気候の変化がストレスになるのかな。

最近はぎゃおす以外の掲示板にはほとんどお邪魔できていない。それなのに、書き込みしてくださる方達には感謝。仕事がしんどいときもあるけど(誰にだってある)、帰ってきて掲示板を読むのはとても楽しみ。悲しいニュースのこもあるけれど、それぞれの猫さんと家族の話を読むことができるのはとてもうれしい。どの猫さんにも、それぞれのストーリー、それぞれの伝説があり、それらを知ることができるってネットってすごい。

今日、初めてお刺身(マグロの赤身と真鯛)を少しだけ食べさせた。いっちゃんのお引越し以来、初めてお刺身を買った。今まではお刺身売り場に近づくことさえできなかったけど、らくに食べさせたい一心で買うことができた。がつがつぺろりと食べるらくを見ていたら、やはりいっちゃんと重なってしまった。らくといっちゃんを混同しているわけではないのだが。


昨日まで残っていた下のキバの乳歯が抜けていた。もうりっぱな永久歯のキバしか残っていない。抜けた乳歯はどこにやったんだ?狭い部屋の中を探し回ったが見つからなかった。残念。
上の永久歯のキバは2mmくらいに伸びた。どんどん大人になっていく。ワガママでもいたずらでもいいから、元気で長生きしてください。だから流しに付いている水を舐めるのはやめてくれ。

2003年09月27日(土) ケー 初めてお客さん 
深夜にらくが、久しぶりにケーした。私もケーをされるとドキドキするが、猫はけっこう吐くもんだとも思っている。くりくりは声が裏返って取り乱し、「らく〜」とおたおたになる。いっちゃんのときの巨大トラウマが、くりくりのほうが私より強い気がする。大丈夫だよと、自分も心臓をばこばこさせながら、くりくりとらくをなだめた。

8am〜5pm、仕事で外出。くりくりは在宅なので、らくの心配はなし。

残っていた刺身を煮てやったら食べない。牛肉を煮ても食べない。牛の生肉は食べたけど、すき焼き用のお肉なので爪の先くらいしか食べさせなかった。生食できる新鮮な牛肉ってどこで買えるんだろう。デパートかな。普通にスーパーで売っている牛肉って生で食べちゃいけないの?ステーキなんかレアで食べることを考えたら大丈夫そうな気もするが、よく分からないのでやめておいた。

夜、裕子ちゃんが遊びに来た。らくにとって初めてのお客さん。あ〜、警戒心丸出して飛び退ってる。近寄ってこないな。2時間位したら少しは慣れてきたけど、なかなか触らせもしない。いっちゃんが若いときは、ひたすら押入れだった。年取ってきてからは、お客さんにもよるけど、近寄らないけど玉座から動かずに部屋に一緒にいた。らくはまだ社交性はゼロのようだ。いっちゃんでさえ裕子ちゃんは大丈夫で撫でられていたのになあ。

妹がソファをくれると言う。10万円くらいで買って、まだ新品同様のもの。今のソファは古いし(もともと知り合いからもらった中古品)、いっちゃんが危なくないように分解してしまったから、骨組みはないしボロでとても貧乏臭い。らくにはらくのソファをと思い、ずっと新しいのを捜してけど、なかなかいいのがなくて買っていなかった。しかし具体的に「新しいソファ」のことを考えたら、やっぱりいらない、無理です。いっちゃんが10年君臨したソファ(とももう言えないものだが)を処分できない。まだいいや。そんなに急ぐことない。

5pm 軟便  形はあったらしい

2003年09月28日(日) 3.2kg 
いい天気なので、のんびり自転車でミケさんのお店まで行った。着くのに50分かかり、思ったよりちょっと遠かった。30分くらいで行けるかとふんでいたのだが、気持ちのいいお出かけだった。エボルブとナチュラルチョイスを買って、帰りに大手ペットショップのまん前を通ったので寄ってみた。セール!とにぎにぎしく、いっぱい張り紙がしてある。中に入ったら、子犬や仔猫が隠れるところもない狭いガラスケースの中で蛍光灯に照らされて、たくさんの人の目にさらされていた。子供が子犬や子猫の目の前で手を振り続けている。気持ちは分かるよ。私も子供だったらやってると思う。犬や猫の注意を引いて、こちらを見てもらいたいんだよね。でもなあ。落ち着かないせいか、いらいらと行ったり来たりしてる仔猫もいた。大きくなっちゃって大特価にされてる子もいた。こういう形態での生体販売って、どうにかならないのだろうか。悲しいのであまり見ていられなかったが、その店でしっかりらくにセール品のおもちゃを2つも買ったあたりは、ぬるく自己嫌悪。30%オフに負ける偽善者ぶり。

らくは元気。心がちくちくしつつも新しいおもちゃを振ってやったら、夢中で遊ぶ。いくらでも飛ぶ。やっぱり買って良かった・・・あああ〜。もやもやはあるが、ま、いいか。

うんこちゃん、7pmに軟便。形はしっかりある。回数も1日1回になってきた。

体重が3.2kgになった。いっちゃんの腎不全がわかってから、いちばん重いときが3.2kgだった。ほんの一瞬で、次の週には3.15kgに戻ってしまったけれど、記録の数字だ。らくがそれを楽々と追い越していく。

上のキバの永久歯が2mmくらいに伸びた。

2003年09月29日(月) ケー 
2pm うんこちゃん。最初はいい硬さ、最後になるにつれて軟便
夕方帰ってきたら、部屋に大量のケーがあった。こんなに胃の中に入っていたのか?食いすぎだ。

明け方にパワー炸裂。念入りな破壊活動。

猫ベッドがぱんぱんになった。8月16日と今日の写真、ベッドに王様のおさがりのショールが敷いてあるが同じ猫ベッドに寝ているもの。占有面積が全然違う。
8月16日 9月29日

2003年09月30日(火) ケー2回 
6pm、ご飯を食べて暴れて、すぐケー。昨日ほどではないけど、そこそこいっぱい出た。
9pm、うんこちゃん、大漁。最初の半分はいい硬さ、残りの半分は軟便。
9:30pm、ご飯を食べて暴れて、すぐケー。大量のご飯。食って暴れてケーを繰り返している。学習しようよ、らくさん。

いっちゃんはケーのときに口の下にティッシュをしくと、ちゃんとその上でした。らくはわざわざ避ける。ティッシュをずらしてらくの口を追いかけるけど、また避ける。どうしてもカーペットの上で吐きたいらしい。いいよ、じゃあ。その代わり元気で長生きしろよ。

猫ベッドで寝ているらくのほほ肉がぶみっと余って、ふちに乗っかっている。

夜10時頃、破壊活動。今日はめずらしい時間だね。お彼岸も過ぎたので冬時間かい?


 2003年9月 

日記の山トップ日記の山トップへ