ぎゃおす王国記・ラクシュミーの王様への道

『王様の慢性腎不全日記』&『日記の山トップ』はこちらです 。

 

 2004年3月 

2004年03月01日(月)  
昨日まで生暖かくて、すっかり春だと思っていたら、3月になって寒さがぶりかえした。雪まで降る始末で、らくの猫ベッドにカイロを仕込んで仕事に出かけた。
外は、本当に寒い。体調が良くない猫や人には辛いだろう。
かもめちゃん、どうしてるかな。暖かい部屋の中で、かもさんと熱々の時間を過ごしているだろうな。伯母さんはどうしてるかな。病院の窓から雪を眺めているのかな。
みんな元気で、気持ちのいい春を迎えよう。もうすぐだから、みんな元気で・・・と雪を見ながら、グルグル思う。

鶏インフルエンザの鶏肉が、ペット用に出荷されていたらしい。発覚したので回収されて、使われることはないそうだけど・・・
「ペット用だからいいと思った」・・・ナメてんのか?
しかし実は人用にも出荷されてて、人の口に入ってしまってた。怒るを通り越して、あきれるしかない。

最近らくは、ネコジャラシでも魚ライトでも動きを予測しているらしく、フェイントをかけて違うほうに動かすと不満そうな顔で文句を言う。動きが予測できないほうが、面白いんじゃないの?

2004年03月02日(火) 顔が変化 
らくさん、顔が変わったね。
うちに来た頃は細い三角の顔で、それがだんだん頬肉がたっぷりついて、ぶみっとなった。
それがここ一月ほど、頬肉が落ちてまた細くて三角の顔に戻った。身体はむちむちなのに、何故か顔だけ痩せたらしい。頬肉、腹に移動ですか?
同じ三角の顔でも、去年の夏とは表情が全然違う。前は、ちょっと険しいというか、うちに来たばかりで緊張していたのだろうけど、そんなに優しい顔ではなかった。それがいつのまにか、立派なおぼっちゃん顔になっている。我がままで苦労知らずで、のほほんとして、道端で保護された猫には見えないな。もっとも路頭に迷っていたのは、ほんの2〜3時間だけだった可能性もある。

2004年03月03日(水) ベランダの大冒険 
洗濯物を干すのに窓を開けたら、あっという間にらくが飛び出して手すりに飛び乗り、お隣さんに行ってしまった。咄嗟に追いかけた私も、あっと思ったらお隣さんのベランダだった・・・。夢中でらくを追いかけて、何も考えずに手すりを乗り越えてしまった。
抱き上げたらくの顔を見た。・・・何であんたまで困ってんのよ。困ってるのは私だってば。
これは不法侵入だよ〜。お隣さんが留守のようで良かった。今のうちに戻って、なかったことにしよう・・・戻る?どうやって?
来たときは手ぶらで、エアコンの室外機を足がかりにして手すりを乗り越えた(はず。咄嗟のことで、実はよく覚えていない)。帰りは5.25kgの山猫を抱えて、足場は何もない。らくだけ先に帰すか?いかんいかん、こいつは信用できない。ここは4階だし、危なすぎる。
お隣さんが留守で良くないじゃん。いれば事情を話して、らくを部屋の中に預かってもらい私だけまた手すりを乗り越えて帰り、それから玄関から迎えに行けるのに。
お隣さんはいつ帰ってくるか分からないし、ここでいつまでも腕の中のらくと見つめあっているわけにはいかない。
山猫を抱えて戻ろう。
手すりはよじ登れば超えられる高さだけど、片手が塞がっているのでやりにくい。
しかも、らくの身体の下にいつもベランダがあるように右手で抱いているので、よけいに登りにくい。よっこらせ・・・わ〜、らく、頼むから暴れないでくれ〜。しがみつくな〜。がっちり抱いているから大丈夫だって!5秒でいいから大人しくしてて〜!!
半分乗り越えたところで腕を伸ばして、らくの身体をベランダに降ろし、それから自分が着地した。らくはベランダをものすごい勢いで走って開いていた窓から部屋に飛び込み、私が部屋に戻ったときには優雅に床に寝そべっていたが、あの走りっぷり。らくだって怖かったんじゃない。それとも私の気持ちが、らくに移ったのかな。
2人とも無事に帰れて良かったが、怖かった。らくさん、無謀な冒険は止めてください。心臓に悪いです。とっても悪いです!

いっちゃんもここに越してきたばかりのころ、らくと同じことをした。びっくりして「いっちゃん!」と呼んだら、またひょいと手すりに飛び乗ってすぐに帰ってきたけれど、あのときも心臓が止まるかと思った。くりくりがその日のうちに、ガラクタを使って手すりにブサイクなバリケードを作ったが、いっちゃんはそれ以降、一回も手すりに乗らなかった。私が「もうやらないでね」とお願いしたので、やらなかったのかな。
らくは、まだ日本語がいまいちうまく通じない。子供だしね。明日からは、窓を開ける前には必ずハーネスだ。

スーパーで豆鯵を買った。存在を知らなかったので、いっちゃんにはあげたことがなく、らくにも初めて買う。
水洗いした豆鯵のしっぽを持って、らくの顔の前に出したら、山猫大興奮。ぺろぺろがぶっと食いつくが、どうしても噛み千切れなくて、食べられない。
小さくちぎってやったら、いくらでも食べるが、生意気なことに頭は残す。DHAがあるのになあ。3回に分けて、合計で12〜3匹食べたが、いくら小指サイズでもあげすぎたか?もっとくれと駄々をこねたが、今日はもうダメ。

それにしても、らくは食べるのがヘタ。少女漫画の主人公のmooちゃんでさえ、頭からガブっといくのに。セタガヤイエヤマネコに、野生はまるでなし。
夢中で食べていても、どこかおっとりしてて、途中でお皿を取り上げても、ぼ〜っとしてる。いっちゃんもそうだった。中身が増えるか、もっと美味しくなって戻ってくるって知っているのか?

2004年03月04日(木) 軟便 
朝トイレから軟便を発掘。やっぱ、豆鯵を食べさせすぎた。
今日は4匹だけね。

元気は変わらず、暴れてます。うんこも朝の一回だけで、そのあとはなし。

2004年03月05日(金) ブサイクな裸
くりくりが風呂上りにスッポンポンで部屋を横切るのを見て、思わず「人間の裸ってブサイクだね」と言ってしまった。
猫はふわふわふかふかで、めったにお風呂に入らなくても臭くないし汚くないし、動きも優雅だ。それに比べて人間は、なんだか縦に長くてツルツルしてるもの変だし、そうかと思うと局部的にボーボーだったり半端にボーボーだったりで、更にけったいだ。動きも不器用で、服を着ていないと頼りない感じ。どこから見ても優雅で綺麗な猫にはかなわない。
くりくりは「ブサイクって言うな〜」と情けない声を出していたけれど、くりくりの身体だけ言ったんじゃないんだって。人間全般の話だよ。

2004年03月06日(土) トイレが遠い、遠すぎる
お昼に起きて、猫トイレの掃除でおしっこ玉を片付けた。それ以降、らくはトイレで用を足さない。
うんこちゃんも、おしっこもしないまま夜中(早朝)の4時になってしまった。
明日の朝してなかったら、くりくりに病院に連れて行ってもらわねば。ドキドキしつつ就寝。

2004年03月07日(日) 今日もトイレが遠い
夜中じゅう暴れまわって、うるさく破壊活動に精を出すらく。棚からいろいろ引っ張り出しては、イタズラをする。ガサガサ、ちゃりんちゃりん、ガランガラン!!あまりの賑やかさに何回か起きて取り上げたけど、すぐに違うものを引っ張り出して遊んでしまう。うちの棚はみんなオープンシェルフだし、困ったな。今夜はそういう気分の夜なのか?
朝の6時45分にも、らくからセロハンの袋を取り上げた。らくもやっと飽きたようで、それをきっかけに猫ベッドへ。・・・あのね、私が起きる15分前に静かになるのって、わざとですか?悔しいので、あと15分だけでも断固として寝てやる。

15分後に目覚ましはきっちり鳴り、いつもなら山猫も一緒に一旦は起きるのに、今朝のらくはグーグー寝たまんま。なんとなく納得できない気分のまま私だけ起床して猫トイレを見たら、山ができていた。掘ると中から、うんこちゃんと、でっかいおしっこ玉が。
あああ〜、えがった〜。私が布団にいた3時間(眠っていたのは何分だ?)の間に、したらしい。こうなると夜通しの破壊活動もどうでも良くなって、嬉しさのあまりに山猫のおでこにちゅっちゅしてしまう。

10pm帰宅。くりくりから、らくがうんこもおしっこもしないので一回もトイレを掃除していないと聞いた。またかよ!らく、お腹さすってやるから、ちょっとここへ来なさい。しかし大人しくお腹を撫でさせていたのは数秒で、すぐに逃げて「遊べ〜」という。遊ぶけど、トイレはどうすんの?ところが偶然かもしれないが、お腹をさすってから5分後くらいにトイレに行き、うんこちゃんとおしっこを、たっぷり出した。
あああ〜、えがった〜。


2004年03月08日(月) お風呂でボール
らくは私がお風呂に入ると付いてきて、風呂蓋の上で遊んだり寛いだりするが、くりくりの入浴には付き合わない。らくの気を引きたいくりくりは、今夜は湯船にボールを浮かべて誘ったが、相手にされずに無視されている。あんまり努力が報われないのも気の毒なので、らくを抱っこして風呂蓋までデリバリーしてやったが、ボールはたいしてお気に召さなかったようですぐに部屋に戻ってきてしまった。
「らくはオスだから男の裸は見たくないんだよ」と慰めたが、くりくりは納得できないらしい。そうね、そういやらくは、私の後をなんとなく追うね。いっちゃんは私と透明の紐で繋がってるみたいに付いてきたが、そこまであからさまじゃないけど、らくも気がつくとそばにいる。私が机にいれば、横の本棚の上で寝ている(キーボードの上に座り込むこともある)。こたつにいれば、らくもこたつか猫ベッドにいる。私がベッドで寝るときだけ、ついてくる。
そのくせ私よりもくりくりに抱かれているほうが、落ち着いて収まっていたりする。分からん。

2004年03月09日(火) ドッグフード
ネットショップで猫メシを頼んだら、サンプルでドッグフードが入っていた。いっちゃんのご飯を頼んだときにも、サンプルのドッグフードが入っていたことがある。ちょっと行動が犬っぽいが、いっちゃんもらくも猫です。そう思って一緒に暮らしてるけど・・・もしや・・・。
ま、このさいどっちでもいい気もするが。今さらいっちゃんが犬だったと判明しても、王様なことに変わりはない。同じように、らくが犬でも可愛いからいいや。

深夜に猫缶食べてケー。

2004年03月10日(水) 軟便 
昨日の夜、たっぷりうんこちゃんが出たとくりくりから聞いていたのに、今朝もトイレにブツがあった。一日分の半分くらいの量で、しかも軟便気味。昨日は特に変わったものはあげていないし、食べすぎでもないと思うのに。
ずっと飲ませていたペットイノキュラントの使用期限が2月で終わったので、2月26日から使っていない。それからなんとなく、便の調子が狂い気味のような・・・。新しいのを買って再開しようかな。規定量の半分くらいしか飲ませてなかったのに、そんなに効果があったのか?免疫グロブリン&腸内細菌だから、飲ませてすぐに効いたり止めてすぐに調子悪くなったりはしないと思うけど・・・。森乳のバイタルサポートはどうだろう?


2004年03月11日(木) 朝までガブガブ
らくさん、朝までコースの破壊活動に加えてガブガブ攻撃も展開することにしたらしい。私の手足や顔を、布団から出ているところなら所構わず飛びつきしがみつき噛みまくる。遊べないんだよ〜、もう寝ようよ〜!
私の頭にかぶりついていたらくが離れて、枕元の猫ベッドにもぐりこんだ気配がしたので薄目を開けて時計を見れば、5時45分。目覚ましが鳴る15分前です。またかい?わざととしか思えない・・・。

うんこちゃん、昼と夜の2回(くりくり談)。どちらも素敵な逸品だったそうだ。

2004年03月12日(金) 猫の望み、人間の望み

わかにゃんちの掲示板で、ヴィヴィちゃんが苦労のない世界にお引越ししたのを知った。交通事故だった。
外にはいろいろなことがある。事故や病気や迷子にケンカ、人懐こい子なら病んだ変態にいじめられるかもしれないし、誘拐もありえる。危険がいっぱいある。
そして、どこまでも広がる青空や、雨上がりの草の匂い、肉球で踏む土の感触、虫や鳥を追いかけて思い切り走ったりジャンプしたり、のびのびとした自由もある。
「怪我をしないで、病気にならないで、どこにも行かないで、長生きして」
そんな私の願いと共に、らくは部屋の中に閉じ込められている。
一生安全な部屋の中だけで過ごし、らくが少しでも長生きすることは私の望みであって、らくがどう思っているかは分からない。もし外の自然や冒険と、危険や怖いことの両方をらくに言って教えたらどうするだろう。安全で退屈な長い一生より、リスクがあっても外を駆け回る自由を選ぶかもしれない。

ヴィヴィちゃん、楽しい猫生だったね。外でたくさん遊んで、家では暖かい寝床とおいしいご飯、優しく撫でてくれる手と話しかけてくれる声。
外は楽しいけど、家族が大好きだからちゃんと家に帰ってきたんだよね・・・。本当に幸せな、いい猫生だったね。

一方、閉じ込められてる今日のらくさん。ジャングルになった猫草の陰に隠れて、鳩を見張っています。


2004年03月13日(土) 人間の教育
こだまさんが掲示板で、新しい家族を紹介してくれた。立派なしっぽに額のMが眩しい、キジトラの紬希ちゃん。肝っ玉の据わった美人ぶりが、お嬢を彷彿とさせる。
こだまさんの「紬希が来たことで、なおさらお嬢を愛おしく感じています。」の言葉で、ダム決壊。まったくお嬢は、たいしたお猫様だ。
でもそうなんだよね。らくがいるから、なおさらいっちゃんが愛しい。いっちゃんがいるから、なおさららくが可愛い。
お嬢やいっちゃんは、こだまさんと私に幸せを運び、大事なことをたくさん教えた。教育係りの任務が終わって、今は楽しいことばかりの世界でゆっくり休暇中。
これからは紬希ちゃんやらくが、大事なことをたくさん教えてくれるだろう。
お嬢の代わりはいないし、いっちゃんの代わりもいない。紬希ちゃんの代わりも、らくの代わりもいない。
人間の教育は難儀だろうけど、よろしくお願いね。

2004年03月14日(日) ラバーブラシ
ロケ場所の移動の関係で空き時間があったので、新宿京王デパートへ。一番上までドドドと駆け上がりペットショップに突入。新作おもちゃを捜しに行ったのだけど、そちらの出物はなくブラシを購入。

いっちゃんが痩せてからはブラシが痛いようだったので、ゴンゾーというスポンジで抜け毛を取っていた。らくにもずっとそれを使っているけれど、お肉も毛もたっぷりなのでスポンジでは物足りないかもしれない。かといって、よく目にするラバーブラシは、私がやりすぎただけだが、いっちゃんをハゲ一歩手前にしたことがあるので使いたくない。金属製のは痛そうで・・・普通にお肉がついている猫ならたぶん痛くないのだろうけど・・・買う気になれない。
結局またラバーのブラシを購入したが、前の「ハゲ一歩手前ブラシ」よりもイボイボがずっと短くて、とがってない。説明には「死毛のみを取り除き・・・」と書いてある。ムキになって梳かさなきゃ、大丈夫でしょう。もっともらくは、ハゲができるほど長い時間ブラッシングさせてくれないから、心配ないと思うけど。

帰宅後、ごろんとしているらくにジリジリと近づき、さっそくブラシをかけた。あっという間に毛が浮いてきて、よく取れるぞ。すげー。
ブラシの動きに合わせて、らくの下半身のお肉がわっさわっさ波を打って揺れる。こっちもすげー。
取れた毛を丸めたボールに、じゃれて遊ぶらく。笑って見ていたが、あろうことか「あむっ」と口で咥えたので、急いで取り上げた。間違って飲み込んだら、まんまヘアーボールじゃん。ブラッシングの意味がない。

2004年03月15日(月) 腕枕
くりくりが昼寝をしていたら、らくが布団の中にもぐりこんできて、腕枕でしばらく寝ていたそうだ。良かったね。
まったく猫は、軽々と人間を幸せにする。人間が猫を幸せにするのは、迷うことばかりでなかなか簡単じゃない。

今日は一日中だるくて力が入らず、へろへろで帰宅。しかし山猫はヤル気満々・・・。ネコジャラシを振りながら、こたつで意識がなくなった。起きたら午前4時。2時間も気絶してたらしい。はっ、らくはどうした?さっきは狂ったように遊んでいたが。・・・自分だけ、きちんと猫ベッドに収まって熟睡中。私もちゃんと寝ようっと。



2004年03月16日(火) 猫は眠い、人も眠い
午前11時、らくといっしょに起床。
午後2時、らくが猫ベッドにもぐりこむのを見て私も眠くなり、人ベッドへ。
午後5時、起床。熟睡している山猫の脚が猫ベッドから一本突き出ているのを見たら眠くなり、起きて5分で人ベッドに逆戻り。
午後7時、起床。熟睡している山猫を横目で見つつ、食料の買出しに。
午後7時半、帰宅。らく起床。
午後8時、朝ご飯と昼ご飯兼用の夕食。らくは朝ご飯かりかり、昼ご飯カリカリ、夕食に甘エビ10匹。
午後9時、眠いので寝ようとしたが、らくの「遊べ攻撃」に付き合う。
午後10時、いま中途半端に寝たら夜中の2時頃に目が覚めて、得意の朝までコースになってしまう。どうせならお風呂に入ってからちゃんと寝ようと思い、日記を書くが・・・眠い。
らくも今日は眠そうだ。

玄関前の桜の蕾がふくらんできた。去年は3月30日に、7分咲きの桜の前で、いっちゃんと写真を撮った。可愛いくてハンサムで、穏やかで優しくて賢くて、頑張り抜いたすごい王様。苦労のない楽しいことばかりの世界からも、桜は見えるかな。

 2004年03月17日(水) 雑事 
まだ確定申告をしていなかった・・・。めんどくさ〜い!
あ〜あ、猫になりたいなあ。

 2004年03月18日(木) 冷やしでお願い
らくのお楽しみ、猫缶タイムは一日一回。小さい缶は一日で食べて、大きい缶は2日に分ける。
開けたての缶は、そのままお皿に移すだけ。冷蔵庫に保存してあったのは、湯煎で軽く暖めてからあげる。
開けたてはよく食べるけど、保存してあったのは残すことが多い。今までは、何か味が違うのかと思っていたけど・・・。
今日はカリカリを食べた直後に猫缶を出したので、どうせすぐに食べないだろうと冷蔵庫から出したのを冷たいままお皿に入れた。
そしたら直後に、ぺろりと完食。
・・・らくさん、冷やし猫缶が好きだったのかい?今まで暖めていたのは、大きなお世話だったのか?
いっちゃんも冷たい猫缶が好きだった。腎不全になってからは、少しでも消化を良くして栄養を吸収してもらうために暖めていたけれど、元気な頃は暖かい猫缶は嫌がった。

猫の本を読むと、匂いが強くなるしネズミの体温くらいに暖めるとよく食べるって書いてあるのに。
猫それぞれで、本もあてにならないな。
考えてみれば当たり前かも。猫には個性があるから、マニュアル通りにはならないよね。

2004年03月19日 (金) 危険な胴長

お風呂場から、かたん・・・かたん・・・と音がする。らくがまた『風呂蓋めくり』の任務に精を出しているのかと放っておいたら、すごい勢いで部屋に走り出てきた。口をぺっぺっとさせて、様子が怪しい。
お風呂場に置いてある掃除用の洗剤やカビ取り漂白剤は、らくの手が届かないように壁にひっかけたカゴに入れてある。なのにまさか、舐めたのか?
お風呂場をチェックすると、洗剤カゴが壁からはずれそうになっている。うかつだった・・・。らくの胴体は長い。湯沸かし釜に乗って背伸びをしたら、届いてしまったらしい。
とりあえず水だ、水を飲め。しかし、ひとしきりぺっぺをした後はきょとんとしたまま抱かれてて、お茶碗の揺れる水面を眺めてる。見てないで飲んでくれ〜!
そのうち抱かれた腕から逃げて、猫缶ご飯をばくばく食べた。大丈夫そうだね・・・。
洗剤類はこのままじゃ危ないので、らくが絶対に手が届かないトイレの棚に置くことにした。掃除をするたびに取りに行くのは面倒くさいが、仕方がない。

2004年3月20日 (土) ブラッシングとケー
ぼりぼりご飯を食べて部屋に戻ってきたらくに、ブラッシングしたら、3回に分けて大量のケーをした。
うああ?ごめんよごめんよ〜。食後にブラシはいけなかったのね。知らなかった・・・。
いっちゃん君臨から21年近く猫と暮らしているけれど、いまだに失敗ばかりだな。

2004月03月21日 (日) ストレス

帰宅したら、あるある大辞典で「犬と猫特集」をやっていた。番組によると、いきなり抱っこするのは猫のストレスだって。猫のほうから近づいてきたときだけ、撫でたり抱いたりが正しいらしい。らくは抱っこが嫌いで、自分から寄って来たときでも抱くとすぐに逃げる。らくが自分から私の膝の上に乗ってくる日を待っていたら、次はいつ抱っこできるのか見当もつかないよ。にしても、なんだなあ。堺正明さんは人間以外の動物と暮らしたことがなさそうだ。「家族みたいな」とか「ほとんど家族と同じ」とかの表現をする。「みたい」や「ほとんど」はいらねーんだよ、暮らしてみりゃ分かるよ・・・・・。・・・・・・・。
はっと気がついたら、午前1時だった。あるあるが終わってから3時間ぶっ飛んでいる。最近このパターンが多くて、やんなっちゃう。


2004年03月22日 (月) 懲りない山猫と人一匹

ネコジャラシに夢中でじゃれて、でんぐり返しをしてカプっと食いついたのは、私の手。・・・らくにゃん、間違えちゃったでちゅか〜?そりは違うでしゅ、離してにゃ〜。
では、もう一度。じゃれじゃれじゃれ・・・ぐるんとでんぐり返ってカプっ。・・・らくにゃ、また間違えちゃったね。そりは私の手なのよ〜ん。
もう一度、最初から。じゃれじゃれじゃれ・・・ぐるん・・・カプっ。
・・・あんた、絶対わざとでしょ。離せってば。分かってるくせに噛むんじゃねえ〜!痛い痛い痛い!!
ぜえぜえぜえ・・・、じゃ、いくよ!
じゃれじゃれじゃれ・・・以下、永遠に繰り返す。

夕食に、ホタテのお刺身大2個を一気食い。


200年.03月23日 (火) お日様希望 ケー

カーテンを開けてもお日様がないので、らくはつまんなそう。雨は植物に必要なんだよ。降らなかったら困るんだよ。とはいっても、今日も寒くてまるで冬の気候。もうすぐ暖かい春になって、気持ちのいい日向ぼっこができるからね。ちょっと待ってて。

4回に分けて、ご飯を少しずつケー。いつもの大量じゃない・・・。ケーするほどの量じゃないじゃん。4回は多いじゃん。ちょっと苦しそうじゃん!大丈夫〜?おろおろ。
私の心配をよそに、便器に顔を突っ込んで水を飲むらくさん。しばらくやっていなかったので油断した。便器の蓋を閉めるのは必須だった。

夕食にホタテのお刺身大3個。よく寝てよく食べ、よく遊ぶ。元気だね。えがった。

注:らくがじゃれてるのは、ちちぱっどではありません。


 2004年03月24日(水)神様からの贈り物

よく一緒に仕事をするカメラマンは猫好きで、友人の家にいる3匹の猫の話をたまにしてくれる。ある朝そのうちの一にゃんが、ご飯を食べてすぐ、まだ口の周りにカリカリのカスがくっ付いているようなときに、いきなりぱたっと倒れた。あれれと思い抱き起こしたら、もうあちらの世界へお引越ししていたそうだ。まだ3歳くらいで、その家で生まれた子だった。つい最近の話で、その人はひどく落ち込んだままらしい。
それはそうだ・・・。家族との別れは、そうそうすぐに立ち直れるものじゃない。突然ならなお更だと思う。苦しまなかったので、猫さんにとってはいいことかもしれない。しかし、家族は悲しみにどう対処すればいいのか。
お世話をする時間があるのは幸せで、自己満足ながら「できるだけのことをした」とか「一生懸命やった」という思いが、残された人の気持ちを多少なりとも救ってくれる。治療などに心残りがあったとしても、大切な命を真剣に見つめた日々の記憶は、心の支えになってくれる。
突然は困る。何をどう後悔すればいいのか、 それさえも分からない。

犬も猫も人間も、年を取るとだんだん視力や聴力が弱くなる。それは静かで穏やかな時間を過ごせるようにと、神様からの贈り物かもしれないと本で読んだ。だから、負担の大きい無理な治療などはせず、そっと優しく見守りましょうよ・・・という主旨だった。
そうかもしれないと思う。同じように、いっちゃんが腎不全になって寝込んだのは、私にお世話をする時間をくれるための、神様といっちゃんからの贈り物だった気がする。
うんと長生きしてずっと元気で、ある朝ベッドから起きてこなかった・・・。そういうのが理想だったけど、もしいっちゃんがそうだったら、私は今よりもっとバカで無知なままだった。猫について何も知らず、いっちゃんとの絆に気がつかず、平気で留守番ばかりさせていたに違いない。ろくに世話をしなかった後悔は、もっと大きかったと思う。
最後の1年間があったから、少しだけ許されたような気になれる。それは、私にとってはすごく大きい。
いっちゃんは、大変だった。良かったのは私にとってで、いっちゃんはそのためにどんなに頑張ったか。いくら謝っても足りないと思うけど、きっと「ごめんね」ではなく「ありがとう」と言うべきだね。いっちゃんがくれた時間、教えてくれたことは忘れないよ。ありがとう。
いっちゃんの教育があるから、らくとのなんでもない毎日を大切にできる。 そしてどうかこれからも、らくがうんと長生きしてずっと元気で、苦しい思いは何もせず、いつかすっと王様のところに行けますように守ってください。

突然のお引越しは、他の人のHPでも読んだことがある。あまりに状況が同じなので、気になってちょっと調べた。たまにあることらしいが、「たま」ってどのくらいの確率やねん。知ってもどうしようもないが・・・。
猫がフィラリアに罹るとそういうことが起こるけど、原因不明のこともあるそうだ。とりあえず、らくが蚊にさされないように注意しよう。

もうひとつの、神様からの贈り物。かもめちゃんが元気になったと、掲示板にかもさんの書き込みがあった。仕事中に携帯で読んだのだけど、嬉しくてニヤニヤしっぱなしで周りは不気味だったろう。でもいいのだ、かもめちゃんが元気に毎日を過ごしているのだ。これが笑わずにいられるか。
かもめちゃんの復活を、心から信じていた。桜の咲く頃になったら、かもさんから嬉しい言葉が聞けると本気で思っていた。ほ〜らほ〜らやっぱりね〜。大当たりー!へっへっへ〜、嬉しいったらないです。


 2004年03月25日(木) 色の好み

らくが気に入るおもちゃは、黄色ばかり。ちゃんと色の好みがあるらしい。
そういやいっちゃんも、黄色が好きだったかも。ブルー系とイエロー系のショールを並べておくと、イエローのほうに座ってた。材質とか肌触りが好みなのかと思っていたけど、もしかしたら色だったのか?
そのお気に入りの、太陽が描かれたイエローのショールは、いっちゃんと一緒に引越し先に送ったのでここにはもうない。

らくはうちに来たときは濃いめの茶色の瞳だったのに、だんだん色が薄くなってグリーンぽくなってきた。いっちゃんと同じパターン。よくある色の変化なの?


 2004年03月26日(金) 王様の正体

昼:床をふんふんしていたラクシュミーが、お見事なフレーメンをした。なにが臭ったんだろ?らくの真似をして床をふんふんしても、私にはなんの臭いもしない。
昔ホワッツマイケルを読んで、猫のフレーメンって何?って思ってた。いっちゃんのは目撃したことなかったので、らくのを見たとき「おお、これが!」と大いに盛り上がったが、なんてことはない、らくは毎日やっている。一番多いのは、くりくりの口の中に顔を突っ込んでフレーメン。臭かったらやらなきゃいいのに、懲りずに突っ込む。

夕方:台所の物音に驚いて、らくの背中がモヒカンに、しっぽがタヌキになった。
いっちゃんはお引越しの瞬間にしっぽがタヌキになったけど、そのとき以外は一回も見ていない。
初めてらくが身体を膨らませるのを見たときは感心したけれど、なんてことはない。 月に最低一回はやっている。一番多いのは、寝ぼけて鏡に映った自分を見てボンっ。

夜:頭を撫でると、喉をゴロゴロ。
一時期あまりしなかったが、今は普通に低くゴロゴロやっている。いっちゃんが喉を鳴らすのは聞いたことがなかったので、うちに来た当初のらくの盛大なゴロゴロには感動した。どうやら知らない人に触られて、緊張のあまりの大音量だったらしいが。

夜中:夢中でおもちゃにじゃれる。
いっちゃんはおもちゃも虫も完璧に無視、というより積極的に嫌いだった。だって怖いから。なもんで、おもちゃにじゃれる猫を見るのが楽しくて、らくが満足するまで毎日ネコジャラシを振っていたら・・・なんてこった。自分が遊びたいときには、相手をしてくれるのが当たり前と思い込んでる山猫が出来上がった。「あそぼー」を無視すると、ヒステリーを起こして破壊活動するわキーボードの上に寝そべって動かないわ。日常の仕事がままならないぞ。

らくは、猫としてやたらと正しい。いっちゃんは?だいたいほんとに猫なのか?王様という種類の生き物に違いない。


 2004年03月27日(土) 王様号

新車を買った。プジョーだ、ぴかぴかだ、いっちゃんのマークだ!

バラクーダ号(マウンテンバイク)のブレーキワイヤーが切れたので、修理してもらいに自転車屋に行き、壁にかけてあったプジョーを見るなり「これください!」と叫んでた。恐るべし、眩しく輝く『いっちゃんマーク』。
私はちびなのでタイヤのサイズが小さいモデルのほうを勧められたけど、それじゃ意味がないのよ。同じプジョーでもマークが違う。後ろ足で立ち上げってる『いっちゃんマーク』が付いたやつが欲しいんだ〜。
身長165cm以上の方でないと・・・と渋る店員に、「どうしてもこっちのマークのが欲しいんです。うちの猫に似てるんです。このポーズは、うちの猫なんです!」と、やや意味不明気味に訴えたら、「ああ、それじゃあこっちですよね」と頷いて納得する店員さん。は?猫?などと言われなくて嬉しかったな。
しかし、いかんせん脚の長さが・・・。自分でも18.5インチの車輪は少し無理があるかと思いつつ、店の脇の道路で試乗。あら?別に普通で問題ないよ。見ていた店員さんも、「身体が柔らかいから、全然大丈夫ですね」と。そういうもんなの?
更に今日の私のお財布には、いつになく現金が入っていた。家を出る前にカード類をまとめてあるお財布(普段は持ち歩かない)を点検したら、なぜか諭吉さんが集団で入っているのを発見し、なんとなく持ってきてた。これは「買え」という天の采配に違いない。

そして目出度くご購入。バラクーダ号を無料で処分してくれると言われたが、頼めなかった。13年乗っていて、かなりボロだけどいいヤツだ。いっちゃんを連れて病院に通い、いっちゃんが食べてくれるものを求めてペットショップやスーパーまで暴走したのも、バラクーダ号でだった。ブレーキワイヤーが切れたのは今回が初めてで、それまで一回の故障もなく働いてくれた。
どうしても今日処分する気になれなくて、ブレーキが切れたまま持って帰ってきた。ずっと取っておくスペースはないから、いつかは処分しなくちゃね。でもきれいにして、写真を撮って、心を込めて「ありがとう」と言ってからにする。

新しいプジョーは『王様号』にしようっと♪と浮かれながら、自転車の型番を調べるためにネットで検索。・・・あらやだ、私ったら定価で買ったのね。1万4千円も安く買えるネットショップがあるじゃない。しかもしかも、もっといいデザインのがあった。いっちゃんみたいなオレンジで、『いっちゃんマーク』ももっと大きい。
さらに驚愕の事実が!お店ではクロスバイクだと言われたのに、カタログにはシティバイクって書いてある・・・。どうりで泥除けがついていると思ったよ。プジョー仕様でそういうもんかと思ったが、んなことないよね・・・。ワタシのハードな騎乗に耐えられるのか、シティバイク!?
ま、いいか。今までマウンテンバイクだったので、王様号はとても軽く感じるしハンドリングもしやすい。物とも相性や運命の出会いがあると思うから、きっと今日買った自転車が王様号になると決まっていたんだろう。大事に長く乗るよ。ええ、乗り倒しますとも!
わははははっ、もとは取ってやる・・・あ、思い出した。集団の諭吉さんは、今話題の国民年金を払うためだった。使っちゃったぜ。わはははは。

で、ラクシュミーさん。
昼食に初めてあげるカリカリ。一粒も食いやがらない。
夕食は焼きカレイ。これも初めてなので好きかどうか分からず、私と半分このつもりで小さめのを一尾しか焼かなかったら、らくさん、一人で全部ぺろりと食べた。焦げたところと骨と卵を避けたら、身はそんなになかったもんね。おいしかった?また明日あげるよ。

夢中になって魚ライトを追っていて、ごっち〜ん!!と盛大におでこを加湿器にぶつけた。痛みに鈍い(と思う)らくも、ちょっと落ち込んだようだった。どれどれ、たんこぶはできてないかい?抱いて点検してたら、身体をよじって走って逃げた。なぜか興奮して、そのままダダダ・ダダダと走りまわってる。充分元気だね、なんともないね。えがった。
お尻の穴がばっちいのでお湯でじゃあじゃあ洗ったら、殺されそうな声で騒いで大暴れ。充分すぎる元気です。えがったですっ!


 2004年03月28日(日) 昨日の好きは今日の嫌い

らくが喜ぶ顔を思い浮かべつつ、今日もいそいそとカレイを焼いた。さっそくやって来たらくさん、お皿に顔を突っ込んで、くんかくんか・・・ぷいっ。
え?ぷい・・・?全然食べないじゃないか〜!賞味期限は今日まで大丈夫なのよ。火を通してあるし、痛んでないって。食え〜。
諦めきれないので、しばらくお膳にお皿を置いておく。4時間たっても食べない。カリカリばかり、ぼりぼりしてる。もうカレイのお皿は、片付けろってことですね。はい、分かりましたっ!でも、昨日の一気食いはなんだったの?もう飽きたのか?早すぎる。

写真:らくはお坊ちゃまなので、猫草も手から一本ずつ食べます(やらせ)。


 2004年03月29日(月) ゴミ箱が好き

らくさん、ゴミ箱にご執心。押し倒し中身を引きずり出し、部屋中に散らかして遊ぶ。ダメって言っても全然平気、やめやしない。だいたいこの山猫は、私の「ダメ、コラ」では叱られてると思わないらしい。
電気を消しても、ガサガサバタバタうるさくて 寝られない。起きてゴミ箱を押入れにしまう・・・引きずり出して、ラクシュミーの勝ち。
押入れの奥に入れて、手前に物を置いて出せないようにする・・・強引な押し出しで、ラクシュミーの勝ち。
くっ、うちの押入れの襖ははずしてあるので、それが敗因だ。
もう思い切った作戦に出るしかないので、ゴミ箱をベランダに出した。さすがのラクシュミーも手が出せないわね。おほほ、勝った!
しかし、 ゴミを捨てるたびにベランダに行くのか?勝ったのか、これ?
だいたいゴミ箱あさりなんて、子猫の頃にやるもんじゃないの?なんで今頃かな。


 2004年03月30日(火) 土遊び

労働から帰宅したら、部屋中にゴミが散乱していた。くりくりが、ベランダからゴミ箱を回収して仕事に行ったらしい。
そうね、ゴミ箱がベランダにあるのは不便すぎる。東京都推奨炭酸カルシウム入りのゴミ袋が、ガサガサして面白いのか?ゴミ袋をはずして容器だけ部屋に置いたら、案の定、らくは関心がなさそう。
おまけに帰宅後はまとわりついて離れないらくが、大人しく一人で遊んでるじゃないか。しめしめ、今のうちに掲示板のレスをしよう。
パコパコパコ(キーボードを打つ音)。
・・・不気味だ、静かすぎる。らくにゃ、何やってるの?
うわあああっ!猫草のプランターが横倒しになってる〜。らくは土をいっしょけんめ掘り出してる最中で、猫草ぼろぼろカーペットは土だらけ。遠慮のない汚しっぷりはサスガだね。
わははは、らく、土遊びは楽しかったかい?でももうお仕舞い。真っ黒けの靴下はいてるみたいな、ばっちい手を洗おうな。こら、騒ぐな暴れるな。噛むな引っかくな〜。
・・・はあはあはあ、じゃ、次はネコジャラシで遊ぼう。ほ〜れほれほれ、走れジャンプだ滑空だ〜。

・・・ぜいぜいぜい、これで今夜は静かに眠れるぞ。疲れるまで遊んだし、ゴミ袋はもうないし。さて、お休みなさ〜い。
カチッ(電気を消す音)
・・・ごろんがたんばたん・・・ダダダ・ダダダ・・・どんがらがったんた〜ん!!
ああ、うるさい!こら、空のゴミ箱を転がして遊ぶんじゃない。台所の棚によじ登るな。頭にかぶりつかないでくれ〜。
頼む、もう寝ようよ〜。しかしらくは留守番中にたっぷり眠っているらしく、絶好調は延々朝まで続いたのでした。

写真:お気に入りのおもちゃ、通称『エビテン』


 2004年03月31日(水) 去年の桜、今年の桜

すごいねえ、きれいだね。
去年は身体がしんどくて目も見えなくて、一緒に写真が撮れて私はとても嬉しかったけど、いっちゃんは桜を楽しむには辛すぎたね。きっと今年は苦しいことは何もなく、のびのびと春の日差しを浴びているよね。良かった。
桜は綺麗すぎて、花吹雪の下を抜けたら、いっちゃんの住む世界に行けそうな気がするよ。桜の魔法で、元気になったいっちゃんを抱っこさせてくれないかな・・・。
おととしの6月から去年の6月までの1年間が無限ループになっていて、そこから抜け出せない。「去年の今頃は・・・」が、6月になったら「2年前の今頃は・・・」になるだけで、閉じられた輪の中を永遠にぐるぐる回っている。1年前・・2年前・・と時間が経つのがさみしいが、だんだんゆっくり、輪から抜け出るものなのかな。
それでも春になれば桜は咲くし、美しさは変わらない。毎年いっちゃんと一緒に眺めるのも変わらないよね。
・・・隣の神社の、満開の桜の樹の下で、頭の上に乗っかっている王様にしばし話しかけてから仕事に行った。

さて、ラクシュミー。朝私が起きたら、押入れの箱にしまっておいたドッグフードの袋を引きずり出し、食い破っている最中だった。ネットショップが間違えてサンプルに送ってきたもので、獣医さんのワンコにあげるつもりでとっておいたのに。ただのゴミにしやがった。
帰宅後は、明日の準備などでしばらくかまってやらなかったら、足元におもちゃを咥えてきてポトンと落とし、私の顔を見あげて「みょ〜ん」と鳴いた。はいはいはい、遊びましょうね。

らくと桜の前で写真を撮りたいが、タイミング悪く私の仕事がつまってて明るい時間に帰ってこれない。土曜日に撮っておけば良かったな。

 

 2004年3月 

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